「僕が階級変えるって言ったら盛り上がりますか?」元RIZINフェザー級王者の牛久絢太郎が萩原京平に勝利を収め階級変更を示唆
24日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて『RIZIN.44』が開催。ABEMA PPVにて独占生中継された今大会では牛久絢太郎が萩原京平に勝利を収めた。
牛久は、DEEPフェザー級王者として乗り込んだ2021年10月の『RIZIN.31』で初参戦にして当時の王者・斎藤裕から下馬評を覆す勝利を挙げてRIZINフェザー級王座を戴冠。翌年10月の『RIZIN.39』でクレベル・コイケを相手に王座陥落し、今年4月の『RIZIN LANDMARK.5』では朝倉未来を相手に敗北。現在2連敗中の牛久は再起をかけてアメリカン・トップチーム(ATT)に移籍して修練を積み、今回の萩原京平戦へ臨むことに。
萩原京平は地元・大阪ではアマチュア界の猛者として知られ“アンダーグラウンドエンペラー”の異名を取り恐れられてきた選手。2020年にはほぼ毎月RIZINに出場する大車輪の活躍でコロナ禍のRIZINを支え、その後もハイペースで参戦。2022年にはその反動もあってか3連敗と全敗。しかし、今年4月の『RIZIN.41』ではカイル・アグォンに勝利を収めて久々の勝ち星を挙げていた。
7月の『超RIZIN.2』で両者の対戦が発表され、フェザー級のトップ戦線を争うこの一戦には注目が集まっていた。
打撃の手数では萩原が勝るものの、牛久は常に距離を取って後の先を取るタックルで攻勢をかける。1R、2Rともにグラウンドでは牛久が圧倒していき、肩固めを狙いつつヒジで顔面をゴツゴツと叩いていく。
3Rでは牛久が自ら距離を詰めてタックルで倒していき、バックマウントを取りつつボディシザースで組み付いておぶさる形に。そのまま胴絞スリーパーで捕らえつつ、萩原がクラッチを切ろうとすると側頭部にコツコツとパンチ。3分近く牛久がおんぶ状態で試合を支配し3R終了。判定3-0で牛久が勝利を収めた。
マイクを取った牛久は「環境を変えて1発目の試合ですごくし緊張もあったんですけど、とりあえず勝ててほっとしてます。皆さん次どんなカードが見たいですか?僕が階級変えるって言ったら盛り上がりますかね?それは分からないですけど、皆さんのコメント待ってます。これからもATTまだまだこんなもんじゃないんで、皆さん応援よろしくお願いします」とフェザー級戦線を離れる可能性を示唆した。
アメリカ帰りの特訓の成果が出た形になる牛久は、マイクについて「アメリカで練習してて、その辺も本当こうトップを目指すんだったらそのへんもシビアにならなきゃ行けないのかなと思ってて、これ以上詳しいことは言えないんですけど。率直に今皆さんの見たいカードってどんなカードなのかなっていうのが、本当に率直に僕も皆さんの意見聞きたかったので、だからそれが言葉に出ました」とコメント。
フェザー級王座に未練がないかと問われると「未練がないっていう言い方はちょっとおかしいんすけど、それも含めて、とにかく上を見てトップを目指す気持ちは変わらないですね。(フェザー級残留も)含めてDEEPの佐伯さんとも話したいし、色々とにかく話したいです」と今後の方針についての迷いを口にした。