泥棒から生まれた絆!ドン・フジイが自転車兄弟に続く“スケボー兄弟”を結成!

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 7日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『HOPEFUL GATE 2022』が開催され、ドン・フジイとドラゴン・ダイヤがスケボーを巡る因縁の末に“スケボー兄弟”を結成した。

 ドン・フジイとドラゴン・ダイヤのスケボーを巡る因縁は、5月に行われたフジイの25周年記念試合に遡る。
 この試合ではフジイとダイヤは8人タッグマッチのパートナーとして闘い快勝を収めたものの、試合後にフジイがコーナー下に置いてあったダイヤのスケボーを気に入って持ち帰ろうとし、ダイヤが慌てて取り返すというかつての“泥棒癖”を垣間見せる場面があった。

 これはフジイなりのファンサービスかと思われていたが、フジイはダイヤのスケボーを本当に気に入っていたようで、6月の後楽園ホール大会ではバレバレの変装をしたフジイがダイヤを襲撃してスケボーを強奪する事件が発生。
 これによって2人の因縁は本格化し、かつてフジイに幾度も自転車を泥棒されてきた斎藤了GMがダイヤに肩入れ。翌日の後楽園ホール大会ではスケボーをかけた一騎打ちが行われるも、フジイがスケボーを凶器として使いダイヤから勝利。なんとしてもスケボーを奪回したいダイヤに対し、フジイは再戦の条件として“スケボー・コントラ・カベジェラ”というあまりにも理不尽なルールを突きつけた。

 ダイヤは昨年12月にマスカラ・コントラ・マスカラ戦で敗れてマスクを失い素顔を晒すことになるなどコントラマッチには苦い思い出がある。しかし、ダイヤは素顔で新スタートを切った際からの相棒であるスケボーを取り戻すべく、負けたら髪を切られてしまうこのルールを飲んで再戦へ。斎了GMが特別レフェリーとしてこの試合を見届けることとなった。


 スケボーの一時返還からの記念撮影というタイトルマッチのような厳かな雰囲気から斎了GMによるフジイへの過剰なボディチェックというコミカルな場面に繋がり会場の空気が盛り上がる中、フジイは圧倒的なパワーでダイヤを吹き飛ばしバリカンを持ち出して襲いかかるなど圧倒。ブレイブゲート王座を持つダイヤを付け狙うH・Y・Oの乱入などもありダイヤは大ピンチに。
 フジイはラリアット、チョークスラムと畳み掛けてカバーに入るが、斎了GMは急に頭が痛んで途中でカウントを止めてしまったり、ダイヤのカバーの際には超高速カウントを叩いたりとダイヤに肩入れ。これに激怒したフジイがスケボーを持ち込んでダイヤに殴りかかるが、斎了GMが必死にスケボーを奪い取り、その隙にダイヤが首固めで3カウントを奪った。

 フジイは潔く負けを認め、自身の手からダイヤへスケボーを返還。
 そして、「ダイヤ、よくやったな。俺の完敗だよ。俺もお前のこと認めてやろうじゃないか。この1ヶ月、理不尽なことばっかりやってごめんなさい」と素直に謝罪したフジイは、「俺とこれからスケボー兄弟やってかないか?」と衝撃の勧誘。

 これを受けたダイヤは、泥棒されたスケボーを凶器として扱われたつらい1ヶ月を振り返りつつ、「でも、この1ヶ月たくさん試合をしてきて、フジイさんがプライベートでスケボーを練習しているのとか、いつでも肌見放さず持ち歩いているのをTwitterでお見かけしました。正直僕はスケボーを正しい使い方をしてくれればそれでいいんです。僕、スケボーもう1個持ってますし。だから、フジイさん!スケボー兄弟、やりましょうよ!」と叫び満面の笑み。

 ダイヤがフジイのプロポーズを受けたことで、ダイヤと“D’Courage”を組んでいる吉岡勇紀はガクリとうなだれ、“自転車兄弟”の思い出がフラッシュバックした斎了GMが「ダメダメダメ!これ以上絡むな!」と慌てて止めに入る。
 しかし、フジイとダイヤがスケボー兄弟結成をゴリ押しすると、ファンも大きな拍手でアシスト。斎了GMも諦めたようで「はぁ。1回だけ。1回だけ、適当なとこで組むから。それだけ約束してやる」と兄弟の誕生を認めた。

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