『キャプテン翼』作者も祝福!寿退社ならぬ寿休業で“飛翔天女二世”藤本つかさがプロレスラーからスタッフへ専念!

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 4日、神奈川県・横浜武道館にて『アイスリボン横浜武道館大会II』が開催され、藤本つかさが休業記念試合を行った。

 藤本は2008年にアイスリボンでプロレスデビュー。アイドルプロジェクト出身でありながら芸能人フットサルチーム『南葛シューターズ』のキーパーを務めているというバックボーンから、見た目の可愛らしさから想像できない迫力あるスピードと蹴り技で人気選手となった。その後、豊田真奈美から“飛翔天女”の名とジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスホールドを継承し、2018年度女子プロレス大賞を受賞。アイスリボン自体も女子プロレス界で一番長い老舗団体として成長し、選手としてだけではなく取締役として団体を牽引する役目を担っていた。

 その背中にかかる重圧は大きく、「結婚したい」と度々口にしながらも多忙ゆえに結婚できないキャラとして認知されていたが、今年3月15日に交際していた一般男性と結婚したことを報告。5月4日の横浜武道館大会を以てプロレス休業を発表し、「みんな、私が帰ってくる場所守っててね」と後進にアイスリボンを託そうとしている。


 事実上のセミファイナルで行われた藤本の休業記念試合は、藤本つかさ&星いぶきvs中島安里紗&志田光と藤本の縁の深い4人でのタッグマッチ。
 試合前には『キャプテン翼』の作者であり、『南葛シューターズ』の監督も務める高橋陽一さんがリングに上がり藤本に花束を贈呈。
 そして「つっか、結婚おめでとうございます。休業ということで、長い間お疲れ様でした。新婚生活を十分味わって、またやりたくなったら戻ってくればいいかなと思ってますんで、長い間お疲れ様でした。そしておめでとうございます」とメッセージを贈った。

 藤本は、“マッスルビーナス”の仲間である志田、“ベストフレンズ”のパートナーである中島と誰よりも藤本を知り尽くしている2人の攻撃に苦戦。しかし、志田とのコンビネーションで中島を、中島とのコンビネーションで志田を攻撃するなど、藤本らしいコミカルかつハードな試合を展開。
 藤本は愛弟子・いぶきと卍固めの競演を見せるなど果敢に攻め込み、インフィニティやビーナスシュートといった必殺技の数々を志田に叩き込むも、最後は中島のD×D、志田の魂のスリーカウントを連続で被弾して3カウントを聞いた。

 そして藤本は、事実上のメインイベントで行われた春輝つくしの引退試合にも連続出場。
 春輝つくし&藤本つかさvs高橋奈七永&星ハム子のタッグマッチで行われたこの試合では、藤本は“ドロップキッカーズ”の盟友たるつくしの最後の舞台に華を添える献身的な試合運びを見せ、藤本のジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド+つくしのダイビングダブルフットスタンプという強力な合体技も披露。
 しかし、最後はつくしが先輩・ハム子に継承したハルカゼで3カウントを奪われ、最後のドロップキッカーズでの試合を勝利で飾ることは叶わなかった。

 試合を終えた藤本は、「つくしが4歳の頃に奈七永さんに憧れてプロレスラーになったように、今この会場に私達の試合を見て、『あぁ私もプロレスラーになりたい』ってそんな女の子がいる団体にしていきたいと思います」と思いを語る。
 そして、「私も休業に入るけど、私は正直実感がありません。次のアイスリボンの大会で私も試合をしていない、そしてつくしもいない。その時に改めて実感するんじゃないかなと思います。でも私はここにいるので、皆さん私はスタッフとしてココにいるので、安心して、これからのアイスリボンを見続けてください。今後ともよろしくお願いします」と、スタッフ・藤本つかさとしてファンにメッセージを贈った。

 大会終了後、藤本はこの5月4日でアイスリボンが解散する可能性があったことについて改めて触れ、「本来だったら今日がもしかしたら解散の日だったかもしれない。そんな中、真白優希が勝ったり、トトロさつきがチャンピオンになったり、そういった『やってやるぞ!』っていう後輩たちがいっぱいいるということがもう、次に繋がると思うので、解散という選択肢をほんとにしなくてよかったなと思います」と胸中を明かす。
 そして、大会エンディングに練習生が3名紹介されたことについて、「練習生、3人だけじゃないですから!もっともっといますから。新しい芽を期待していただければと思います」とアイスリボンの明るい未来に思いを馳せた。

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