「心が弱いから薬物に手を出した」ドーピング発覚の木村“フィリップ”ミノルへ安保瑠輝也がエール
2日、都内某所にてRIZINが記者会見を実施。9月24日に開催の『RIZIN.44』で宇佐美正パトリックvs安保瑠輝也の試合が行われることが発表された。
安保は幼少期から空手で数々の成績を残し、2016年からK-1に参戦すると第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者に。しかし2022年に東京ドームで行われた『THE MATCH』を最後に、2023年1月にK-1との契約を解除。その後は朝倉未来が主催する『BreakingDown』に出場し、シリル・アビディからKO勝利を奪うなど活躍。
今年5月にRIZINに上陸し、ブアカーオとのキックボクシングマッチを行ったことが大きな話題に。戦前に発した「男同士ゴロゴロ寝っ転がるMMA見てて面白い?」というMMA蔑視発言が炎上したことも相まって安保の次戦について注目が集まっていた。
この日は、9月24日の『RIZIN.44』にて宇佐美正パトリックvs安保瑠輝也のカードが発表。
パトリックは2022年10月にRIZINに初参戦。同年12月には“ブラックパンサー”ベイノアを1R 45秒で沈めて連勝を重ねるも、今年4月大会ではキム・ギョンピョに敗北。MMAルールでは無くキックボクシングルールで約半年ぶりの再起戦となる。
会見に現れた安保は、この日の会見冒頭で発表された木村“フィリップ”ミノルのドーピング問題について言及。
安保は「木村、9月やるか。 俺が金出してもええから ドーピング検査有りな。」とX(旧Twitter)上でラブコールを贈っていたが、木村が半年間の出場停止処分を受けたため実現には至らず。
木村の会見中も物言いたげに身を乗り出しながら聞いていた安保は、「さっき木村ミノルが会見してて、ちょっと乱入したろうかなと思ってたんですけど、カメラマンの人に止められちゃって。まず木村ミノルについて言いたいことは、俺は正直陽性って知ってました。その上で9月やるつもりではいたんですけど、RIZIN的にもルール的な部分もありますし、それは仕方ないのかなって。アイツは実力はありますけど、心が弱い部分からそういったものに手を出したのかなと思うんで、心も身体もキレイになって帰ってきてもらえれば、『俺と決着つけようぜ』って思ってます」と木村に言及しつつエールを送った。
安保と宇佐美による売り言葉に買い言葉の舌戦がヒートアップしていく中、安保は「俺は正直、今回は木村ミノルしか見てなかった」とぽつり。安保は、宇佐美を倒してその先にある木村戦にたどり着くことが出来るのか。
木村の出場停止期間が明けるのは12月24日。大晦日のRIZINには間に合う計算となるため、大晦日のさいたまスーパーアリーナで2人の対戦が実現する可能性に賭けたい。
『RIZIN.44』
日程:2023年9月24日(日)
開始:14:00
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
▼RIZINキックボクシングルール 70.0kg
宇佐美正パトリック(Battle-Box)
vs
安保瑠輝也(MFL/team CLUB es)