享楽共鳴が6・19後楽園でマジラビの持つプリンセスタッグ王座に挑戦!プリプリ王者・中島翔子は団体史上初の2冠王宣言

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 東京女子プロレスが5月15日、東京・両国KFCホールで「TJPW SPRING TOUR '22」を開催。中島翔子とハイパーミサヲの享楽共鳴が6月19日の東京・後楽園ホールで、マジカルシュガーラビッツ(マジラビ=坂崎ユカ、瑞希)が保持するプリンセスタッグ王座に挑むことが決まった。

 享楽共鳴は5月3日、後楽園でのプリンセス・オブ・プリンセス王座を懸けたパートナー対決を経て、この日、約3ヵ月ぶりにタッグを結成し、瑞希、遠藤有栖組と対戦した。

 試合前のマイクでミサヲは“新生”享楽共鳴としてやっていくことを宣し、「正々堂々戦おう」と握手を求めるも、中島共々、相手に蹴りを入れて奇襲でスタート。開始早々、ミサヲが2人にスプレーを噴射するなど、“らしい”戦いで相手チームを幻惑し、ブランクを感じさせぬコンビネーションを披露。負けじと瑞希がフェースロックで中島を絞め上げ、遠藤も中島に磐梯山を決めるなど応戦。中島が遠藤に619を決めてカバーするも、瑞希がフットスタンプでカット。中島が瑞希を排除すると、ミサヲがハイパミ・リターンズを遠藤にズバリと決めて3カウントを奪取した。

 試合後、退場しようとした瑞希を呼び止めたミサヲは「“新生” 享楽共鳴で1勝できて、とても気持ちいいです。こんな気持ちいい気分なのは、今史上最高に享楽共鳴がいい感じのタッグになってるからだと思うんです。中島さんに相談もしてないけど、マジラビが持ってるタッグベルトに挑戦させてください! 独断で決めてるけど、我々の絆は深いからきっとOKですよね?」とアピールし、中島も同調。さらにミサヲが「マジラビさんの片割れのユカさんは、今海外に飛んでますけど、我々のように独断で何かを決めるほどの絆がマジラビにはあるのかな?」と言うと、瑞希は「やりましょう」と受諾。決戦の場として、中島が6・19後楽園を提案すると、瑞希もそれに応じた。

 中島は「サイバーファイトフェス(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)でユカっちと試合するでしょ? これで防衛して、後楽園でマジラビに勝ったら、私2冠王になれるじゃないか。東京女子史上初の2冠王になる!」と2冠獲りを高らかに宣言した。

 バックステージでミサヲは「(“新生” 享楽共鳴は)私の気持ちの部分が大きい。勝てる試合も気持ちが強くないと勝てないんですよ。私、今120パーセント、240パーセントくらいなので、余裕で勝てると思ってます」と自信を見せた。

 6・12さいたまSA、6・19後楽園と中1週間で2大タイトル戦を戦う強行軍になる中島は「プロレスラーたるもの欲張りじゃなきゃって思うし。ユカっちも瑞希も、私にとってはすごく特別な選手。東京女子のなかでも特別な2人、特別なタッグチーム。そんな2人と2週連続でタイトルマッチ。すごいじゃないですか。頑張っちゃいます」と意気込んだ。

 享楽共鳴はマジラビとの前回の対戦(1月15日、東京・新宿FACEでの「第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」1回戦)で勝利しているが、中島は「あの頃とは違うと思うんです。我々もそうだけど、特にユカっちは今米国でどんどんスキルアップしてる最中だと思うし。1回勝ったってという気持ちで臨まない方がいいと思ってます」と気を引き締めた。

 一方、パートナー不在のなかで防衛戦が決まった瑞希は「ユカっちは自分のことより、人のことを思ってくれるタイプなので。私がタッグトーナメント1回戦で負けてることを気にしてることも分かってくれてると思うし。ユカっちが仮に断るって言ったとしても、瑞希がやりたいと言ったら、そこは“分かった”と言ってくれる。信頼してるので、独断で決めても2人の気持ちです。(坂崎が)向こうで頑張ってるのも分かるので、瑞希もこっちで頑張って。お互いに成長できるように頑張りたい」と話した。

 また、5月28日(現地時間)、米オレゴン州・ポートランドで開催されるPRESTIGE WRESTLING「ROSELAND 3」で、元NXTのミア・イムの挑戦を受け、インターナショナル・プリンセス選手権の防衛戦を行う伊藤麻希がオープニングに登場し、「ミア・イムをぶっ潰して、伊藤が元NXTの上にいって、ベルトの価値を高めていきたい。ベルトも待ってたと思うから、絶対に結果を残して胸張って帰国できるように頑張る」と意気込んだ。東京女子のタイトル戦が海外で行われるのは初となる。

同大会には山下実優も参戦し、マーシャ・スラモビッチと対戦。同29日のNIGHT TWOでは山下と伊藤が一騎打ちを行う。「米国で伊藤と戦うのは楽しみ。1日目に戦う選手は凶暴な選手なので、蹴り倒したい。日本での試合をいくつか休ませていただくんですけど、その分、しっかり米国でも東京女子を伝えられるように頑張ります」と語った。

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