「自分の中でも完全に精算した」RIZINと“仲直り”した吉成名高が連続KO記録を更新!

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 6日、RIZIN LIVEほか全9社にて配信された『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』の第3試合では、吉成名高vs白幡裕星の試合が行われた。

 吉成名高は、2021年大晦日の那須川天心のRIZINラストマッチでの対戦相手と目され注目されてきたが、大会の約3週間前に吉成側がオファーを断ったことで幻のカードに。これに対してRIZINの榊原信行CEOは「大晦日は吉成名高が準備整えて出てくるだろうと僕らはずっと思っていた。そのために僕らは吉成選手とRIZINの中で何試合も彼に試合の機会を作ってきた。だったら天心の名前を出すべきじゃないし、ウチのRIZINとかにも天心とやることを匂わせて試合をするべきじゃないです。条件が合わなかったんじゃなくて、立つ勇気がなかった。条件ではない。その条件は最初から言ってるんだから。そこに向けて身体も作るって言ってたんですよ」と吉成サイドに怒りの感情を顕に。
 さらに「ムエタイが日本の中でメジャーなスポーツとして日本中・世界中の人を魅了することはきっと無いと思う」とまで言ったことでSNSを中心にムエタイ、キックボクシング界を中心に大論争を引き起こした。(※後日榊原CEOは言葉が過ぎたことを謝罪)
 関係修復は絶望的かと思われたが、先月25日の会見に突如吉成名高が現れ榊原CEOと和解の握手。KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の白幡裕星との試合が発表されこの日の参戦が決定した。

 大会開始4日前に白幡はKNOCK OUT王座を返上し覚悟を決めて試合に臨むことになったが、1R目で様子をみた吉成が白幡の動きを読み切り右フックでダウンをとる。がむしゃらに突撃した白幡を首相撲であしらい、ならばとストレートで飛び込んだ白幡にカウンターをあわせた吉成がKO勝利となった。

 吉成はRIZINに対して「仲直りしたって榊原CEOもおっしゃってたように自分の中でも完全に精算して次に進んでいこうと思っています。どうだ見たかっていう気持ちはないですけど、KOして少しは大会に貢献できましたか?って感じです」と笑顔を見せる。
 榊原CEOも「あっぱれです。圧倒的なスピードと、見事なKO勝利。RIZINの中で気づけば5連続KO勝ちという、こっから先彼がどうRIZINの舞台だけに限らず彼が愛するムエタイをどれだけ体現していくのか、いろんな形でキック界を牽引してく、先頭に立っていく、そういう気概をもってくれたらいいなとそう思っています。素晴らしい試合でした」と絶賛した。

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