“令和のAA砲”がラストマッチで愛野ユキ&宮本もかに激勝!SKE48荒井優希は赤井沙希との一騎打ちを熱望

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 東京女子プロレスが9月18日、愛知・名古屋国際会議場イベントホールで「TJPW CITY CIRCUIT '23~名古屋公演~」を開催した。名古屋を拠点にする人気アイドルグループSKE48のメンバーでプロレスラーとしても活動する荒井優希がおヒザ元で、赤井沙希との最後の“令和のAA砲”を結成し、愛野ユキ&宮本もかに激勝。荒井は11月で引退する赤井に“最初で最後の一騎打ち”を熱望した。
 赤井と荒井は昨年4月9日の後楽園ホールで初合体し、同年7月9日、大田区総合体育館ではマジカルシュガーラビッツ(瑞希&坂崎ユカ)を破り、プリンセスタッグ王座を戴冠。その後、3度の防衛を重ねたが、今年の1月4日、後楽園でザ・ウエイストランド・ウォー・パーティー(マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ)に敗れ王座陥落。同月19日、新宿FACEでのタッグトーナメント2回戦で白昼夢(辰巳リカ、渡辺未詩)に敗退。それ以来、2人はタッグを組むことはなく、赤井が11月12日、両国国技館での引退を発表。この日の名古屋大会が最後のタッグ結成となった。
 これまで何度もタッグを組み、対峙すれば、しのぎを削ってきた荒井と宮本は激しいエルボー合戦を展開。荒井がビッグブーツ、ドロップキック、サソリ固めで攻め込めば、宮本は正拳突き、羅生門で反撃。荒井が宮本にフルネルソンバスター、赤井がダイビング・ボディアタック、三角絞めで絞め上げるもエスケープ。AA砲はダブルの串刺し式ビッグブーツで愛野を排除。荒井が宮本にミサイルキックを繰り出すと、2人でダブル新人賞を叩き込み、赤井がカバーして3カウントを奪った。
 マイクを持った赤井は「AA砲で組んでなかったんですけど、組んでない間も配信とかで試合を見ていて。今日も隣で戦ってくれて、頼もしくて。最初はずっと妹として見てたんですけど、もう一人前で。アイドルだったんだって思うくらい、プロレスラーとして立派なので。これからも東京女子を引っ張っていってくれると思います」と荒井の成長ぶりを称えた。
 試合後から涙を流していた荒井は「思ってたより寂しいかもしれない。一生の別れじゃないとは思うんですけど、赤井さんと一緒にいれた時間、リングで喝入れてもらってるとき、裏で一緒にボーっとしてる時間とかも好きだったので、寂しいなとすごい感じました。自分のプロレスラー人生のなかで、赤井さんと組めた時間があって本当に幸せです。ありがとうございます」と感謝の弁。続けて、「タッグを組んでる期間、私もわがままというか、私のしたいことを好きにさせてもらって感謝してます。最後にもう一つだけ、わがままを言ってもいいですか? 私と最初で最後のシングルマッチ、よろしくお願いします」と一騎打ちを熱望。
 それに対して、赤井は「そういう怖いもの知らずなところ、好きやで。急に言われたので、ファイターとして、優希ちゃんの顔を蹴る覚悟ができてないけど。いつ試合か分かんないですけど、自分が東京女子に上がるときにシングルやりましょう」と快諾した。
 バックステージで荒井は「今日試合してみて、あー最後なんだって感じて。とても寂しくなってしまいました。赤井さんがいたから見れた景色とか、引っ張ってもらって見せてもらったので。この出会いにとても感謝しています」と話した。赤井とのシングル戦に向けて「赤井さんの近くでたくさん吸収したものを、次は赤井さんにぶつけたい。赤井さんを超えたいなって。もうチャンスはないから。次で超えることを目標に頑張ります」と“赤井超え”を期した。
 赤井は「AA砲ラストがSKEのおヒザ元で締めくくることができて、胸がいっぱいなところはあります。シングルやりたいというのは一番ビックリしました。まだ優希ちゃんを敵として見れてないので、シングルやる日まで、敵として倒さなきゃいけない相手として、スイッチを切り替えます。私は隣にいると、心強いかもしれないけど、対峙すると怖いっていうのを。これも優希ちゃんの勉強になれば」とコメントした。
 また、荒井は第2試合終了後、SKE48メンバーの入内嶋涼、江籠裕奈、鈴木愛菜、日高優月とともにミニライブを行い、「君は未来に試されてる」「恋を語る詩人になれなくて」「大声ダイヤモンド」「片想いFinally」の4曲を熱唱し、会場のファンを大いに沸かせていた。
 なお、大会終了後、同団体では赤井vs荒井のシングルマッチを10月27日の後楽園で行うことを発表した。

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