「プロレス界のご法度だよ?」暗闇からの乱入で王座戦をぶち壊された近藤修司とDRAGON GATEファンが激怒!

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 7日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『HOPEFUL GATE 2022』が開催され、KAIと近藤修司のオープン・ザ・ドリームゲート王座戦がノーコンテストに終わった。

 DRAGON GATEの至宝、オープン・ザ・ドリームゲート王座を持つKAIは、今年5月に開幕したシングル最強を決めるトーナメント『KING OF GATE』の1回戦で近藤修司から試合開始直後に放たれたキングコング・ラリアットを食らって0分39秒で敗れるという屈辱を味わった。
 近藤も準決勝で箕浦康太に敗れてKOGで優勝を果たすことは出来なかったが、KAIは雪辱を果たすべく近藤を次期挑戦者に指名。近藤もこれを快諾し、「別にKAIとやりたいんじゃない。ベルトを獲って吉岡と闘いたいんだ」と、KAIからの王座奪取の先に今年のKOG覇者である吉岡勇紀との対戦を熱望していた。
 武藤敬司時代の全日本プロレスからWRESTLE-1で同じ釜の飯を食い、互いにフリーとなってDRAGON GATEのリングで再び巡り合った2人が至宝をかけての頂上決戦で激突した。


 ゴングが鳴るとともに近藤はキングコング・ラリアットを発射も、KAIは場外に逃れてたっぷりと間を取り、焦れた近藤へ徹底した足攻めを敢行。昨年アキレス腱を断裂し足に古傷を持つ近藤は中盤には足を引きずって自力で走れないまでのダメージを負ってしまう。
 しかし、近藤は後の先を取る形で待ち構え、ザ☆オリジナルからオーバードーズを決めて反撃の狼煙。KAIのラリアットやメテオインパクト2連発も受けきり、お返しのキングコング・ラリアット3連打。
 会心の3発目を決めた近藤がカバーに入るも、ここで突如会場が暗転。暗闇の中で乱入してきた箕浦康太がイスで近藤を襲撃しており、会場に明かりが戻るとレフェリーがノーコンテストを宣告した。

 マイクを取った箕浦は、KOGで自分に負けた近藤と、その近藤に1回戦負けたKAIが団体最高峰のドリームゲートを争っている状況を指し「お前らのドリームゲートなんて面白くない」と一喝してKAIへの挑戦状を叩きつける。

 箕浦へのまばらな拍手が響く中、激怒した斎藤了GMが「お前なんかに挑戦権やるわけねーだろ!」と一蹴すると大喝采が起きる。
 しかし、近藤とのドリームゲート戦を誓っていた吉岡勇紀がリングに上って箕浦へ食って掛かり、KAIは「(次期挑戦者は)勝手に決めろよ。バイバ~イ♪」と気だるげに去ってしまったことで、箕浦を相手に吉岡と近藤が対峙する一触即発の事態へと発展。
 斎了GMはこれを収拾すべく、「7月30日&31日の神戸ワールド記念ホール大会にて2夜連続でドリームゲート戦を実施する。どこかで近藤vs吉岡vs箕浦の3WAYマッチを行い、最初に敗れた選手は挑戦権無し、最後に残った選手が好きな日程で挑戦する」という裁定を下し、会場からは「えぇ~……」と戸惑いと不満の声が上がった。


 バックステージに戻った近藤は、「俺も悪い人をずっとたくさんやってたから分かるけどさ、団体の一番のベルトだからな?団体の一番のベルトに傷をつけるような乱入。俺も今までそんな事した記憶ないよ。いつだって団体の最高峰のベルトにはリスペクトがあるんだよ。ご法度だよ?このプロレス業界で、団体最高峰のベルトの試合を潰すっていうのは」と静かに怒りを燃やす。
 そして「それだけの覚悟を持ってやって来たんだろ?いいよ。その覚悟を俺は認めてやるよ。3WAYでもタイトルかかってなかろうがなんでもいいよ。とことん追い詰めてやるから覚悟しとけ」と必勝を誓った。

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