【試合詳細】11・27 スターダム国立代々木競技場 第二体育館大会 【ワールド】林下詩美vs舞華 【ワンダー】中野たむvs白川未奈 【SWA&権利証】朱里vs小波 【ハイスピード】スターライト・キッドvsコグマ 【フューチャー】琉悪夏vs桜井まいvs月山和香

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『FIBREPLEX Presents TOKYO SUPER WARS ~東京超女大戦~』
日程:2021年11月27日(土)
開始:16:00
会場:東京都・国立代々木競技場 第二体育館
観衆:1119人

▼フューチャー・オブ・スターダム選手権3WAYバトル 15分1本勝負
【王者/大江戸隊】○琉悪夏
4分50秒 冷凍庫爆弾→片エビ固め
【挑戦者/COSMIC ANGELS】●桜井まい(フリー)
※琉悪夏が2度目の防衛に成功
※もう1人は【挑戦者/COSMIC ANGELS】月山和香(フリー)

▼タッグマッチ
[Queens Quest/MOMOAZ]渡辺桃/○AZM
9分36秒 ダイビング・フットスタンプ
ウナギ・サヤカ/●レディ・C

▼6人タッグマッチ
[STARS]岩谷麻優/○葉月/羽南
8分48秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
[大江戸隊]●鹿島沙希/フキゲンです★/吏南

▼次期ワンダー・オブ・スターダム王座挑戦者決定戦 3WAYバトル
[Queens Quest]○上谷沙弥
7分52秒 フェアリー・ブリングを切り返してのヨーロピアンクラッチ
[Donna Del Mondo]●なつぽい
※もう1人は[Donna Del Mondo]ひめか

▼ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
【王者/大江戸隊】○スターライト・キッド
8分33秒 キッドクラッチ
【挑戦者/STARS】●コグマ
※キッドが3度目の防衛に成功

▼ワールド・オブ・スターダム王座挑戦権利証マッチ&SWA世界選手権試合 UWFルール 30分1本勝負
【権利証保持者&SWA世界王者/Donna Del Mondo】○朱里【1D3E】
13分6秒 バズソーキック→KO
【挑戦者/大江戸隊】●小波【2D3E】
※朱里がSWA王座の8度目の防衛および挑戦権利証の2度目の防衛に成功

▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/COSMIC ANGELS】○中野たむ
17分12秒 トワイライト・ドリーム
【挑戦者/COSMIC ANGELS】●白川未奈(フリー)
※たむが6度目の防衛に成功

▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】○林下詩美
23分43秒 ハイジャック・ボム→エビ固め
【挑戦者/Donna Del Mondo】●舞華
※詩美が9度目の防衛に成功

詩美が舞華を撃破し赤いベルトV9!小波との師弟対決を制した朱里と12・29両国国技館で決戦へ!たむがメンヘラ化した白川を制し白いベルトV6!キッドがハイスピード王座を闇レベル3に!

第1試合


 ゴングが鳴ると桜井&月山が力を合わせて琉悪夏に向かっていき、ダブルのカニバサミで倒して桜井のビッグブート+月山の低空ドロップキックでサンドイッチ。さらに桜井が立たせてビッグブートも、即座に月山がカバーに入ったため仲違い。
その隙に琉悪夏が立ち上がって桜井にコンプリートショットからセントーン。さらに冷凍庫爆弾を狙うが桜井が流れ式のスタナーで迎撃。さらに月山がミサイルキック、桜井がエルボードロップと連撃も月山がカバーに入ったため2人の仲違いは決定的に。
 桜井と月山がエルボーで打ち合い、月山が怒涛の首固め連発でがむしゃらに勝利を狙う。これを抜け出した桜井がビッグブートからゴードバスター。横から琉悪夏が突っ込んできてカットし、桜井にラリアット、火の玉ボム、冷凍庫爆弾と畳み掛けて3カウント。

 琉悪夏が勝ち名乗りを上げているところへ、今月3日のとどろきアリーナ大会でも現れた怪人がハンマーを持ってリングに上がり3人へ暴行。大江戸隊のキッドが琉悪夏の救出に駆けつけると怪人は走り去っていった。

琉悪夏「おいおいおい、なんだアイツ。おう、なんか目的でもあんのかな?ま、そんなことどうでもよくて。私……チッ、お前どけよ!お前もだよ!(※リング上に倒れ込んでいた桜井、月山を蹴落とす)それでさ、もっと強いやつと防衛戦、したいんだよね?あっ、そーだ。両国でやりたい奴いるって話……(※羽南がリングに上ってくる)聞いてた?(笑)」
羽南「琉悪夏、待ってたよね?次、両国で挑戦するのは、この私だアアァァアーッ!今まで私がやってきたプロレスのすべてをぶつけるから」
琉悪夏「そうそう、羽南とやりたかったんだった(笑)あなたのすべてを受け止めた上で、私が防衛成功するんで、楽しみにしてますね♪」

<試合後コメント>

琉悪夏
「んああ、2度目の防衛。今回も余裕で成功。まあ、3度目は……色々2人で切磋琢磨したこととかもあったし、一番やらなきゃいけない相手だと思うので。ああやって出てきてくれたのは嬉しかった。両国、絶対私がすべてを受け止めた上で3度目の防衛するんで、楽しみにしてて」

第2試合


 桃とウナギでゴングが鳴ると、試合前の握手を拒否されていたウナギが再び握手を求める。桃はこれを蹴り払ってミドルキック、サッカーボールキックを連打。さらにロープに飛ぶがウナギがビッグブートでカウンターしボディスラム。レディ・Cにタッチ。
 レディ・Cはウナギとともに飛び出していき、ウナギのチンクラッシャーからレディ・Cのビッグブートからニードロップと連撃。さらにレディ・Cがロープに飛ぶとAZMが飛び込んできて足払いをかけ、桃がすかさず低空ドロップキック。さらにAZMがレディ・Cをキャメルクラッチで固め、桃がサッカーボールキックで追撃。桃がロープに飛ぶがレディ・Cがビッグブートでカウンターしウナギにタッチ。

 ウナギはXファクターから大ふへん固めを狙うがAZMがカット。ウナギは2人の攻撃を誤爆させて2人にそれぞれ踵落としを見舞ってからまとめて両足でギロチンドロップ。ウナギと桃はエルボーで打ち合っていくが、これを制した桃がドロップキックから裏投げで叩きつけAZMにタッチ。
 AZMは素早いロープワークでウナギを翻弄し、足払いをかけて転ばせ顔面に低空ドロップキック。さらに脇固めに捕らえるもこれを脱出したウナギがコーナーでの攻防を制して巴投げで放り捨てレディ・Cにタッチ。
 レディ・Cは逆水平チョップの連打からコーナーに振って串刺しビッグブートを放つが、AZMがエプロンに回避。ここに桃が突っ込んでくると、AZMのジャンピングハイキック+桃の串刺しドロップキックがヒット。MOMOAZはサンドイッチサッカーボールキックを狙うが、レディ・Cが回避しスネとスネが激突。レディ・Cは2人へ同時にランニングネックブリーカードロップを見舞い、ウナギのコードブレイカー+レディ・Cの河津掛けの連携攻撃。レディ・Cはチョークスラムから雪崩式チョークスラムを狙うが、AZMがウラカン・ラナで切り返し、MOMOAZが3D、桃のフェイスバスター+AZMのダイビング・フットスタンプ、AZMのダイビング・フットスタンプと畳み掛けて3カウントを奪った。

第3試合


 以前より「葉月とメイクが被っている」と因縁をつけていた吏南が葉月との対面を求め、この2人でゴング。吏南がヘアホイップでコーナーに叩きつけてから顔面をグリグリ踏みつけていくが、葉月もすぐに顔面ウォッシュでお返しし羽南にタッチ。
 羽南が吏南にドロップキックを見舞ってからロープに飛ぶと、エプロンから鹿島がキック。吏南&鹿島のダブルケンカキックが決まり、鹿島に試合権利が渡る。
 鹿島はボディスラムから羽南の顔を踏みつけながらSTARSを挑発しフキゲンにタッチ。
 フキゲンはメロイックサインでの地獄突きを連打も羽南がドロップキックを見舞って岩谷にタッチ。
 岩谷はフキゲンにドロップキックからノーザンライト・スープレックス・ホールド。これは鹿島がカットし、岩谷のダブルアームドラッグを先読みして回避し、吏南から受け取った東スポで岩谷をフルスイング。吏南にタッチ。
 吏南はドロップキックからキャプチュードを狙うが、岩谷が振り払ってスクールボーイの形で転がしてからバカタレスライディングキック。葉月にタッチ。
 葉月はフルネルソンバックブリーカーからエルボー合戦を制してロープに飛ぶが、エプロンからフキゲンがクロスチョップを見舞い、吏南がキャプチュード。さらにグラウンド卍もキックアウトされると鹿島にタッチ。

 鹿島はフランケンシュタイナーから貫通ビッグブートを決め、大江戸隊トレイン攻撃からダブルアーム・スープレックス・ホールド。再びダブルアームの体勢に捕らえるも、羽南がカットして払腰、岩谷がトラースキックで援護。葉月のフェイスバスター+羽南のフェイスクラッシャーの合体攻撃から葉月がみちのくドライバーII。これを返されると垂直落下式ブレーンバスターを狙い、鹿島が着地すると葉・月ストラルを狙う。鹿島はこれを先読みして起死回生を決めてみせるが羽南&岩谷がカット。さらに鹿島へ岩谷のトラースキック+葉月のビッグブートが突き刺さり、葉月&羽南がカタパルトのように岩谷をミサイルキックの形で発射する3人の連携攻撃が炸裂。援護を得た葉月が垂直落下式ブレーンバスターで鹿島から3カウントを奪った。

葉月「今日もSTARSが勝ったぞォ~ッ!来月の大阪は、ユニットトーナメント……えー、麻優さん、今ユニット3チームくらいしか出てないんですけどもぉ、これでトーナメントって成り立つんですかね?(笑)どうなんでしょうか」
岩谷「代々木の皆さん!こんばんは~っ!STARS、いい調子!メッチャいい調子なんですけど、来月の大阪大会、ユニットトーナメント、大丈夫。着々と話は進んでますよ」
葉月「(苦笑)」
岩谷「マジでマジでマジで!笑ってるけど、マジで!いいよ、じゃあ。今発表する。まずは、STARS。そしてDDM。で、COSMIC ANGELS。今言った3組だったけど、4組目!Marvelous勢が出てくれることになりました!これでトーナメント行けるでしょ!必ずSTARS優勝したいと思いますんで、皆さん、大阪は遠いと思いますけど、会場に来られる方は会場で、来られない方はTwitterとかSNSで応援よろしくお願いします!今あんまり、なかなか喋っても、まだ試合もあるんでこのへんで終わりにしたいと思います。以上!スターダムでした!……あっ、ちがっ!STARSでしたぁ!ありがとうございました!」

第4試合


 タッグリーグ最終戦での致命的な誤爆から不和が生じ、白いベルトに向けての思いが衝突して仲違いしているひめぽいの今後のついても注目が集まる3WAYマッチ。
 なつぽいが選手コールの際にコーナー上でポーズを決めた瞬間にひめかが奇襲しコーナーエルボーを連打。2人はもみ合って幾度も上下を入れ替えながらマウントエルボーを打ち合っていくが、上谷が入ってくると2人で力を合わせて排除を狙う。
 上谷は2人の攻撃を側転でかわしてドロップキック。ロープに飛んだ上谷をひめかがショルダータックルでなぎ倒してキャメルクラッチで捕らえると、なつぽいが普段ならひめかをアシストするために放つ低空ドロップキックをひめかの顔面に突き刺す。

 怒ったひめかはなつぽいにショルダータックルからアルゼンチン・バックブリーカー。これを上谷がドロップキックでカットし、ひめかに逆片エビ固め。ロープを掴んでブレイクしたひめかに貫通ドロップキックを狙う上谷だったが、なつぽいが足払いでカットし自分がひめかへ貫通ドロップキック。もみ合って場外に転がりでた2人へ上谷がスワンダイブ式プランチャを見舞う。
 上谷はなつぽいをリングに放り込んでその場飛びのトルニージョからスター・クラッシャーを狙うが、なつぽいが側転で着地してソバット。上谷もバイシクルキックで反撃するが、ひめかが突っ込んできてラリアットからバックドロップ。さらにアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、上谷がリバース・フランケンシュタイナーで切り返し、フライングニールキック。さらに上谷がノーザンライト・スープレックス・ホールドを狙うが、ひめかが振り払ってラリアット。
ひめかがランニングパワーボムを狙って担ぎ上げた上谷になつぽいがダイビングクロスボディを見舞って意図せず合体攻撃のようになるが、ひめかはなつぽいにラリアット、スライディングラリアット、JPコースター、ラリアットと猛攻。さらにパワーボムを狙うが、なつぽいがカサドーラ式フェイスクラッシャーで切り返しジャーマン・スープレックス・ホールド。なつぽいが起き上がった瞬間に上谷がスワンダイブ式ダイビングクロスボディを見舞い、スター・クラッシャーを狙う。なつぽいはフェアリー・ブリングで切り返してみせるが、これを読んでいた上谷が上下を入れ替えてエビ固め、さらにヨーロピアンクラッチに捕らえてカウント3。
 上谷がワンダー・オブ・スターダム王座の次期挑戦者となり、2人は闘いを通じて和解しひめかがなつぽいを背負って退場していった。

第5試合


 ゴングが鳴ると両者めまぐるしいロープワーク合戦を展開し、コグマがスライディングで場外に脱出するとキッドも即座に追っていって花道でのアームドラッグ。互いにリングに戻ってからもロープワーク合戦から互いに低空ドロップキックをかわし合い、クリーンブレイク。
 手4つでの力比べを制したコグマがキッドを押し倒してロープに飛ぶが、キッドがフランケンシュタイナーで迎撃し低空ドロップキックで追撃。さらにロープに振っていくがコグマがエプロンに脱出。コグマは突っ込んできたキッドに逆トペ式のガン・スタンを見舞い、ロープに掴まりながらキッドの背中を激しく踏みつける。

 キッドはアームドラッグでの攻勢をかけ、コグマが耐えてみせるとキッドがすかさずキッチャーマン。コグマも即座に起き上がってガン・スタンを見舞ってロープに飛ぶが、キッドがコグマの側頭部を撃ち抜く高度のあるローリングソバット。さらにコーナートップから旋回式フロッグスプラッシュを発射も、コグマが回避してミサイルキック。さらに雪崩式ガン・スタンからダイビングボディプレス。続けてジャーマン・スープレックス・ホールドでの決着を狙うが、キッドが回転エビ固め。そのまま2人で上下を入れ替えながら激しいエビ固めの応酬が繰り広げられるが、キッドが一瞬の隙を突いてキッドクラッチ(※変形トルネードクラッチ)で丸め込んでカント3。

キッド「クマ狩り、成功ぉ~!コグマ、ハイスピード・ジーニアスなだけあって、面白かったよ。けど、トラ狩り出来なくて残念だったなあ?へっへへ♪さて、このベルト、次挑戦したい奴、いるの?!いないの?!」
(※AZMがリングに上ってくる)
AZM「おい、キッド。なにがやりたいか分かるか?次の次期挑戦者は、AZMしかいないだろぉ~!?……で、どうする?」
キッド「AZM、お前とはでっかい会場でやりたいと思ってたよ!場所、両国国技館しかないよなあ?!」
(※コグマが割って入ってマイクを取る)
コグマ「キッド、今日は負けた。負けた。負けた、んだけど、ハイスピード楽しかったね」
キッド「楽しかったねー♪」
コグマ「でさ、負けたところ悪いんだけど、私もう1回すぐに挑戦したい!AZMもいるからさ、3WAY。3WAYでいいよ私は」
キッド「はぁ?!お前、今この場で負けたばかりだぞ?!どの口きいてんだお前?!えっ?3WAY見たいの?見たいのぉ?(※観衆が拍手)あぁ、ホント生意気なクマさんだねえ?いいよ、私はチャンピオンとして3WAYでもなんだってやってやるよ!AZMに、コグマ。この3人で史上最速のハイスピードバトル、決定ェ~ッ!」
(※キッドとAZMがベルトを挟んでにらみ合う横でコグマがポーズを決め、キッドに蹴飛ばされる)
キッド「生意気クマ、帰れ!」

<試合後コメント>

スターライト・キッド
「はい~、このベルト、闇レベル3に無事アップしたわけだけど……コグマ、なんだお前は。今この場で私に3キッチリ取られた後だろ?どんだけ生意気なクマなんだ。でもいいよ。3WAY。私は3WAY、ハイスピードで2,3回やってきて、嫌な思い出しか無いよ。でも今このベルトのチャンピオン、この私が、3WAYはリスクがあるかも知れないけど、チャンピオンのわたしが直接3取って、このベルトの闇レベルを4に上げるだけだから。AZM、コグマ、もう過去のハイスピードチャンピオンは今のスターダムに必要ねえんだよ、私が2人まとめてグッバイ、だなっ!」

AZM&コグマ
AZM「とうとう私にチャンスが回ってきた、キッドに挑戦できるのは私しかいないと思って挑戦表明したらアレですけど、コグマ!空気読めよマジで。みんながみんあキッドvsAZMを見たがってる中でコグマが出てきて、私は納得いかないねえ。キッドとシングルやりたいんだよシングル!」
(※コグマが乱入してくる)
コグマ「いやいやいやいや。ゴメン」
AZM「大丈夫なの?試合後でしょ?」
コグマ「大丈夫。今日私はダメージ無い」
AZM「ダメージ無いの?!」
コグマ「ダメージ無いの。だから私は挑戦表明したの」
AZM「なるほどね」
コグマ「負けたけど、カッコ悪くてもいいの。すぐやりたいの。AZMとキッドのシングルはもうちょっと先。おたのしみぃ~♪ってことで私が入ったほうが面白いと思うから」
AZM「ん、まあまあまあ、キッドとAZM、楽しみにしてるからね。取っておくってことね」
コグマ「そうそうそう!」
AZM「まあまあまあ、現ハイスピードチャンピオンのキッドと、元ハイスピードチャンピオン(※コグマを指して)、元ハイスピードチャンピオン(※自身を指して)、そのハイスピードチャンピオンの闘い、いいんじゃない?」
コグマ「絶対おもしろい!絶対おもしろいし、私がジャーマンで勝つ!」※AZMの前に出る)」
AZM「絶対私があずみ寿司で勝ちます(※コグマの前に出る)まっ、両国国技館でね、(※さらに前に出てきたコグマを制しながら)私たちの闘いを見ててください」
コグマ「はいっ!(※さらにAZMの前に出ようとしながら)」

第6試合


 試合前に2人でしっかり握手を交わしてからゴング。
 両者じりじりと距離を詰めながらローキック、ミドルキックで牽制。小波がグラウンドから朱里の足を取ってアンクルホールドを狙うが、朱里が上から潰して腕十字の体勢から肩固めへ。小波はたまらずブレイクしロストポイント1。
 バックの取り合いを制した小波がスタンド式の胴絞スリーパーホールドから変形コブラツイスト。さらに胴絞フロントネックロックで捕らえ、崩れ落ちた朱里へ腕十字。朱里が足を伸ばしてロープブレイクし、ロストポイント1。
 両者がっぷり4つで組み合い、朱里がフロントネックロックで捕らえてからハーフハッチ・スープレックス。続けてサソリ固めに捕らえると小波がロープブレイク。ロストポイント1。

 グラウンド中心だった前半戦から一転して両者激しいミドルキックの打ち合いとなり、これを制した小波がハイキックからバズソーキック。さらに掌底連打でコーナーに追い込み串刺しハイキック、ガクリと膝をついた朱里の顔面をしたから思い切り蹴り上げると朱里がダウン。ロストポイント1。
 小波は首相撲からニーリフトを連打して行くが、朱里が背負投からサッカーボールキック。さらに互いにハイキックを狙い合うも、小波が隙を突いてのジャンピングハイキックを決め、飛びついてトライアングルランサー。朱里が足を伸ばしてロープブレイクし、ロストポイント1。
 小波のハイキックをかわした朱里が掌底を放つが、小波が脇固め。朱里がロープブレイクしロストポイント1。

 小波は起こしてミドルキックも、これをキャッチした朱里がドラゴンスクリューからの足4の字固め。小波がロープを掴んでブレイクし、ロストポイント1。
 朱里はショットガンドロップキック、串刺しニーリフト、ハイキックと連撃すると小波がダウン。ロストポイント1。互いに残り1点に。
 互いに足を止めて激しい掌底の打ち合い、ミドルキックの打ち合いとなり、蹴り足をキャッチした小波がアンクルホールド、そのまま胴を引き寄せてロコモーション式ジャーマン・スープレックスからバズソーキックを発射。これをかわした朱里もジャーマン・スープレックスから腕十字。小波はこれを上から潰しつつ三角絞めに持ち込むが、朱里は足のクラッチを切ってマフラーホールドへ。小波が起き上がろうとすると朱里がコードブレイカー。小波は倒れず耐えてハイキックをクリーンヒットさせるが、朱里も倒れず組み付いて顔面から鋭角に突き刺す水車落とし。小波は三角絞めで粘るが、これを振り払った朱里がハイキック。小波も倒れず延髄斬りを叩き込むが、朱里も意地で耐えてランニングニーからバズソーキックを叩き込み、小波が最後のダウン。朱里がKO勝利を収めた。

 試合後、朱里と小波は泣きながら抱き合い、互いに座礼。師弟対決は清々しい幕引きとなった。

<試合後コメント>

朱里
「SWA、そして権利証。守りました。小波との大阪城ホールが流れて、代々木第二で同じルールでやることが出来てすごく嬉しかったです。スターダムでUWFルールをやるのは初だったと思うんですよ。小波と朱里でスターダムに2人で新しい風を吹かせる、その1日目になったと思ったので、すごく、私にとっては特別な日になりました。5★STAR GPで小波、そしてこの間闘ったAZM、しっかりと勝利をしたので、12月29日、両国国技館。私は赤いベルトを持つ選手と試合をしたいと思っております。今日のメイン、しっかりと見たいと思います。以上です」

第7試合


 中野たむを愛しすぎてメンヘラ化した白川未奈が、黒髪地雷系メイクになりリングに登場。

 コールが終わるとゴング前に白川がたむの背後に裏拳を叩き込み、コーナーにたむの足をのせたインプラントDDTで突き刺しフォールも2。
 たむは場外に転がるが、これを追った白川がストンピング。

 リングに戻り、白川はストンピングから首4の字。これを離すとコーナーに顔面を叩き込み、串刺しバックエルボーからロープに飛んで顔面への低空ドロップキック。フォールも1。

 白川はロープに飛ぶが、たむはブリッジして避けると丸め込みからの水面蹴りを顔面に叩き込む。
 場外に転がった白川へ、たむはコーナーからのプランチャを投下。 
 リングに戻り、白川は髪を掴んで振り回し、コーナーに押し込むと後頭部をコーナーに叩きつける。座り込んだたむの顔面を蹴りつけ、ブロンコバスターから腰を振り顔面に押し付けていく。
 白川はそのままコーナー上に座り顔面を蹴りつけていき、たむの髪を掴んで引き起こすとリングに顔面を叩き込む。

 座り込んだたむの正面に座った白川が、たむの顔面を連続して蹴りつけていくが、無表情で立ち上がったたむが白川のエルボーを受けながら前に出ていく。
 がむしゃらに左右のエルボーを白川は叩き込んでいくが、たむは相手にせずに見下ろし、髪を掴んで正面を向かせると後ろ回し蹴り。さらに踵落としからロープに飛んで後頭部にバイオレット・シューティング。さらにバックドロップからフォールも2。

 たむはジャーマンスープレックスホールドも2。

 たむはコーナーに登り、走り込んできた白川を蹴りつけると、フロントネックロックで釣り上げエプロンに落とす。

 四つん這いの白川の背中にストンピングからジャーマンを狙うが、耐えた白川がガットショットからインプラントDDTを狙うも、耐えたたむがハイキックからジャーマンを狙う。切り返して場外に着地した白川がたむの足を刈ってバランスを崩すと、すかさず場外へのインプラントDDT。
 カウント19で両者リングへ。

 リング中央で座りながらお互いの顔面を蹴り合い、たむが髪を掴むとエルボーの打ち合いへ。
 たむがエルボー連打で倒し、白川のエルボーにカウンターのローリングエルボーを叩き込むとトラースキック。キャッチした白川がエルボーを狙うが、後ろ回し蹴りで迎撃したたむがリバースタイガードライバー。フォールも2。

 たむはバックを取るが、ロープを掴んで耐えた白川がインプラントDDTの体勢も、切り返したたむがソバット。だが白川がバックブローからインプラントDDTで突き刺す。両者ダウン。

 カウント9で立ち上がった白川が浴びせ蹴りからコーナーに叩き込み、コーナー上に座ると雪崩式インプラントDDT。
 さらに投げようとするが、たむがそのまま潰してフォールも2。

 たむはロープに飛ぶが、白川はルー・テーズプレスで迎撃しフォールも2。

 白川はリバースインプラントDDTを狙うが、切り返したたむが投げ捨てジャーマン。
 白川はビンタを狙うかにみせてたむの頬を撫でるも、たむは容赦ないビンタからジャーマンスープレックスホールド。さらにロープに飛んでバイオレットシューティング。フォールも2。

 たむは担ぐが、切り返した白川がDDTを狙うも、たむがバイオレット・スクリュー・ドライバーからトライワイト・ドリームで叩きつけ3カウント。

たむ「ちゃんみな、中野たむ、強かったっしょ。だからさ、あんたももっと強くなって、たむの近くに来てよ。たむは、ずっと待ってるんだからね!(白川に手を伸ばすが、白川はその手を払い除けて泣きながら抱きつく。白川の背中を優しく叩きなだめると立ち上がり)さぁ、次の聖なる白いベルトの挑戦者、決まりましたよね!?早く出てこないと、無視するよ」
(上谷がリングへ)

上谷「中野たむ、私が、次の挑戦者であり、次のチャンピオン。今度こそ、不死鳥が、大きく羽ばたくばん。12月、29日、両国国技館で!高々と、大きく羽ばたき、私が、あなたからフォールを奪ってみせます!」
たむ「今年最後の相手が上谷。上谷沙弥。あんたと、最強で、最強で最高の試合をして、2022年に繋げたい。よろしく(上谷と握手)」

<試合後コメント>

中野たむ
「ありがとうございました!ワンダー・オブ・スターダム!6度目の防衛に成功しました!最高だァ~ッ!生きてるぅ~ッ!んん~ッ!白川未奈、狂ってましたね。この白いベルトは、人を狂わせるほどの魅力を持った呪いのベルトです。でも、狂ったように感情を顕にする人間は美しくて強いと思いませんか?!私はもっともっと狂った奴らとどんどんこのベルトをかけて闘いたい!次の挑戦者はシンデレラの上谷沙弥です!前回は万全の状態じゃなかったけど、今回は万全の状態のシンデレラを倒して、本当に白いベルトの王者として不動の王者となります!シンデレラの魔法は12時で解けるけど、白いベルトの呪いは中野たむから永遠に解けません!タムロード、信じて付いてきてください!ありがとうございました!」

第8試合


 なかなか両者組み合わずに距離を取り、舞華が足をかけて倒すとヘッドロックの応酬からリストの取り合いへ。
 再度ヘッドロックの応酬から詩美がグラウンドに持ち込むも、舞華がヘッドシザースで抜けて距離を取る。

 ロックアップから一度距離をとり、再度ロックアップから舞華がロープに押し込むがクリーンブレイク。
 舞華がヘッドロックからショルダータックルも、詩美が受けきりショルダータックルの打ち合いへ。打ち勝った詩美がストンピングからボディスラムで叩きつけてフォールも2。

 詩美は腕へのニードロップから腕へのストンピング連打。さらにキャメルクラッチからアームロックで捕らえるが舞華はロープに足を伸ばしブレイク。
 舞華は腕へのヒッププレスからフォールも2。

 詩美はストンピングからロープに飛ぶが、舞華は避けてショルダータックルでコーナーに吹っ飛ばすと串刺しラリアット。さらにロープに飛んでラリアットも、避けた詩美を巻き込んでブレーンバスターを狙う。だが詩美はフロントネックロックで捕らえるが、舞華は強引にぶっこ抜いてブレーンバスター。フォールも2。

 舞華は腕ひしぎも、詩美はロープに足を伸ばしブレイク。

 舞華は巻き投げるとアームロックで捕らえるが、詩美はロープに足を伸ばしブレイク。

 舞華はストンピングからロープを使ったアームロック。
 これを離すとロープに飛んで、スライディングラリアット。
 舞華はコーナーに振って串刺しラリアットも、詩美は避けて串刺しバックエルボーから後頭部への低空ドロップキック。
 詩美はアルゼンチンで担ぎバックフリップ。フォールも2。

 詩美はロープに飛ぶが、舞華はパワースラムで迎撃しフォールも2。

 舞華はコーナー上に座らせると正面に登るが、詩美はエルボーで落とすとミサイルキック。舞華が走り込むが、詩美は担いでコーナー上に座らせると正面に登り、雪崩式ブレーンバスターからエアレイドクラッシュ。フォールも2。

 詩美はコーナーに登るが、舞華はエルボーから正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。

 舞華はロープに飛んでラリアット。詩美が受け切るとラリアットの相打ち連発。詩美のラリアットを避けた舞華がラリアットでなぎ倒し、炎華落としからフォールも2。

 舞華は担ごうとするが、着地した詩美が高速トーチャーラックボムで叩きつけ両者ダウン。
 舞華がラリアットも、避けた詩美がベイダーハンマー。だが舞華がロケット頭突きから走り込むが、詩美は豹馬殺しからスプラッシュマウンテンを狙うも、着地した舞華がスリーパー。さらに胴締めスリーパーに移行するが、詩美はなんとかロープに足を伸ばしブレイク。

 舞華はみちのくドライバーを狙うが、着地した詩美が投げ捨てジャーマン。両者ダウン。

 舞華がラリアットも、避けた詩美がショートレンジラリアットでなぎ倒す。両者ダウン。

 詩美はロコモーションジャーマンスープレックスホールドも2。
 詩美はアルゼンチンからトーチャーラックボムで叩きつけフォールも2で舞華がロープを掴む。

 詩美が引き起こすが、舞華がその場飛びドロップキックでふっ飛ばし、ショートレンジラリアットを狙うも崩れ落ちてしまう。
 詩美は引き起こしてショートレンジラリアットでなぎ倒し、旋回式スプラッシュマウンテンからフォールし3カウント。

詩美「防衛、成功しましたー!舞華、おい舞華、お前とは、もう何回もシングルしてるよな?ほんと強くなったよお前。お前、この3年間、私のこと追いかけてまでスターダム来たんだろ?ほんとに林下詩美のことが好きみたいだな。まだまだ、私の背中、追い続けろよ。何回でも、受けて立ってやるよ(舞華と握手)また、強敵を一人倒して、次は、10回目の防衛戦。12月、12月29日、両国、朱里と、タイトルマッチだ!朱里、朱里、お前との約束、ちゃんと守ったぞ」
(朱里がリングへ)

朱里「私は、この日を待っていた。林下詩美、今度こそ、時間無制限で、決着をつけよう」
詩美「おい朱里、時間無制限、臨むところだよ!(にらみ合いながら握手)私達は63分も試合して私は勝てなかったし、あなたも私には勝つことができなかった。12月29日両国は、年内最大の最終戦、やりましょう」
(再度握手して朱里はリングを去る)
詩美「この赤いベルト、9度防衛した、そして12月29日両国、10度目の防衛戦も、もちろんこの赤き女王林下詩美が防衛します。2021年、最後の試合も、この、クールに、ロイヤル、そして美しい林下詩美が勝って、最高の2021年のしめにしたいと思います。その日まで皆さん、ごきげんよう」

<試合後コメント>

林下詩美
「舞華から防衛して9度目の防衛に成功しました。舞華とはこれで6回目、シングルマッチ。3年間のうちに6回もやってるんだけど、舞華は本当にスターダムに来てみるみる強くなったよ。もう私はこれまで2回も負けてるし、今日だってホントに危うい場面何度もあったけど、でもまだまだこのベルトを渡すわけには行かないから。舞華には私の背中をまだまだ追いかけてもらって、これからまた何回でも舞華とは試合ができたらと思います。すごく楽しかった。ありがとう、舞華!」

――これで年末の両国国技館大会で朱里選手と闘うことになりました
「朱里、ようやくまた闘える。しかも両国っていう年内最終の大きい舞台で。約束ちゃんと守りましたよ。ここまでちゃんとベルトを守り抜いた。12月29日両国では、2021年の……いや、ここまでの林下詩美のすべてを出し切って、最高の試合でこの年、この林下詩美が締めくくりたいと思います」

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