『かつては俺なんかが触れていいベルトじゃなかった』統合された新ベルトを見たオスプレイが過去になってしまったIWGPとの想いを語る

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 30日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to SAKURA GENESIS 2021』が開催され、お披露目されたIWGP世界ヘビー級ベルトを挟んで飯伏幸太とウィル・オスプレイが舌戦を展開した。

 飯伏は今年の1・4東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座の二冠王となり、2本のベルト1本に統一するプランを提唱。これには団体内外から賛否両論の声が沸き起こったが、飯伏は異を唱える挑戦者たちを次々と打ち破り、統一が決定。今月4日の旗揚げ記念日大会で飯伏が初代IWGP世界ヘビー級王者として認定された。

 この日のオープニングでは、初代IWGP世界ヘビー級王者の飯伏幸太への新ベルトの贈呈式が実施。
 IWGP世界ヘビー級のベルトには、歴代すべてのベルトのデザインが継承されており、放射状に広がるラインは初代、王冠のように上部に広がる形状は二代目、世界に羽ばたく羽根は三代目、2色の配色とライオンマークの配置は四代目、サイドバックルの形状はインターコンチのベルトのデザインが踏襲されていると説明され、「闘いの魂を受け継ぎ世界に羽ばたく」という意味があると語られた。

 メインイベントでは、4・4両国国技館大会でIWGP世界ヘビー級王座をかけて闘う飯伏幸太とウィル・オスプレイの前哨戦として、飯伏幸太&天山広吉&小島聡vsウィル・オスプレイ&ジェフ・コブ&グレート-O-カーンの6人タッグマッチが実施。

 新ベルトを前にして闘志むき出しの飯伏とオスプレイは正面からぶつかり合っていき、序盤からオスプレイがパワーボムを、飯伏がウラカン・ラナを狙う速攻を仕掛けるなど白熱。
 モンゴリアンチョップを巡って因縁ある天山とオーカーン、パワーファイターとして互いをリスペクトし合う小島とコブが互いを意識して激しい打撃戦を展開しつつ、飯伏とオスプレイの対面をアシストしていき、中盤にはオスプレイはオスカッター、飯伏はカミゴェを狙って目まぐるしい攻防を展開するスリリングな試合展開へ。
 終盤には飯伏とコブの対面となり、飯伏がコブの圧倒的なパワーの前に劣勢となるも、天山&小島がテンコジカッター等でアシスト。オスプレイがミサイルキックでテンコジを蹴散らして飯伏にムーンサルトを狙うが、飯伏はオスプレイの足を引いて宙吊りにし、無防備な顔面にローキックを連打。そしてオスプレイの眼前でコブにカミゴェを叩き込んで3カウント。
 飯伏が前日に自らの眼前でパートナーの本間朋晃をストームブレイカーで葬られた意趣返しを見せた。

 試合後、飯伏とオスプレイは新ベルトを挟んで睨み合い、飯伏がカタコトの英語で「正々堂々と死力を尽くして最高の試合にしよう」という旨の気持ちを語りかける。
 オスプレイも「両国の試合一発でそのベルトを奪ってやる。そしてコイツら(観衆)に俺が新日本の未来であり、俺がナンバーワンであることを証明する。それはお前じゃない。このウィル・オスプレイこそが新日本プロレスなんだ。よく覚えておけ!」と叫んだ。

 バックステージに戻ったオスプレイは、「俺のベルト挑戦に納得がいかない声があるのは知ってる。あれは2015年のことだった。(イギリスのRevProの大会で)当時俺の憧れのAJスタイルズがIWGPヘビー級のベルトを巻いていた。試合後AJが攻撃されて、救出に入った俺がベルトをAJに手渡した。でも次の瞬間に観客からブーイングされて、『俺なんかが触れていいベルトじゃない』って罵倒された。でもAJはその時からいつか俺があのベルトを巻く存在になるって信じてくれた」と今はなきものとなったIWGPヘビー級王座への想いを語る。

 そして「ファンは俺が”世界最高の1人”と呼ばれるのはよくても、”ナンバーワン”とはどうしても認めることができないようだ。それは俺が道場出身の生え抜きじゃなくて、海外遠征にも行ってないからだ。自分が簡単にファンに好かれて応援されるような存在じゃないとは分かっているが、俺は自らの努力でここまで這い上がってきたんだ!AJスタイルズ、棚橋弘至、オカダ・カズチカ、飯伏幸太、みんな俺を新日本の選手の1人だと認めている!今こそ俺がトップに立つ時が来た!」と決戦に向けての決意を叫んだ。

 対する飯伏は「最初にオスプレイを見たときに『自分に似ている』と思った。でもそれを認めるのは簡単なことじゃなかった。僕が彼と同い年だったときと比べても、レベルは彼のほうがはるか上。11歳違うし、11年前のプロレスと今のプロレスもやっぱり違う。彼は勢いがあって今日は圧倒されたけど、自分は技術で上回りたいと思います」とオスプレイ戦への思いを語り、肩にかけた新ベルトについて「ホントは巻きたかったんだけど、両国で勝つまでは巻きません。勝ったら巻きます」とその決意を語った。

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