SDGsを実現するためのプロレスがさいたまスーパーアリーナで開催!桜庭和志とマシンらが多様な価値観をぶつけあう!

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 6月6日、さいたまスーパーアリーナで『CyberFight Festival 2021(以下サイバーファイトフェス)』が開催。第3試合では、プロレスリングNOAHのGHCナショナル王者である杉浦貴&桜庭和志とDDTプロレスの男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシンによるタッグマッチが行われた。

 サイバーファイトフェスはサイバーエージェントグループのCyberFight社が運営するプロレスリングNOAH、DDTプロレスリング、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体に出場する選手を中心に、全15試合、総勢88名が参加する大型プロレスイベント。
 今大会では普段あまり交わることのないDDTとNOAHが4試合対抗戦を行う事となり、この試合はその2戦目として組まれていた。

 ササダンゴは試合直前のパワポプレゼンで「何をもって『勝ち』なのか?DDTとNOAHの対抗戦は価値観と価値観のぶつかりあい!ふざけたプロレスこそが我々の価値。ふざけたプロレスを相手にしないというのは杉浦軍の価値。多様な価値観を認め合うことがSDGs、持続可能な社会の実現への第一歩。ふざけたプロレスに桜庭&杉浦がつきあっても我々の勝ち、うっかり杉浦軍が笑ってしまっても勝ち。我々はSDGsを実現するために3つのアイテム、ぐるぐるバットとしても使えるプラスチックバット、桜庭選手が大ファンの常盤貴子変身グッズ、DDTがどんな辛いときも笑い飛ばすためにかぶってきたパンストを用意しました。この3つで完全笑利を目指します」と宣言。

 試合が始まると、パワーで敵わないとすぐに諦めたササダンゴがバットを取り出すが杉浦軍はぐるぐるバットに付き合わず殴りつける。ならばとディーノが常盤貴子のお面をかぶって桜庭と向き合いグラビアポーズも、怒った桜庭がストンピングから膝十字へ。
 今度はササダンゴがマスクを脱ぎ捨ててパンストをかぶり挑発していくが、杉浦はげんなりしながら容赦ないエルボーを連発。さらに投げ捨てジャーマンからアンクルホールドで捕らえるが、その背後からディーノが杉浦の顔にパンストをかぶせていく。杉浦はパンストをかぶったままササダンゴをオリンピック予選スラムで叩きつけて3カウントを奪った。


 杉浦は「NOAHファンの皆さん、しょっぱい試合してすいません」と、スーパー・ストロング・マシンの名言を残し足早にリングを後にし、バックステージで杉浦は「見えねえんだよオイ!プロレスやって21年目でこんな恥ずかしい思いしたの初めてだよ。ふざけやがって」と激怒。
 ササダンゴは「ホントに真っ向から価値観が真逆なんじゃなくて、違うことも無い部分が自分たちの中にもちっちゃくNOAHっぽいところがあって、NOAHのなかにもちっちゃくDDTっぽいとことがある。そういうところから……」と歩み寄ろうとするも、杉浦軍のNOSAWA論外がコメントを強制終了させて価値観を共有することを拒否する。

 昭和の時代から続くプロレスのイデオロギー闘争は、SDGsとは相容れることはなかった。

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