女子プロレスのリングでUWFルールの王座戦!元UFCファイターの朱里が愛弟子・小波を制して激勝!

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 27日、東京都・国立代々木競技場第二体育館にてスターダム『FIBREPLEX Presents TOKYO SUPER WARS ~東京超女大戦~』が開催され、朱里が小波との師弟対決を制してSWA王座および赤いベルトへの挑戦権利証の防衛に成功した。

 朱里は現在ゴッデス・オブ・スターダム王座(タッグ王座)&SWA王座の二冠王であり、今年9月にはスターダムのシングルリーグ戦『5★STAR GP』を制覇して12月29日の両国国技館大会での赤いベルトへの挑戦権利証を獲得。
 朱里は10月9日というプロレス界では特別な日に開催された大阪城ホールのビッグマッチで愛弟子・小波とUWFルールでのSWA&挑戦権利証をかけた王座戦を行う予定であったが、小波は試合前日に下腹部の痛みから入院が決まり師弟対決は延期に。
 それでも朱里は小波を待ち続け、今月3日にAZMを制して防衛に成功した際には代々木体育館での小波戦を熱望。小波もこれに応えて今月21日の大阪大会より復帰し、決戦に向けてエンジンを温めてきた。


 試合前に2人でしっかり握手を交わしてからゴングが鳴ると、序盤は堅実なグラウンド・レスリングを中心に展開。小波のアンクルホールドを朱里が上から潰して腕十字に持ち込み、朱里がエスケープ。小波もすぐに胴絞スリーパーホールドから変形コブラツイスト、フロントネックロックからの腕十字と変幻自在のサブミッションで朱里からエスケープをもぎ取る。
 その後、朱里のサソリ固めで小波がエスケープ、小波のバズソーキックで朱里がダウン、小波のトライアングルランサーで朱里がエスケープ、小波の脇固めで朱里がエスケープとハイスピードに試合が進み、小波が朱里を後1点まで追い込む。しかし、朱里がドラゴンスクリューからの足4の字固めでエスケープを、ハイキックでダウンを奪って立て続けにポイントを奪い、両者残り1点の終盤戦へともつれ込む。
 互いに足を止めて真っ向からミドルキックや掌底を打ち合い、小波がジャーマン・スープレックスを見せれば朱里も即座にジャーマンで返すなど意地の張り合いが展開。小波のハイキックを受けても倒れず耐えた朱里が鋭角に顔面から突き刺す水車落とし、ハイキック、ランニングニー、バズソーキックと連撃すると小波がダウン。朱里がKO勝利を収めた。
試合後、朱里と小波は泣きながら抱き合い、互いに座礼。師弟対決は清々しい幕引きとなった。

 バックステージに戻った朱里は「小波との大阪城ホールが流れて、代々木第二で同じルールでやることが出来てすごく嬉しかったです。スターダムでUWFルールをやるのは初だったと思うんですよ。小波と朱里でスターダムに2人で新しい風を吹かせる、その1日目になったと思ったので、すごく、私にとっては特別な日になりました」と穏やかな表情でコメント。
 そして、メインイベントで赤いベルトを防衛した林下詩美の前に現れ、12月29日の両国国技館大会での挑戦権利証行使および時間無制限勝負での王座戦を要求。詩美もこれを快諾したことから、年内最後のビッグマッチのメインは詩美と朱里の赤いベルト戦になることが決定的となった。

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