「オカダ・カズチカ!逃げんじゃねえぞ!」ストロングスタイルを継ぐ成田蓮が6人タッグ王座防衛後にオカダを次期挑戦者に指名

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 3日、東京都・後楽園ホールにて、新日本プロレス『Road to SAKURA GENESIS 2023』が開催され、【STRONG STYLE】鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮がNEVER無差別級6人タッグ王座の初防衛に成功した。

 昨年12月を以て解散した鈴木軍のメンバーであった鈴木みのる&エル・デスペラードは、1月5日の大田区総合体育館大会でEVILら【HOUSE OF TORTURE(HOT)】の面々に袋叩きにされていた成田蓮を救出し、新ユニット結成を持ちかけた。
 成田は最初こそ迷いを見せていたが、“サン・オブ・ストロングスタイル”の名を冠する成田にとってみのるの「先人が残したストロングスタイル、俺が全て持ってるぞ」という言葉は捨てがたく、3人でユニットを結成。2月11日のエディオンアリーナ大阪大会では、HOTのEVIL&高橋裕二郎&SHOからNEVER6人タッグ王座を奪取し、ユニット名を【STRONG STYLE】と発表した。

 STRONG STYLEにベルトを奪われたHOTは復讐に燃え、成田の背中にスプレーでHOTと落書きしたりデスペラードのマスクを奪ったりと悪行三昧の挑発の上でリマッチを要求。度重なるHOTの暴挙にブチ切れた成田は場外カウントなしの完全決着ルールでの王座戦を要求。この申し出をHOT側も承諾し、場外カウント無しの特別ルールで実施されることとなった。


 試合は序盤から客席までなだれ込んでいく激しい場外戦が展開され、EVILは放送席にいたYOHのシャツにスプレーで“HOT”と落書き。デスペラードのマスクを被ったディック東郷も水を得た魚のように暴れまわる。
 みのるが反則攻撃の集中砲火を浴びてピンチに陥るも、鬼の形相となったみのるが裕二郎を一本足頭突きでふっ飛ばして成田につなぐ。成田は東郷も含めたHOTの4人を折檻していくが、HOTの面々は場外カウントが無いのを利用して観客席へ隠れてダメージの回復を図る。デスペラードがこれを見つけ出し、成田が客席のド真ん中でEVILをコブラツイストで締め上げる。
 その後はデスペラードとSHOの対面となるが、SHOは4vs1の構図を作り数的有利を取って袋叩きに。SHOのパワーブリーカーから東郷がスポイラーズチョーカーで首を絞め上げるも、みのるが飛び込んできて救出。みのるが裕二郎に卍固め、成田がEVILにコブラツイスト、デスペラードがSHOにマフラーホールドを決める三重奏を見せ、デスペラードがSHOへギターラ・デ・アンヘル。
 SHOは急所蹴りで隙を作ってクロスアーム式パイルドライバーからトーチャーツールで殴りかかるが、成田が身を挺してかばうことでチャンスを作り、デスペラードがロコ・モノ。みのるが裕二郎をアキレス腱固めで、成田がEVILをコブラツイストで押さえる中、デスペラードがSHOをピンチェ・ロコで突き刺して3カウントを奪った。

 試合後、デスペラードは東郷をリングに放り込んでマスクを奪還。成田はEVILからスプレー缶を奪い取ってPKを叩き込んだ。
 みのるがマイクを持つも、「今日は俺じゃねえんだよ。成田に締めてもらう」とニヤリ。
 成田は「HOTは俺らが倒した。俺はまだやらなきゃいけない相手がいる。オカダ・カズチカ!名古屋の借りはキッチリ返すからな。覚悟しとけ!いいか!俺たちがストロングスタイルだ!」と堂々の締め。3月11日の愛知県体育館大会でのタッグマッチで自身から3カウントを奪ったオカダへのリベンジを叫んだ。

 バックステージでみのるが「お前、オカダと何がやりたいんだ?オカダのベルトに挑戦したいのか?それとも獲りに来てほしいのか?」と問うと、成田は「オカダ、このベルトに挑戦してこいよ!チャンピオンが逃げるなんて言わねえよな?オカダ! 逃げんじゃねえぞ!」と吐き捨てて1人先に荒々しく退場。
 頼もしくなった成田の姿を見たみのるは、「アイツ、変わったな?」と笑い、デスペラードも「あんなに楽しくなるとは思わなかったっす。楽しみだ。こっからも楽しみだぜ」と目を細めた。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

月別

ページ上部へ戻る