「勝てたけど、悔しい」タイガー・クイーンがディアナ王者に快勝も苦悩のコメント!

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 17日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.15 ―“怒涛の怪力”ストロング小林追悼興行―』が開催され、タイガー・クイーンが連勝記録を更新した。

 タイガー・クイーンは、初代タイガーマスクこと佐山サトルとジャガー横田がゼロから生み出した“女子版タイガーマスク”。
 クイーンのポテンシャルについて、タイガーは「40年前のタイガーマスクと同じ。これが僕が恩を感じているプロレス界に残せる遺産」と太鼓判を押し、ジャガーは「初代タイガーのクローン」と絶賛。2021年7月29日の後楽園ホール大会で行ったデビュー戦ではアイスリボンのシングル王者であった山下りなをシングルマッチで破るという華々しいスタートを切った。
 初代の生き写しとの呼び声も高い華麗な四次元殺法や、170cmを超えているのではないかというすらりとした長身、正体不明のミステリアスな魅力にプロレス界は沸き立っており、クイーンの正体を予想する熱い議論が各所で交わされてきた。


 これまで一貫して人前で言葉を発することがなかったクイーンだが、戦前に行われた記者会見ではジャガーに促され「頑張ります」と一言だけ語り、肉声解禁。新コスチュームも解禁となり、新たなタイガー・クイーンが期待された。

 この日のセミファイナルに於いて、クイーンはかつてアクトレスガールズのシングル王者として無類の強さを誇り、現在はディアナのタッグ王座を持つ高瀬みゆきと対戦。
 高瀬はゴングを待たずにドロップキックで奇襲し、場外でのマウントエルボー連打からブレーンバスターと猛攻。リングに戻して速攻決着を狙うが、クイーンはサルトモルタルで追撃をかわし、高瀬をタイガースピンで倒して腕も極める変形STF。
 高瀬も腕を極めながらのクルックヘッドシザースや強烈なラリアットなどで応戦していくが、クイーンはジャーマン・スープレックス・ホールド2連発から顔面を撃ち抜くフライング・ニールキックで3カウントを奪った。


 普段であれば、試合を終えたクイーンはジャガーに連れられてすぐに車へと乗り込んで走り去ってしまうが、この日は試合後のインタビューに対応。
試合の感想を聞かれると、「勝てたけど、悔しい、です……」と苦戦を強いられたことに悔しさをにじませたコメントを残し、ジャガーとともに去っていった。

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