【コラム】全日本プロレス・2021チャンピオンカーニバルに緊急事態宣言の激震!いま、参加選手たちはこの状況をどのように捉えているのか

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4月9日に大阪で開幕した全日本プロレス・2021チャンピオンカーニバルを激震が襲った。新型コロナウイルス感染拡大を受け、25日より4都府県に緊急事態宣言が発令。イベントは原則無観客。その状況に対応し、全日本プロレスは25日の後楽園ホール大会を急きょ無観客試合にスイッチした。2021チャンピオンカーニバルの真っ只中で戦う参加選手たちに、いまの気持ちを聞いてみた。

諏訪魔
「日本という国自体が凄い状況になっているんだなと、痛切に感じています。全日本プロレスの役員という立場としては国の方針に従うべきだとは思いますけど、お客さんの立場になって考えるともちろん会場に来ていただきたいし。いま、その二つの思いの狭間で大きく揺れ動いていますね、正直な気持ちは。それでも今日からまた無観客になってしまったわけですが、昨年はそれを乗り越えてきた実績もあるし、そういう経験を通して全日本は力を蓄えてきたんだな、と。そういうものを画面を通して見せていきたいです。お客さんのために、画面を通してでも我々は頑張るしかないので」

宮原健斗
「世の中のことは世の中のプロに任せて。僕はプロレスラーですから。いまはチャンカン優勝しか考えていません。お客さんにとっても、一回目の無観客のときとは受け取り方が違うと思いますし。僕の中ではチャンカンに優勝して、それを大田区に繋げていくという気持ちしかない。いまは優勝しか見ていないし、その後の大田区しか見ていません」

ジェイク・リー
「予定を合わせてくださったお客さんたちには申し訳ない気持ちでいっぱいではあるんですけれど。16日の大田区は有観客でやれる予定じゃないですか。戦う身としては、そこを焦点として戦うだけです。すでにこうなってしまったことをとやかく言うより、いまできることをしっかりやったうえで視点を大田区に合わせ、そして来年の50周年をしっかり見つめていくほうが現実的だと、ボクは思います」

石川修司
「一年間かけてやってきたことが一年前と同じような状態に戻ってしまったので、なんというか…色々な憤りとか悔しさとか…やはり全日本のいちばん大事なシリーズですので、それをお客さんの前でできないというのは正直…悔しいですね」

ゼウス
「残念ですね。だけど無観客であろうとも、最後までチャンカンをやってくれるこの状況には感謝です。今回のチャンカン、全力で挑んで絶対に結果を出すつもりなので、途中で止まるのは絶対に嫌だったし。それが無観客であろうとも、最後までやれるということは良かったという気持ちはあります」

青柳優馬
「無観客になって残念だという気持ちは、昨年の前回と比べれば多少薄くはあります。『あ、またか』みたいな、日常生活の中でのコロナな世の中への慣れなんですかね、これは。なので、視野が狭い考え方になってしまうかもしれないですけど、いまはチャンカンというシリーズの内へ内へ、一点に照準を合わせてやっていくだけです」

芦野祥太郎
「残念としか言いようがないです。ただ、ここで気持ちを途切れさせることなく、お客さんのためにやり続けなくてはいけないです。プロレスはお客さんのためにやる、それだけなので。昨年の無観客の時期には三冠戦もやりましたけど、拍手も声援もない中でプロレスをするのってムチャクチャきついんですよ。だけど、画面の向こうではお客さんさんが必死に応援してくれているので。それをムゲにしないためにも、とにかくひたすら一生懸命やるしかないです」

大谷晋二郎
「ひとことで言えば国が決めたことなので、仕方がないといえば仕方がない。しかし、ここで何がなんでもやるんだと、お客さんを入れてやるんだと、無理なことをするのではなく、無観客という選択をした全日本プロレスさんに、僕は敬意を表したいです。僕は所属ではないですけれども、いまチャンカンに出させていただいている一人のレスラーとして、今回の全日本さんの決断は誇りに思えます。中止にするのではなく、例え無観客ででも、映像ででもやるんだ!プロレスでお客さんに元気を伝えるんだ!という全日本さんに敬意を表したい。僕はそういう気持ちです」

佐藤耕平
「無観客でも優勝するつもりです。無観客は何度か経験あります。プロレスはお客さんの声で後押しされるものなので、それがないのは正直寂しい気持ちはありますが」

土肥こうじ
「率直に残念ですけど、リング上でやることは変わらないので。レスラーは戦うだけですから。そして、その姿を一人でも多くのお客さんに全日本プロレスTVで見てもらいたい気持ちですね。小池百合子には誰も逆らえないんで」

そして最後に、全日本プロレス・福田剛紀社長はこの状況をどのように捉えているのか?

福田剛紀社長
「昨年に続いて、またもや悪い夢を見ているようなツライ気持ちですけれど。これはもう、乗り越えなくてはいけない試練の一つだと思います。実際去年も同じような状況を乗り越えることができたので、今回もプラスに転じる良い方向に、この経験が会社の体力となる方向へもっていければと前向きに考えております。実際の損失は、正直かなり大きいです。一年でいちばんの稼ぎ時のシリーズなので。年間の収入の予定にも入れていたので、それが入らなくなるダメージはとてつもなく大きいです。それと…あまりに急なことでしたので、チケットを買ってくださっていたお客さんに対して、どのようにこのお返しをしなくてはいけないかもまだ考えられていない状態ですので。それもこれから考えていかなくてはいけないです。これからしばらくは大変です。それでも、我々全日本プロレスは必ずこの試練を乗り越えてみせます!」

2021チャンピオンカーニバルは5月3日に全日本プロレスTVでの無観客配信で最終戦をおこない、緊急事態宣言が解除されている予定の5月16日(日)には大田区総合体育館にて、全日本プロレスにとって久々となるビッグマッチを控えている。

文…日々樹アキラ

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