【試合詳細】3・6 666新木場大会 ラム会長vs藤本つかさ ラム会長vs佐野直 ONRYO&YANAGAWAvsK666&寧々∞D.a.i 小仲=ペールワン&星ハム子vs宮本裕向&遠藤マメ 竹田光珠&児玉裕輔vs山下りな&雪妃真矢

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『666vol.114~ラム会長デビュー十七執念記念大会~』
日程:2022年3月6日(日)
開始:18:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:666人(超満員札止め)

▼Los Inmortales対チームエロス&リビドー(表と裏) 20分1本勝負
[Los Inmortales]ジャンボリー・バーブリッジ/○ダイナスティ
10分48秒 ダイナスティロール
[チームエロス&リビドー]●HELLBROS Ryu/政岡純(フリー)

▼チーム男と女のロマンス対チーム兄と妹 20分1本勝負
[チーム男と女のロマンス]●HELLBROS Ken/星いぶき(アイスリボン)
8分55秒 ジャックナイフ式エビ固め
[チーム兄と妹]○木下亨平(ダブ)/尾﨑妹加(フリー)

▼Los Inmortales対ピンクタイガーモンスター軍ネオ 30分1本勝負
[Los Inmortales]ONRYO/○YANAGAWA
11分27秒 GRS→片エビ固め
[ピンクタイガーモンスター軍ネオ]K666/●寧々∞D.a.i

▼艶尻creepy対Rebel×Enemy 30分1本勝負
[艶尻creepy]●竹田光珠/児玉裕輔(フリー)
10分23秒 インプラント→エビ固め
[RebelxEnemy]○山下りな(フリー)/雪妃真矢(フリー)

▼ラム会長軍対佐野女聖鬼軍果てなき闘いシーズン2022 時間無制限1本勝負
○ラム会長/葛西純(FREEDOMS)/ヤス・ウラノ(フリー)
9分24秒 スペシウム光線→体固め
[佐野女聖鬼軍]佐野直(フリー)/GENTARO(FREEDOMS)/唯我(バトスカフェ)/ガッツ石島(TTT)/●見た目が邦彦(西口)

▼北都七星対新生ヒダカヤ 30分1本勝負
[北都七星]○小仲=ペールワン/星ハム子(アイスリボン)
9分24秒 コナロール
[新生ヒダカヤ]宮本裕向/●遠藤マメ

▼緊急決定試合 66秒1本勝負
△ラム会長
0分66秒 時間切れ引き分け
△佐野直(フリー)

▼緊急決定試合 6分66秒1本勝負
△ラム会長
6分66秒 時間切れ引き分け
△藤本つかさ(アイスリボン)

ラム会長が17執念記念大会で藤本つかさと約3年ぶりのシングルマッチ!光珠と児玉がついに破局し艶尻creepy解散へ!政岡が衝撃のLos Inmortales加入!

第1試合


 Ryuとダイナでゴングが鳴ると、ロックアップからリストを取り合い、グラウンドでのレッグロックの奪い合いからクリーンブレイクし両者タッチ。
 パワーファイターのリーに対し、政岡は敢えてショルダータックルでぶつかっていってパワーで張り合おうとするが、リーは胸の埃を払う仕草から余裕のマッスルポーズ。リーはお返しのショルダータックル一発でなぎ倒してさらにロープに飛ぶが、政岡がカウンターの低空ドロップキックでヒザを撃ち抜いてからガン・スタン。Ryuにタッチ。
 Ryuはボディスラム2連発からロープに飛ぶが、場外からダイナが足を引いて転ばせる。リーはネックロックで固めながらRyuの顔面をロープにこすりつけてダイナにタッチ。
 ダイナはRyuの顔面をロープにくくりつけながらのフェイスロック。リーにタッチ。

 リーはダイナとのダブルパックエルボーからコブラツイスト。さらにボディスラムからカミカゼで叩きつけ、セントーンで追撃を狙うが、Ryuが回避して自爆させトラースキックを叩き込んで政岡にタッチ。
 政岡はリーの突進をかわしてロープに叩きつけ、ロープスタナーから振り子式セントーン。さらに投げようとするがリーが着地しショルダータックルで吹き飛ばし、ダイナにタッチ。
 ダイナと政岡はエルボーを打ち合い、政岡がボディエルボーで怯ませるもダイナが即座にサミングで仕返し。ダイナはコーナーに上っていくが、政岡が足払いでリング内にダイナを落下させRyuにタッチ。
 Ryuはロープに飛ぶが、ダイナがスリングブレイドで迎え撃ち、リーとともにダブルのマンハッタンドロップからダイナの旋風脚+リーの水面蹴り。さらにダイナが串刺しジャンピングニー、サッカーボールキック、ショットガンドロップキック、トラースキックと連撃しロープに飛ぶが、Ryuがカニバサミで倒してロープにもたれかからせると、すかさず政岡が場外から地対空ドロップキック。

 Ryuはトラースキックから必殺のインプラントDDTを決めるが、これはリーがカット。Ryuは開脚しながらフェイスバスターのように正面に叩きつける変形インプラントDDTを見せるが、なんと味方のはずの政岡がRyuにトラースキックを叩き込んでカット。まさかの事態に混乱するRyuをリーがチョークスラムで叩きつけ、ダイナがダイナスティロールを叩き込んで3カウントを奪った。

 政岡はダイナ&リーと笑い合いながら勝利を喜び、事前にLos Inmortalesに内通していたことが判明。3人でRyuを踏みつけて記念撮影をさせ、政岡はRyuに両中指を突き立てて嘲笑しながら去っていった。

Ryu「茶番かよ!政岡純!今まで仲良くやって来たんじゃないの?皆さん見ました?666、次回、横浜4月2日、誰でもいい、シングルでもタッグでもいい、ロスインモとやらせろ俺と!必ず!その日必ず神の裁きが来る!遊びは終わりだ!」

第2試合


 666初参戦かつミクスドマッチは初めてだといういぶきに対し、MEN'Sテイオーから「つまり男性と絡むのは初めてってことですね」と解説が入ると、須山氏が「お母さんはどう弄ってもいい人なんだけど、未成年にはやめなさい!(笑)」とたしなめ、セコンドに付いていた母・星ハム子が爆笑。
 Kenと妹加の対面でゴングが鳴ると、Kenはなぜか満面のニヤニヤ顔を浮かべながらロックアップで組み合い、ショルダータックルで幾度もぶつかっていくが妹加は倒れず。逆に妹加がショルダータックル一発でなぎ倒し、両者タッチ。
 いぶきのチョップの威力は他団体にも伝わっている様子で、木下はいぶきのチョップをスライディングで回避したり事前に両手で止めたりと受けまいと必死。命乞いをして後ずさる木下の背後からKenが一撃入れ、2人でダブルパックエルボー。Kenにタッチ。
 Kenはブレイクダンス式ドロップキック&ギロチンドロップを決め、木下とエルボー合戦を展開も、木下がゼロ距離ジャンピングニーを叩き込み妹加にタッチ。
 妹加はエルボードロップから後頭部へのスライディングラリアット。木下にタッチ。
 木下はKenをロープにくくりつけて串刺しドロップキック。さらにエルボードロップで追撃し妹加にタッチ。
 妹加は北側客席に向けてKenにキャメルクラッチ。すると木下が「顔が見えないからね」と南側のエプロンに立って妹加のポーズを取りファンサービス。
 タッチを受けた木下はエルボー連打からロープに飛ぶが、Kenはフライングフォアアームで迎え撃ちいぶきにタッチ。

 いぶきは木下に逆水平チョップを連打し、妹加がカットに来ると2人を相手にチョップで圧倒する大立ち回りを演じ、木下にライトニングスパイラルを狙うが、木下が振り払って延髄斬り。さらにロープに飛ぶが、いぶきがコードブレイカーで迎撃し、逆水平チョップで追撃してKenにタッチ。

 Kenはスワンダイブ式のトルニージョを発射も木下が回避して自爆させ、妹加が入ってきてKenにアルゼンチン・バックブリーカーからフロントフリップ。木下はフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドから顔面にドロップキックを叩き込み、必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うがKenは腰を落として必死に耐える。ここに妹加が飛び込んできてラリアットを放つも、これが木下に誤爆。Kenが木下を押さえつけ、いぶきがダイビングクロスボディを発射も、これがKenに誤爆。木下がジャックナイフ式エビ固めでKenを押さえ込み、3カウントを奪った。
 

第3試合


 K666&寧々はきかんしゃ級王者であるものの、ベルトそのものはロスインモに強奪されたまま因縁抗争が続いている現状。
 連結させたベルトを体に巻き付けたYANAGAWAが前回大会で衝撃のロスインモ入りを果たしたONRYOとともに記念撮影を行っているところへピンク軍が急襲して試合開始。
 K666とYANAGAWAがエルボー合戦を展開し、YANAGAWAがドロップキックを見舞うもK666は怯まずフライングフォアアーム。寧々にタッチ。

 寧々はK666とともにYANAGAWAの両手にそれぞれリストロックをかけながら同時のローキック、ミドルキック。2人でロープに飛んでダブルドロップキック。寧々がスワンダイブ式フロッグスプラッシュで追撃してからロープに飛ぶが、エプロンからONRYOがミドルキックを見舞ってカット。ONRYOがタッチを受ける。
 ONRYOは首投げからサッカーボールキック。エルボーで反撃してくる寧々にサミングを見舞い、YANAGAWAとともに寧々をロープに振るが、寧々は2人の攻撃を誤爆させフライングニールキック。K666にタッチを求めるが、ダイナが場外からK666の足を引いて落としたことでタッチは不成立。ONRYOがお返しのゼロ戦キックを叩き込み、YANAGAWAにタッチ。
 YANAGAWAは寧々を逆エビ固めで拷問し、さらにコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、ブートで止めた寧々がハリケーンラナ。K666にタッチ。

 K666はYANAGAWA、ONRYOにそれぞれドロップキックを見舞い、YANAGAWAに串刺しシャイニング・ウィザードからライダーキック。さらに盟友・忍の技であるセックスボンバーからPKを叩き込み、K666のバッククラッカー+寧々のサンセットフリップの合体攻撃。さらに寧々のリバースDDT+K666のダイビングフットスタンプの合体技を狙うが、ダイナがコーナーからのジャンピングハイキックでK666を撃ち落とし、YANAGAWAが寧々にダイヤモンドカッターを見舞って脱出。ONRYOにタッチ。

 ONRYOは高速ブレーンバスター、バックドロップ、フットスタンプと普段とは違った技の組み立てを見せるが、K666がコードブレイカーで反撃。両者タッチを求めるが、先にタッチを受けたYANAGAWAが寧々をドロップキックで叩き落としたことで相手のタッチを妨害。

 YANAGAWAはショットガンドロップキック、延髄斬りと連撃してブレーンバスターを狙うが、着地したK666がランヒェイ。カットに来たONRYOを寧々がフランケンシュタイナーで場外に放り出し、コーナートップから場外へのプランチャ。

 K666はYANAGAWAをシックスクラッチでガッチリと捕らえ、試合は終わるかと思われたがONRYOが場外からレフェリーの足を引いて場外に引きずり出すと、リング上にロスインモのダイナ&リー&政岡が上がってきてK666を集団暴行。さらにONRYOがポテチの空袋を手にはめてのブレーンチョップを叩き込み、最後はYANAGAWAがGRSを叩き込んでカウント3を奪った。

YANAGAWA「おぉ~い、K666。ベルト返して欲しい返して欲しいってさんざん言ってるからさ、いいよ。返してあげるよ。た・だ・そ・の・代・わ・り、次の大会で俺たちインモルタレスと防衛戦やって?」

第4試合


 4月8日にユニット自主興行の開催も控え絆の強さを日に日に増していくRebel&Enemyに対し、艶尻creepyの方は光珠が「アナタは竹田光珠じゃなくて竹田光珠のケツの方が大事なんじゃないか?!」とブチ切れたことで破局寸前。最近は児玉が自身の尻を触ってくることを笑顔で受け入れつつあった光珠もこの日は鉄壁の防御で一切尻を触らせず。
そして、光珠が持参してきたILNP王座のベルトを見た雪妃は名状し難い表情を浮かべてドン引きする。

 光珠と山下でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べには光珠が押し勝つも、山下がショルダータックル。ロープに飛んだ山下を光珠がリープフロッグで飛び越えてドロップキックを見舞い児玉にタッチ。
 児玉がセントーンアトミコから光珠にタッチを求めると、光珠は嫌々といった様子で応じる。
 光珠が山下をボディスラムで叩きつけると、山下はエルボーで反撃するが光珠は大胸筋をピクピク震わせて余裕をアピール。しかし、これが山下のツボに入ってしまい笑い転げて戦闘不能に。MEN'Sテイオーは「山下選手の唯一の弱点はゲラってとこですからね。すぐ笑っちゃうから、試合中」と解説する。しかし、追撃を狙う光珠に玉砕、救援に来た児玉も捕らえて二子玉川。児玉は痛みを紛らわせるために光珠の尻を掴むが、光珠は嫌そうな顔で振り払う。山下はダブルの“チン”クラッシャーを見舞い、雪妃が即座にドロップキックで2人まとめて吹き飛ばす。雪妃が「山下ァ!……しっかりして」とドスの効いた声で活を入れると、山下は「はいっ!」と初々しい返事。

 山下&雪妃が光珠をロープにくくりつけて尻へビンタや蹴りを見舞っていくと、愛する光珠のケツを傷つけられた児玉が怒りの形相で突っ込んでくるが、2人にカニバサミで倒され顔から光珠のケツへと突っ込んでいく。そこへ山下&雪妃が児玉のケツへドロップキックを見舞い2人のケツをまとめて痛めつける。
 代わる雪妃は「み~ぎ腕♪み~ぎ腕♪」「み~ぎ足♪み~ぎ足♪」「ひ~だり足♪ひ~だり足♪」「ひ~だり腕♪ひ~だり腕♪」とたっぷり時間をかけてコールを煽りながら各部位へニードロップを見舞っていき、最後は喉元へのニードロップ。山下にタッチ。
 山下は児玉に串刺しラリアットを見舞い、カットに来た光珠にはアトミックドロップ。雪妃にタッチ。
 雪妃は児玉をジャベで捕らえて拷問し、ロープブレイクした児玉に貫通ランニングニー。さらに引き起こしていくが、児玉はサミングで抜け出してジャーマンを狙うが雪妃は回転エビ固めで切り返す。さらに雪妃はドロップキックをすかして自爆させバズソーキックを発射も、これをかわした児玉がロープに飛んでハンドスプリングエルボーで一矢報い、両者タッチ。
 
 光珠が左手で股間を押さえながら右腕でエルボーを連打していくと、山下は笑気を振り払わんとばかりにエルボーの猛連打からブレーンバスター、スライディングラリアット。さらに山下のDDT+雪妃がケツへのミドルキックという光珠特効の合体技が炸裂。山下はラリアットを狙ってロープに飛ぶが、光珠がカウンターのドロップキックで顔面を打ち抜き、ハリケーンドライバー。さらに必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、児玉がアシストのために放ったトラースキックが光珠の顔面に直撃。

 雪妃が飛び込んできて児玉をトラースキックで蹴散らし、山下&雪妃が光珠へサンドイッチトラースキック、山下がラリアットからインプラントの体勢へ。児玉が光珠の尻を掴みながら引き剥がそうとするが、雪妃が背後から児玉の顔面を光珠の尻に叩きつけ、2人まとめて合体インプラントで突き刺してカウント3を奪った。

 勝利した山下は晴れやかな笑顔を浮かべるが、雪妃は倒れ伏す光珠を名状し難い表情で見下ろした。

 そして、光珠は助け起こしに来た児玉を突き飛ばし、「解散だよ、解散。ふざけんな。解散だ!」と吐き捨てて退場。艶尻creepy解散を突きつけられた児玉は取り乱しながらふらふらと退場していった。

第5試合


 本来であればメインイベントで予定されていたラム会長の試合だが、セミファイナルに出場予定だった宮本裕向が今大会の裏で行われていた大日本プロレス後楽園ホール大会へ出場しており、第4試合終了時点で新木場に到着していなかったことで試合順が繰り上げられることに。さらに出場予定であった先輩は元KAT-TUNの田中聖さん逮捕の影響のため取り調べを受けているということで欠場となるなど踏んだり蹴ったり。

 佐野に続き、17執念を祝うファンからスポンサードされて作られた新コスチュームに身を包んでラム会長が入場。

佐野「おい、ラム会長。なんでお前は1人なんだ?パートナーの葛西純とヤス・ウラノはどうした」
ラム会長「遅れてるって聞いたんですけど……」
佐野「君のカードは毎回遅れてくるのか、この数ヶ月」
ラム会長「ちょっと最近時間にルーズに。慣れが出てきて遅刻気味で……。私まだ会ってなくて不安で。今日あたしの周年なんだけど、ちょっとムカつくなみたいなとこある」
佐野「試合前から不協和音か。まあいい。そんなラム会長に、私から17執念のちょっとしたね、プレゼントがあります。それでは、プレゼントの方、どうぞ」

 再びラム会長の入場曲が鳴り響き、ラム会長とおそろいのフェイスペイントを施した唯我会長とガッツ会長が登場。

佐野「どうだあ、このプレゼントは。感想を言ってみろ、感想を」
ラム会長「度肝抜かれました」
佐野「どうだ、同じ顔の人とこれから戦う気分は。だがなあ、あいにく俺には時間がねえんだ。置いてくぞこの野郎」
ラム会長「まだ来てない」
佐野「ウラノが来てない?葛西が来てない?そんなもんな、俺たちには関係ねーんだこの野郎!やっちまえやっちまえ。やってしまえ~やってしまえ~」

 ラム会長はガッツ会長と唯我会長に袋叩きにされ、ガッツのスタンド式冬木スペシャルに捕らえられる。

佐野「どうだあ、同じ顔にやられるのは。どうだあ。ウラノも葛西もお前を助けには来ないんだよ。オラ!『助けて』と言ってみろ!」
ラム会長「たすけてぇ~」

 またもラム会長の入場曲が鳴り響くと、飛び込んできたのはヤス会長。
 ヤス会長は唯我に方向を変えながらのランニングクロスボディ3連発というラム会長が得意とするムーブを繰り出して行くが、ガッツ会長にはキャッチされボディスラムで叩きつけられる。

佐野「全然役に立たない助っ人だな。やってしまえ。ガッツ。コブラツイストかストレッチプラムだ」

そして、再びラム会長はガッツ会長のスタンド式冬木スペシャルに捕らえられてしまう。

佐野「おい、ウラノもいなくなったしお前のパートナーは誰もいねえなあ?誰かに命乞いしてみるか?『助けて』と言ってみろこの野郎」
ラム会長「たすけてぇ~」

 またもラム会長の入場曲が鳴り響き、飛び込んできたのは葛西会長。
 葛西会長は唯我、佐野にレインメーカー。そしてガッツ会長へラリアットを放つがガッツ会長もラリアットで迎撃。幾度もラリアットでぶつかり合い、これを制したガッツ会長がシャツを脱ぎ捨てるとその腹部にはラム会長の顔イラストが描かれており、ラム会長は大喜び。ガッツ会長はレインメーカーから619を発射も、失敗して古傷の肩から落下し悲痛な声を上げる。

 そして、唯我がヤス会長をDDTで突き刺してマン臭事変。ヤス会長が「無理!むーりー!むーりー!」と本気の悲鳴を上げる。

佐野「どうだ、ラム会長。お前の顔でこの技をやられる気分は。よく見ろ。よく見ろ。お前の顔でマン臭事変だぞ。ギブアップするなら今だぞ?お前の顔でマン臭事変だよ。どうだオイ。(※ウラノがピクリとも動かなくなる)おっ、死んだな。ははははは。ウラノは死んだ。しかもな、俺にはまだまだ隠し玉がいるんだよ。お前を倒すために、今日は■■■から大統領が来ています。どうぞ」

 佐野の呼びかけに応え、“名前を言ってはいけないあの人”が登場。会場では実名が出されていたものの、命を狙われる危険があるため、決してその名を出してはいけないことが会場アナウンスで厳命される。

名前を言ってはいけないあの人「ど~も~、●ー●●でーす♪宜しくお願いしま~す。●ー●●、オハヨー!●ー●●、オハヨー!ねえ●ー●●、こっち向いて?……あっ、とてもウケたので核兵器のボタンを押したいと思いま~す」

 名前を言ってはいけないあの人が核兵器のスイッチを押そうとすると、地球を護るために敵味方総出で名前を言ってはいけないあの人を止めにかかり、ヤス会長がなぜかランニングスリーを繰り出して名前を言ってはいけないあの人を叩きつける。名前を言ってはいけないあの人はカウント2で返すという強い■■■の姿を見せつける。

名前を言ってはいけないあの人「よくも大統領にパワーボムを……!これは許せない。核兵器のボタンを押したいと思いま~す」
佐野「誰か助けて!GENちゃん、GENTAROさん、早く!GENちゃん、相手は大統領だ!そのままの姿では分が悪い!変身してくれ!」

 GENTAROが入場すると、ウルトラマンに変身しリングイン。名前を言ってはいけないあの人と、ついでにラム会長にも八つ裂き光輪を発射。
 怪獣のような動きを取るようになった名前を言ってはいけないあの人はGENTAROを圧倒していくが、GENTAROは首投げから巴投げ。さらにスペシウム光線を発射するが、ウルトラマンを便所にいてもブチ殺すという強い意志からかカウント2でキックアウト。ならばとGENTAROはウルトラアタック光線からスペシウム光線を放ち、倒れた名前を言ってはいけないあの人にラム会長を覆いかぶせることで3カウントを奪った。

ラム会長「ウルトラマン、ありがとう!……えっ、17執念、これで終わり?えぇ~?とりあえず、じゃあ、写真撮影しようか。いつもの通り。勝ったことには変わりないもんね?みんなもせっかくだから。今日頑張ってメイクしてきてくれたみたいだし。じゃあみんな集合して記念撮影をしましょう」

 記念撮影を終えた後、佐野がマイクを取る。

佐野「おい、ラム会長。17執念記念試合、本当にこれでいいのか?お前の執念ってことでみんな集まってんだよ。本当にこれでいいのか?俺はラムちゃんに言ったよな?今日、お前と戦うシークレットなゲストを用意していると。誰だか分かるか?」
ラム会長「えっ、ウルトラマン?」
佐野「いやいや。まあこの人も十分シークレットだったけど。ラムちゃん、俺と17年ぶりにシングルやんねえか?」
ラム会長「いいよ。やってやるよ。ちょっと、ま、えっ、ちょっと、すぐに、今すぐやるのはぁ、ちょっと自信がない。ちょっと一旦控室、ちょっと控室戻りたいっていうのと、あと……テメーなんて66秒でぶっ潰してやるよ!」
佐野「じゃあ、一回はけて、次の試合終わったあとやるか。17年ぶりにシングルやるか」
ラム会長「やってやるよ。66秒でぶっ潰してやるよこの野郎!」

第6試合


 小仲と裕向でゴングが鳴ると、腕の取り合いから小仲が飛行機投げ。裕向がクルックヘッドシザースで切り返し、小仲がブレイクするとマメにタッチ。
 マメは「いわ~み銀山♪いわ~み銀山♪」と石見銀山音頭を踊り始めるが、小仲は一切付き合わずローキックや右ストレートでカット。早くも満身創痍となったマメが「千賀さんは読んでくれるぞ!空気!」と恨み節を述べる中、小仲がハム子にタッチ。

 エステに150万円かけて痩身化に成功したハム子がセクシーポーズを取り始めると会場からは黄色い歓声が上がるが、マメは「ヴォエッ!」と催してしまい、須山氏から「今のコンプライアンス的には結構それダメですよ?!」とツッコミ。ハム子&小仲はダブルのお・し・り・だー!を決めるが、マメはダブルラリアットでなぎ倒し裕向にタッチ。

 裕向はスリーパーホールド、拷問式サーフボードストレッチで痛めつけていくが、ハム子はセコンドに付いていたいぶきからホウキを受け取ると「ホウキは放棄しろ~!」と裕向をぶん殴るというクレイン中條ムーブを炸裂。さらにクロスボディを発射もスリムになったハム子は軽々受け止められてしまう。ここに小仲がドロップキックでアシストし、ハム子からタッチを受ける。

 小仲は裕向にブレーンチョップ、マメにショルダータックルを見舞う。マメが袋叩きにされる中、なぜか裕向はサムライTVのカメラマンからビデオカメラを強奪。
 ハム子がマメに放った串刺しボディスプラッシュが小仲に誤爆しアンパイア荒田レフェリーも巻き込まれ、マメがショルダータックルで倒され、カメラで殴りかかろうとする裕向がハム子のローブローを食らって膝をつく。全員がバタリと倒れ込むと奇跡的な偶然が重なって3Pモノのゲイビデオの撮影風景が完成。MEN'Sテイオーからはセコンドのいぶきが未成年であることを配慮して目を塞ぐよう指示を出す中、ハム子がカット。

 裕向と小仲がエルボーで打ち合っていくと、ふっ飛ばされた裕向がアイル・ビー・バックで帰還し小仲にエルボー。ふっ飛ばされた小仲もアイル・ビー・バックで帰還しマメにエルボー。ふっ飛ばされたマメはアイル・ビー・バックのようななにかで帰還しハム子にエルボー。ふっ飛ばされたハム子はアイル・ビー・バックで帰還しようとするも失敗。

 裕向&マメは「行くぜッ!ショーンキャプチャー!」と叫んで飛びつき、裕向は小仲へ見事なショーンキャプチャーを、マメはハム子にショーンキャプチャーのようでなにかが根本的に違うものをお見舞いする。

 マメはハム子と小仲を対角コーナーに振って「ヤイヤイヤイヤイヤーイ!」と叫びながらよちよちと往復ラリアット。そして、ハム子がマメに放った串刺しボディスプラッシュが小仲に誤爆しアンパイア荒田レフェリーも巻き込まれ、マメがショルダータックルで倒され、再び裕向がサムライTVのカメラマンから奪ってきたカメラで殴りかかろうとする裕向がハム子のローブローを食らって膝をつく。全員がバタリと倒れ込むとまたも奇跡的な偶然が重なって3Pモノのゲイビデオの撮影風景が完成。
 MEN'Sテイオーが「お母さんはこうやって君を育てたんだよ」といぶきに語りかける中、これをハム子がカットすると、小仲&ハム子のシャイニング腹ザードの競演からハム子がハムロール、さらに小仲がコナロールで押さえ込み、マメから3カウント。

小仲「勝ちましたぁ!デビューして18年!やっとマメさんを超えました!それはひとえに星ハム子さん、そしてお客さんのおかげです。ありがとうございました!4月2日、色々あって私のベルト戴冠記念興行を開いてくれることになりました。4月2日、ラジアントホール、皆さんぜひ来てください!みなさん今日はありがとうございました!」

(※光珠がリングイン)

光珠「小仲さん、マメさんから勝ったくらいで喜んでちゃダメでしょ。その4月2日の記念大会、タイトルマッチやらないんですか?次の挑戦者、まだ決まってないんですか?じゃあ、自分が誰からも、尻も狙われずに真面目に今の力を証明したいと思ってます。4月2日、横浜で試合してください。お願いします」
小仲「お願いします。マメさんに勝った俺は、誰にも負ける自信はない。4月2日、よろしくお願いします。4月2日、光珠とやることになりました。是非皆さん来てください。今日はありがとうございました!」

緊急決定試合①


 セミファイナル後に急遽決まったラム会長vs佐野直の17年ぶりのシングルマッチ。
 ゴングが鳴ると2人はしばらくじっと動かずにらみ合い、ゆっくりとリングを回ってロックアップで組み合うと66秒が経過し時間切れ引き分け。

佐野「ラムちゃん、17年ぶりか……。1vs1で肌を合わせて、メチャクチャ強くなったな!正直、17年前は俺は、お前に付き合ってるプロレスをしたけど、今のお前は立派なレスラーだよ。正直ビックリした」
ラム会長「ありがとう。素直に嬉しいよ。今日こうやって66秒間真剣に佐野と向き合えて、17年プロレスやって来てよかったと思う。ありがとう。今日、後悔ないわ。またどっかでシングルマッチできたらいいね。ありがとう」
佐野「皆さん、もう1度、17執念を迎えたラム会長に大きな拍手をお願いします!」

 佐野とラム会長が握手を交わし、大会が大団円に終わると思われたそのとき、謎の声が会場に響き渡る。

???「ちょっと待ってよ!今日はラム会長の17執念の大会でしょ?そんな汗1つかいてないメインイベントで終わっちゃっていいの?――ラム会長、やろうよ、女子プロレス!」

 すると『燃えろヒーロー』に乗って藤本つかさが入場し、会場からは驚きの歓声が上がる。

佐野「テメー、いい雰囲気をブチ壊しやがって!お前なんかな、ラム会長が出るまでもねえ。俺がぶち殺してやる!」

 佐野がラリアットを狙うと、藤本は軽々かわしてドロップキックで撃退。ラム会長vs藤本の6分66秒1本勝負が行われることが緊急決定された。

藤本「やる?やります?(笑)」
ラム会長「やっぱり、ちょっとさっき呑まれてなんとなく納得しちゃったけど、あんなんじゃ終われないよね?みんなつっかとのシングル見たいよね?ちなみに、女子プロレスデビューの相手。それ以来シングルしてないの。久しぶりなの。3年ぶりとか。6分66秒、短いけど、まあこれが私達の謎ルールなんで、従ってもらうわ。じっくり闘いましょう。よろしく」

緊急決定試合②


 握手は交わさずゴングが鳴らされると、ロックアップでの力比べからリストの取り合い、グラウンドでのヘッドロックの奪い合いと女子プロレスの基本のキから振り返る攻防を展開しクリーンブレイク。

 ラム会長がロープに飛ぶと藤本がドロップダウンも、ラム会長は側転で飛び越え再びロープへ。これを藤本はアームドラッグで迎撃し、足払いの応酬をブリッジで抜け出したラム会長がドロップキック。さらに引き起こすが、藤本はヘアホイップでコーナーに叩きつけて顔面を踏みつける。さらにサッカーボールキックから逆エビ固め。ラム会長がブレイクすると、そのままロープにくくりつけて串刺しドロップキック。

 藤本はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、ラム会長はこれをかわしてフェイスクラッシャーからランニングクロスボディを3連発。さらにレインメーカーを狙うが、藤本がリストロックで切り返し、卍固めから拷問コブラツイスト。

 ラム会長がこれをブレイクすると、藤本は奥の手のジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールドを狙うが、ラム会長が着地してエルボー合戦へと持ち込む。これに打ち勝った藤本がサッカーボールキックを発射も、ラム会長はこれをキャッチしてドラゴンスクリュー。さらに619からレインメーカーを決めるもカウントは2。ならばとラム会長はコーナーに上ってラ・シージャを狙うが、藤本が回避してドロップキック、串刺しドロップキックと連撃。さらにリング中央で極楽固めに捕らえるが、ラム会長は根性でギブアップを拒否。そのまま6分66秒が経過し、時間切れ引き分けという結末となった。

ラム会長「私の17執念、しかもデビュー当日なんだよ。そんな日に宮本くんは遅れて来るしさ、『なんだアイツ!』と思って。すごいアレだし、佐野が連れてきたサプライズで『俺だ!』とか言われてもホントにイヤで……。『17年やってきてこれかよ』とかあったけど、つっか!昼のアイスリボンから夜まで残ってくれてありがとう!この3年間、プライベートのラム含めて人生のすべてが変わりました。というのも、つっかとあの日SKIPシティでシングルマッチをしたからです。それでもう全てを変えられました。そんなつっかと17執念で、半端な周年ではあるけど、でもこうやってまたシングルマッチできたの楽しかった。ありがとう!また6分66秒、いやもっと無制限でシングルマッチできたらいいなと思ってます。アイスリボン、色々あるけど、私はまだまだずっとアイスリボンで闘うつもりです。ともに闘い続けましょう。今日はありがとうございました!」
藤本「会長、ホント、他団体なのに、プロレス愛あるでしょ?すごい嬉しいですよ。666のラム会長も魅力的だし、女子プロレスのラム会長もいいでしょ?!頑張ってるんです、すごく。17執念、おめでとうございます、先輩(笑)」
ラム会長「ありがとう!じゃあ、今日は最後につっかと『プロレスで不謹慎』しちゃおっかな!プロレスで不謹慎!」
2人「666ぅ~!」

<試合後コメント>

ラム会長
――17執念大会を終えていかがですか
「ホントに自分の、いくら区切りが悪いとは言いつつも大切なデビュー当日の17執念という執念の日に宮本くんが大遅刻。分かってはいるけど、っていうより、ホント変則的なカードになってしまったり、スペシャルゲストがまさかの佐野直本人だったりとか、色々あったんですけどね。なんだかんだ、結果的には666らしいというか、私らしい17執念興行になったんじゃないかなと思います」

――女子プロレスデビュー戦の相手の藤本選手と再びシングルマッチを行っていかがでしたか
「正直、6分66秒、7分ちょっとに救われたってのは正直あると思います。あれ以上長かったら、正直負けていたのではないかと。悔しいですけど、それは思いますし。でも、3年前は負けていたので、ドローまで持ち込めたっていうのは時間制限関係なく自分を褒め称えたいと思います」

――666のラム会長と、女子プロレスのラム会長という両極を見せられたと思います
「そうですね。もう皆さんが、だんだんちょっとずつ分かって浸透してきたように、両方とも本当の私なので。今日はそれを、フルで両方とも楽しめたから、お得な大会だったのではないでしょうか」

――これからも女子プロレスラーとしてやっていくことへの意気込みは
「アイスリボンでまだまだ私は闘い続けます。ああやってリングで言ったことは本当に本心ですし、このバックステージでもホントに言います。でもね、あたしは言ってもアイスリボン所属ではないので、別に色々呼ばれたら行きますよ。ただ、アイスリボンを私は大事に思ってます。大事にします。最後の最後まで闘い続けたいと思います」

――これからもガンガン女子プロレスをやっていく?
「はい!もっと他団体に出たい!稼ぎたい!(笑)女子プロレスラーとしてもっとワイドに。別に世界とか興味無いけど、ワイドに行けるならいくらでも。そりゃあもちろんアイスありきの話なので。それを大事にしつつ。でも、今話題のところとかに呼ばれたらそりゃ行きますけど、それはアイスとの良好な関係を築きつつですよ。積極的にやっていきたいです。お金ほしいんで(笑)」

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