【試合詳細】1・17 ファイト・オブ・ザ・リング杉並公会堂大会 【UWA世界ライト級】長瀬館長vs新井健一郎 【UWAインターコンチネンタルタッグ王座決定T決勝】橋本友彦&HASEGAWAvsザ・ブルーシャーク&HⅡ

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『ファイト・オブ・ザ・リング』
日程:2022年1月17日(月)
開始:18:30
会場:東京・杉並公会堂
観衆:120人(満員=ソーシャルディスタンス対応)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○スーパー・クラフターU
4分2秒 腹固め
●前田賢哉

▼UWAインターコンチネンタルタッグ王座決定トーナメント Aブロック1回戦 15分1本勝負
田馬場貴裕/○ニンジャ・リー
6分46秒、腕ひしぎ逆十字固め
黒田哲広/●ハンマーコング

▼UWAインターコンチネンタルタッグ王座決定トーナメント Bブロック1回戦 15分1本勝負
▲松崎和彦/セダーTAKUYA
6分19秒 両軍リングアウト
死神/▲レザーフェイス
※両軍失格のため、2回戦は橋本友彦&HASEGAWAの不戦勝

▼UWAインターコンチネンタルタッグ王座決定トーナメント Aブロック2回戦 15分1本勝負
○田馬場貴裕/ニンジャ・リー
7分11秒 ヨーロピアンクラッチ
ザ・ブルーシャーク/●HⅡ

▼DFC清水大介代表提供試合~異種格闘技戦 30分1本勝負
○日龍
4分54秒 変型肩固め
●宝山力

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○5代目ブラックタイガー
5分19秒 ダイビング・エルボードロップ→体固め
●佐野直

▼エル・アミーゴアモン10周年記念メモリアルマッチ 60分1本勝負
○大和ヒロシ
8分34秒 ノーザンライトボム→片エビ固め
●エル・アミーゴアモン

▼UWAインターコンチネンタルタッグ王座決定トーナメント 決勝 61分1本勝負
○橋本友彦/HASEGAWA
10分21秒 XCT→踏みつけ式体固め
ザ・ブルーシャーク/○HⅡ
※XCT。橋本組がファイト・オブ・ザ・リング管理下の第5代王者に
※田馬場のダメージが大きく試合続行不可能のため、シャーク組が敗者復活

▼UWA世界ライト級選手権 時間無制限1本勝負
【王者】○長瀬館長
11分14秒 原爆固め
【挑戦者】●新井健一郎
※第18代王者・長瀬が9度目の防衛に成功

長瀬館長がアラケンを破りUWA世界ライト級王座V9!橋本&HASEGAWAが波乱に次ぐ波乱のUWAインターコンチネンタルタッグ王座決定トーナメント優勝!

第1試合


 UWFスタイルの猛者クラフターUが新人の前田に胸を貸した。クラフターUは終始、関節技で翻弄。前田もタックル、パワースラムで反撃も、クラフターUの腹固めで無念のタップ。

第2試合


 UWAインターコンチネンタルタッグ王座決定トーナメントAブロック1回戦で、前王者の田馬場貴裕&ニンジャ・リーが黒田哲広&ハンマーコングと対戦。田馬場とコングは激しい打撃戦を展開。コングはパワーで圧倒するも、反撃に転じたリーはコングにミドルキック、スピアから逆十字固めで絞め上げると、危険とみなしたレフェリーが試合を止めた。田馬場組が2回戦に進出。

第3試合


 UWAインターコンチネンタルタッグ王座決定トーナメントBブロック1回戦で、松崎和彦&セダーTAKUYAが死神&レザーフェイスと激突。TAKUYAがパンチ連打で攻め立てれば、死神は松崎にブレーンクローで反撃。松崎が死神にランニング・ネックブリーカーを見舞うと、4者場外に出て大乱闘に発展。カウント20で戻ることはできず、両軍リングアウトに。引き分けのため、両軍失格で、2回戦は橋本、HASEGAWAの不戦勝に。

第4試合


 UWAインターコンチネンタルタッグ王座決定トーナメントAブロック2回戦は、田馬場貴裕&ニンジャ・リーVSザ・ブルーシャーク&HⅡに。シャークが得意のキック連打で攻め込み、HⅡは田馬場にバックドロップを繰り出すも、田馬場がヨーロピアンクラッチで丸め込んでHⅡから電撃フォールを奪い、田馬場組が決勝進出。

第5試合


 日龍VS宝山力の異種格闘技戦は、宝山が蹴りで攻め立てれば、日龍はグラウンドでコントール。最後は日龍が変型の肩固めでギブアップを奪った。

第6試合


 5代目ブラックタイガーVS佐野直の一戦は、ブラックが先制攻撃。佐野もDDTなどで反撃するも、ブラックがレフェリーの死角を突いて急所蹴り。悶絶する佐野に、ブラックは後頭部へのラリアット、ツームストーン・パイルドライバー、ダイビング・エルボードロップとたたみかけてフォールを奪った。

第7試合


 エル・アミーゴアモンが10周年記念メモリアルマッチで大和ヒロシと対戦。序盤は大和がグラウンドでコントロール。大和がマスクを剥がそうとすると、アモンのセコンドに就いていたともりんが乱入して阻止し、アモンは足4の字で反撃。その後、アモンはダイビング・ボディアタックで攻めるも、大和は反撃に転じ、河津落とし、ミサイルキック、変型コブラツイストで猛攻。アモンはなんとか逃れたが、大和が放った北斗ボムでアモンは脳天からマットにたたきつけられピンフォールを許した。

第8試合


 空位となっていたUWAインターコンチネンタルタッグ王座を争奪する1DAYトーナメントは、橋本友彦、HASEGAWA組が制し、同団体の至宝がA-TEAMに流出した。

 ユニバーサル・プロレス、みちのくプロレス、K-DOJO、FOTRと受け継がれてきた伝統ある同王座は、もともと田馬場貴裕、ニンジャ・リー組が保持していたが、防衛期限切れのため空位となり、団体預かりとなっていた。今トーナメントには6チームが参加し、まずAブロックでは前王者の田馬場組が1回戦で黒田哲広、ハンマーコング組を、2回戦でザ・ブルーシャーク、HⅡ組を破り決勝に進出。Bブロックでは1回戦で松崎和彦、セダーTAKUYA組と死神、レザーフェイス組が両軍リングアウトとなり両軍が失格。2回戦は橋本組が不戦勝となり、労せず決勝にコマを進めた。

 決勝は田馬場組と橋本組が対戦する予定だったが、激戦が続いた田馬場のダメージが大きく、試合続行不可能に。このため、2回戦で田馬場組に敗れたシャーク組が敗者復活で浮上した。

 序盤はHASEGAWAとHⅡがチョップ合戦を展開。シャークはソバット、ネックチャンスリードロップをHASEGAWAにたたき込み、ムーンサルトプレスを繰り出すも、これは橋本がカット。HASEGAWAがHⅡにDDTを見舞うと、橋本が強烈なエルボー、ミドルキック、張り手からブレーンバスターと怒涛の攻め。さらに橋本がHⅡをグラウンドでのヘッドロックに捕らえると、シャークが阻止。ならばと橋本はXCTでHⅡをマットにたたきつけ、足で踏みつけて3カウントを奪った。

 これで橋本はWEWタッグ、インターコンチネンタルタッグと併せて3冠王、HASEGAWAはWEWジュニア・ヘビー級と併せて2冠王となった。

 HASEGAWAは「負けた人間が出てきて、気持ちを入れ替えてやろうということで。シャークさんには気を付けようと。HⅡ選手にはもうちょっと来てほしかった。ここから自分らが価値を上げていければ。僕たちを呼ばなければ、ずっと持っちゃいますよ。好きなときに防衛戦やりますよ。誰でも当ててくれって感じです」と話し、手を負傷した橋本は「熱くなりましたね。生きのいい選手とやると。格闘技系の選手とやるとこうなります。HASEGAWAさんと組んだら、必ずケガするんです」と苦笑していた。

他団体にベルトが流出する非常事態に、長瀬館長は「田馬場とリーが獲り返すと思ってたんで、この展開は予想してませんでした。4月大会は呼んでないんで、これからA-TEAMさんと交渉します。橋本選手は代表なんで、防衛戦の日程も団体間で話さないと」と戸惑いを隠せなかった。

第9試合

 長瀬館長率いるプロレス団体ファイト・オブ・ザ・リング(以下、FOTR)が1月17日、プロレス初使用となった東京・杉並公会堂に進出。長瀬はアラケンこと新井健一郎を相手に苦戦しながらも、UWA世界ライト級王座のV9に成功した。

 同所は日本フィルハーモニー交響楽団がフランチャイズにするなど、主にクラシックコンサートで使われている由緒ある会場。66年7月には、ウルトラマンがお披露目されており、“ウルトラマンの聖地”として知られる。今回タイトルマッチの立会人を務める國崎たかし杉並区議の尽力もあり、プロレス興行で初めて使用許可が下りた。

 当初、今大会のメインイベントは長瀬がザ・グレート・サスケと友情タッグを結成し、5代目ブラックタイガー、新井組と対戦する予定であったが、サスケが新型コロナウイルス陽性者となったため、直前になって欠場が決定。急きょ長瀬と新井のタイトル戦に変更された。

 前半は新井がヘッドロック、アームロック、指折り、キーロック、スリーパーでネチネチと長瀬を痛めつけた。場外戦に持ち込んだ新井は長瀬をイス、鉄柱にぶつけて、ダメージを与えると、リングに戻るとダイビング・ボディプレスを敢行。これを剣山で阻止した長瀬は半ば強引にジャーマンで投げて3カウントを奪取。難敵相手に苦しみながらも、なんとかベルトを死守した長瀬は、昨年11月14日の東京・王子BASEMENT MONSTER大会に続き、新井から2連勝を飾った。

 防衛に成功した長瀬は「いつも以上にアラケンの攻めがきつくて。今回土壇場でいろんなことがあったんですけど、乗り切れてよかった。(2連勝になったが?)勝った実感がないです。今後も(新井の挑戦を)受けて立ちます」と安堵の表情を浮かべた。初使用となった会場については「無難に滞りなく使えたんで、定期的に使わせてもらって、どんどん使える公共施設を増やしたいと思います。プロレスでなかなか借りれないのは、物を壊したりとか、そういうイメージをもたれてるからだと思うんで。ちゃんとやりきってプロレスというジャンルの信用を取り戻したい」と語った。

 なお、FOTR次回興行は4月17日、王子での開催を予定している。

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