高岩竜一が岩崎孝樹を破りガンバレ世界王座を薄氷の防衛!「ここ何年くらいで一番キツい試合でした」

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 CyberFight傘下のガンバレ☆プロレスが2月27日、今年初の東京・後楽園ホール大会「BAD COMMUNICATION 2022」を開催。初代スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王者の高岩竜一が激闘の末、岩崎孝樹の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。

 まさに紙一重の戦いだった。岩崎が果敢にミドルキックの連打で攻め立てれば、高岩は蹴りを封じるべく足にマトを絞って攻撃。それでも岩崎は蹴撃をやめず、15分過ぎにはバックドロップ、バックドロップホールド、投げ捨てドラゴン・スープレックスで猛攻。負けじと高岩も雪崩式ブレーンバスター、デスバレーボムで攻め込むも、岩崎の驚異的な粘りで勝負は決まらず。死力を振り絞った高岩は高岩ドリラーを決めて流れを呼び寄せると、ラリアット、デスバレーボム、そして雪崩式デスバレーボムを繰り出して、ピンフォールを奪い、死闘を制した。

 初V戦の大家健に続き、ガンプロからの刺客を破った高岩は「このベルトとともにガンプロを大きくして、一生懸命頑張ります。もうすぐ50歳ですよ。誰でもいいから、胸を貸してやるから、誰でも、いつでも挑戦受けます」とマイク。

 バックステージで高岩は「ここ何年くらいで一番キツい試合でした。蹴りを使ってくる相手は一番苦手。それに重いんで。途中であきらめようとかなっていうときがありましたけど、初代ですからね。背負ってる以上、これを乗り越えたらと、その一心で頑張りました。今日を超えたので、また一つ成長したなと。この年になって。だから、誰でも挑戦受けるんで。胸を貸すんで、いつでも誰でもかかってほしい」と話した。この日、誰も挑戦の名乗りを挙げなかったことについては、「また、こちらから指名してもいいんですけど、そこまで所属を把握し切れてないんで。我こそと思う人が名乗り出てくれれば。いろいろ技とか研究したいんで、早く名乗り出てきてほしいです」とコメント。

 惜しくも敗れた岩崎は「心の底から強い男。地獄から這い上がってきた男。やっぱり勝ちたかった。ベルトが欲しかった。あと一歩。次は自分が叩き潰すくらいの気持ちで。肉体は若いのかもしれないけど、ハイボールばっかり飲んで内臓は悪いと思う。またクビを狩りに行くから。チャンピオンシップに最速でたどり着きます」と再挑戦を視野に入れていた。

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