【試合詳細】6・9 ALL TOGETHER AGAIN両国国技館大会 棚橋弘至&宮原健斗&清宮海斗vsオカダ・カズチカ&青柳優馬&拳王 高橋ヒロム&青柳亮生&AMAKUSAvsマスター・ワト&ライジングHAYATO&HAYATA SANADA&金丸義信&TAKAみちのくvsジェイク・リー&YO-HEY&タダスケ 内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIvs永田裕志&諏訪魔&安齊勇馬

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『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』
日程:2023年6月9日(金)
開始:18:00
会場:東京都・両国国技館
観衆:6,569人

▼8人タッグマッチ 15分1本勝負
田口隆祐(新日本)/○YOH(新日本)/ブラックめんそーれ(全日本)/井上凌(全日本)
9分10秒 DIRECT DRIVE→片エビ固め
●小峠篤司(NOAH)/吉岡世起(NOAH)/アレハンドロ(NOAH)/スペル・クレイジー(フリー)

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[CHAOS]石井智宏(新日本)/○後藤洋央紀(新日本)/YOSHI-HASHI(新日本)
8分28秒 消灯→片エビ固め
マサ北宮(NOAH)/●稲葉大樹(NOAH)/稲村愛輝(NOAH)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[TMDK]ザック・セイバーJr.(新日本)/●藤田晃生(新日本)
11分23秒 アンクルロック
○クリス・リッジウェイ/ショーン・レガシー

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○海野翔太(新日本)
5分58秒 デスライダー→片エビ固め
●ヨシタツ(全日本)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
小島聡(新日本)/●大森北斗(全日本)
9分12秒 ヴァーティカルスパイク→体固め
[AXIZ]潮崎豪(NOAH)/○中嶋勝彦(NOAH)

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[STRONG STYLE]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/○エル・デスペラード(新日本)/成田蓮(新日本)
10分8秒 ピンチェ・ロコ→体固め
丸藤正道(NOAH)/杉浦貴(NOAH)/●宮脇純太(NOAH)

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
[UNITED EMPIRE]ジェフ・コブ(新日本)/グレート-O-カーン(新日本)/アーロン・ヘナーレ(新日本)/TJP(新日本)/○フランシスコ・アキラ(新日本)
11分41秒 ファイヤーボール→片エビ固め
斉藤ジュン(全日本)/斉藤レイ(全日本)/本田竜輝(全日本)/佐藤光留(パンクラスMISSION)/●田村男児(全日本)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]内藤哲也(新日本)/鷹木信悟(新日本)/●BUSHI(新日本)
8分31秒 ラストライド→体固め
永田裕志(新日本)/○諏訪魔(全日本)/安齊勇馬(全日本)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[Just 5 Guys]SANADA(新日本)/金丸義信(新日本)/●TAKAみちのく(JTO)
8分34秒 FBS(串刺しフロントハイキック)→体固め
[Good Looking Guys]○ジェイク・リー(NOAH)/YO-HEY(NOAH)/タダスケ(NOAH)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
高橋ヒロム(新日本)/○青柳亮生(全日本)/AMAKUSA(NOAH)
12分23秒 ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
マスター・ワト(新日本)/●ライジングHAYATO(全日本/愛媛)/HAYATA(NOAH)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●棚橋弘至(新日本)/宮原健斗(全日本)/清宮海斗(NOAH)
23分22秒 レインメーカー→片エビ固め
○オカダ・カズチカ(新日本)/青柳優馬(全日本)/拳王(NOAH)

11年ぶりのALL TOGETHERは「1!2!3!ダーッ!」の大団円!オカダがコロナ禍を支えてくれたプロレスファンに感謝!3団体のジュニア王者が夢のタッグ結成!

第0試合


 井上と吉岡の対面でゴングが鳴ると、互いに得意とし合うミドルキックの打ち合いを展開。吉岡がロープワークで翻弄してからジャンピングハイを見舞えば、井上はサッカーボールキックで反撃。両者タッチ。
 田口とクレイジーの対面となると、田口がまるで蛇界入りしたかのように蛇化した手を振りかざすが、クレイジーがアームドラッグからのドロップキック。さらにドロップキックを放つが、田口がかわして自爆させロープへ飛ぶが、クレイジーは「マスカラース!」と叫びながらのフライングクロスチョップ。両者タッチ。
 ブラめんとアレハンドロのマスクマン対決となると、ブラめんがロックアップをすかして「シャーッ!」と威嚇。さらにコーナーに上ってダイビングハブクローを発射も、アレハンドロがドロップキックで撃ち落とし小峠にタッチ。
 小峠は吉岡と2人でブラめんをロープに振り、吉岡のサイドキックから小峠のフェイスクラッシャー。さらに自軍コーナーで串刺しニーを見舞ってアレハンドロにタッチ。
 アレハンドロは顔面への低空ドロップキックからカバーも、田口が即座にタッチ。ブラめんはハブクローを発射も、アレハンドロが白刃取り。ブラめんがロープに振ってダブルチョップを見舞い、YOHにタッチ。
 YOHはフライング・フォアアームから「シャーッ!」とポーズを決め、ファルコンアローを狙うが、アレハンドロがかわしてブーメラン・ドロップキック。場外に逃れたYOHへノータッチ・トペ・コンヒーロ。さらにスワンダイブ式ボディプレスから小峠にタッチ。
 小峠は往復式の串刺しラリアットを連打し、NOAH勢が総出でトレイン攻撃。小峠&吉岡&アレハンドロがトリプルドロップキックを見舞い、クレイジーがスピニング・ネックブリーカーエルボードロップ。さらに小峠がランニングニーを見舞うもカウントは2。小峠がキルスイッチを狙うが、ブラめんがハブクローでサミングを見舞ってカットし、井上が延髄斬り。さらに田口がケツイェを叩き込み、YOHがファルコンアロー。これはNOAH勢が総出でカット。YOHがトラースキックを顔面に叩き込み、DIRECT DRIVEで叩きつけてカウント3を奪った。

<試合後コメント>
田口隆祐&YOH&ブラックめんそーれ&井上凌
田口「ありがとうございます。何かと世の中がね、バラバラな感じもありますし、『ALL TOGETHER』、みんな一つになって、プロレス界に限らず世の中ですよね。世の中に対するメッセージじゃないですか、プロレスから。世の中へのメッセージ、一つにならないといけないんじゃないかという……」
めんそーれ「(※突然、井上と一緒にコメントブースにやってきて)シャー! シャー! 田口さん、シャンキュー・ベリーマッチ!」
田口「シャーンキュー! (※猪木さんの顔真似をしながら)元気があればシャーもできる(※と言って、一旦コメントブースから出ていく)」
めんそーれ「あれ? 一番いいところで入ってきちゃったかな? (※YOHの姿を見つけて)ちょっと、YOHシャン! YOHシャン! 勝ったんだからコメントしようぜ!」
井上「お願いします!」
めんそーれ「シャーンキュー!」
YOH「(※猪木さんの真似をしながら、めんそーれたちの目の前を横切って)元気があれば何でもできる」
めんそーれ「オマエもか!」
田口「(※再び戻ってきて、めんそーれたちの目の前を横切りながら)元気があれば何でもできる」
めんそーれ「さっき聞いたよ! 我々もね、このままじゃ終わってらんないから。今日はチームメイトが勝ったけど、このまま我々が…(※と言っていると、またも田口たちが目の前を横切ったので)ちょっと! 今、コメントしてるんです!」
YOH「(※めんそーれたちの目の前で)元気があれば何でもできる」
めんそーれ「オマエもか! 2回聞いたよ!」
井上「聞きました」
めんそーれ「オイ、井上……」
田口「(※またもめんそーれたちの所に戻ってきて)元気ですかッ!」
めんそーれ「どうしたらいいんだよ、これは?」
YOH「1! 2! 3!」
一同「(※4人で声を揃えて)シャーッ!」
めんそーれ「ごめんなさい。シャーやっちゃいました」
井上「(※やっと田口とYOHがいなくなったので)まぁ今回、両国国技館でこういう特別な所に立てたことは凄く光栄に思います。次また……」
田口「(※また戻ってきて)すいません!」
めんそーれ「ちょっと待って! 後輩がコメントしてるんです! 後輩がコメントしてるんで。ちょっとあっち行きましょう(※と言って、田口と一緒にコメントブースから一旦退出)」
井上「もし、またこういう……」
YOH「(※井上が喋り始めたところで再び姿を現して)ちょっと1個だけいい? ぶっちゃけさ、シャーって人気あんの?」
井上「(※小声で)全日本では……」
めんそーれ「(※YOHの姿を見つけて)オーイ! オマエもか! オイ!」
YOH「全然ノッてねえもん、あれ! お客さん、シャーって言ってねえもん!」
めんそーれ「言ってたよ! 言ってたよ! 言ってなかったか? 言ってなかったか。(※報道陣の様子を見渡して)みんなそろそろ元に戻りたいんだろう(笑)。ちょっと最後」
井上「最後、もしまたこういう特別な試合があったら、次は必ず俺が最後勝利奪ってやります」
田口「(※またもめんそーれたちの目の前を横切り)菅林さん、給料上げてください!」
めんそーれ「もういい?」
井上「いいっすよ。ということで、ありがとうございました」

吉岡世起
「『ALL TOGETHER』オープニングマッチ、できたら勝って会場を盛り上げたかったんですけど、いやあ、やられちゃいましたね」

アレハンドロ
「悔しいですね。でも、この11年ぶりにプロレス界一つになって『ALL TOGETHER』、参戦できて、皆さんと一緒に盛り上がれて本当に楽しかったです。ありがとうございます」

スペル・クレイジー
「(日本語で)皆さん、本当にありがとうございました。『ALL TOGETHER AGAIN』グラシアス」

オープニング


 全日本プロレスからは諏訪魔、NOAHからは潮崎豪、新日本プロレスからは棚橋弘至がリング上へ登場。

棚橋「皆さんご来場ありがとうございます!改めまして、新日本プロレス100年に1人の逸材、棚橋弘至です!」
諏訪魔「皆さんこんばんは!全日本プロレスの諏訪魔です。今日はよろしくお願いします」
潮崎「両国にお越しの皆さんこんばんは!プロレスリングNOAH、I am NOAH、潮崎豪です!」
棚橋「諏訪魔選手、あの、ベビーフェイスにお帰りなさい(笑)」
諏訪魔「よろしくお願いします(笑)」
棚橋「このタイミングじゃないと、3人並んでなかったから(笑)」
諏訪魔「そーですよねえ、はい(笑)」
棚橋「この3人が第1回のALL TOGETHERのメインイベントで並んだのが、なんと12年前。どうですか、この12年」
諏訪魔「時間、経ったねぇ!」
棚橋「いや、そうだけどさあ」
潮崎「ちょっと無理してないっすか?大丈夫っすか?(笑)」
諏訪魔「なっ……!やるかオラッ(笑)」
棚橋「まだちょっと抜けきれてないね(笑)そしてですね、今日今回、ALL TOGETHER、コロナ禍でこの3年、大変だったプロレス界もそうだし、皆さんもそうだし、このコロナがこれからどんどん収束に向かってみんながまた通常の生活に戻っていけるようにと、今日は大いに盛り上がって、行きましょう!ただ、このコロナ禍っていうのはね、大変だったねえ……。僕が一番大変だったのは、太ってしまって(笑)ジムでね、(潮崎と)よく会ってね」
潮崎「はい(笑)」
棚橋「これが大変だったなっての、ある?」
潮崎「もう、なかなかみんなと会えないっていうのが一番キツかったですね」
棚橋「(諏訪魔へ)大変だったことは?」
諏訪魔「でもねえ、好きな人はプロレス来てくれるっていうのはありがたかった」
棚橋「どうもありがとうございます」
諏訪魔「あざます!」
棚橋「そして、第1回でこのALL TOGETHERのテーマ曲を歌ってくださったFUNKISTのお2人が見えています。リングに上っていただいて」
(※FUNKISTの2人がリングへ)
FUNKIST染谷「ありがとうございます!いやあ、帰ってきましたね。すごい。それじゃあ、11年前にちょうど震災を乗り越えるためにプロレスに勇気をということで創ったテーマ曲、ここで歌わせてもらいたいと思います。よろしくお願いします!ピンチになっても俺たちにはプロレスがある。ALL TOGETHERが帰ってきた日、伝説の一夜の幕開け」

(※FUNKISTが『ALL TOGETHER』を熱唱)

棚橋「今日はプロレス界から元気を発信しましょう!よろしくお願いします!10!9!8!7!6!5!4!3!2!1!スタート!」

第1試合


 後藤と北宮の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べからヘッドロック、後藤がショルダータックルで倒すと北宮もヘッドロックからショルダータックルでやり返し、エルボー合戦を展開。後藤がロープに振られたところでYOSHI-HASHIがブラインドタッチ。
 YOSHI-HASHI&後藤がざんまい、石井も交えてCHAOS太鼓を見舞ってNOAH勢を撃退。YOSHI-HASHIが北宮に串刺しバックエルボーからスイングネックブリーカー。YOSHI-HASHIがエルボー&逆水平チョップ連打も、北宮がバックフリップからセントーンで反撃し稲葉にタッチ。
 稲葉はYOSHI-HASHIをロープに振ってバックエルボー。さらにエルボーの打ち合いから稲葉がローリングエルボーからバックドロップ、エルボードロップと連撃。稲村にタッチ。
 稲村はYOSHI-HASHIをエルボー一発で吹き飛ばし、串刺しタックルを狙うが、YOSHI-HASHIが逆水平チョップで迎撃し、低空ドロップキックからのヘッドハンター。石井にタッチ。
 石井は稲村とショルダータックルで真っ向からぶつかり合い、正面衝突の轟音の連続に観衆が沸く。石井が打ち勝って倒すと、北宮が飛び込んできてショルダータックルからエルボー連打。北宮がコーナーに振り、トレイン攻撃から2人でサンドイッチプレス。北宮のセントーンから稲村がボディプレスを見舞うも、YOSHI-HASHIらがカット。稲村は石井にアバランシュホールドを狙うが、石井が着地してジャーマン・スープレックス。稲村も即座に起き上がってボディスラムからラリアットを狙うが、石井がキャッチしてブレーンバスター。石井がラリアットを狙うが、今度は稲村がキャッチしてスクワット式ブレーンバスター。両者タッチ。
 後藤と稲葉の対面となると、ショルダータックルのぶつかり合いから稲葉がフライングショルダー。北宮と稲葉がトレイン攻撃を見舞い、稲葉がキャノンボールからブレーンバスター。稲葉がジャーマン・スープレックスを狙うが、後藤が振り払うといなばが延髄斬り。稲葉がロープに飛ぶが、YOSHI-HASHIが飛び込んできて隠し狭間。さらに激烈一閃を叩き込み、石井がスライディングラリアット。後藤&YOSHI-HASHIが「せーの!」で消灯を叩き込み、これでカウント3。

<試合後コメント>
石井智宏
「稲村、北宮、やり足りねえだろ。俺もだ。次はタッグか? シングルか? どっちでもいいぞ、オイ!」

YOSHI-HASHI
「今日の対戦相手、今日負けて落ち込んでるかもしれないけど、気にすることはない。俺たち3人はレベルが違いすぎるんだ。(※両肩のIWGPタッグ、STRONGタッグ王座のベルトを示し)見とけ、これを。最近組んで『タッグやってます』とか、そういう次元じゃないから。俺ら3人は、NEVER6人タッグ、9度防衛してる。たとえ、フラッと他の……まぁ、実力ありますよっていうタッグが来たとしても、俺たちには絶対勝てねぇから。だから、クヨクヨすることねぇからな」

後藤洋央紀
「元気があれば、何でもできる。元気があれば、タッグ2冠王にもなれる。おれは、この2つの……置いてきちゃったけど、2つのベルト、離さないから。今、離してるけど、絶対離さないから」

マサ北宮&稲村愛輝&稲葉大樹
北宮「バカヤロー。新日本プロレスのホームで新日本のレスラーにいい思いさせて情けないよ。何年かかっても、この落とし前はキッチリつける。いいか、プロレスラーにやられっぱなしはねえんだバカヤロー」
稲村「まだまだでしょう! まだまだできるでしょう! まだまだやりますよ! まだまだ俺は戦いますよ」
稲葉「こんなんじゃ終われるかチクショー。もう一回やってやるよ。絶対負けない」
北宮「いいか、もう一度言っとくぞ。やられっぱなしじゃねえんだ。キッチリやり返す」

第2試合


 ザックとクリスの対面でゴングが鳴ると、クラシカルかつ素早いグラウンドレスリングの攻防が展開され場内から喝采が贈られる。リストの取り合いからザックがフロントハイキックを放つも、クリスが水面蹴り。クリスがサッカーボールキックを発射も、ザックがかわして距離を取り、両者タッチ。
 藤田とショーンの対面となると、ロックアップからヘッドロック。藤田がショルダータックルで倒すも、ショーンはリープフロッグからロープワークで翻弄し低空ドロップキックからフットスタンプ。藤田がヒップトスを狙うが、ショーンが巻き投げて丸め込むもザックがカット。ショーンがショルダータックルでザックを撃退してポーズを決めるも、クリスがブラインドタッチ。クリスとショーンの間に不穏な空気が流れる。
 クリスは藤田に連続体固めから自軍コーナーに叩き込み、顔面を張る形でショーンにタッチ。
 ショーンが出てくると藤田がエルボーを連打していきドロップキック。ザックにタッチ。
 ザックはショーンにエルボースマッシュを連打し、V1アームロックでヒジを固めながらのフットスタンプ。藤田にタッチ。
 藤田は腕固めで組み伏せ、自軍コーナーに連れ帰ってザックにタッチ。
 ザックと藤田は2人で同時に腕を固め、続けてトゥーホールド、さらにV1アームロックからのフットスタンプの競演。ザックが腕固めを狙うと、ショーンはソバットで振り払い、ムーンサルトで飛びついてからのリバースDDT。クリスにタッチ。
 クリスはザックの胸板にミドルキックを連打していくが、ザックが足を絡め取ってレッグロールクラッチを狙うが、クリスが先読みしてエビ固め。ザックのオーバーヘッドキックをキャッチしてアンクルロックに捕らえるが、ザックも腰投げで切り返して飛びつき式腕十字。クリスはひっくり返して足を取りマフラーホールド。ザックは両足でクリスの腕と首を固める複雑なサブミッション。カットに来たショーンは藤田がチキンウィング・アームロックで押さえる。
 クリスはミドルキック、ザックはエルボースマッシュで打ち合い、クリスがダウンしたフリから足に絡みついて変形ドラゴンスクリュー。ザックが藤田にタッチ。
 藤田はドロップキックからコーナーエルボー連打。串刺しジャンピングバックエルボーからボディスラム。続けて逆エビ固めを狙うが、クリスが振り払って掌底連打。藤田はバックを取ってローリングバッククラッチもカウントは2。さらにエルボーで振りかぶるが、クリスがボディエルボーで動きを止め、飛びついてアンクルロック。ザックがフロントハイキックでカットすると、クリスとザックが顔面への張り手の打ち合い。ザックが腕へのオーバーヘッドキックを見舞うと、ショーンがスワンダイブ式ミサイルキックでザックを場外に出し、ノータッチ・トペ・コンヒーロ。
 クリスが再び藤田をアンクルロックで捕らえそのまま持ち上げて投げっぱなしジャーマン・スープレックス。さらにロープに飛んでサッカーボールキックを叩き込み、アキレス腱固め。藤田が片足で立ち上がってビンタを連打も、クリスが倒して膝裏へのフットスタンプからアンクルロック。これで藤田が無念のタップ。

<試合後コメント>
ザック・セイバーJr.&藤田晃生
ザック「ハゲ! クリス・リッジウェイ! ハゲ野郎! ハゲ野郎!(※日本語で)ハゲデスネ、ハゲデスネ。デモ、ウマイ、ウマイ。チョット、レベルアップネ。クリス・リッジウェイ。5ネンマエ、イギリス、シアイ。メッチャ、イージーデショ? キョウ、チョットムズカシイ。(※藤田に向かって)アシ、ダイジョーブ? (※英語で)リッジウェイ、ハゲ野郎、いいテクニック、いいテクニックだ。だがそれで十分か? 世界で最高のテクニックを持つレスラーに対して、それだけで十分なのか? フジタクン。このボーイは、超新星だ。(※日本語で)デモ、コレハ2ネンダケ。2ネン。(※英語に戻して)それなのにこいつはブリッジメイトでオマエを倒すところだったぞ。もう少しでこいつは、あの美しいザック・セイバーJr.のサポートの元、オマエを倒すところだった。ジャパニーズ・レッグロールクラッチ。“ブリティッシュ・ジャパニーズ・レッグロールクラッチ”、そう呼ぶことにしよう。半分はオマエが、半分は俺がやる。レッグロールクラッチ。ウマイ、ウマイ。チガウ、チガウ、チガウ、リッジウェイ、良かったぞ。オマエは見た目ほどアホじゃない。オマエは俺に言わせると、かなりアホに見えるぞ。(ノアの)ヨシナリ・オガワとタッグを組んだことで、少しは刺激を受けたか。俺の昔のメンター、センパイ、オガワサンについてだが、(※日本語になり)オガワサン、ドコデスカ? オガワサン、イナイネ。イナイ、タイヘン、タイヘン。ノア、イキタイヨ、イキタイヨ。チョット、ヒサシブリ、プロレスリング・ノア! (※英語に戻して)俺のセイラー(水兵)は準備ができてるぞ! セイラーのタックで泳ぐのだ。上に向かって泳いでいく。フジタが漕いでくれる。(※日本語になり)アト、フタリイナイ。マイキー・ニコルス。シェーン・ヘイスト。TMDK。ザック・セイバーJr.のTMDK! 俺たちはノアへの道を成長しながら前進している。マイキー・ニコルスとシェーン・ヘイスト、俺たちは一緒にいるべきだ。ヤツらもこの場にいるべき(だが、いない)。だから、代わりに今は俺たちが先に前に進むのだ。(※日本語で)TMDK。プロレスリング・ノア。イキマショ。ネ、フジタクン。チカイヨ、チカイ。(※英語に戻して)もう少しだ、もう少しで準備が整う。(※日本語で)イイデスネ。モウヒトリ、モウヒトリ、センパイ。(※英語に戻して)そうすれば行ける。そうすれば行けるよ。遠足ジャナイ。(※日本語で)フジタクンハ、チョット、バケーション。コクサイ・バケーション。(※英語で)遠足、遠足じゃない。知りたいことは何でも教えてあげよう。しかしこのボーイにも休暇が必要だ。良いアイデアが浮かんだかもしれないぞ。ヨーク、マグルーフ。ヨーロッパホリデー。ダイジョーブ?」
藤田「ハイ、大丈夫」
ザック「オーケー、アシ、ダイジョーブ?」
藤田「ブロークン」
ザック「壊れたか。(※日本語で)タイヘンデシタ。タイヘンデシタ。マダマダマダ。アトデ、チョット、レンシュ―」
藤田「お願いします」
ザック「(※日本語で)アンクルリバー。イッパイ。イッパイヤル、イッパイヤル。オーケー、チョットニホンゴ、イイヨ(※と言って先に控室へ)」
藤田「ふざけているように聞こえるかもしれないけど、真剣な話をします。正直、英語喋られても分かりきれない部分がある。でも、だからこそ試合で見て、練習で体で覚えて、俺にしかできな動き、俺にしか出せない色があると思っています。今日のノアの二人、新日本の選手にはいないような、そういう魂を感じました。あともう一つ、どうしても言いたいことがあります。いじっていいのか分からないけど、矢野! プロレスリング・ノア“だった”矢野安崇! 何をして、今どこにいるか、そんなことは知ったこっちゃない。でも、俺もオマエともう一回ちゃんと決着をつけたかった。新日本のファンの人だって、そうやって思っててくれた。そう思います。オマエといつ会うか、もう会わないか知らないけど……もういい(※と言って控室へ)」

クリス・リッジウェイ
「ザック・セイバーJr.とはこれまで5回試合をしているが、これで3対2。自分のほうが勝ち越している。今日の試合が終わったあとのザックの態度は何なんだ? 戦いを挑みたいんであれば、まだまだ相手になってやってもいいよ。ベルトを持っているわけだし。ただ、これまで自分が出場している両国大会では全て勝ちを収めている。今日はその余韻に浸っておこうかな」

ショーン・レガシー
「いったいクリス・リッジウェイはどうなっているんだ? あの態度は何なんだ? ただ、どうであれ、勝ちは勝ちだ。この両国国技館の『ALL TOGETHER AGAIN』という大会に出られたことを嬉しく思っています。なぜ出れたのか? それはやっぱり俺がスーパーだからだ」

第3試合


 ヨシタツが奇襲して試合が始まると、ロープに振ってバックエルボー。コーナーに押し付け、顔面ウォッシュ。ロープに振ろうとしたところを海野がキャッチして投げ捨て、スライディングエルボースマッシュ。
 海野は串刺しバックエルボーからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらにドロップキックからロープへの串刺しエルボースマッシュ、スワンダイブ式の飛びつき式DDT。さらにデスライダーを狙うが、ヨシタツがニーリフトで振り払い、ミドルキックの3連打。さらにスイングDDTから海野の頭を挑発的に蹴りつける。
 海野が顔色を変えて立ち上がりエルボーを打ち込んでいくと、ヨシタツもエルボーで応戦。ヨシタツはエルボーをキャッチしてヨシタツ幻想。さらに足を踏み鳴らしてCBJを狙うが、海野がキャッチして振り払い、ホップアップ式エルボースマッシュからランニング・スピニング・フェイスバスター。さらにデスライダーで突き刺して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
海野翔太
「『ALL TOGETHER』、ありがとうございます。倒れても倒れても、諦めるまでは負けじゃないから。倒されても倒されても、いつか咲き誇るあの花のように、俺は進んでいきます。次、いつ、『ALL TOGETHER』があるか分からないですけど、その時はメインイベントに立って、プロレスの力を日本中に、世界中に届けていきますよ。プロレスって、面白くないですか? 元気もらえませんか? やってる俺が、元気もらってるんだもん。俺はその元気もらった分、ファンのみんなに、つらい時、悲しい時、しんどい時、プロレスを見て、俺のプロレスを見て、元気を受け取ってもらえるように、『また明日から頑張ろう』と思ってもらえるように、また明日から頑張っていきたいと思います。『ALL TOGETHER』、やらない方がいいのかもしれないけど、次の大会、楽しみにしてます」

ヨシ・タツ
「(※床に座り込んで)こうやってね、最後に、新日本の未来とシングルができて本当によかったです。ありがとうございました」

第4試合


 先発で出ていこうとする小島を場外に放り出す形で北斗が先発。潮崎との対面でゴングが鳴った瞬間に北斗がエルボーの猛連打。潮崎の逆水平チョップをかわしながらロープに飛んでランニングエルボー。カットに来た中嶋をローリングエルボーからのジャンピングエルボーで撃退。さらに場外の中嶋を追撃にかかるが、鉄柵も活用した中嶋の蹴撃の餌食となり、リングに放り込まれると今度は潮崎の強烈な逆水平チョップを食らう。潮崎は中嶋にタッチ。
 中嶋は北斗を赤コーナーに放り捨て、小島に出てくるよう要求。小島が挑発に応じてタッチを交わして出ていく。
 小島がヘッドロックからショルダータックルで倒して大胸筋をピクつかせる。中嶋はその大胸筋にミドルキックを打ち込み、潮崎にタッチ。
 潮崎は中嶋と2人でダブルショルダータックル。潮崎がニードロップから逆水平チョップ。さらに串刺し攻撃を狙うが、小島がかわしてマシンガンチョップ。さらに「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶも、潮崎が行かせずマシンガンチョップでお返し。さらに袈裟斬りチョップから逆水平チョップ。さらに投げようとするが小島がDDTで切り返しコジコジカッターを狙うが、潮崎が振り払って逆水平チョップ。さらにコーナーに腰掛けながら小島を釣り上げる形で持ち上げ、雪崩式ブレーンバスター。さらにサポーターを取って豪腕ラリアットを発射も、小島が剛腕ラリアットで撃ち落とす。小島の剛腕ラリアットを潮崎が豪腕ラリアットで撃ち落とす。小島がコジコジカッター。両者タッチ。
 北斗は中嶋の攻撃をかわしてランニングエルボー。さらに串刺しエルボーから中嶋の顔面を踏みつけながらポーズを決め、十八番を奪うシャッターチャンスタイム。北斗と中嶋がエルボーでゴツゴツと打ち合っていき、北斗がジャーマン・スープレックス・ホールド。さらにロコモーション式でドラゴン・スープレックス・ホールドで叩きつけるもカウントは2。
 北斗がフィニッシュ宣言で見得を切ると、ここで小島が大人気なく入ってきて2人でのトレイン攻撃を要求。その隙に中嶋が復活して北斗にニーリフト。さらに倒れた北斗の腹部を容赦なく蹴り上げ、小島にはAXIZのエンドレスラブ。潮崎のフィッシャーマンバスターに中嶋がハイキックを合わせる合体攻撃から、中嶋がPK。北斗がふらふらと起き上がってエルボーを放っていくも、中嶋が笑顔で髪を掴みながらエルボー。さらにバーティカルスパイクで突き刺してカウント3を奪った。

<試合後コメント>
AXIZ
中嶋「大森北斗、イキがいいじゃない。いいじゃない、ああいう元気は。いいね。やってて昔を思い出して少しだけゾクゾクしたよ」
潮崎「そうだね。あれだけ元気な選手は潰しがいがある。久しぶりに会った小島聡。小島聡は小島聡。今日は(胸に手を当てて)リングで収穫ありでした」
中嶋「今日はいろんな団体が集まってるけど、リング上はリング上。俺たちがいつも上がってるリング上だから。これからも俺たちAXIZはこのリング上で元気をずっと届けていくよ。俺たちAXIZから目を離すなよ」

小島聡&大森北斗
北斗「小島聡! 当日いきなり出てきて俺のパートナーづらしやがって。お前、あそこは俺が必殺技出すところだったろ?」
小島「え、そうなの?」
北斗「お前とのな……」
小島「お前って言っちゃダメだろ? お前何年生まれだ?」
北斗「一緒に練習したこともないてめえと連係……」
小島「てめえって言っちゃダメだろ」
北斗「あんな場面で出す必要ねえ」
小島「お前、1995年生まれだろ。知ってんだぞ」
北斗「なんで知ってんだよ」
小島「25歳も下だろ。25歳も下でそんな口の利き方ねえだろ、お前」
北斗「もういい。もういい! もういい! 中嶋勝彦、俺の名前は覚えてくれたかな。お前はプロレス界のトップにいる限り、いつかもう一度俺はお前の目の前に出てくるぞ。大森北斗って名前をな、よく覚えとけ」
※北斗が先に去っていくと
小島「覚えたぞ、北斗。大森北斗の名前、よく覚えたよ。アントニオ猪木さんが生前、常々言っていた『元気があれば何でもできる』。俺は元気があったから、急に決まった試合に出ることができた。1日前に決まった試合を普通にこなすことができた。それは元気があるからです。猪木さんの教え、今日は本当に受け継がれて。そして、『ALL TOGETHER』というまた冠のついた大会。前回12年前、その時も参戦させてもらいました。凄くいい思い出として残っていて。また今日も出場した経緯はいろいろありましたけども、結果的にはこうやって今、私はリングに立って試合をした。それが全てだから。またこうやって頑張っていけば。いろんなことあるけども、プロレスラーとして元気だけは忘れずに生きていこうと思います。大森北斗、覚えました!」

第5試合


 みのると丸藤という旧縁ある対面でゴングが鳴ると、胸板へのチョップの打ち合いからみのるが一本足頭突き。丸藤も即座にトラースキック。みのるが張り手、丸藤がスピンキックと放ちみのるがサッカーボールキックを発射も丸藤がかわして虎王を発射。みのるがかわして距離を取り、両者タッチ。
 成田と杉浦の対面となると、成田がエルボーの猛連打からフロントハイキック、ショルダータックルと連撃。成田が串刺しバックエルボーからハーフハッチ・スープレックス、スリーパーホールド、コブラツイストと狙うが、杉浦がヒップトスで切り返しロープに振ってキチンシンク。丸藤にタッチ。
 丸藤は成田に逆水平チョップからステップキック。成田も逆水平チョップで勝負を挑むが、丸藤が圧倒し、腕を取りながら起き上がりこぼし式逆水平チョップを連打。杉浦にタッチ。
 杉浦は成田をコーナーに押し付けてエルボー連打。さらに串刺しフロントハイキック、串刺しランニングニー。さらにランニングニーを狙うが、成田がカウンターのフロントスープレックス。みのるにタッチ。
 みのると杉浦の元鈴木軍対決となると、杉浦にエルボー連打から串刺しフロントハイキック。エルボーの打ち合い、顔面へのフロントハイキックの打ち合い、張り手の打ち合いと展開し両者相打ちでダブルダウン。杉浦が宮脇にタッチ。
 宮脇はみのるにエルボー連打。受け切ったみのるが重いエルボーを連打していくが、宮脇は雄叫びを上げながら再びエルボー連打。みのるが串刺しフロントハイキックを見舞ってデスペラードにタッチ。
 デスペラードは逆水平チョップを見舞っていくが、宮脇がヘッドシザースホイップで場外へ。成田が出てくると宮脇がドロップキックで場外まで吹き飛ばし、2人に三角跳び式トルニージョ。さらにデスペラードをリングに上げてスワンダイブ式ミサイルキック。さらにスイングDDTで突き刺していくが、みのる&成田がカット。宮脇がデスペラードに飛びついていくが、デスペラードが振り払うと、すかさずみのるがフロントハイキック。さらに成田がブリザードスープレックスで叩きつけ、みのるがサッカーボールキック。2人でデスペラードに振ってデスペラードがスパインバスター。宮脇はエルボー連打で粘るが、最後はデスペラードがピンチェ・ロコで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
STRONG STYLE
成田「プロレスリング・ノアさん、これが新日本プロレスのSTRONG STYLEだ。正直、杉浦さん、丸藤さんしか自分は目が行ってなくて。丸藤さん、この胸、借りを返させてください」
デスペラード「おーう」
成田「いつでもいいです。僕とシングルお願いします」
デスペラード「おーう」
成田「アンタの胸、同じ目に遭わせてやりますよ」
デスペラード「よーし、マジか。その流れで言うと、俺は宮脇を相手にしなきゃいかんのか? もういいよ。キミはもう一回メキシコ行くべきだな。若い! それがマイナス方向にしか出てねぇぞ。面白くない。……ごめん。基本的に相手のことをバカにするのは好きじゃない。まぁウソ。ホントは好き。だけど、面白くない。それだけ」
鈴木「(※ニヤニヤしながら)あの小僧はな、デスペラードが何とかしてくれるよ」
デスペラード「ええっ!?」
鈴木「丸藤、そして杉浦、久々にやって、オマエら、ちょっと足もつれてんじゃねぇのか? オジサン・ベテランレスラーの丸藤正道、そして杉浦貴、オマエら走り込みが足んねぇんじゃねぇのか、オイ! 全然俺の動きについてこれねぇじゃねぇか。この俺の言葉、文句があるなら、俺たち3人、いつでも行くぞ。いつでも行くぞ! オイ、テメーらなんか、いつまで経っても俺たちより弱いんだ。何がプロレスリング・ノアだ。ふざけんなよ。いつまでもよぉ、昔の名前の上に乗っかってんじゃねぇよ。昔の名前の上に乗っかり、いつまでも自分たちが有名でメジャーな選手だと思ってんじゃねぇよ。オメーらなんか世界中見てみろ。誰も知らねぇぞ。バーカ!」
(※デスペラードは首をひねり、ため息をついて控室へ)

丸藤正道
「(鈴木と久々の対戦となったが?)鈴木みのる? どうした? 『風になれ』じゃないのか? 時が経って鈴木みのるどうした? どうなった? あの曲は誰の曲だ? 知らねぇのか誰も。話になんねえな。鈴木みのる、変わらず元気じゃない、オジサン。エル・デスペラード、あんだけツイートしたのに1回も触ってないよ。今からいくか? そしてもう一人か。成田、はじめまして。成田君、元気があってよろしいじゃないですか。彼が望むなら全然1対1でもやりますよ。トゥゲザーしようぜ」

第6試合


 かつて全日本ジュニアでしのぎを削ったアキラと光留の対面でゴングが鳴ると、光留が小刻みなステップからの掌底で牽制しグラウンドに引き込んでいくが、アキラもしっかり追随しクリーンブレイク。静謐な空気が流れる中でSAITO BROTHERSが飛び込んできて大暴れ。止めに来た光留と男児にも攻撃を加え、全員を場外に叩き出して乱闘に持ち込む制御不能状態に。
 戦いの場がリングに戻るも、SAITO BROTHERSの2人がアキラを2人で踏みつけてポーズ。2人にとってゆかりの深い両国国技館で大ブーイングを浴びる中、コブとヘナーレがカットして2人で排除。光留&男児がコブ&ヘナーレの攻撃を誤爆させ、本田がコブにスピアー、ヘナーレにスパインバスター。
 オーカーンが出てきて男児にモンゴリアンチョップ、光留を丸め込みながら足を固め、変態の光留へカンチョー攻撃。男児がカットも、TJPが排除にかかる。光留がTJPに延髄斬りを見舞い、アキラが光留にトラースキック。アキラがカバーに入ったところを光留が下から腕十字。
 しかし、レイが味方にも関わらずこれをカットし、アキラにサミングから逆水平チョップを連打。オーカーンが救援に来るも、レイがダブルチョップ一発で撃退し、ボディスラムで叩きつけつつジュンにタッチ。
 ジュンがボディスラムからエルボードロップ。自軍コーナーに喉輪で押し付けながら本田にタッチ。
 本田は「行くぞ全日本!」と叫びながらアキラの顔面をロープに押し付け、反則カウントを一緒に数える挑発行為。男児にタッチ。
 男児とアキラの対面となると、男児がエルボー連打も、アキラがカサドーラ式フットスタンプを見舞ってTJPにタッチ。
 TJPがブーメランアタック。帝国の面々が全日本勢を蹴散らし、男児に顔面ウォッシュ。さらにコーナーに上ってマンバスプラッシュを狙うが、男児が回避。そこへコブが飛び込んできてコーナーに叩きつけ、帝国のトレイン攻撃からコブのアスレチックプレックス、TJPのマンバスプラッシュが炸裂も、光留がカット。コブ&ヘナーレ&オーカーンが3人でSAITO BROTHERSをブレーンバスターで投げようとするが、本田がカットしてコブにラリアット。ヘナーレが本田にボディブローからランペイジ。ジュンがヘナーレに変形喉輪落とし。さらにジュンに大空スバル式羊殺しを狙うが、レイがフライングクロスボディでカット。コブがレイにパンプハンドルスープレックス。光留がコブに延髄斬り、TJPにオーバーヘッドキック、男児がTJPにバックフリップ。
 男児が必殺のデスバレーボムを狙うが、TJPが暴れながらロープ際へと誘導し、エプロンからアキラがタッチを受ける。
 TJPが着地し、アキラが2人で男児にアリウープ。さらに2/2を狙うが、光留が場外からTJPの足を引いてアンクルロックに捕らえて阻止。男児がアキラにデスバレーボムからダンロックに捕らえるも、アキラが必死のロープブレイク。男児は雪崩式ブレーンバスターを狙うが、TJPがカットして肩車で担ぎ、アキラが飛びついてザ・リーニング・タワー。TJPがプランチャで光留を追撃し、アキラが男児にファイヤーボールを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
UNITED EMPIRE
コブ「(※拍手しながら現れて)進め! 進め! UNITED EMPIRE! IWGPジュニアタッグチャンピオン!(※と言いながらTJPとアキラとハイタッチ)。レボプロチャンピオン! アーロン・ヘナーレ! 全日本プロレス、オマエらは直に学べたな! 最高のユニット、オイルを十分に注いだマシーンに近づくな! ボコボコにしてやろうと思って、UNITED EMPIREに近づくな! ここにいる男、ここにいるこの男は、UNITED EMPIRE号に乗ったスマートでウィットに富んだ男なんだぞ! (※汽笛を鳴らすように)チョー! チョー! はるばるゴールドシティーまで来たんだ! さて、次はなんだ? ここにいる男たちは永遠にベルトを保持するだろう。アーロン・ヘナーレ、グレート-O-カーン、ジェフ・コブは、『G1』で簡単にブロックを制するだろう。その後はどうだ?」
ヘナーレ「なんだ、それは? みんなで一緒にということか? 俺たちの一人だけ(が優勝する)」
コブ「関係ない。なぜならUNITED EMPIREは、俺たちが初めから言っている通り、どの組み合わせだろうと、どの男とであろうと、俺たちが全てを回すのだ! もっとタグ付けをしたいヤツは?」
アキラ「全日本プロレスにいた時から随分経ったね。少年は時に男にならなければいけない。だから俺は離れたんだよ。だから俺はこのベルト(IWGPジュニアタッグ)を今、肩にかけているんだ! 俺は宇宙最高のジュニアタッグチーム、Catch2/2なんだ! (※TJPを指しながら)そして俺は世界最高の選手の一人から学んでいる。俺はスマートな選択をしたよ」
TJP「オマエがスマートな選択をしたのは、UNITED EMPIREに未来を見たからだ。そして俺たちの未来を。これがステップ1だ。ステップ2は、タッグーリーグを制すること。来年の『WRESTLE KINGDOM』に出場し、去年そうしたように制覇してやる。そして残りのUNITED EMPIREの面々も、“スーツ”に追随することになるだろう」
コブ「スーツがいるのか?」
TJP「スーツを持ってるだろ」
コブ「おじさん! おじさん! (※オーカーンに向かって日本語で)ニホンゴ、オネガイシマス」
オーカーン「なんかこういうグチャグチャしたよ、混ぜ込んだカレーみたいな多人数タッグは確かに愉快じゃけれども、一人一人コトコト煮込んだシチューのような、ドロッドロになるまでの処刑ができないのは残念だ。オイ! 斉藤ブラザーズ! タッグのチャンピオンなんだって? 余とコブも、余とヘナーレもタッグで、チャンピオンでも倒してやるぞ。テメエらがやりたかったら、タイトルマッチやってやってもいいよ! それから佐藤光留! テメエの変態はこんなもんか? 次はよ、指だけじゃなくて、(※と言って、佐藤の肛門に挿入した親指をアキラやTJPに見せつけてから、拳を作り)フィストまでぶち込んでよ、奥歯ガタガタ言わしてやるよ、オイ! ケツの穴洗って待っとけ、オイ!」
コブ「(※ヘナーレに対し)言ってやれ」
ヘナーレ「俺の心にあるのは、ビッチを集めようとしているのか? ダン・モロニー! オマエらを徹底的に叩きのめしてやるからな! 頭蓋骨を砕いて、オマエらの死体の上をベルトを担いで歩いてやる!」
オーカーン「ヨーシ、行くぞ!」
ヘナーレ「ウアァァァ! ウアァァァ!(※と叫びながら去っていく)」
コブ「(※ヘナーレを指差し)アイツは本当にモロニーが好きだな?」

本田竜輝
「おい、両国。そして、『ALL TOGETHER』。今日はこういった結果に終わったけどな。次またやる時はこの俺、本田竜輝が全員ぶっ壊しにいくぞ」

佐藤光留
「なにが『ALL TOGETHER』だ、おい。俺らの他にあんな変態2人も3人も入れやがって。なにがUNITED EMPIREだ。どう考えたって、オーカーンとその仲間で変態たちが。オーカーン、おめぇの親指、俺のケツ穴に入った感触は一生忘れねえからな。何なら今晩思い出して、いろんなことしてやるからな。絶対にこの恨みはお前のケツの穴で返してやる。以上です」

斉藤レイ
「フォー! UNITED EMPIRE! ああ、クソ。やり足りねえぜ」

斉藤ジュン
「UNITED EMPIRE、もっと俺たちを感じさせろ。次はもっとDOOMしてやるよ。まあ、いい。いいか。今日は俺たちSAITO BROTHERS、ジュンとレイがデビューしてからまる2年だ。その2年目をこの国技館で迎えられたことは素直に嬉しいぜ。だがな、今日の勝負は別だ。次はUNITED EMPIRE、全員DOOMしてやる!」

第7試合


 闘志剥き出しの安齊を尻目にL.I.Jがゆったりと結束のポーズを決めていると、安齊が奇襲をかけて試合開始。
 安齊が内藤をロープに振ってドロップキック。さらにいきなり得意技のダブルアーム・スープレックスを繰り出し、必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドの体勢へ。内藤が振り払ってL.I.Jのトレイン攻撃から内藤&BUSHIのサンドイッチドロップキック。内藤は自軍コーナーに連れ帰ってロープを使ったネックロックで痛めつけながら鷹木にタッチ。
 鷹木は安齊に好きなようにエルボーを打たせた上で逆水平チョップで反撃。追走ニーの連打からショルダータックルで倒し、セントーン。BUSHIにタッチ。
 BUSHIは安齊にチョップを連打し、サッカーボールキックからストンピング連打。内藤にタッチ。
 内藤はネックロックで痛めつけ、振り子式ドロップキックのフェイントから永田に向けて敬礼ポーズから寝転びポーズを見せつける挑発行為。安齊がエルボー連打も、内藤がマンハッタンドロップから延髄斬り。さらにロープに振ろうとするが、安齊がカウンターのフロントスープレックス。両者タッチ。
 永田と鷹木の対面となると、永田がフロントハイキック、ミドルキックの連打で鷹木を圧倒。さらに串刺しフロントハイキックからダブルアーム・スープレックス。エルボーの応酬となり、鷹木が串刺しラリアットからブレーンバスター。さらにカメラを探して「キタキタキターッ!」と叫んでからパンピングボンバーを狙うが、永田がキャッチしてエクスプロイダー。諏訪魔にタッチ。
 諏訪魔は鷹木にダブルチョップを連打しラリアットでなぎ倒して「オーッ!」と右手を突き上げる。さらにスリーパーホールドも、鷹木が振り払って龍魂ラリアット。諏訪魔が倒れず耐えると、鷹木がパンピングボンバーでなぎ倒してBUSHIにタッチ。
 BUSHIは諏訪魔にミサイルキック。安齊が飛び込んできてエルボー連打も、BUSHIが低空ドロップキックで撃退し、場外の諏訪魔にトペ・スイシーダ。BUSHIは諏訪魔をリングに放り込んで串刺しバックエルボーからロープに飛ぶが、諏訪魔がダブルチョップでなぎ倒し、ラストライドの体勢へ。これは鷹木が飛び込んできてパンピングボンバーも、永田が救出。永田が鷹木を、諏訪魔がBUSHIを同時にバックドロップで叩きつける夢の競演を見せる。内藤がカットも、安齊がジャンピングニーで撃退。諏訪魔がBUSHIをラストライドで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
永田裕志&諏訪魔&安齊勇馬&佐藤光留&田村男児
諏訪魔「『ALL TOGETHER』、やっぱし俺にとって大事な場所だなと思いましたね。やっぱ一つになるのは大事なことだなと思ったし。今日やっぱしね、棚橋選手も潮崎選手もそうだけど、出会えたのも、こうやって組めたのも、この舞台じゃなきゃできなかったのかなと」
永田「いいタイミングで改心したよな」
諏訪魔「いやあ(ブードゥー・マーダーズを)追い出されちゃったんでね(苦笑) これも運命だと思ってしっかりプロレスに邁進していきたいなと思いますね」
永田「やっぱり今日のような荒々しい正統派のファイトこそ諏訪魔の真骨頂だと。もうブードゥーのゴリライモじゃなくて専務の諏訪間幸平…諏訪魔でいいのか」
諏訪魔「またね、頑張ります、これから」
安齊「ロス・インゴ、内藤哲也、こんなんじゃ俺は全然満足してない。俺が直接スリー獲るまで何回もだ。そして永田さん、17日、大田区総合体育館。俺が必ずあなたからスリー獲って、三冠を全日本に取り返してみせます。俺が時代を変えます。楽しみにしていてください」
永田「それぐらいじゃねえとお前を挑戦者として指名したかいがない。しっかりこい。いいか。11日の前哨戦から勝負だ」
安齊「全部勝ちます俺が」
永田「俺から獲れよ。獲れるもんなら」
安齊「全部獲ります」
永田「獲らせるかバカヤロー。(安齊が去ると)さて、Evolution。Evolutionやるんだろ?」
諏訪魔「俺はやりたい」
永田「俺は去年の6月、諏訪魔を改心させるために全日本プロレスのリングに呼ばれてきた。その頼んだ張本人が佐藤光留、田村男児。しかし1年経って二人がお前を拒絶してる。どうする? これ。このタイミングは」

※光留と田村がやってきて

光留「話聞いてりゃよ、勝手にやめて勝手に戻るって。いつまで自分のためにプロレスやってんだよ。もう終わった気になってんじゃないよ。いつまで諏訪魔のためにやってんだよ」
諏訪魔「もう違うよ」
光留「聞き飽きたよ、その言葉。謝んなくていいよ。佐藤光留にも永田裕志にも田村男児にも。俺は絶対許さない。ただ、この1年よくわかったんだよ。全日本プロレスにはな、諏訪魔全日本にはな…」
諏訪魔「言うなよ。俺は本気でEvolutionやりたいと思ってるし、ホント佐藤にも男児にも申し訳なかったと思う。凄ぇつらい思いさせたと思うし。だからここから真剣にさ、Evolutionの価値を上げていくようにさ。テッペン獲りたいんだよ。佐藤も男児も一緒に獲りたい」
光留「信じていいんだね?」
諏訪魔「7月8日、Evolutionの大会を俺は用意してる。その日にさ、また一つになりたいと思う。それまで俺、遠回りしてるかもしれないけど、その気持ちは変わらないから」
光留「これ約束だよ。諏訪魔、約束だよ。謝んなくていいよ。その代わり、これから全日本プロレスと全日本プロレスを応援してくれてる人間のために絶対あきらめずにEvolutionしてくれよ。約束だからな」
諏訪魔「約束する」
光留「こんだけの人の前で約束だからな」
諏訪魔「一生やるよ」
田村「いいよ、とりあえず。諏訪魔、いろいろあったけどよ、とりあえずおにぎり食べよ。おにぎり食べてこれで4人、分かち合お」
諏訪魔「許してくれるのか?」
田村「とりあえずおにぎり食べよ」
光留「約束はしよう。約束のおにぎりだから」
田村「とりあえず米食べて」

※田村が握った「エボ米」によるおにぎりを4人で食べる

永田「相変わらず塩気のないエボ米のおにぎりだけど、うまいよ。前に記者会見で食わされた記憶あるけど、それ思い出した」
諏訪魔「俺の凄いしょっぱい。でもうまいよ。しょっぱいのうまいわ」
光留「約束だからな。これ約束のおにぎりだな」
永田「うまい。前より塩気利いてきた」
光留「永田さん、味の話ばっかりじゃないですか」
永田「いや、味を噛み締めると昔を思い出すから。本人も反省してるんだから、君らあんまり突っ込まないで」
諏訪魔「この味忘れないよ」
永田「体の中の毒素が全て浄化されたからこそ、この米がうまく感じるんだな」
光留「久々にみんなで……」
永田「写真撮るか」
※写真撮影後
諏訪魔「うまい。ホントおいしい」
光留「やっぱり納得いかないんで土下座だけしてもらっていいですか?」
永田「いや、今、土下座強要は罪になるから……」
光留「いやいや、Evolutionにコンプライアンスないですから」
永田「マスコミの前じゃまずいから」
光留「マスコミの前だからやるんです。土下座をしてください」
永田「いや、それやったら問題になるからやめたほうがいい」
諏訪魔「それドラマ?」
光留「いや、見てねえよ。俺、半沢直樹なんか全然知らないよ。やれよ土下座。やんねえんだったら、もう一回解散してやるぞ、てめえ、このヤロー」
永田「いい加減、グダグダ言わないで、よし行くぞ! 1、2、3、ゼアッ!(と永田だけ敬礼) あ、俺しかやらない」
光留「早く土下座しろって。控室で土下座会議だ」
永田「じゃあ控室で」

鷹木信悟
「『ALL TOGETHER』!『ALL TOGETHER』。『ALL TOGETHER』。しっかりエンジョイさせてもらったよ。いい刺激をもらったよオイ! 最後の永田裕志のバックドロップ、効いたなオイ! ここ1年で一番効いたよオイ。さすが元! いや元じゃねぇな、現・三冠ヘビー級王者だな。オイ、三冠のベルト、ついつい触っちまったよ。おう、それから諏訪魔だってそうだ。諏訪魔も、誰も知らねぇと思うけど、同年デビューの、言ってみりゃ同期みたいなもんだぜ、年齢は違うけどな。久々に対戦したらな、すげえチョップで、(※胸を指し)こんなんなっちまった。これで終わりじゃねぇよな? スーパールーキー安齋もオイ、内藤ばっかり見てんじゃねぇぞオイ!俺は八方美人が嫌いだ。内藤もいいけど、このハツラツオジサンだってヒマしてんだからいつだって、オマエの挑戦受けてやるぞ。とにかくこれで、点で終わらず、線につなげたいよな。何だったらオイ、俺が全日本のリング、上がってやってもいいんだぜ、オイ!」

内藤哲也
「今日の敗戦、もちろん悔しいよ。悔しくないわけないだろ。でも、俺の一番の目的は、今日、会場にお集まりくださった皆様、そしてPPVをご覧の皆様に、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの新たなるパレハ、陽太をお披露目することだからね。見た?あの存在感。もういるだけで、会場がザワザワしてたよ。明日から新日本プロレスはシリーズが始まるわけで、陽太含め、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン5人による10人タッグマッチ、皆様、楽しみにしてください。あと、1ヵ月ぶりに対戦したけど、安齋選手、ずいぶんいい目をしてたね。頼もしかったよ。たださぁ、忘れてほしくないのは、全日本プロレス大田区総合体育館大会にて、俺は直接、安齋選手に勝ってるからね。今日、6人タッグマッチで勝った。でも、勝ったのは諏訪魔選手で、安齋選手じゃないでしょ?つまり彼の、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに対するリベンジは成功とは言えないんじゃない?さぁこの続き、やる?やらない?安齋選手に任せるよ。俺は、トランキーロ、焦らずに彼の言葉を待ってるから。じゃあ、明日は幕張メッセでまたお会いしましょう。アディオス!」

第8試合


 金丸とタダスケの対面でゴングが鳴ると、ロックアップから金丸がショルダータックル。タダスケもショルダータックルで返してロープに飛ぶが、金丸が下から足を絡め取ってニークラッシャー。さらにロープに飛んでジャンピングエルボースマッシュ。YO-HEYにタッチ。
 YO-HEY&タダスケが2人て飛びかかり、タダスケのマンハッタンドロップにYO-HEYがスライディングキックを合わせる連携技。YO-HEYが金丸に首投げから顔面に低空ドロップキック。さらにソバットからロープに飛ぶが、金丸が低空ドロップキックで迎撃しTAKAにタッチ。
 TAKAはYO-HEYに多彩なサミングを見舞い、金丸にタッチ。
 金丸はYO-HEYをロープに振って低空ドロップキック、ニークラッシャーから足4の字固めを狙うが、YO-HEYが下から蹴り上げて脱出しドロップキック。ジェイクにタッチ。
 ジェイクがSANADAをじっと見つめると、SANADAも応じる姿勢を見せ金丸からタッチを受ける。
 IWGP世界ヘビー級王者とGHCヘビー級王者の対面となり、ロックアップでの力比べでジェイクが押し込んでクリーンブレイクからうやうやしく一礼。さらにSANADAにパラダイスロックを狙うが、SANADAが振り払ってドロップキック。場外に逃れたジェイクにプランチャで追撃。SANADAがロープ越しの回転エビ固めを狙うが、ジェイクがひっくり返してSANADAにパラダイスロック。そこへYO-HEY&タダスケが尻へのダブルドロップキック。ジェイクがバックドロップを狙うと、SANADAが宙返りで着地し、ひらりとエプロンに出てスワンダイブ式ミサイルキック。さらにラウンディングボディプレスを発射も、ジェイクが回避。SANADAも着地してTKOを狙うが、ジェイクが着地して強烈なエルボー。ジェイクがボディブローからD4Cを狙うが、SANADAが着地してマジックスクリューで切り返す。TAKAにタッチ。
 TAKAが金丸と2人でトレイン攻撃、金丸の低空ドロップキック+TAKAのフロントハイキックの連携が決まり、TAKAがトランスレイヴからジャストフェイスロック。さらにみちのくドライバーIIを狙うが、ジェイクが振り払うと、TAKAがスーパーK。TAKAがロープに飛ぶと、ジェイクが追走式のニーリフトを叩き込み、串刺しフロントハイキックを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
ジェイク・リー
「(取材陣を見回して)お久しぶりです。お久しぶりです。全日本、新日本、NOAHだから久しぶりに見る顔もあるんで。お元気でしたか? 僕は今こうやってベルトを持ってる身になりました。さあ、質問を受け付けます」

――SANADA選手と戦ってみて印象はどうだった?
「ベルト持ってる身なので、凄くリスペクトの念を感じました。やってて。いがみ合ってっていうよりは、もっとお前も早くもっと上に来いよじゃないけど。そういう部分がチラっと見えて、ナメんじゃねえぞと。ちょっとだけそこは思った。もしかしたら本人はそこまで思ってないかもしれないけど。それだけプライドを持ってやってるっていうのは凄く感じました」

――SANADA選手は「次やるならシングル」と言っていたが?
「おぉ。チャンピオンがそういうんだったら、お客さんが求めるなら。けど、小さい箱でやるのはNGにしましょう。やるんだったら大きい箱で、どでかい箱でやりましょう。そっちの方がコレ(金のポーズ)も潤うし。違わない? そうですよね。両国よりももっと大きい箱で。けど、俺は来週、防衛戦を控えてる身なので。まずはそこですよ。杉浦貴。この場でいうことじゃないかもしれないけど、そのぐらいNOAHにとって杉浦貴という存在が大きいということは皆さん、よーく耳に、頭に刻み込んでる。皆さん、じゃあまたお会いしましょう」

SANADA&金丸義信
金丸「久しぶりの『ALL TOGETHER』。まさかよ、10何年ぶりにまた出るとは思わなかったよ」
SANADA「11年ぶり」
金丸「11年ぶりか。出てた?」
SANADA「記憶がないです」
金丸「俺は出てたと思うんだけど、誰とやったか……」
SANADA「あんま憶えてないです。まぁでも、今日、ノアのチャンピオンとちょっとしかやれなかったんで、次やる時はシングルになっちゃうんじゃないですか? まぁでも、ジェイクも自分の実力のなさを思い知るだけだと思いますけどね」
金丸「今日の時点でその差が出てたよね。全然違うよ。まぁ明日からのシリーズ…アイツらに勝とうが負けようがどっちでもいいよ。いいウォーミングアップだ、明日からのシリーズの」
SANADA「(※報道陣に向かって)もう言いたいこと言ったんで、帰ってもらっていいですか?」
金丸「そういうことだ」

第9試合


 亮生とワトというジュニアの祭典のメインで闘った2人の対面で試合が始まると、ヘッドロックからワトがショルダータックルで倒すが、亮生がリープフロッグ等で翻弄してアームドラッグ。ワトが首投げからサッカーボールキックを見舞うと亮生が場外へエスケープ。亮生がヒロムにタッチすると、ヒロムが「HAYATOちゃぁ~ん♪」と挑発。HAYATOもワトからタッチを受ける。
 ロックアップでの押し込み合いからHAYATOが離れ際にチョップ。そのままチョップ合戦へと発展して打ち合っていき、HAYATOがコルバタで場外に放り出して場外飛びを狙うと見せかけ、宙返りしてポーズを決める十八番の挑発。さらにHAYATOが追撃を狙うが、ヒロムが串刺しラリアットから「HA~YA~TOちゃ~ん」と叫びながらの低空ドロップキック。場外へ逃れたHAYATOに場外飛びを狙うかと思いきや、ゆっくりとした動きでHAYATOのポーズを真似する意趣返し。HAYATAが猛ストンピングでカットし、ワトにタッチ。
 ワトはヒロムにローキックからミドルキック。HAYATAにタッチ。
 IWGPジュニア王者とGHCジュニア王者の対面となると、HAYATAは両手を広げてヒロムに好きなようにチョップを打たせ、マンハッタンドロップからスライディングキック。ヒロムは腕と足を取っての変形ドラゴンスクリューを狙うが、HAYATAがサミングでカットし、ラリアットを発射も、ヒロムがキャッチしてファルコンアロー。AMAKUSAにタッチ。
 AMAKUSAはスワンダイブ式で飛びついてのフランケンシュタイナー。ワト&HAYATOが2人で向かっていくが、AMAKUSAがワトをチョップで怯ませ、拝み渡りからHAYATOにも飛びついて2人まとめて放り捨てる。さらにHAYATAにトルニージョアタックを見舞い、ロープに振ろうとするがHAYATAが延髄斬りで切り返し両者タッチ。
 ワトがスワンダイブで飛び込むも、亮生がかわして突撃。これをワトがかわしてフェイスクラッシャーからコーナーに触ろうとするも、亮生が宙返りで着地しアームドラッグからのドロップキック。亮生がワトのポーズを真似て挑発し、ハウザーインパクトを狙うが、ワトが振り払うと亮生がハンドスプリング式オーバーヘッドキックを狙う。ワトがこれをキャッチして通天閣ジャーマンを狙うが、亮生も一回転して着地し延髄斬り。ワトも倒れずハイキックを見舞うが、亮生も倒れず旋風脚。ワトも旋風脚でやり返し、両者バタリと倒れ込む。両者タッチを求めるが、一足先にHAYATOがタッチを受け、ヒロムをドロップキックで蹴落とす。
 亮生とHAYATOの対面となると、HAYATAのアシストを受けたHAYATOがトラースキック。カットに来たAMAKUSAをドロップキックで撃退し、亮生に人でなしドライバー。HAYATOがシド・ヴィシャスを発射も、亮生が回避し、飛び込んできたヒロムがトラースキック。ワト&HAYATAがヒロムに2人で攻撃を狙うが、ヒロムがHAYATAを使ってワトにコルバタをかけさせるトリッキーな攻撃。AMAKUSAがHAYATAにスワンダイブ式ブレーンチョップを見舞って場外に落とすと、ヒロムとAMAKUSAが連携し、AMAKUSAがブエロ・デ・アギラ。
 亮生がHAYATOにトラースキック連打からロープに飛ぶが、HAYATOがカニバサミで倒してトップロープ越しにエプロンに突き刺すDDT。HAYATOがコーナーに上って行くが、亮生が下から食らいつき地対空延髄斬りから雪崩式スパニッシュフライ。最後は亮生が必殺のファイヤーバードスプラッシュを投下して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
高橋ヒロム
「非常に楽しい、ジュニアらしいお祭りでした。3.1『ALL STAR Jr. FESTIVAL』を戦ってるかのような空間、素晴らしいね。これこそプロレスだと思うよ。面白かった。俺の頭の中に入ったよ、いや、入り込んだよ、ライジングHAYATO選手。面白いねぇ~。好きだよ、ああいう風にガンガン来る人。(※手に持ったIWGPジュニアのベルトを掲げながら)俺に触れて、間違いないからね。IWGPジュニアヘビー級チャンピオンに触れて、HAYATOさん、アンタは正解だ。24歳かぁ……。すごいね。無敵だよ。何やっても無敵な年だよ。でも、こんなコメントを出すということは、ヒロムちゃんも、いよいよ中堅なのかなぁ。うれしいような、寂しいような。あ、何も言ってなかったけど、HAYATA選手、もちろん興味あるよ。『いつかどこかで』って、最後言いましたね。楽しみにしてます。いやぁそれから、ワト、青柳選手、素晴らしいねぇ……。あの2人は最高のライバル関係になると思うよ。いいよね、この、新日本プロレスと全日本プロレスに、なかなか会えない距離でいるライバル、面白いよ。まるで、ヒロムちゃんとドラゴン・リーを見てるかのようだ。年と言えば、AMAKUSA殿は何歳なんだろう? (※控室へ向かいつつ、大声で)AMAKUSA殿! 何歳ですか! 愚問ですか!」

AMAKUSA
「親友との再会。とても有意義な時間を過ごさせていただき申した。心より感謝申し上げます。高橋ヒロム殿も、またどこかでお会いすることがあるでしょう。明日からまた我、NOAHにて、全霊に戦わせていただきます」

青柳亮生
「この、豪華6人タッグマッチを制したのは、全日本プロレスの青柳亮生だ! よく覚えといてください、青柳亮生だ! そして、高橋ヒロム、HAYATA、チャンピオン、どこかでまたお会いできることを、楽しみにしています。
そして、ワト! ワトワトワト! (※ビデオカメラに)NEW JAPANだろ? ワト! 次、6月18日だな。楽しみにしてるぞ!」

マスター・ワト
「思ってた以上に『ALL TOGETHER AGAIN』、最高でした。たくさんのファンの皆様、これが新日本プロレスの『BEST OF THE SUPER Jr. 30』優勝者です。青柳亮生、あの時と違った俺に気づいたか? どうだ? 楽しめたか? ピース以外のポーズ、別に今日は今すぐ披露しなくたっていいんだ。またどこかでやれることを楽しみにしています。そしてAMAKUSA。あまり今日は触れることはできなかったけど、もう一回やってみたいなと、またやりたいなと、そう思ったので次が楽しみだ。そして……ライジングHAYATO。今でもあなたはつかめないよ。そして初めまして。HAYATAさん。あなたからいろいろ盗ませてもらいたいなと、いろいろ思いながら組んでました。また『ALL TOGETHER AGAIN』、出たいと思っております。新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア。プロレスをもっと世の中に広めたいなと思います。ここ(スーパージュニアのトロフィー)に俺もしっかり刻まれてるから、もっとプロレスを盛り上げていきましょう」

HAYATA
「こんなお祭りごとへの参加はこれで最後や。ただ、高橋ヒロムやったら、お互いベルトを持ってるうちにやったってもえぇぞ」

ライジングHAYATO
「クソ、負けちゃった。でも最後に取られたのがタッグパートナー亮生だったからよかったのかな? いや、よくない。よくないよ。結局、高橋ヒロムにいいようにやられてばっかだし。高橋ヒロム、いや、ヒロムちゃん。いつかそのうるさいお口、静かにしてあげるから。負けちゃったけど、みんな俺のこと好きになってくれた? 俺はみんなのこと大好きだよ」

第10試合


 棚橋と拳王の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べで棚橋が押し勝つも、拳王がローキック連打からヘッドロック。拳王が髪を掴んで外すと、棚橋も髪を掴み返し、ブーメランアタックからエアギター。棚橋が宮原にタッチ。拳王は棚橋との対面を続けたそうにしながらもオカダにタッチ。
 宮原とオカダの対面となると、ゆっくりと距離を詰めて手4つからバックの取り合い、リストの取り合いへと発展。宮原がロープに押し込み、ゆっくりとクリーンブレイク。再び向き合ってロックアップで組合い、今度はオカダが押し込んでエルボー。オカダがショルダータックルで倒すも、宮原は即座に起き上がってフロントハイキック。エルボーの打ち合いとなり、宮原がヘッドバッド。オカダがレインメーカーを狙うと宮原もシャットダウン・スープレックスを狙う素振りを見せ、両者距離を取ってブレイク。するとオカダがコーナーに控えていた清宮に一撃入れ、宮原が清宮にタッチ。しかし、オカダは笑いながら場外へと逃れて清宮との対面を拒否し青柳にタッチ。
 青柳は清宮にアームドラッグを連打も、清宮は青柳にフラッシングエルボーからコーナーに控えるオカダにドロップキック。清宮は場外まで追っていってオカダを鉄柵に叩きつける。清宮が棚橋にタッチ。
 棚橋は、宮原&清宮と記者会見で予告したトリプルドロップキックを狙うが、青柳がロープに捕まって耐え、宮原のフロントハイキックを棚橋に誤爆させ、宮原、棚橋にドロップキック。場外ではオカダと清宮が観客席にまでなだれ込んで激しくやり合う中、青柳が棚橋にギロチンドロップを見舞ってエアギターを真似する挑発。オカダにタッチ。
 オカダは拳王との連携を呼びかけ、拳王も渋々といった様子で応じるも、全く息が合わない。潤滑油を自称する青柳が2人の間を取り持つも、オカダは乱暴に拳王の背中を叩いてタッチ。青柳が必死に仲裁する。
 拳王は棚橋をコーナーに押し込んで顔面を踏みつけ、サッカーボールキック。棚橋はすぐに起き上がろうとするが、思いの外ダメージが大きかったのかバタリと倒れ込んでしまう。拳王は「そんなもんかエースは!」と容赦なく顔面を蹴りつけていき、棚橋が起き上がるとすぐにミドルキックを叩き込んで倒していく。棚橋は真っ向から胸板にミドルキックを受けていき、ドラゴンスクリューで切り返して清宮にタッチ。
 気読みたは拳王にランニングエルボーを連打しブーメランアタック式フォアアーム。オカダが飛び込んでくると清宮が顔面へのドロップキックで撃退し、コーナーに上って拳王へミサイルキック。清宮はシャイニング・ウィザードを発射も、拳王がキャッチしてアンクルロック。振り払った清宮がジャンピングニーを発射も、拳王がハイキックで撃ち落としてドラゴン・スープレックス。青柳にタッチ。
 青柳は清宮にフライング・フォアアームを連打し、コーナートップからダイビング・クロスボディ。さらにロープに振るが、清宮はランニングネックブリーカードロップで反撃。清宮が宮原にタッチ。
 宮原は青柳にフロントハイキックから得意のドロップキックコンビネーションを見舞ってマッスルポーズ。宮原は青柳をロープに振るが、青柳は攻撃をかわしながら走りフライング・フォアアームを叩き込んでオカダにタッチ。
 オカダは見下した様子で挑発的に宮原の頭を踏みつけ、「全日本プロレスそんなもんかコノヤロー!」と罵倒。宮原はガバリと起き上がりフロントハイキックを放つも、オカダはビッグブートからリバースネックブリーカー。オカダがボディスラムでセットし、コーナートップからダイビングエルボードロップ。さらにレインメーカーポーズからレインメーカーを狙うが、宮原がカウンターのブラックアウトを叩き込み、正面からのブラックアウト。さらにシャットダウン・スープレックスを狙うが、オカダが振り払ってマネークリップ。宮原が振り払うとオカダがロープに飛ぶが、宮原がカウンターのラリアット。棚橋にタッチ。

 棚橋はオカダにフライング・フォアアームを叩き込み、宮原&清宮との連携を要求。「せーの!」でトリプルドロップキックを叩き込み、棚橋がオカダにスリングブレイド。棚橋がコーナーに上ってハイフライフローを発射も、オカダが剣山で迎撃。
 オカダと棚橋がエルボーで打ち合い、棚橋が太陽ブローからロープに飛ぶが、オカダが開脚式パイルドライバー。オカダがレインメーカーを放つも、棚橋がかわし、すかさず飛び込んできた清宮がジャンピングニー。青柳が清宮にランニングエルボー、宮原が青柳にフロントハイキック。拳王が宮原にフロントハイキックを放つも、宮原も倒れずフロントハイキックでお返し。宮原と拳王がバチバチと撃ち合う中で、拳王が宮原にスピンキック、棚橋に輪廻。

 ここで潤滑油の青柳がオカダと拳王を取り持って3人での攻撃を狙うが、なかなかタイミングが合わず。オカダのヘビーレインから拳王がサッカーボールキックを叩き込む連携を見せ、拳王がオカダに拳を向けてグータッチを求めるが、青柳が2人の間を横切るようにダイビングエルボードロップを発射。棚橋がオカダにドラゴン張り手を見舞ってロープに飛ぶが、オカダがドロップキックでカウンターし、旋回式の変形エメラルドフロウジョンからレインメーカーを叩き込んでカウント3を奪った。

 試合後には出場した全選手がリングに集合。その後にオカダがマイクを取る。


オカダ「皆さん!今日も熱い熱い熱い声援、本当にありがとうございました!プロレスで愛と元気と勇気を皆さんに届けることが出来たと、そういう闘いが出来たと、僕たちは胸を張って言えます!でも、本当にコロナで歓声が無いときも皆さんから愛と勇気と元気をもらって僕たちはしっかりとリング上で闘うことが出来ました。本当にありがとうございました!今日はALL TOGETHERということで、新日本プロレス、全日本プロレス、そしてプロレスリングNOAH、3団体でオールスター、夢の戦いが繰り広げられたと思いますけど、やっぱり僕たちはライバル同士です。プロレス界を盛り上げていくために切磋琢磨していきますので、皆さん、歓声やブーイング、たくさんよろしくお願いします。それがプロレスだと思います!まだまだ『もう大丈夫』と言えないと思いますが……元気があればなんでも出来るでしょう?元気があれば、なんでも出来るということは、(ダーッ!)が出来ますよね?今日は猪木さんのお孫さんが2人会場に来られていますので、猪木イズムの、やりたいっすね。(※お孫さん2人、寛太さん、尚登さんがリングへ)では皆さんよろしいですか?立ちましょうか。立ちましょうよ。じゃあ皆さんよろしいですか?!行くぞーッ!1!2!3!ダーッ!」

<試合後コメント>
青柳優馬
「2人は? あれ? 来る来る。待ちましょう。潤滑油として待たせてください。(しばらく待つと)来ないみたいですね。ちょっと大輔もカズチカもどうやら素直じゃないみたいで。リング上ではあんなにいい感じだったのに。まあでも、本当に今日は『ALL TOGETHER AGAIN』、このような素晴らしい大会に僕みたいな無名な男がリングに上がらせてもらえて、本当に心の底から光栄でございます。ここからどんどんどんどんと青柳優馬もプロレス界を盛り上げられる一員になれるように、今後とも頑張っていきたいと思います。潤滑油ではなく、プロレス界を潤せるような、そんな男になりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします」

オカダ・カズチカ
「しっかりとプロレスの力っていうの、パワーっていうのは、今回に関しては本当にプロレスファンの皆さんが支えてくれたからこそできたことだと思いますし。もしかしたらね、もうギブアップですっていう団体があったかもしれないし。そんな中で、本当にしっかりと声も出せない、もしかしたらストレスがたまって、耐えるってことがずっと続いてかもしれない中でも応援してもらって、支えてくれたからこそ、今こうやって僕たちもプロレスもできますし、こうやって大会をすることができたんで。本当に今日に関しては凄い皆さんの愛を感じた……まあ、いつも感じますけどね。ただ、本当に皆さんのおかげでできた、プロレスファンの皆さんが好きでいてくれた、愛していてくれたからこそ、僕たちもこうやってできるんだなってことを、当たり前のことを改めて確認できる。僕は本当にコロナ禍っていうのをポジティブに考えたいですし、改めてプロレスの良さっていうのをわかることができた3年間だったと思いますし。その分、いろいろまた感じさせてもらえなかったら、ただの生意気な、調子に乗った新日本プロレスだったかもしれないし、調子に乗ったオカダ・カズチカだったかもしれないですけど、改めてこうやってしっかりしなきゃダメだなと思うことができたんで。またこの皆さんにいただいたパワーっていうのを、僕たちがプロレスで返していきたいなと思います。本当に今日は3団体合同オールスター戦でしたけれど、また明日からはライバルですし、『うわー、あそこ凄いな』『あんな凄い戦いしているんだな』という戦いもたくさん見たいですし。そんな中でね、また切磋琢磨し合って、お互いを、プロレス界を盛り上げていって。そうしたらまた違うオールスター戦ができると思いますんで。別に『ALL TOGETHER』という形じゃなくてもね。オールスター戦っていうのをまたやったらいいと思いますし。本当にいろんな戦いが今日見ることができましたんで。ちゃんと全日本プロレス、覚えましたよ。いい選手がたくさんいたと思いましたし。こうやってオールスターってやっていけば、面白いは面白いかもしれないですけど、それで、じゃあ、見飽きた時にどうしようってことにならないように。やっぱりたまに行うからこそのオールスター戦だと思うんで。またどこかで交じ合うことができたらいいなと思います。それぐらい楽しい……本当に入場する前にモニターを見ていて、やっぱり新日本プロレスとは違うオールスターの雰囲気っていうのは感じましたんで。本当に今日の対戦相手だったり、タッグパートナー。拳王選手と……誰だっけ? 青、青? 青柳……名前がわからない。まああの、いいパワーもらって、また明日から新日本プロレス大会がありますんで、またそのパワーをまた全国に届けにいって。また僕も僕でいろいろ次が決まってますんで、そこに向かっていきたいと思います。ありがとうございました」

拳王
「プロレスの力はすげぇよなって言いたいところだけどな。もう前のほうに全員同じこと言って、何が聞きたいんだ? 何も聞きたくねえだろ。もういいだろ。だからな、続きは拳王チャンネルでやるから……って言いたいことだけど、ここは言っておかないとね。本当にプロレスの力凄かったよね。プロレスの力。あんな我が強い6人が、俺もそうだけど集まったから、やっぱスゲェいい試合になったよ。それがテメーら見ているクソヤローどもの力になっただろ。そして、棚橋を倒すって言ってたけど。倒したあと、このベルトに挑戦させてやろうかなって思ってたけど、オカダにやられちまった。まあ、いいよ。もう長いな。あんな長い……試合も長い、喋りも長い5人のあとに、誰もてめえら聞きたくねえよな。そうだよな! 簡潔に今日の『ALL TOGETHER』の感想、俺が今心に思っていることを言ってやる。6月24日、徳島市立体育館、拳王15周年記念大会。てめぇらクソヤローども、ご来場心よりお待ちしております。……プロレス最高」

清宮海斗
「今日で『ALL TOGETHER』は終わりです。スイッチ切り替えます! (※声を張り上げて)オカダッ! 逃げてんじゃねえぞ、オイ! 自分はオカダをぶっ潰す!」

棚橋弘至
「11年という時間の流れを感じました。ただ、この『ALL TOGETHER』、プロレス界にとってのとても大事なものだっていうのは、今日感じました。これから先、また不測の事態が起きるかもしれない。でも、そういう時こそ力合わせて、もう一回やっていこうよっていう、今日はその大切な意思の確認、意思疎通ができたと思うんで、『ALL TOGETHER』、今日の敗戦をバネにして、また這い上がっていきます」

宮原健斗
「『ALL TOGETHER AGAIN』を体中で感じましたよ。普段闘わない相手、今日、新日本プロレス、オカダ・カズチカさん、プロレスリング・ノア、拳王選手、そしていつも闘う青柳選手。味方には新日本プロレス、棚橋弘至さん、そして清宮海斗さん。プロレスファンの歓声は宮原健斗とオカダ・カズチカが向き合った時、地響きのような歓声だったね。まぁこの先、あるかないかは分からないけれども、プロレスに絶対はないからね。同じ時代を生きるプロレスラーとして、気にしてこれからは見てますよ。まぁそんなたくさんあればいいってもんじゃないからね。みんな今日リングに上がった選手それぞれ、自分のリングに戻ってそれぞれがそれぞれのリングを盛り上げて、またこのプロレスというジャンルを盛り上げて盛り上げていこうと思います。今日、“元気があれば何でもできる!”だから。プロレスラーは元気を発信できたと思います。コロナ禍の中、歓声がない中、もうプロレスができないかと思ったことが、俺は正直あったからね。今日の歓声を聞いて改めて思ったよ。プロレスはまだまだ元気だね。そして、明日からも俺たちは日本プロレス界をさらに元気に盛り上げる!」

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