「クネスカで一緒の墓に入るからな!」K-ness.が引退試合を終え26年の選手生活に幕!盟友・横須賀ススムに発破をかけ魂を継承!

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 7日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『Final Burst Out! K-ness. Forever』が開催され、K-ness.が引退試合を行い約26年のプロレスラー生活に幕を下ろした。

 K-ness.は1996年にみちのくプロレスにて本名の齋藤誠としてデビュー。リングネームをMAKOTOと変えてレッスル夢ファクトリーで、その後は紆余曲折の末に闘龍門に戦いの場を移しダークネス・ドラゴンとして活躍。永遠のライバルとなるドラゴン・キッドとの抗争からリングネームをK-ness.に改め、M2Kやジミーズなどの歴史に名を残すユニットの数々で活躍。盟友・横須賀ススムとの“クネスカタッグ”でも記憶に残る試合を数多く重ねてきた。

 近年のK-ness.はかねてからの首を中心とした負傷を理由に欠場を続けていたが、昨年12月28日の神戸大会にてK-ness.が2022年4月7日での現役引退を表明。
 K-ness.は「(引退は)悲しいことじゃなくて、レスラーとしてのゴールですから。嬉しいですよ」と柔和な笑みとともに語っていたが、この引退に華を添えるべく斎藤了GMが引退までの約3ヶ月でK-ness.の25年のキャリアを振り返っていくメモリアルマッチを開催することを宣言。
 2月の後楽園ホール大会では、 “M2K”が復活し、K-ness.はダークネス・ドラゴンとしてセコンドで参加。望月享とともにスカドラニーを決めるなど積極的に試合に介入し、両リン決着に華を添える大立ち回りを演じた。
 3月の後楽園ホール大会では、 “ジミーズ”が復活し、K-ness.はジミー・クネスJKSとしてセコンドで参加。楽しそうな様子でゴムパッチン攻撃に加わったり、盟友・ススムのピンチを延髄斬りで救ったりと大活躍を見せていた。

 K-ness.の引退試合は、本人たっての希望により、K-ness.&横須賀ススムvsドラゴン・キッド&Kzyのタッグマッチに決定。K-ness.の永遠のライバルであるキッドと、弟分のKzyを相手に盟友・ススムとの“クネスカ”タッグで闘うこととなった。K-ness.が正式に試合に出場するのは昨年6月の25周年記念試合以来となる。

 メインイベントでのK-ness.の引退試合が始まろうというタイミングには観衆の多くがハンカチで涙を拭い、鼻をすする音が響いていた。そんな雰囲気の中で入場した選手たちもセコンドについた選手たちも感極まって目に涙を浮かべており、涙涙の入場コール。Kzyは1人遠い目をしながらクネスカの入場曲を口ずさんでいた。

 試合はK-ness.とキッドに始まるが、互いの歩んできた歴史を確かめ合うかのようなじっくりとしたレスリングが展開されていき、試合の中心はK-ness.とKzyの対面へ。
 K-ness.はススムとの巧みな連携で攻め込んでいき、セルフサービスボム(※Kzyにキッドを抱えさせパワーボムを打たせる)、須賀ドラニー(※合体地獄の断頭台)といった往年の合体技の数々で圧倒。さらにススムがキッドから最も苦手とする技であるというウルトラ・ウラカン・ラナを被弾するとK-ness.が救出し、ススムのワールドライナーからジャンボの脚(※ジャンボの勝ち!+昇竜脚)で反撃するという抜群のタッグワークを見せる。

 試合が終盤に差し掛かると、K-ness.は2本の人差し指を自身とKzyへ交互に指差し一騎打ちを要求。互いの思いを込めたゴツゴツとしたエルボー合戦が展開され、KzyがKZ.timeを放てば、K-ness.も光の輪から介錯を連打と一歩も引かず。
再び正面切ってのエルボー合戦となり、Kzyはエルボーバッド、エルボースマッシュ、スライディングエルボーと得意のエルボー弾でK-ness.を圧倒。

 強烈なエルボーで何度打ち据えても肩を上げるK-ness.に対し、Kzyは「もういいだろう!もう十分だろう?!」と涙声で叫ぶ。するとK-ness.は両手を広げて「Kzy、来い!」と笑顔。最後はKzyが涙で顔をグチャグチャにしながら放った渾身のランニングエルボースマッシュで22分56秒の熱闘に終止符を打った。

 試合後にはK-ness.の引退セレモニーが行われ、みちのくプロレスの練習生時代の同期であるGammaら、闘龍門7期生の大鷲透、アニマル浜口ジム時代の同期である吉江豊&高橋奈七永、夢ファク時代の仲間であるKAMIKAZE&怨霊&富豪富豪夢路&アステカ&ザ・ウルフ(+福田雅一さんのイラストパネル)、JAM Projectの影山ヒロノブさん&遠藤正明さんから花束が贈呈。さらに斎藤了GMから功労の金一封が手渡された。

 そして選手を代表してウルティモ・ドラゴンから「K-ness.、いや齋藤誠!お前とは色んな思い出があるな。お前は俺の誇りです。闘龍門に来てくれて本当にありがとう。第二の人生、これからが勝負だぞ!」とメッセージが贈られるとK-ness.はさらに涙。

 最後にススムにマイクが渡ると、「K-ness.は先輩ですけど自然と仲良くなってリング上でタッグを組むようになって、なんとなく離れることもあったりしたけど、それでもタッグを組んだりする不思議な関係で。他のユニットにいてもK-ness.と組めばクネスカ。組み始めてからクネスカは解散したことない。今日でK-ness.は引退するけど、クネスカは永遠ですよ。俺はもうちょっと体動きそうだからまだまだこのリングで闘っていくんで、K-ness.の分も俺がこれから背負って闘っていく。K-ness.から俺はなにも継承されてないけど(笑)俺はK-ness.の魂を俺が継承する」と涙で声を詰まらせながらも笑いを交えたメッセージが贈られる。

 するとK-ness.は「ススム、お前に言いたいことがある。お前、いつまでKzyの神輿担ぐつもりだ?Kzyはもう立派に成長してるんだよ。俺は若い衆のサポートをするススムよりも、第一線で、またシングルで、1人で活躍するススムが見たいんです。ススム、1人でリングに上がるのが不安なら、俺が力を貸してやる!」と、自身のネックレスとリングを外してススムに手渡し「このリングとネックレスを着けてリングに立てば、お前1人でクネスカだ!ススム、俺は見てるからな。頑張ってくれよ」と自身の魂を継承しススムとグータッチを交わした。

 そして最後にK-ness.は来場していた両親に向け「自分のわがままを、自分の夢を追うことを認めてくれてありがとうございました!」と頭を下げ、ファン・選手・関係者に最後の別れを告げ、10カウントゴングの後に選手全員に胴上げを受ける。そしてススムとともに『絆』に乗って退場していった。

 ススムの肩を借りてバックステージに戻ったK-ness.は安堵のため息とともに「奇跡を起こしたぞ!」と鬨の声。
 そして「K-ness.は終わるけどな、クネスカはススムが消えない限り永遠に終わらないし、これ(リング&ネックレス)を身に着けて闘ってもらえば俺の力はススムに宿るから。じいちゃんになってもクネスカだ。クネスカで一緒の墓に入るからな!(笑)」とススムに笑いかけると、ススムも「お墓に入るときも『絆』で入ろう(笑)」と笑顔で応えた。

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