【試合詳細】3・21 全日本プロレス大田区総合体育館大会 【三冠ヘビー級】宮原健斗vs石川修司 【世界ジュニア】佐藤光留vs大森北斗 諏訪魔&TARU&近藤修司&KONO&歳三vsジェイク・リー&TAJIRI&土肥こうじ&羆嵐&児玉裕輔 青柳優馬&青柳亮生&ライジングHAYATOvs藤波辰爾&長井満也&LEONA

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『LECクリンぱっ!presents Champions Night 3 ~50th Anniversary Tour~』
日程:2022年3月21日(月・祝)
開始:16:00
会場:東京都・大田区総合体育館
観衆:1319人

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●井上凌/SUGI(フリー)/中野貴人(BASARA)
9分39秒 フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド
○大和ヒロシ(フリー)/アンディ・ウー(フリー)/立花誠吾(フリー)

▼カーベル伊藤復帰戦 6人タッグマッチ30分1本勝負
[ヨシタツ・キングダム]○ヨシタツ/カーベル伊藤/今井礼夢(HEAT-UP)
10分23秒 ヨシタツ狂想曲
イザナギ/入江茂弘(フリー)/●SUSHI(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ワイルドめんそーれ]大森隆男/●ブラックめんそーれ
11分31秒 ダイビング・バカチンガエルボードロップ
[トモダチ]田村男児/○アブドーラ・小林(大日本)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
[Enfants Terribles]○芦野祥太郎
12分31秒 KO
[TOTAL ECLIPSE]●本田竜輝
※ラストマンスタンディングルール。10カウントによるノックアウトのみの決着

▼スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
[NEXTREME]青柳優馬/●青柳亮生/ライジングHAYATO
12分16秒 ドラゴンスリーパー
○藤波辰爾(DRADITION)/長井満也(DRADITION)/LEONA(DRADITION)

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/Evolution】○佐藤光留(パンクラスMISSION)
16分39秒 バックドロップ→エビ固め
【挑戦者/TOTAL ECLIPSE】●大森北斗
※第61代王者が初防衛に成功

▼ジェイク・リー復帰戦 VOODOO-MURDERS vs TOTAL ECLIPSE スペシャル10人タッグマッチ 60分1本勝負
[VOODOO-MURDERS]TARU(フリー)/諏訪魔/近藤修司(フリー)/KONO(フリー)/歳三(フリー)
12分51秒 無効試合
[TOTAL ECLIPSE]ジェイク・リー/TAJIRI/土肥こうじ(フリー)/羆嵐(フリー)/児玉裕輔(フリー)

▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/NEXTREME】○宮原健斗
32分28秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
【挑戦者】●石川修司
※第65代王者が2度目の防衛に成功

全日本50周年記念大会で宮原が石川と“本物のプロレス”を見せ三冠王座V2!復活したVOODOO-MURDERSが大暴れ!光留が世界ジュニア挑戦表明の大和へ「お前が捨てた団体に何の用事があるんだ?」

第1試合


 先発は井上とアンディ。ロックアップからグラウンドの攻防へ。
 アンディがヘッドロックからロープに飛ぶが、井上はアームホイップもアンディはヘッドシザースからこれを抜けた井上へドロップキック。すぐに立ち上がった井上がショルダータックルで倒し距離をとる。両者タッチ。

 中野と立花がロックアップから立花がロープに押し込みクリーンブレイク。
 再度ロックアップから立花がヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルで倒すとヤンキー座りで挑発。
 さらにストンピングからエルボーを打ち込み、中野もチョップで返すが立花は強烈なエルボーからロープに振りエルボー。避けた中野がカサドーラを狙うが、力任せに逃れた立花が髪を掴んでリングに叩きつける。
 立花はロープに飛ぶが、中野はドロップキックで迎撃し井上にタッチ。

 井上はエルボー連打でコーナに押し込み、コーナーに振ると串刺しバックエルボー。
 井上はミサイルキックも、避けた立花がロープに振ってアトミックドロップからビッグブーツ。フォールも2。立花は大和にタッチ。

 大和はチョップからロープに振ってクロスチョップ。フォールも2。
 大和はアンディにタッチ。

 アンディはニードロップからフォールも2。
 アンディは丸め込み変形の羽根折り固め。これを離すと立花とともにダブルのバックドロップ。フォールもSUGIがカット。
 アンディはコーナーに振って走り込むが、井上は足を伸ばしてカットしミサイルキック。
 井上はSUGIにタッチ。

 SUGIはスワンダイブミサイルキック。ロープに飛ぶが、大和と立花がダブルのガットショットで迎撃しロープに振る。だがSUGIは2人まとめてハンドスプリングオーバーヘッドキックで場外に叩き出すと、場外の3人に向けてケブラーダを投下。
 リングに戻るとSUGIがアンディのミドルキックをキャッチするが、アンディはすぐさま水面蹴りで倒し大和にタッチ。

 大和はSUGIを蹴りつけコーナーに振ろうとするが、逆にSUGIが走り込むも大和はエルボーで迎撃し河津落とし。大和はスライディングXからフォールも中野がカット。
 中野と大和がエルボーの打ち合いから中野が延髄斬り。ロープに飛ぶが、大和はゼロ戦キックで迎撃する。さらにSUGIにもゼロ戦キックからバックをとるが、SUGIがロープを掴んで逃れるも大和がガットショットからロープに飛ぶも、SUGIはその場飛びスパニッシュフライで迎撃。SUGIは井上にタッチ。

 井上はエルボー連打も大和はガットショットからロープに飛ぶ。井上はバックエルボーで迎撃し、投げようとするが大和が耐える。中野が大和の背後からエルボーを叩き込み、井上がブレーンバスターから中野がスワンダイブボディプレス。SUGIがライオンサルトを投下し、井上が大和をロープに振ってドロップキックからフォールもアンディがカット。
 井上はエルボー連打からロープに飛ぶが、大和はスピアーで迎撃しコーナーに登るとミサイルキック。フォールもSUGIがカット。
 大和はフィッシャーマンスープレックスホールドで3カウント。

第2試合


 先発はカーベルとイザナギ。カーベルが低空タックルで倒し、ガードポジションから打ち下ろしの掌底連打。さらに腕ひしぎで捕らえるがイザナギはロープに足を伸ばしブレイク。

 カーベルはストンピング連打も、イザナギは立ち上がるとガットショットから腕を殴りつける。再度腕を殴るとロープに振るが、カーベルはスリングブレイドで倒しサソリ固めの体勢へ。これはSUSHIがカット。
 カーベルは今井にタッチ。

 今井とカーベルはイザナギをロープに振りダブルのバックエルボー。今井はフォールも2。
 今井はストンピング。エルボーの打ち合いとなり、今井のガットショットをイザナギがエルボーで叩き落としロープに飛ぶが、今井は避けるとアームホイップからコルバタで投げ捨てる。
 イザナギはボディブローからチンクラッシャーを叩き込みSUSHIにタッチ。

 SUSHIはガットショット連発からロープに振りバックエルボーで倒す。フォールも2。
 SUSHIはボディスラムから逆エビ固め。今井はロープを掴みブレイク。
 SUGIは入江にタッチ。

 今井は膝立ちでエルボー連打。ロープに押し込むが、入江は膝蹴りから今井を担いでロープ際にセットすると振り子式ボディプレス。フォールも2。
 入江は担ぐが、着地した今井にバックエルボーからロープに飛ぶと、今井のドロップキックをスカしてヒッププレス。フォールも2。
 入江はロープに振っていくが今井がロープを掴んで入江をスカすと足を伸ばしてカット。さらに走り込んできた入江をドロップキックで迎撃しヨシタツにタッチ。

 ヨシタツはビッグブーツからミドルキック連打。さらにドラゴンスクリューから走り込むが、入江はブラックホールスラムで迎撃しSUSHIにタッチ。

 SUSHIはニールキックからチンクラッシャー連発。さらにトラースキックを叩き込みフォールも2。
 ヨシタツをコーナーに振りトレイン攻撃からイザナギが首投げ。SUSHIがコーナーに登りダイビングヘッドバッドを投下するが、ヨシタツが避けて自爆させる。
 膝立ちでエルボーの打ち合いからヨシタツがバックを取り旋回式バスター。フォールもイザナギがカット。
 イザナギは今井をコーナーに振って走り込むが、今井は足を伸ばしてカットしスイングDDT。
 入江が今井を投げようとするも、今井はブレーンバスターで投げ捨てる。
 ヨシタツとカーベルがSUSHIをロープに振ってダブルのミドルキック。

 カーベルは串刺しダブルニーからソバットを叩き込み、コーナーに乗せると雪崩式フランケンで投げ捨てる。さらにカーベルは場外の入江とイザナギへコーナーからのプランチャを投下し、ヨシタツがリング上のSUSHIへダイビングコードブレイカーオブジェリコ。そのままフォールし3カウントを奪った。

<試合後コメント>

ヨシタツ・キングダム
ヨシタツ「礼夢がやられてるとき、もうダメかと思ったけど、逆エビやられてるとき、もう終わったと思ったけど、ちゃんと誰の助けも借りず1人で逃げた。エスケープした」
カーベル「素晴らしい!」
ヨシタツ「カーベル、復帰おめでとう!」
カーベル「ありがとうございました!」
(※2人がしっかり握手)
ヨシタツ「怪我大丈夫?」
カーベル「大丈夫!オイ!プレートにボルト13本入ってもちゃんと復帰したぜ!オイ!イザナギ!神様、シングルやろうぜ。6年間の成長をあなたにぶつけたい!今日復帰できました!ありがとうございました!」
ヨシタツ「今日はヨシタツ・キングダムで祝勝会!復帰戦のカーベルの祝勝会を、カーベル持ちで。一番年長者だしね、一番金持ってるし」
カーベル「おい、知ってるか?カーベルの預金口座、底が無いんだぜ?祝勝会、ド派手にやるぜ!国王!」
ヨシタツ「今年はね、“歩くATM”で売ってくからよろしく」
カーベル「よろしく!」
ヨシタツ「(立花へ)初めてじゃないか?立花がセコンドに付いてくれたのは」
カーベル「心強かったよ!」
ヨシタツ「これでホントにヨシタツ・キングダムが復活したって感じしたね」
立花「ちゃんと自分の意志で。GFになんか言われたからとかじゃなくて自分の意志で俺は付いたから。そこはチームとかユニットとしてじゃなくて国として、しっかり地位築いていこうぜ」
カーベル「(※礼夢の手を取って)こういういい選手をな、国だからクローズアップ出来る。国だからこういういい選手を成長させることが出来るんだ!すべて国王の人柄だオイ!」
ヨシタツ「ヨシタツ・キングダムの財務大臣、カーベル伊藤!よろしく!復帰おめでとう!」
カーベル「よっしゃあ!」
全員「We can do it!!」

第3試合


 先発は小林と大森。ロックアップから大森がヘッドロックで捕らえ、小林が突き飛ばすと大森はロープを掴む。小林は不思議な動きで牽制してから握手を求め、大森はこれを握らずはたき落とす。
 再度ロックアップから大森がヘッドロックで捕らえショルダータックル。受けきった小林へ二度三度とショルダータックルを打ち込み、受けきった小林が地獄突き。小林は男児にタッチ。大森もめんそーれにタッチ。

 めんそーれは男児のロックアップをスカしてハブのポーズで挑発。再度スカして挑発すると、男児はガットショットからヘッドロックで絞り上げ、ロープに飛んでショルダータックルで倒す。
 めんそーれのチョップと男児のエルボーの打ち合いになり、めんそーれがボディブローからサミング。ロープに飛ぶが、男児がバックエルボーからロープに飛ぶもめんそーれはドロップキックで迎撃。
 めんそーれは大森にタッチ。

 大森とめんそーれはロープに振ってダブルのバックエルボー。大森はエルボードロップからフォールも2。
 大森は顔を叩いて挑発し、男児のエルボーと大森のチョップの打ち合いへ。
 大森はエルボースマッシュからめんそーれにタッチ。

 男児がエルボーで吹っ飛ばすが、めんそーれは髪を掴んでエルボーからボディスラム。コーナーに登るが、小林が縄を投げつけて落下させ、男児が顔面を踏みつける。
 男児は小林にタッチ。

 小林と男児はめんそーれをロープに振り、男児がジャンピングショルダータックルから手をつないでのダブルのバカチンガーエルボー。
 小林はめんそーれの顔面に拳をグリグリ押しつけてから男児にタッチ。

 男児は背中にエルボーからコーナーに振り走り込むが、めんそーれが足を伸ばしてカットしセーバーチョップ。キャッチした男児がロープに振るが、めんそーれはフライングクロスチョップで迎撃し大森にタッチ。

 大森はビッグブーツからニールキック。大森はガットショットからロープに飛んでネックブリーカードロップ。フォールも2。
 大森はアックスボンバーを狙うが、男児は避けるとスピアー。受けきった大森が投げようとするが、男児が逆にブレーンバスター。フォールも2。
 男児は担ごうとするが、耐えた大森のエルボーと男児のチョップの打ち合いへ。
 男児はロープに飛ぶが、大森はカウンターのハーフネルソンボム。
 大森とめんそーれは男児をコーナーに振り、めんそーれが串刺しバックエルボーから大森も串刺しバックエルボー。大森がボディスラムでセットしめんそーれがセカンドロープからのダイビングフットスタンプを投下しフォールも2。
 めんそーれはトラースキックからハイキックも、避けた男児がスクールボーイから俵投げ。男児は小林にタッチ。

 小林はロープに振ってラリアットでなぎ倒す。小林はエプロンの大森にサミングからめんそーれにカモイェ。さらにバカチンガーエルボーを投下しフォールも大森がカット。
 小林はロープに振ってラリアットも、避けためんそーれが前方回転エビ固めを狙うが、耐えた小林に大森がビッグブーツ。だが小林はこれも耐え、二発目も耐えると3発目で男児が立ちふさがりカット。男児はショートレンジのスピアーを大森に叩き込み、小林にエルボーを打ち込むと小林はそのままめんそーれの上に座り込みフォールも2。
 小林はコーナーに登り、ダイビングバカチンガーエルボーを投下。これで3カウント。

<試合後コメント>

アブドーラ・小林&田村男児&野村卓矢
アブ小「ダブルヘッダーからのダブルヘッダーだぞ?!(※20日に大日本昼夜大会、21日に昼のファイティングサロンから全日本大田区)」
男児「小林くん頑張った(※アブ小の頭を撫でる)」
野村「素晴らしい試合でした!」
アブ小「保土ヶ谷ダブルからの!今日の朝、西川口からの!大田区なうだよ!」
男児「頑張った。小林くん」
アブ小「ありがとう!田村くん組んでくれてありがとう!俺、今日会場入り遅かっただろ?」
男児「うん」
アブ小「15時くらい、15時過ぎか」
男児「うん」
(※ここから2人が急になまり始める)
アブ小「まだ今日、諏訪魔の顔みてねンだけど、そのへんは大丈夫か?」
男児「諏訪魔さんは、なんとがなる」
アブ小「諏訪魔は、大丈夫かホントに?」
男児「なんとがなる」
アブ小「諏訪魔、顔見てねンだぞ俺?」
男児「ん大丈夫」
アブ小「アイツ避けてんじゃねぇか?」
男児「ん大丈夫。俺がなんとかするから」
アブ小「お前、(Evolutionを)破門まで行ったんだぞ?」
男児「んぁ、今取り消しになったからだいじょぶ。ただよぉ、諏訪魔さんにはよ、トモダチタッグ、認められてねンだ」
アブ小「……大丈夫か?今日も楽しがってたぞ?」
男児「いんや、もうしょうがねえ」
アブ小「しょうがねえ!(笑)明るく楽しく激しくが全日本だろ!まず、明るい!」
男児「うん」
アブ小「俺が黒タイツやっちゃうんだぞ!」
男児「うん。よがったね」
アブ小「こんな明るいプロレスねーだろ!」
男児「うん。めずらし」
アブ小「明るく楽しいだろ?!」
男児「うん」
アブ小「俺たち楽しいだろ?!」
男児「楽しいだろ?」
アブ小「激しい!(※男児の顔を指して)血ィ出てんぞ!」
男児「んん~?(※口を拭うと手に血が付いていて一瞬真顔になる)……んん~」
アブ小「俺たちトモダチこそが明るく楽しく激しく!まさしく王道じゃないか!」
男児「うん」
アブ小「そして俺が王道、三冠まで行かなかったけど!」
男児「うん」
アブ小「次は、来たぞ!ついに!野村!野村!チャンピオン・カーニバル野村だぞ!」
男児「うん」
野村「チャンピオン・カーニバル野村……?」
アブ小「CC野村でいいんじゃないか!CC野村!」
男児「CC野村ぁ」
アブ小「お前三冠宣言したんだろ?!」
野村「三冠宣言しました。でもとりあえずはね、チャンピオン・カーニバル、ガッチリ獲って……」
アブ小「俺の闘いは、俺の闘いは無駄にならなかった!」
野村「なんで俺が喋ってるのに」
アブ小「俺の闘いは無駄にならなかった!!」
野村「なんで」
アブ小「あ、すみませんすみません」
野村「とりあえずはね、チャンピオン・カーニバル、ガッチリ優勝して三冠ベルト。小林さんの思いも背負って行くんでよろしくお願いします」
アブ小「OK!OK!……俺たち、ポーズあるんだ。『頑張るっぺ、オイッ!』で行こうぜ」
男児「『オイッ』やると、もっかい破門されるかもしれねぇから。『頑張っペ!』で」
アブ小「よし!田村くん、野村!行くぜ!」
3人「頑張っペ~!」
(※3人で拳を突き上げるも、こっそりアブ小が『オイッ』のポーズを取る)
男児「おごられる(怒られる)、おごられる(怒られる)……」

第4試合


 芦野が入場するなり、本田が花道で奇襲し場外乱闘で試合開始。芦野をテーブルに寝かせてリング調整用の金具を振り下ろし、テーブルを貫通。芦野が避けていなかったら確実に死んでいた一撃を放つ。

 リングに戻ると本田がストンピングから背中にエルボー。エルボーの打ち合いから本田がエルボー連打。芦野がビンタ。再度ビンタを叩き込み裏拳も、当たる前に本田が前のめりに倒れ込みダウン。

 芦野が引き起こしてエルボースマッシュ連発でコーナーに押し込む。本田は四つん這いになりレフェリーがダウンカウントを数える。
 芦野はバックを取るが、本田は必死にロープを掴み、芦野が背中にエルボー連打も本田もバックエルボーで逃れようとするが、芦野は後頭部にエルボーから投げようとする。だが本田はバックキックの急所攻撃から正面からの急所攻撃。レフェリーはダウンカウントを数えるが、本田はロープに飛んでラリアット。
 再度芦野にダウンカウントが数えられる。

 本田は場外からイスと机を投げ入れ、8で立ち上がった芦野に串刺しラリアット。
 再度場外に降りイスを投げ入れると、コーナー下にセットしてから芦野にエルボー。
 本田はイスと逆コーナーに机もセットし、芦野を投げようとするが耐えた芦野がエルボースマッシュ連発からロープに飛ぶも本田はスピアーで迎撃。
 本田は芦野をファイナルベントで机に叩き込み、芦野はダウン。

 9で立ち上がった芦野を本田は担ぐが、芦野は着地するとイスの山へ投げ捨てジャーマン。
 ダブルダウンから先に芦野が立ち上がり、投げ捨てジャーマンからイスを場外に蹴り出す。
 芦野は再度投げ捨てジャーマンから、ダウンしている本田を改めて投げ捨てジャーマン。
 ダウンカウント9で芦野が投げ捨てジャーマンで叩きつけカウントをリセット。
 芦野はカウント7で再度投げ捨てジャーマン。
 ロープを掴んで起き上がった本田に芦野はビンタから投げ捨てジャーマン。
 雄叫びをあげて立ち上がろうとした本田を芦野は容赦ない投げ捨てジャーマン。
 カウント9で立ち上がった本田に芦野はビンタから投げ捨てジャーマン。すぐさま投げ捨てジャーマン2連発。
 本田は大の字になり、立ち上がることができず10カウントが数えられた。

<試合後コメント>

芦野祥太郎
「本田、お前ケンカ売る相手間違えたな。ただよ、ジャーマン何発投げたか分からないけど、いいじゃん。最後まで食らいつく。そういうのが見てえんだよ。中途半端なTOTAL ECLIPSE、ヒールにいるんなら、中途半端なレスラーになるんじゃねーよ。やるならやれ。トコトンやってみろ。中途半端じゃダメだ。大田区、この舞台でホントはメイン取りたいですよ。ホントは諏訪魔さんと世界タッグの防衛戦やりたかったですよ。ただ諏訪魔さんはブードゥーでしょ?メインもメインで、俺も挑戦できなかった。そんな不甲斐ないところは自分自身一番わかってるんで。これからさらに上のカードで俺が組み込まれるようにね、全日本プロレス、まだまだかき回していかなきゃいけない。俺自身が、芦野祥太郎が、この全日本のリングをかき回さなきゃいけない。やっぱり今日の客入り見てもね、正直まだまだだなと思います。これからですよ、全日本。逆襲が始まるんですから。とりあえずは三冠、視野に入れてるんで。三冠、今日宮原石川、どっちでもいいですよ。チャンピオン・カーニバルもあるけど、やっぱり三冠でしょ。なにより欲しいものは三冠のベルトなんで、俺はそれをもうずっと言い続けるんで。必ず挑戦したいと思います。世界タッグも誰でもかかってこい。それでいいんじゃないか、復帰したジェイクとか。知らないけど。誰とでもやってやるよ。……(※不意に後頭部を押さえて)テーブルが効いたっすね、テーブルが効いた」

本田竜輝
「ああ!クソッ!ああ!ああ!クソ!勝ち逃げなんてさせねーよ!ああクソ!あああ!!」

第5試合


 先発は藤波と優馬。ロックアップからロープに押し込みクリーンブレイク。
 再度ロックアップからバックの取り合い。優馬がロープに押し込みクリーンブレイク。
 ロックアップから優馬がヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルで倒すと後頭部にエルボーからガットショット。藤波はこれをキャッチしドラゴンスクリュー。藤波は長井にタッチ。場外に吹っ飛んだ優馬も亮生にタッチ。

 ロックアップから長井がロープに押し込みクリーンブレイクに見せかけてエルボー。さらにサミングからロープに振ってハイキックも、避けた亮生がショルダータックル。受けきった長井へ四方からのショルダータックルを亮生が打ち込み、倒れない長井に「お前がいけ!」と要求。長井がロープに飛ぶと、亮生はドロップキックで迎撃し、場外に降りた長井を追うかに見せてハンドスプリングでリング中央に戻り「ハゲ」と挑発する。
 これに怒った長井がリングに走り込み、エルボーから首投げで倒し髪を引っ張るがレフェリーが注意。
 長井はLEONAにタッチ。

 LEONAは後頭部にエルボー連打も、亮生はコーナーに押し込みHAYATOにタッチ。

 ロックアップからリストの取り合い。HAYATOがヘッドロックも切り返したLEONAがヘッドロックからショルダータックルで倒しロープに飛ぶが、HAYATOがスカすとガットショット。キャッチしたLEONAがエルボースマッシュを叩き込むが、HAYATOがロープに振ってドロップキック。すぐに立ち上がったLEONAがエルボーも、HAYATOが走り込むがLEONAが巻き投げてからショルダータックルで倒す。
 LEONAは背中にサッカーボールキック連発から顔面を蹴りつけ、後頭部にエルボーからボディスラム。
 LEONAはロープに飛ぶが、場外から優馬が足を掴んで引きずり落とし、そのまま場外戦へ。
 優馬はLEONAを羽交い締めにして「息子がどうなってもいいのか!」と藤波と長井を挑発する。
 リングにLEONAを投げ入れるとHAYATOがフォールも2。
 HAYATOは優馬にタッチ。

 優馬はドラゴンリングインからLEONAをコーナーに押し込みエルボースマッシュ。LEONAはチョップ連発も、優馬はエルボースマッシュからコーナーに振って串刺しエルボー。フォールも2。
 優馬は亮生にタッチ。

 亮生とHAYATOはLEONAをコーナーに振り、HAYATOが串刺しジャンピングエルボーから亮生が串刺しバックエルボー。亮生がコーナー下にセットし、優馬がダイビングエルボードロップ。さらにHAYATOがスワントーンボムを投下し、亮生がムーンサルトプレスからフォールも長井がカット。
 亮生は投げようとするが、耐えたLEONAがバックエルボーも、耐えた亮生がバックエルボーからロープに飛んでラリアット。これを巻き込んだLEONAがダブルアームスープレックスで投げ捨て藤波にタッチ。

 HAYATOが走り込むが、藤波はドラゴンスクリューで迎撃。さらに亮生もドラゴンスクリューで投げ捨てるが優馬がストンピング連打。優馬はドラゴンスクリューを狙うが、長井がこれをカットするも、HAYATOは長井の脳天をはたき、優馬も脳天を叩くとロープに振る。長井はHAYATOにビッグブーツから優馬にエルボー。さらにキャプチュードで投げ捨てる。
 LEONAが亮生にエルボースマッシュから延髄斬り。さらにドラゴンスクリューから足4の字固めで捕らえ、藤波がドラゴンスリーパー。これは優馬がカット。
 LEONAはローキック連打からブレーンバスターを狙うが、着地した亮生がトラースキック。藤波にもトラースキックからLEONAに旋風脚を叩き込み、藤波を投げようとするが藤波はビンタ。

 さらにバックブリーカーからドラゴンスリーパーで捕らえギブアップを奪った。

<試合後コメント>

藤波辰爾&長井満也&LEONA
――約6年ぶりの全日本参戦でした
藤波「全日本プロレスだよぉ?時代が来ればこういう風に自分が全日本のリングに上がれるっていう。でもね、こころなしか、やっぱまだね、昔の新日本vs全日本というのが、どっかにまだ気持ちの中に残っているんだね、ピリピリモードがね。でも今日は2人に救われましたけど、俺になんか花を持たせてもらったね。悪いね(笑)」
長井「いえいえ!とんでもないです!」

――相手の若い選手がドラゴン殺法を使う場面があったが、どう思ったか
藤波「いえいえ、全然!もうレスラー冥利に尽きますよ。ただね、一味違うってところをどこかで見てもらえれば。今日はワンハンド・バックブリーカー1個だけだったけど、ドラゴン・バスターを今日はやろうと思ったんだけど、どうやってやるのか思いつかなくて」
長井「いやいや、もう簡単に出しちゃダメですよ!出し惜しみです(笑)」
藤波「これはもうDRADITIONのリングでだね(笑)」
長井「オイ!それからお前、全日本の若手!今の時代な、人様に『ハゲ』って言って許されると思ってんなよお前!今の時代だったらな、お前!裁判したらお前たちの負けなんだよ。いいか!全日本のリングでもっとビッシビシ行ってやるこの野郎!」

――また機会があれば全日本に参戦したい?
藤波「そうですね。僕はとにかく今はリングに上がることのほうが自分のコンディションを保てるんでね。やっぱり間が空いちゃうと、どうしても……。今日もちょっとね、無理してヒジをちょっと痛めてるんで。ヒジが伸びない」

――今年は、新日本プロレスのリングにも、全日本プロスのリングにも上がっている
「そうなんですよねえ。活動範囲が広くなって。DRADITIONの長井くんもLEONAも含めて自分が上るときには2人の両方をサポートにつけて上がらないと。僕の負担が少なくなるように(笑)まだまだ今年は楽しみたいですね」

第6試合


 北斗はロープ際を周りなかなか攻めず。光留が片足タックルで組み付くが、北斗が切り返してバックを取る。光留はそのまま腕をとっていくが、北斗はロープに押し込みエルボーをフェイントにクリーンブレイク。

 北斗が前に出ると光留が左右のローで牽制。北斗が前に出て組み付くが、光留は腕をとってグラウンドへ。北斗が繰り返してヘッドロックで捕らえると、光留はボディブローから突き飛ばすが北斗はショルダータックルで倒しフォールしようとするが、光留は下から腕ひしぎ。北斗はロープに足を伸ばしブレイク。

 光留はストンピング連打からロープに振ろうとするが、北斗は手を握って耐えるとエルボー合戦へ。
 光留はエルボー連打からコーナーに押し込みハイキック。避けた北斗がエルボーで場外に叩き出し、これを追うが光留がフェンスに叩きつける。すぐに北斗がドロップキックを叩き込む。北斗がお返しとばかりにフェンスに叩きつけリングに戻る。

 リングに戻ろうとした光留に北斗がストンピング連打から、ロープに振ろうとするも光留が低空ドロップキックから延髄斬り。ロープに飛んで後頭部にランニングミドル。
 のたうち回る北斗はロープを掴んで耐え、光留はストンピングで場外に落とし後頭部に鋭角エルボー。
 リングに投げ入れ、首へのエルボー。
 光留はロープにもたれかかる北斗の背中にランニングミドルから水車落とし。フォールも2。

 光留は北斗を引き起こすとミドルキックを連発。キャッチした北斗にエルボーを落としていくが、北斗はヒザへのエルボーからRKO。
 北斗は左右のエルボー連打から、光留のエルボーを巻き込んでコンプリートショットからトラースキック。フォールも2。

 北斗のエルボーを巻き込もうとした光留に膝蹴りからエルボーを叩き込みフォールも2。

 北斗は担ごうとするが、着地した光留が延髄斬り。光留はロープに飛ぶが、北斗はカウンターのローリングエルボーから投げ捨てジャーマン。
 北斗はRKOを狙うが、耐えた光留がロープに突き飛ばし延髄斬り。両者ダウン。

 北斗は串刺しジャンピングエルボー。コーナーに走るが光留も追走串刺しエルボーから、手を握り合ってのエルボー合戦。
 北斗が崩れるが、立ち上がるとエルボー連打から再度手を握りあってのエルボー合戦。光留が崩れ落ちると、北斗はマウントエルボー連打からフォールも2。

 手を握って立ち上がった北斗がエルボーを狙うが、光留がカウンターのエルボーからフォールも2。

 光留はコーナーに振ってミドルキック。北斗が逆にコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、光留は避けると後頭部に延髄斬り。
 投げようとした光留を北斗が逆に担いでコーナー上に座らせるとローリングエルボーを叩き込み、コーナーに登ると雪崩式アバランシュホールドからフォールも2。

 北斗はドラゴンスープレックスホールドも2。

 北斗はエルボーも、巻き込んで担いだ光留はデスバレーボムからバックドロップ。すぐに立ち上がった北斗が投げ捨てジャーマンから再度バックを取るが、光留が足をとってアンクルホールド。そのまま立ち上がると引き込んでバックドロップ3連発。フォールも2。

 光留はバックドロップからフォールし3カウント。

 試合後に大和ヒロシがリングに走り込む。
大和「佐藤光留、佐藤光留!次の、次のそのベルトの挑戦者は、この俺だー!佐藤光留、かつて、情熱変態バカと呼ばれたこの大和ヒロシが、この大和ヒロシがいるこの会場で、あんたがこんな情熱的な試合をして、それを、防衛して、黙っていられるわけが、ねーだろうが!次の挑戦者はこの俺だ。俺の挑戦を受けろー!(マイクを手渡そうとするが、光留は置くように指示)」
光留「(リングに置かれたマイクを手に取り)おい、おめーが捨てた団体に、何の用事があるんだ。俺はな、お前が、捨てた団体で、こうやって生きてきたんだよ。お前は、捨てて、新しい団体も捨て、何を手に入れたんだ?何が情熱だ。何がバカだ。ただの嘘つきめ。ちょうどいいよ。プロレスのリングがな、本当になんでもありってことを、このベルトを賭けて、お前との試合で世間に、そしてお前の親戚全員に教えてやる!二度と、この業界になんか立てねーようにしてやるから、笑い事じゃねーぞ。いつでも来い」
(大和は一度リングを降りるが、再度リングに戻りマイクを持つ)
大和「やっぱり一言言わせてくれ。佐藤光留、俺がな、この、10年間で何を手にしたか。そして、俺が嘘つきじゃないことをな、そのベルトを賭けて証明してやるからな!覚悟しておけよ!」

<試合後コメント>

大森北斗
「ああああああ!!ああああクソッ!!何が、何が足りない?!俺に何が足りなかったんだよ今日!勢いだって完璧だっただろう?!実力だって、破壊力だって、スピードだって、アイツに負けるモンなんか1つも無かったんだよ!何が足りねえんだよ!マジでクソだ!」


佐藤光留
「オイ、ナメてんじゃねーぞ。テメーが捨てたんだよ!大和ヒロシ、オメーが捨てたんだよ!オメーが捨てたんだよ、全日本プロレスをよ!都合のいいときだけ被害者みたいな面してんじゃねーぞ。オイ、大森北斗、聞いてるか?お前、訳の分かんねえお供連れてるより1人のほうが全日本ジュニア感があったんじゃないか?『お前がいい』とも『今日はよかった』なんて、そんなこと言わないよ。ただ、あるんじゃないか?お前の全日本ジュニアが。それはお前の所属しているユニットで出来ることなのか?答えはあるだろう。いつでも待ってるぜ。これで終わりだ。次の挑戦者はゴミだ。人前でやることじゃねえんだよ。DVD?オンライン?いらねえよ、そんなもん。人の見てねえところでやってやるよ。ドリー・ファンクが見てりゃいいんだろ?そっちに繋げよ。テメーみたいなゴミとな、やるとは言ったよ。このベルトをかけていつでもやってやるって言ったよ。でもな、人前でやることなんて一言も言ってねえからな。オメーの親戚全員見てろ。お前の身内、嫁、子供、全員お前の嘘に騙されてるんだ。嘘付きが。調子に乗るんじゃねえぞ。お別れの手紙を書いとけ、馬鹿が」

第7試合


 リングインしたVMが急襲し試合開始。
 リングに残った諏訪魔とジェイクがエルボー合戦から諏訪魔がサミング。諏訪魔はヘッドロックで絞り上げ、ショルダータックルもジェイクが受けきり逆にショルダータックルで倒してからサッカーボールキック。キャッチした諏訪魔が力任せに場外に投げ捨て、両者タッチ。

 TAJIRIと歳三になり、リストの取り合いからTAJIRIがロープに押し込みチョップ連発からローキック連打。さらに首投げからマスクに手をかけるが、これがレフェリーに注意されると土肥にタッチ。

 土肥と羆嵐がロープに振ってダブルのショルダータックルから土肥がエルボードロップと羆嵐のセントーンの同時投下。
 土肥は首投げから児玉にタッチ。

 児玉はスワンダイブセントーンからフォールも2。
 歳三がロープに振るが、KONOが場外から蹴りつけ、歳三が腰のベルトを外しムチのように背中に叩きつける。
 歳三はコーナに押し込み、VMで児玉の顔面を痛めつけるとTARUがロープでチョーク攻撃。
 歳三はTARUにタッチ。

 KONOと諏訪魔が児玉の足を掴んで逆立ちで股を開かせると、TARUは急所へのカカト落とし。TARUはKONOにタッチ。

 KONOはロープに振って追走ニー。再度追走ニーからバックドロップで叩きつけ、フォールもTAJIRIがカット。

 近藤とKONOでサンドイッチラリアットからフォールも2。
 KONOは近藤にタッチ。

 近藤はランサルセからフォールも2。
 近藤はロープに飛ぶが、児玉はドロップキックで迎撃しジェイクにタッチ。

 ジェイクはビッグブーツで腕をふっ飛ばし、その背中に諏訪魔がタッチ。

 諏訪魔がラリアットからTARUとともにロープに振るが、ジェイクはTARUにビッグブーツ。諏訪魔がガットショットからエルボーを落としロープに振るが、ジェイクはレッグラリアートで迎撃。

 諏訪魔をコーナーに振ってトレイン攻撃。ジェイクはセカンドロープからのムーンサルトを投下し、コーナーに振って走り込むが、諏訪魔が避けるとVMでトレイン攻撃。
 諏訪魔はフロントスープレックスからフォールもTAJIRIがカット。
 諏訪魔はバックドロップを狙うが、ジェイクは飛び膝蹴りを叩き込み、さらにボディへの膝蹴りからのハイキック。
 ジェイクは連続の膝蹴りも、諏訪魔が立ち上がるとショートレンジラリアット。だがキャッチしたジェイクが膝蹴りからハイキックを叩き込み、これで諏訪魔がダウン。
 ジェイクは髪を掴んで引き起こし、高笑いしながらヒザ蹴り連発。さらにロープに飛ぶが、諏訪魔がラリアットで迎撃し、リングに投げ入れられたイスで殴りつける。さらにレフェリーの背中もイスで殴りつけ、ジェイクの背中をイスで滅多打ちにしイスでのチョーク攻撃。
 TAJIRIと土肥熊がカットしようとするが諏訪魔が迎撃し、暴れまわるVMを見て京平レフェリーがリングへ。

 注意を続けるが凶器攻撃をやめないVMを見て、京平レフェリーがノーコンテストを宣言。いきり立つ両軍に向けて「次やるときは俺が裁いてやる!」と啖呵を切り、混乱を収拾した。

<試合後コメント>

VOODOO-MURDERS
諏訪魔「お前TOTAL ECLIPSEお前、大したことねえよお前。おぉ?お前、あー、お前!生演奏なんてやってんじゃねーよこの馬鹿ホントにオイ!おぉん?!腹立つわアレ!」
TARU「諏訪魔ァ!」
諏訪魔「オジキさんよ、腹立つわ!なんなんだお前オイ!」
TARU「それでこそ諏訪魔や。見たかお前ら。それでこそ諏訪魔や」
(※TARUらは先に去る)
諏訪魔「どういうことだよ?クソ!こんな感じだよね、いつも。俺らは利用しあうっていう関係だからね。仲良しこよしでやってねーんだよお前。ただよ、ジェイクはもうお前、帰ってくる場所がないよお前。今もう分かったはずだよお前。VOODOO-MURDERSとやってよ、『こりゃ敵わねえ』って思ったんじゃねーか?腹の底じゃよ。だからよ、もっともっとこれからはアイツの居場所っていうのをどんどん排除していってやるお前。正直、プロレス辞めたほうがいいよ。俺はそう思うよ。色々色々深く考えてさ、辞めればいいんだ、最後は。俺はそんな考えてる暇ねーんだよお前。メチャクチャにしてやるからよ。この感触。たまんねーよ!オォ?!いいな!VOODOO-MURDERS。ただ、これは今日1日限りの花火だよな。それは実に惜しいけどよ、ただこの感触を俺は掴んだんだ。来月だってお前、チャンピオン・カーニバル全勝優勝だお前。ボコボコにした上で全勝優勝してやるよ!全勝宣言だ!以上!」


ジェイク・リー
「待たせたな、ホントに。もう大丈夫だ。俺がまた全日本プロレスを上に持っていって、デカいだけじゃないぞ?デカくてカッコ良くて、そして飛べて。誰が勝てる?俺に。タダじゃ帰ってこねーよ(※TEメンバーがジェイクを口々に褒め称える)祝勝会やるか。酒飲みに行こう」

第8試合


 ロックアップから石川がロープに押し込みクリーンブレイク。
 再度ロックアップから石川がロープに押し込むが、体勢を切り返した宮原がエルボーからヘッドロック。宮原はショルダータックルも、受けきった石川がビッグブーツもキャッチしショートレンジラリアットを放つが、避けた宮原が距離を取る。

 バックの取り合いからリストの取り合い。石川がロープに押し込みエルボーを叩き込み、宮原はこれでダウン。
 石川は走り込むが、宮原はカニバサミからエプロンに降りて顔面に低空ドロップキック。そのまま場外に引きずり落とし、ヘッドバッドを叩き込む。
 場外戦で石川が宮原をエプロンに叩きつけ、フラフラと場外を歩いているところへ石川がリングからスライディングキック。
 石川は顔面を踏みつけ、首投げからボディシザース。宮原はロープに足を伸ばしブレイク。

 石川はジャイアントスラムを狙うかに見せて、そのままコーナーに頭から叩き込む。
 石川は仰向けになった宮原のボディへエルボー連打。立ち上がった宮原がエルボー連打も、受けきった石川が大外刈りで倒し袈裟固め。宮原はロープに足を伸ばしブレイク。

 石川はダブルチョップからロープに振ってラリアットも、避けた宮原が低空ドロップキックから側頭部にドロップキック。
 宮原は串刺しエルボーから投げようとするが、耐えた石川がロープに飛ぶも宮原はビッグブーツで迎撃。
 エプロンに転がった石川を立たせた宮原が、エルボーから投げようとするが石川がりバース。宮原がリングに着地しエルボーから走り込むが、石川はエルボーで迎撃し場外へのブレーンバスターを狙う。耐えた宮原を担ぎ、エプロンへのファイヤーサンダー。
 石川は串刺しラリアットから担ぐが、着地した宮原にバックエルボーから串刺しラリアット。再度コーナーに走るが、宮原が追走ジャンピングニーからエルボー合戦。石川がガットショットから投げようとするが、宮原が逆にブレーンバスター。ダブルダウン。

 エルボーの打ち合いから宮原がビッグブーツ。さらに串刺しビッグブーツからケンカキック連発。
 宮原は石川をコーナーに乗せ、雪崩式ブレーンバスターで投げ捨てる。
 宮原が串刺しブラックアウトを狙うが、避けた石川が投げ捨てジャーマンからランニングニーを叩き込みフォールも2。

 石川がスプラッシュマウンテンを狙うが、着地した宮原がラリアットを避けてその場飛びブラックアウト。 

 宮原は後頭部へのブラックアウトからシャットダウンスープレックスホールドを狙うも、耐えた石川が宮原殺し2019からカミゴェ。両者ダウン。

 お互い力を振り絞るようにエルボーの打ち合い。
 エルボー合戦から宮原がヘッドバッド連打。石川もヘッドバッドで返し、宮原もヘッドバッド。石川は宮原殺しからフォールも2。
 石川はスプラッシュマウンテンからフォール2。

 石川はジャイアントスラムを狙うが、耐えた宮原が走り込んできた石川にその場飛びブラックアウト。
 宮原はシャットダウンスープレックスホールドも2。

 宮原はシャットダウンスープレックスを狙うが、耐えた石川が宮原殺し。
 石川は膝立ちの宮原にランニングエルボーから宮原殺し2022。フォールも2。

 石川はロープに飛ぶが、宮原はウラカン・ラナで丸め込むが2。
 
 宮原のブラックアウトを膝蹴りで迎撃した石川がランニングニーからフォールも1。
 石川はロープに飛ぶが、宮原はその場飛びブラックアウトで迎撃し、側頭部へのブラックアウトからシャットダウンスープレックスで3カウントを奪った。

宮原「石川、石川修司、あんたとだから、今日このような試合ができた。今日だけだ。明日からまたライバルだ。今日のところは、ありがとな。(ベルトの贈呈式を終え)V2達成だ~!まずは、今日、最後まで、応援してくれた皆様、ほんとにありがとうございました。そして、石川修司にも盛大な拍手をおくってくれ。あいつとだから、今日、全日本プロレスに、春がやってきました。そして、次、4月から、全日本プロレスの春といえば、もうわかるよな?そう、チャンピオンカーニバルだ。チャンピオンカーニバル、出場者、出てきてもらおうか(誰も出てこないので客席から笑いが起きる)どうやら出てこないらしい。まあそういうこともあるよ。なんでかわかるか?俺も眩しすぎるからだ。俺の光り輝くこの場所に入る勇気がないのか?それとも、もう帰ったのかどっちだ?まあいい、全日本プロレスの春が、4月10日大阪から始まる。みんな、おおいに、全日本プロレスの春を期待してくれ。全日本プロレスは、明るく楽しく激しいプロレス、そして王道、そして今日、あとひとつ、皆さんわかりましたか?本物のプロレスだということだ。俺ら全日本プロレスは、チャンピオンカーニバルを本物の闘いにして最後を迎えるだろう。ただ!優勝するのは、この俺だ。過去に、チャンピオンベルトを巻いて、チャンピオンカーニバル優勝した、ことがある、チャンピオンだからといって、優勝できないとは限らない。そして!俺はチャンピオンカーニバルを優勝して、心の中でな、挑戦者に指名したい男がいるんだよ。明日からの俺にも期待してくれ、そして!俺らはこれから日本全国にまた帰る!5月は北海道に帰るんだ。まだ、チャンピオンカーニバルのあとだけども、俺は、そこでも、このベルトを賭けたいと思ってるからな。日本全国でタイトルマッチしたいと思ってるからな。日本全国のプロレスファンよ、どうぞお待ちあれ。ほんとに今日はありがとうございました。最後に!会場の皆様とテレビの前の人に聞きたい!全日本プロレス最高ですか~!?もういっちょ、全日本プロレス最高ですか!?OKラスト!全日本プロレス最高ですか!?全日本プロレス、最高」

<試合後コメント>

宮原健斗
「オイ、V2だ、V2。試合後に言ったとおり、石川修司とだから、今日このような緊張感を持って今日当日を迎えた。決まってから日々日々ナーバスだった。なぜかって言うと、石川修司との闘いは、求められているからだ。求められているからこそ、その上を行かなきゃいけない。今日勝てて、こうやってこのインタビュースペースに立てることを嬉しく思うよ。そして、リング上で言ったとおりだ。全日本プロレスは明るく楽しく激しいプロレス。そして王道!そして本物のプロレスだ。もう1度言うぞ。本物のプロレスだ。“本物”とはなんなのか?それは見てたら分かるよ。本物か、それ以外かな。石川修司が言っていた。『全日本プロレスはデカい奴の闘いだ』とな。ああ、それも“本物”の中に含まれるよ。世間一般が求めるプロレスラーというものは、身体で銭が取れなきゃいけねーんだよ。俺はそうやって育ったからな。身体でな、飯が食えるんだ。それが本物だ。(※両手を広げて肉体を誇示し)見て分かるだろう?今日の戦いを通じて、俺はその本物を見せたかった。まあ、全日本プロレスに上がっているレスラーは“本物”だという自覚を持つがいい。全日本プロレスは本物しか上がれないリングだ。また明日からそうやって世間は全日本プロレスを見てくれて結構だ。また、次はチャンピオン・カーニバルが始まる。まだそして3月も残すところ、東京、所沢、2大会ある。4月9日からチャンピオン・カーニバルだ。どんな闘いが繰り広げられるか?ただな、俺はな、過去にチャンピオンとして優勝した経験があるからなあ。チャンピオンだから優勝できないなんて、そんな当たり前のような目で見るんじゃねえぞ?俺のことを?なぜなら俺はスーパースターだからな。その他大勢とは違うよぉ~?分かるぅ?チャンピオンとして優勝して、俺は挑戦者に指名したい男がいるからな。そしてリング上でも言ったとおりだ。日本全国でこのベルトのタイトルマッチを行いたい!これはチャンピオンとしての身勝手な発言だが、これを受け入れてくれると俺は思ってるからな。北海道の皆さんが待ってるよ」

――今日の石川選手との試合で“本物”を見せられた?
「分かるでしょ?向かい合ったら分かるでしょう?本物か、それ以外かってね。全日本プロレスは本物のレスラーじゃなきゃ上がれないよ。俺はそうやって育ってきたから、それしか知らないからね」

――チャンピオンとして2度のCC優勝を果たせば史上初となる
「史上初でしょ?俺しかいないでしょ?ねえ?まあチャンピオン・カーニバルに注目してくださいよ。必ず俺がこのベルトを巻いて優勝して、挑戦者に指名する男がいるからな。以上だ」

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