「こんな価値の無いゴミみてぇなベルト……」エル・リンダマンが世界ジュニア王座戴冠もベルトを尻に敷く冒涜行為!生え抜き若手がブチ切れビンタ!

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 2日、東京都・後楽園ホールにて、全日本プロレス『#ajpwサマーアクションシリーズ2023』が開催され、エル・リンダマンが青柳亮生を破って世界ジュニア王座を戴冠した。

 亮生は全日本ジュニアを牽引する中心選手であり、今年5月には土井成樹に流出していた世界ジュニア王座を奪還。全日本ジュニア代表として『ALL TOGETHER AGAIN』へ出場してその名を売った。
 先月15日には、因縁あるGLEATの前G-REX王者・石田凱士にリベンジを果たして初防衛に成功したが、試合直後には初代G-REX王者のエル・リンダマンが挑戦表明。「GLEATが全日本より下だと思われるのがムカつくんだよ」と団体を背負う人間としての意地をぶつけた。

 試合は、序盤から亮生が速攻をかけて場外へのケブラーダで先制するが、リンダマンはハングマン式ネックブリーカーで流れを止め、「応援が足りないよ、応援が」と全日本ファンを煽っていく余裕を見せる。
 追いすがってくる亮生に「往生際わるいなあ!」と吐き捨てていたぶっていき、コーナーに叩きつける形のエクスプロイダーや熊殺しと大技を見舞い、必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙っていくが、亮生が振り払ってトラースキックや旋風脚などの足技で反撃し、ハウザーインパクト。
 亮生はファイヤーバード・スプラッシュで決めにかかるが、リンダマンが回避して自爆させ、高速ジャーマン・スープレックスから滞空時間の長いジャーマン・スープレックス・ホールド。亮生が起死回生のモモ☆ラッチを狙うが、リンダマンが途中でキャッチしてパワーボムで叩きつけ、そのままぶっこ抜いてのジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。

 見事世界ジュニア王座を獲得したリンダマンは、「俺の団体、GLEATが全日本プロレスでさんざん恥かかされてきたけどよ、今日でリベンジ達成だ!まあ、作った貸しがデカいぶん、利子が付いちゃったみたいだけど」と語りつつ、わざとにも見える仕草で世界ジュニアのベルトを何度も取り落とす。

 ベルトを粗末に扱うリンダマンに対し、怒りをあらわにしてリングに飛び込んできたのは、デビューから1年半の若手・井上凌。
 井上は、リンダマンがファンから支持を得ていることを念頭に置きつつも、「全日本プロレス側にはアンタみたいな他団体が持つのに対してうんざりしてる人がたくさんいるんだよ!だから、単刀直入に言う。この世界ジュニアのベルトをかけて俺と勝負しろ!」と挑戦表明。

 リンダマンは、「こんな価値の無いベルトを獲って喜ぶファンなんていねーよ。いいか?このベルトに価値があるんじゃない。この俺が持つから価値があるんだ。この壊れたゴミみてぇなベルトもよ、俺が持つことによってようやっと価値が出るんじゃないのか?お前、まず名前なんていうんだっけ?このジュニアには、ライジングHAYATO、田村男児、そして散った青柳亮生。その3人しかいないと思ったら、お前みたいなやつがいたんだな」と不遜な態度でこれに応じる。
 井上がビンタを叩き込むも、リンダマンは、現時点ではやり返す価値もないと思ったか、観衆に小さく頭を下げてから退場していった。


 バックステージに戻ったリンダマンは、世界ジュニアのベルトを座布団代わりに尻に敷くいう冒涜的な態度で「俺は無差別級の選手だ。ジュニアのベルト。しかもこれっぽっちのベルトを取っただけで俺は満足しない。全日本プロレス、GLEATのリベンジはまだまだ始まったばかりだぞ。まぁ出てきた挑戦者、名前も知らないけど、名前も知らないヤツも他の三人も俺から見たら一緒だ。誰が来ようが俺の前ではひれ伏すだけ。お前らも見ていてわかっただろう。俺の前に立つ覚悟があるんだったらいつでも出てこい。今までで最高の挑戦者、楽しみにしてるぞ」コメント。

 全日本プロレスとGLEAT、両団体の関わりは対抗戦というよりも交流戦の色が強かったが、ことジュニアに関しては団体の意地とプライドをかけたバチバチの空気が醸成されていくのかもしれない。

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