2・11後楽園でのタッグトーナメント決勝は山下&伊藤vs中島&ミサヲ!両チームとも優勝の先のベルト獲りを視野に

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 東京女子プロレスが1月29日、約5年ぶりに埼玉・春日部ふれあいキューブ大会を開催。「第3回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」準決勝2試合が行われ、「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」の山下実優&伊藤麻希と、享楽共鳴の中島翔子&ハイパーミサヲが勝ち上がった。両チームは2月11日、東京・後楽園ホールの決勝戦で優勝を争う。

 この日、まずセミファイナルで「121000000」が宮本もか&長野じゅりあの空手タッグと対戦。空手がベースの山下は長野に強烈な蹴りを連発。伊藤はキャメルクラッチで長野を絞め上げた。山下は宮本にはミドルキック連打からコブラクラッチで攻め込んだ。長野は前蹴り、ハイキックからアームロックで伊藤の腕を絞り上げるも、山下がカット。山下のハイキックと伊藤のヘッドバットの合体技が長野にクリーンヒット。伊藤が逆エビ固めを決めるも、宮本がカット。伊藤と長野が激しいエルボー合戦から、長野が突き、ブラジリアンキックから必殺の旋風脚を狙うも、かわした伊藤がヘッドバット。勝機と見た伊藤は伊藤パニッシュで長野を絞め上げてギブアップを奪った。

 山下は「今年こそ優勝したいと思ってて、タッグベルトを獲りたいと思ってるので。伊藤としっかり力合わせて決勝も決めていきたい。私たちなら、今の享楽共鳴がどんなに強くても倒せるなって思ってるので」と優勝を期した。伊藤は「享楽共鳴はヒーローと怪獣、倒したら、今ベルト持ってるのがバケモノとバケモノ(マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ)だから、勢いつけれそう」と優勝の先のプリンセスタッグ王座獲りを見据えた。

 健闘虚しく、決勝進出はならなかった宮本は「今日の相手が強敵で、負けてしまって悔しいです。でもトーナメントを通じて、じゅりあさんとのタッグですごい成長したと思うので、これからもいっぱい勝っていきたい」、長野は「決勝までいって勝ちたい気持ちだったけど、相手が最強で。ボコボコにされて。今もってる私の力は100%出せて、この結果で。悔しいんですけど、ここが私のできる限界かなと。今後ももかさんと組み続けて、もっと強い空手タッグになりたい」と前を向いた。

 そして、メインイベントでは享楽共鳴が前年覇者の白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)と激突。開始早々、中島がサルトモルタルの着地の際、左足を痛めると、白昼夢はそこを見逃さず集中砲火。辰巳がミサヲに足4の字固め、渡辺がミサヲにジャイアントスイングを決めて追い込む。中島はハイアングルでの619を辰巳にヒットさせ、正調の619を狙うも、辰巳にキャッチされ、足4の字固めで絞め上げられた。辰巳が狙ったミサイルヒップを中島が回避すると、ミサヲがアイアムアヒーロー。中島が渡辺にトペ・コンヒーロを敢行すると、ミサヲが辰巳にハイパミ・リターンズ。間髪入れず、中島がダイビング・セントーンを見舞って3カウントを奪った。

 試合後には先に決勝進出を決めていた「121000000」がリングに上がり、にらみ合い。「121000000」が退場すると、中島は「去年、私はベルトを落としましたが、同じように負けなかったのは隣にスーパーヒーローがいたから。頼りにしてるよ」、ミサヲが「私があなたのことを誰より信頼してるし、あなたの強さを誰より信じてる。享楽共鳴なら絶対優勝できると思う」とマイク。

 バックステージで中島は「この2人であの2人と試合するのはタイトルマッチを含めて数回あったけど、勝てたことはなかったはず。今日の勝ちはうれしいし、このチームで結果を残したい気持ちがすごくある。その先で優勝したら、たぶんベルトも見えてくると思う。ヒーローと怪獣でベルトを巻きたい。優勝に向け、気を抜かずに頑張りたい」、ミサヲは「白昼夢に勝てたのは大きな自信になりました。この先、享楽共鳴でもっと強くなっていって、もっと大きなものを手に入れたいと思ってたんですけど。その前に白昼夢を倒さなきゃっていうのはずっとあって。それが今日できて、あとは勝つだけ。次は121000000」と力を込めた。

 2連覇ならなかった辰巳は「負けるわけないって過信しすぎてたのかなって。これを反省点に、まだこれからますます面白いタッグでずっといたいと思うので。夢を見ていきたい」と唇を噛んだ。

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