鈴木みのるが天龍プロジェクトに久々に参戦し激勝!天龍源一郎は「久しぶりに腹いっぱいだよ!」と大興奮

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28日、東京都・新木場1stRINGにて天龍プロジェクト『SURVIVE THE REVOLUTIONVol.7』が開催され、鈴木みのるが約8ヶ月ぶりに参戦しメインイベントで激勝した。

 天龍プロジェクトは、天龍源一郎の個人事務所及びプロレス団体であり、2015年に天龍が引退を迎えてからはプロレス団体としての活動を休止していた。しかし、昨年11月の天龍の引退5周年記念大会の開催を機に精力的な活動を再開し、今年4月から月に2回のペースで定期的な大会開催を行っている。

 メインイベントでは、HUB&矢野啓太&河野真幸vs鈴木みのる&佐藤光留&MAZADAの6人タッグマッチが60分3本勝負というなつかしい形式で実施。
 みのるは天龍の引退5周年記念大会以来の参戦であり、天龍は「遂に鈴木みのるの登場です。これが一体どんな意味なのかを各々の選手には感じてほしいと思う。こうやって鈴木みのるが出てきてくれて取り込まれちゃうようじゃ天プロも何のために月2回もやってんだよって話になるから出場選手は全員、心してプロレスに真摯に向き合ってくれることを願うよ」とみのるに大きな期待を寄せるとともにレギュラー参戦選手たちに発破をかけていた。


 試合は序盤からみのる&光留の師弟コンビ、みのる&MAZADAのGURENTAIコンビの活躍が光り、矢野が集中放火を食らう展開に。これに発奮した河野が飛び出してくると、みのると河野がリング内外でゴツゴツと打撃を打ち合う約10年前の全日本プロレスを思わせる展開となり、互いに場外でイスを持ち出すほどにヒートアップ。
 1本目は光留が矢野との腕関節の取り合いを制して腕ひしぎ十字固めで勝利し、2本目は矢野が3人に袋叩きにされながらも意地を見せ光留をゆりかもめで捕らえて勝利。
 3本目になると、MAZADAとHUBがテクニカルなルチャファイトを展開し、矢野と光留はヘッドバッドでの意地の張り合いを見せ矢野は額から流血。互角の勝負の中で光留がみのるへと繋げ、丸め込み連発で粘る矢野をみのるがゴッチ式パイルドライバーで沈め、2-1でみのるらの勝利となった。

 試合後、みのるは「『天龍プロジェクト、参戦させていただきありがとう』とか言ってるクソ野郎ども、いっぱいたな。『光栄です』とか馬鹿じゃねーの?!天龍プロジェクトは天龍源一郎が余ったお金でお前らにお年玉くれる会社なのか?あのクソジジイが作ってきたプロレス、お前ら感じろってことじゃないのか?なにが『ありがとうだ』!なぜ誰一人天龍に食いつかねえんだ?!だらしねえ。俺には天龍プロジェクトでなんの権限も無いが、俺には“プロレス界の王様”という権限がある。お前ら全員クビだ。出直してこい」と荒い言葉に熱い思いを込めて吐き捨て、不機嫌な様子で去っていく。

 そして光留はコメントブースに貼ってあったポスターを剥ぎ取り、矢野の部分だけをビリビリに破って「これが新しい天龍プロジェクト。ここに矢野啓太なんていないんだよ。矢野啓太のプロレスは死んだんだよ。佐藤光留のプロレスは生きてるんだよ。必要とされてないだけだよ。でも矢野啓太のプロレスは死んだんだよ。生きてるんだったら生きてるうちにやり返してこいよ。佐藤光留は死んでないから。生きてるから」と吼え、矢野との因縁継続を匂わせた。

 メインイベント終了直後に大会総括した天龍は、「見た?!スゴいよこれは本当に!自分で見てて感極まるものがあったよ。新木場って感じじゃないな。『見たか!天プロ!』って言いたいです。久しぶりに腹いっぱいだよ!」と大興奮。
 そして自身が高く評価している矢野について「ちっちゃくても頑張ってる。爪楊枝のように痩せてはいるけど、歯茎に刺さると痛いからね(笑)全部矢野が取られて終わったけど、得るものは大きかったと思いますよ。楽しみだねぇ」と天龍節で評した。

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