のはしたろう地元神戸凱旋20周年 魂の師弟対決も師匠人生の諸行無常の極楽固めに泣く

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30日、デビュー20周年を迎えたみちのくプロレスののはしたろうがふるさと神戸で凱旋大会を開催。付き人として修業を積ませてもらった魂の師匠・新崎人生とメインイベントでシングルマッチを行った。

 のはしは闘龍門9期生として南野タケシ、Ken45°、卍丸、KAGETORA、バラモン兄弟、石森太二らとともに2002年に闘龍門でデビューし、2004年の団体解散後にみちのくプロレスへ参戦。以降はみちのくの看板選手として活躍を続けている。

 試合が始まると人生の剛腕ヘッドロック地獄で序盤からスタミナを削られながらもなんとか切り抜け、場外でのボディスラム2連発で背骨を傷めつけられるという非情のラフファイトも堪えて凌ぎ、リングに戻ってからも続く師匠の背骨攻めをフランケンシュタイナーで切り返す。ケプラータの態勢を人生に潰されはしたものの、リング上で互角に打ち合い延髄斬り、最上段からのダイビングボディプレスを2連発。3度目のダメ押しとダイブしたのはしになんと人生が飛んで空中で一蹴、撃ち落とす。同士討ち状態となりダウンも、人生が先に起き上がり念仏パワーボムから極楽固めの態勢に入ろうとするのをのはしが阻止して顔面にドロップキック。人生を場外に落とし大一番にしか発射しないという拝みケプラータも鮮やかに披露してファンを魅了したが、ラスト1分人生の猛攻火を吹きたちまち形勢が逆転。チョークスラムでしたたかにマットに叩きつけられ、抜刀振りなぎ倒すかの荒々しいラリアットをまともに受けてパワーボムを畳みかけられ、最後はがっちりと決まった極楽固めに堪えきれずギブアップ。
 この日に備え実績を積み力を蓄えてきたのはしだったが、師匠新崎人生の壁はまだ破れなかった。


 30分越えの大激闘を終えたのはしは「人生さん、今日は自分の挑戦を受けてくれて本当にありがとうございました。正直自分が今年40歳で、人生さん今年56歳。本当に強い師匠で、ありがとうございました。強い師匠でやっぱり悔しいです。でも、だからこそ、この次ももっともっと強くなった還暦の人生さんとやりたいなと思います。人生さん還暦、私44歳、もっともっと強くなったのはしたろうが人生さんに勝ちたい。たくさんのファンの皆さん、この神戸の地に集まってくださって本当にありがとうございました。いつの日か私が人生さんを越える日、それは必ずこの神戸の地です」と、人生とファンに感謝の言葉を述べ次回こそ師匠を越えたいとマイクで熱く語った。

『みちのくプロレス神戸大会~のはしたろうデビュー20周年記念SP~』
日程:2022年10月30日(日)
開始:13:00
会場:兵庫・神戸サンポーホール
観衆:650人・超満員札止め

▼メインイベント 肉の牛屋presents のはしたろう20周年記念試合 時間無制限1本勝負
○新崎人生
30分57秒 極楽固め
●のはしたろう

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