DDT3.21春日部大会 テレ玉放送一周年記念大会 飯伏vs.ヨシヒコのKO-D無差別級戦、ドリフvs.酒呑童子のKO-D6人タッグ、アジャvs.赤井

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さいたまースラムスペシャル!2015〜テレ玉放送一周年記念大会〜
日時:2015年3月21日(土・祝)
開場:16:00 開始:17:00
会場:埼玉・春日部ふれあいキューブ
観衆:1344人(超満員札止め)

▼第0試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○樋口和貞/岩崎孝樹
8分17秒 カナディアンバックブリーカー
中津良太/●梅田公太
※樋口・岩崎が3.29後楽園大会での「KO-D次期挑戦者決定及びいつでもどこでも挑戦権争奪時間差バトルロイヤル」への参加権を獲得

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
ヤス・ウラノ/○彰人
10分1秒 キン肉大移動→エビ固め
斗猛矢/●勝俣瞬馬

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○男色ディーノ/大石真翔
12分37秒 ゴッチ式男色ドライバー→漢固め
佐々木大輔/●宮武俊

▼第3試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○アジャ・コング
7分13秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
[挑戦者]●赤井沙希
※第1020代王者アジャが防衛に成功

▼第4試合 テレ玉プレゼンツ インフォマーシャルマッチ 8人タッグイリミネーションマッチ 30分1本勝負
高木三四郎/大鷲透/●平田一喜/MIKAMI
11分36秒 竹下のタッチダウン→片エビ固め
○アントーニオ本多/竹下幸之介/松永智充/DJニラ
※アントン&竹下の2人残りでの勝利、残ったアントン&竹下は「テレ玉くんのうた」ダンス映像出演権を獲得
①⚫︎MIKAMI(5分6秒 OTR)ニラ○
②(6分4秒 自爆OTR)ニラ⚫︎
③○平田(6分16秒 OTR)松永⚫︎
④⚫︎大鷲(9分0秒 OTR)竹下○
⑤⚫︎高木(9分4秒 OTR)竹下○

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○HARASHIMA
16分30秒 蒼魔刀→体固め
●遠藤哲哉

▼第6試合 KO-D6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]石井慧介/入江茂弘/●高尾蒼馬
14分22秒 タカタニック→エビ固め
[挑戦者]KUDO/坂口征夫/○マサ高梨
※第17代王者のチーム・ドリフが初防衛に失敗。酒呑童子が第18代王者組となる

▼第7試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○飯伏幸太
18分56秒 フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
[挑戦者]●ヨシヒコ
※第49代王者・飯伏が初防衛に成功

飯伏vs.ヨシヒコ、5年半ぶりの伝説の一騎打ちは飯伏が辛くも勝利!いざIWGP獲りへ
6人タッグ王座を酒呑童子が奪還!赤井を退けたアジャはアイアンマンを手に両国に出る

第0試合

2015-3-21DDT春日部_第0試合この試合の勝者チームの2人は3月29日後楽園大会で開催される「KO-D次期挑戦者決定およびいつでもどこでも挑戦権争奪時間差バトルロイヤル」に参加できるという第0試合。
樋口と中津の先発で試合が始まると、まずは中津がロープに押し込んでいき殴りかかるが、かわした樋口はバックを取るとリフトしてマットに叩き付けていく。続いて岩﨑と梅田がリングイン。ショルダータックルでなぎ倒した梅田に対し、アームホイップで投げた岩﨑はカウンターエルボーで倒してスリーパー。

ロープに逃れた梅田に樋口がジャンピング・ボディプレスを投下。しかし梅田もドロップキックを返して中津にタッチ。合体攻撃を狙った樋口と岩﨑をドロップキックで迎撃した中津は、樋口に串刺しジャンピングニー。だが、逆水平チョップでなぎ倒した樋口は「来いや!」と挑発。
エルボーで反撃した中津はミドルキックから予告付きブレーンバスターを狙うが、逆に持ち上げた樋口がブレーンバスタースラムで叩き付ける。岩﨑もカウンターのキチンシンクからランニングエルボーで中津をなぎ倒すが、串刺し攻撃をかわした中津はランニングキックを叩き込む。

そこから梅田との連係攻撃を決めた中津はサンドイッチローからの蹴りのコンビネーション。ソバットで動きを止めると、梅田がスワンダイブ式ミサイルキック。さらにロープに飛び乗っての三角蹴りから顔面へのソバットを叩き込んだ梅田だが、岩﨑もカウント2で返す。
梅田のハイキックをかわしてバックドロップで投げた岩﨑は樋口にタッチ。カウンターのドロップキックで梅田を吹っ飛ばした樋口は肩口に抱え上げ、コーナーに叩き付けてからのオクラホマスタンピート。カウント2で中津がカットすると、岩﨑が中津を場外に連れ出す。

その間にカナディアンバックブリーカーを狙った樋口だが、背後に逃れた梅田は蹴りのコンビネーションからロープに飛ぶ。しかしカウンターの相撲タックルで吹っ飛ばした樋口は、カナディアンバックブリーカーで担ぎ上げると、梅田の足もフックして完全に動けないようにしてギブアップを奪った。
試合後、鶴見亜門GMが樋口&岩﨑に「KO-D次期挑戦者決定およびいつでもどこでも挑戦権争奪時間差バトルロイヤル」が与えられることをアナウンスしたあと、「岩﨑はともかく樋口には期待してるから」と露骨に依怙贔屓。

オープニング

2015-3-21DDT春日部_オープニング続いて春日部初のビッグマッチということで、ふれあいキューブを全面使用したことと、4月7日から『さいたまースラム』の放送時間が毎週火曜の25時からの放送に変更なることを報告。そして2.15さいたまスーパーアリーナでDDT EXTREME級王座を奪取した旭志織が、テレ玉から副賞としてもらった黒豚を4月8日にエビスコ酒場でファンに振る舞うことを発表。
この日のオープニングコールを担当する選手を呼び込むと、そこに登場したのはヨシヒコ。GMがメインへの意気込みを聞いても無言だったヨシヒコだったが、王者・飯伏の印象を尋ねるとGMに殴りかかっていき、ヅラを剥ぎ取って投げつける挑戦者ヨシヒコ。

メインに向けてピリピリとしたムードを漂わすヨシヒコを見て、代わりにオープニングコールをやろうとしたGMだったが、ヨシヒコは手を伸ばしてマイクを渡すようなジャスチャー。GMが戸惑いながらマイクを渡すと、ヨシヒコは新宿FACE大会のときのように、不気味な機械音で「アーユーレディ? アーユーレディ? アーユーレディ? OK! さいたまースラムスペシャル、スタート!」とオープニングコールした。

第1試合

2015-3-21DDT春日部_第1試合ヤスと勝俣の先発で試合開始。腕の取り合いから勝俣のドロップキックをかわしたヤスだが、下から腕を掴んだ勝俣はアームドラッグで投げていく。斗猛矢とのダブルのカウンターエルボーから顔面へのサンドイッチ低空ドロップキック。さらに斗猛矢は欽ちゃんキックからコーナーにホイップしようとするが、ヤスはロープを掴んで「助けた!」。逆にエルボーでヤスが吹っ飛ばすと、対角線のコーナーまで吹っ飛んだ斗猛矢は、そのままコーナーの上に倒立。
近づいてきたヤスをコルバタで投げてから勝俣にタッチ。ヤスは蹴り脚をキャッチして彰人にタッチすると、彰人は逆片エビ固めに捉える。ヤスは勝俣をチンロックに捉えたまま控えの斗猛矢に向かって「安達さん!」と挑発。

「(苗字は)非公開だ!」と言い返す斗猛矢だが、ヤスは勝俣の耳元で絶叫するとマンハッタンドロップからブレーンバスターを狙う。これを逃れた勝俣はカウンターのドロップキックを叩き込んで斗猛矢にタッチ。1人でヤスと彰人の2人を攻撃していった斗猛矢は、合体攻撃を狙ったヤス&彰人を側転でかわしてダブルラリアット。
さらにヤスをシーソーホイップでコーナーに投げつけると、逆水平チョップを連打。ヤスもどうにか体勢を入れ替えてチョップを連打するが、斗猛矢はエルボーからチョップの連打をお返し。串刺しランニングエルボーから足を踏みならした斗猛矢はトラースキック。かわしたヤスはヒザへの低空ドロップキックからDDT。

しかしヤスの突進をかわして逆さ押さえ込みで抑え込んだ斗猛矢は、立ち上がったヤスにトラースキック。タッチを受けた勝俣はミサイルキックからサマーソルトキックを放つとムーンサルトプレスを投下。これをかわしたヤスは彰人にタッチ。串刺し式スピアーからダブルアーム・スープレックスで投げた彰人。
斗猛矢がカットに入るが、ヤスが場外に連れ出すと彰人は勝つ鉈のヒザに低空ドロップキック。だが、勝俣もカサドーラで丸め込むと、続けてエビ固めで抑え込む。だが、キックアウトした彰人は勝俣を上空にトスしてニーリフト。さらに高角度ライガーボムで叩き付けるがカウントは2。ならばとキン肉大移動を決めて3カウント。

するとGMが彰人に3.29後楽園でのEXTREME級戦について、王者・旭からルールに関して10分1本勝負のトータルカウントマッチを提案されたことを告げる。トータルカウントマッチとは1カウントにつき1カウントで計測。10分間でカウントポイント数が多いほうが勝ち。同点の場合は先に1カウント取ったほうが勝ちにサドンデスだと説明。彰人は「王者がルール決められるんだからやるしかないでしょ」と、この提案を受け入れた。

<試合後コメント>
彰人
「うん、そうですね。EXTREMEのルールがトータルカウントマッチ? う〜ん、正直僕にはあんまり有利じゃないルールなのかなと思いますけど……けど、10分の間に勝負を決めればいいし、カウント数で勝てばいんですよね? まあまあフェアなルールなんじゃないでしょうか。2月さいたまスーパーアリーナが終わって、DDTは次の8月の両国に向けて動き始めているんですよ。でも僕はさいたまスーパーアリーナに忘れ物をしてきてしまったかなと。割と僕の中であそこで負けたっていうのが心残りというか……うん、あそこから時間が止まっている部分が自分の中であったので、次のホールの僕がどんな形であれ取り返して、両国までの時間を進めていきたいなと思います」

第2試合

2015-3-21DDT春日部_第2試合スクリーンにはなぜかスタイナーブラザースポーズをするディーノ&大石が映し出される。ディーノが復帰して初めて大石とのタッグとなるが、やる気満々のディーノの股間に喝を入れた大石が「医者からコーナーの上でケツを出すのを禁止されただろ! お前の選手生命を絶つような真似は絶対に出来ない!」と忠告。だが、ディーノは「アタシたちはプロレスラーなんだから敵をぶちのめすためには、ケツの1つや2つ、いや選手生命の1つや2つ捨てる覚悟でいるわよ!」。
そこで大石は「お前がそこまで言うのなら俺にも作戦がある。お前のケツを出す前にあいつらに勝てばいいんだ」と提案。ディーノはまるで目からウロコという感じで大石に「お前、頭いいな!」と言ってから入場。男性客からスマホを奪い取って自らタイツの中を撮影したり、カメラを奪い取ってコーナーに登って客席を撮影したりとやりたい放題。

すると佐々木が「オイ、男色ディーノ、大石真翔! 我々の要求はただ1つ。埼玉県、いや日本、いや世界中のゲイタウンを解放しろ!」とマイクアピール。しかしディーノは「あんた人にもの頼む態度じゃないわね! その条件を突き付けるからには、あんたたちもそれなりのリスクを背負うんでしょうね? 分かったわよ。今日はさいたまースラムスペシャルでしょ? 世界中の、いや日本中……違うな。あんた出身地どこ?」と宮武に尋ねる。
宮武が「東京都中野」と応えると、ディーノは「じゃあ中野を賭けて。東京都中野の処遇をさいたまースラムでやります! 正々堂々と中野区を賭けて闘いましょうよ」と提案。なぜ中野がゲイタウンになるかどうかを埼玉・春日部で争うことになって試合開始。宮武が大石をアームホイップで投げていくと、ディーノが佐々木に襲いかかるが、バックを取った佐々木は尻を叩く。

しかしディーノも体勢を入れ替えて佐々木の尻を叩いてから急所クロー。続いて大石がフィストドロップを落とすと、ディーノがタイツの中に手を入れて尻をまさぐる。ディーノと大石はクイックタッチで佐々木を体力的にも精神的にも追い込んでから、暖色ナイトメアーを決める。
ディーノは「アレやるぞ!」ともんまり攻撃を指示するが、大石が「コーナーの上でケツを出すのは医者に止められてるだろうが!」と一喝。「忘れてた」というディーノに佐々木はドロップキックを返して宮武にタッチ。ジャンピング・バックエルボーから突進した宮武だが、大石が飛び込んできて3Dで迎撃。

またももんまり攻撃をしようとするディーノを大石が一喝していると、宮武がダブルラリアットをお見舞い。さらに佐々木とのトレイン攻撃から宮武がスクラップバスターで叩き付けたところに佐々木がダイビング・エルボードロップを投下。さらにクロスフェースに捉えていくが、ディーノが辛くもカット。
NOW OR NEVER(=カナディアンバックブリーカーの体勢からのリバースDDT)を狙った佐々木をアームドラッグで投げた大石はラリアットからミラクルエクスタシー。カウント2で宮武がカットするが、ディーノが宮武にソバットを叩き込んでから「大石さん、万策尽きたでしょ? あたしたちにはアレしかないでしょ? あんたの号令でいつもやつやってよ!」と絶叫。

すると大石が万感の思いを込めて「ディーノ、ケツ出せ!」と指示。涙ながらに「ありがとう! バッチ来い」とコーナーに登ってケツを出したディーノ。そこに大石が佐々木を叩き付けるが、宮武が大石にハートアタック(=スピアー)。すると宮武が「佐々木さん、いや大輔! いま地球を救えるのは俺、スグル・ミヤタケだけだ!」と言ってタイツを脱いでTバック姿になってコーナーへ。
佐々木が大石を宮武のケツに叩き付けようとするが、逆に大石がディーノのケツに佐々木を叩き付ける。ならばと佐々木も大石の顔面を宮武のケツに叩き付けていき、何とダブルダウン。コーナーのディーノと宮武もダウンするが、どうにか立ち上がったディーノは宮武にリップロック。

そこに佐々木がダイビング・ラリアットで飛び込むが、宮武を離したディーノは佐々木にもリップロック。そこにケツを出した大石がコーナーで待機すると、ディーノが宮武をファイト一発で吹っ飛ばして大石のケツに宮武の顔面が直撃。さらにディーノは男色ドライバーの体勢から、ゴッチ式で宮武の股間を鷲掴みにして叩き付けて3カウントを奪った。

第3試合

2015-3-21DDT春日部_第3試合煽りVでは「当初プロレス活動は1年間だけと決めていた」という赤井だが、高木大社長から「納得するまでやっていい」と言われたという赤井は、ゲストではなくDDTの一員として至宝アイアンマン奪還に挑む。そんな赤井のプロ根性はアジャも認めているが、「王座脱●」と書道で決意を書き表したが、奪還の奪を「脱」、奪還の「還」に至ってはオリジナル過ぎる文字を書いてみせた……

アジャはアイアンマンのベルトを肩にかけ、2つの一斗缶を手に入場。すると赤井はガウンを脱いでいたアジャの背後からビッグブーツで奇襲攻撃。さらにアジャの串刺し攻撃を蹴りで迎撃したが、アジャはハイキックをかわして張り手を見舞うと、「舐めるな!」とカウンターエルボーから空手ポーズ。
赤井も下からちょめちょめ絞め(=スウェ〜ニョ)を決めていったが、アジャは逆片エビ固めに捉える。どうにかロープに逃れた赤井は背後に回ってスリーパー。長身を活かした攻撃に苦しんだアジャだが、背後のコーナーに押し込んで脱出すると、赤井を場外に投げ出す。

そして自らも場外に客席に投げつけたアジャは観客から奪い取ったスニーカーで赤井を殴打すると、リングに戻してドリル・ア・ホール・パイルドライバー。そして「終わりにします」と言ってコーナーに登っていくが、どうにか引きずり降ろした赤井はハリケーン・ラナで投げるとミドルキック。
さらにランニングミドルから殴りかかるが、キャッチしたアジャは急角度のバックドロップで投げると一斗缶を手にして殴りかかる。だが、かわして蹴りを叩き込んだ赤井は一斗缶を奪い取ると、アジャの脳天を殴打。

ダイビング・クロスボディーからミドルキックを放った赤井だが、蹴り脚をキャッチしたアジャはラリアット。さらに一斗缶で脳天を殴打すると。ブレーンバスターを狙うがサッキーカッターで叩き付けた赤井は新人賞(=二段蹴り式の顔面蹴り)を叩き込む。カウント2で返したアジャは裏拳。
かわした赤井はグーパンチを叩き込むが、張り手を返したアジャは垂直落下式ブレーンバスターを決めて3カウント。殴られた頬を押さえながらアジャは「アジャ兄ィを期待してくれた皆さん、ごめんなさい。残念ながら今日はアジャ・コングになっちゃいましたね! まぁアジャ兄ィであろうが、アジャ・コングであろうが、全力でやっていることには変わりはないんですけど、ただこのベルト、このベルト持ってる限りは負けられないんですよ! だってまたなかったことにするだろ、この野郎! お前だ、お前。そこのアフロ!」と本部席の亜門GMに向かって言い放つ。

アジャは「悪いけど、普段から俺は強いよ。強いけどベルト持ったらもっと強いんだよ。守ろうと思ったらもっと強いんだよ! なぜならこれ獲られたらなかったことにされるから。必死なんだよ、俺は! いいか? 今日の赤井沙希、だいぶ頑張ったと思うけど、必死さが俺に敵わないんだよ、この野郎! だから今後どんな選手が来ようが、どんなスタッフが来ようが! 何ならお前の仲間の芸能人が来ようが絶対に渡さない! これ持ったまま俺は両国行ってやるからな! いまここで宣言してやる。これを持ったまま俺は両国行くぞ! 分かったなみんな! しっかり両国まで見に来いや!」とアピール。

伊橋がアジャを急襲そして引き上げようとしたアジャだが、入場ゲートから伊橋が飛び出してきてアジャを急襲。アジャをリングに戻した伊橋はキング・オブ・ダークのベルトで殴打してからジャンピング・ボディプレスを投下してカバー。だが、カウント2で赤井がカット。
伊橋は赤井に向かって「コイツに勝てば本戦に出られるんだよ! そうしたらまた沙希ちゃんと愛し合えるんだよ!」と訴えるが、赤井はそんな伊橋にハイキック。続けてアジャが怒りの裏拳を叩き込むと、「なんだお前、この野郎! 誰でも来いって言ったけど、オメーには言ってないんだよ!」と吐き捨てる。

アジャは「ビックリしたよぉ。助かったよ、ありがとう」とカットしてくれた赤井に握手を求めるが、その手を払った赤井は「別にコイツもお前も助けたわけやないんねん! うちはお前からアイアンマンのベルトが欲しいの! だから必ずうちが再戦するまでこのベルト守っておけよ!」と言い放った。

<試合後コメント>
赤井沙希
「負けちゃいました……。初めて闘ったのが去年の両国だったと思うんですけど、その時に比べて、その時を含めて垂直落下(式ブレーンバスター)を3、4回くらい受けていると思うんですけど、日に日にキツくなってる気がするんですよね。同じ技でも段々角度がキツくなって、今日なんか返せなかったですね。本当に。で、私はやっぱりアジャ・コングっていう人はプロレスをやる前から知っていたんで、アイアンマンのベルトはもちろん欲しいですけど、アジャ・コングからアイアンマンのベルトを獲り返すっていうことにすごい大きな意味が……赤井沙希がプロレスをやっているってことで、アジャ・コングからベルトを獲るってことにすごい大きな意味があると思うので、伊橋が入ってきたときはすごい許せなかったですね。邪魔するなっていう気持ちで溢れてました」
ーーレスラーになって初めて大きな目標が出来た?
「そうですね、目標も大きいし体も大きいので、闘っていくうちに毎回毎回……まだ頭がボーッとしているんですけど、吸収出来ることがいっぱい過ぎて早くお家に帰って日記に書きたいですね。今日、アジャ・コングから吸収したことを早く飲み込みたいです」
週プロ加藤記者 前回のさいたまの時も伊橋選手に求愛されていたと思うんですけど。
「あぁ〜」
加藤記者 伊橋選手のどこがダメなんでしょうか?
「伊橋選手のどこがダメなんでしょうか?(苦笑)」
加藤記者 お付き合いはしないんですよね?
「まぁ告白……? そういう感じだったんですか? 分からないです。私は人がこうやって(襲いかかって)来たら避けるでしょ?」
加藤記者 人が来たから避けた?
「人っていうか……別にアレで誰が……例えば飯伏さんが来ても、高木社長が来ても避けますよ。でも伊橋さんは伊橋さんでベルト1個持ってるからいいじゃないですか」
加藤記者 はい。
「そこが一番聞きたかったの?」
加藤記者 いやいや、そういうわけじゃないです(苦笑)。

アジャ・コング
「分かりましたよ。誰でも来いって言ったけど、あんなデブは呼んでないんだけどさ。とりあえず誰にも渡さないよ! 赤井沙希がまだ獲るって言ってるけど渡しませんよ! なぜなら私はこれ持ったまま両国も行くし、そのまま来年もずっと、この先ずっとアイアンマンは私で終わりです。永久チャンピオンになってやる!」
ーーこのベルトを持つ限りDDTに上がり続ける?
「もちろん、そうでしょう! そりゃそうですよよ。これ持ってないとね、なかったことにされますからね。いずれこのベルトを持ちながらほかのベルトも全部獲ってやろうかなと。でもまずは何よりこのベルトをしっかりと守り抜くためには選手はもちろん、スタッフもそうだし、何なら赤井沙希のお友達の芸能人でも何でもいいですけど、誰が来ようが絶対に渡しませんよ、私これ。獲れるもんなら獲ってみろよ」
※横のドアが開く
「また誰か来たか? 余計な奴来るんじゃねぇぞ。本当に日夜これを獲ってから寝られない日々が続いていますよ! いつどこで誰に襲われるかと思ってビクビクしながら。本当に。でもそんな緊張感のある生活をしているのも楽しくていいなって。だから誰にも渡さない、これは。渡しません! 以上!」

第4試合

2015-3-21DDT春日部_第4試合今回のインフォマーシャルマッチは、テレ玉で放送されている「テレ玉くんのうた」のダンス映像出演権を賭けたイリミネーションマッチ。まずは高木組が入場してくるが、平田は平田GOサングラスがなく不機嫌な様子で「あー、いつもいつもいつもだよ! 俺のサングラスがまたないよ! 対戦相手にあいつがいるといつもなくなるんだよ! 俺はあのサングラスがないと踊れないんだよー!」と訴える。
そこに「テレ玉くんのうた」の乗ってアントン組が入場。テレ玉くんの被り物はしているが、平田GOサングラスをしていないアントンに「あれ? いつもだったら俺のサングラスチンしてT●KY●〜って流れてサングラスしてワーッってうやってるところにオーイって流れじゃないですか。サングラスは?」と尋ねる平田だが、アントンは「バカヤロウ! お前なT●KY●,G●なんて馬鹿じゃないの? ここをどこだと思っているんだ! ここはな埼玉県なんだよ! 埼玉県でT●KY●,G●を流して踊ろうなんて、どういう神経の持ち主だよ。あんなT●KY●,G●なんてもう古いんだよ! これからはテレ玉くんのうたの時代だ。だからお前のあのサングラスはチンした上で破棄させていただいたから」と言い放つ。

当然猛抗議する平田に対し、「俺、怒っちゃったからやっちまえ!」と奇襲攻撃を仕掛けたアントン組。まずは竹下と大鷲が逆水平チョップ合戦。さらにショルダータックルでぶつかり合った末、最後になぎ倒したのは何と竹下のほう。続いて因縁の平田とアントンがリングイン。平田が「チンして捨てる……酷いよ!」と訴えると、あっさり「ごめん」と謝ったアントンだが、すかさず攻撃していったアントンは「ウソだー!」。
さらに松永が松井レフェリーの前に立って視界を妨げている間に、アントンと竹下が平田にサミング。しかし平田も松永にカウンターのドロップキックを返すと、高木にダイビングタッチ。ドラゴンリングインした高木を蹴りで迎撃した松永だが、高木がフライング・クロスチョップを返すと、「なにがメヒコだ!」とニラがビニール傘で突き刺そうとする。

かわした高木は619でニラを吹っ飛ばすと、飛び込んできたアントンを大鷲が座らせ、そこに4人同時低空ドロップキック。さらに平田がスライディングキックからスリーパーを決めたが、アトミックドロップで切り返したアントンはパートナーたちを呼び込むとトレイン攻撃。
最後の松永の攻撃を平田がかわすと今度は高木組が突進するが、次々とショルダースルーでエプロンに出していった松永。4人全員エプロンに出ると、ニラのロケットパンチでMIKAMIが場外に落ちてOTRで失格に。すかさずコーナーに登ったニラだが、そのまま場外に転落して失格に。

松永もOTRで失格になると、アントンと竹下は平田を集中攻撃。しかし平田はアントンが被ってきたテレ玉くんの被り物を被ってテレ玉くんのうたを踊り始める。だが、背後からアントンが襲いかかり被り物を奪い取って踊り出す。そこに高木が襲いかかって被り物を奪い取るが、その高木から大鷲が奪い取ると、竹下まで大鷲から被り物を奪い取る。
しかし被り物を投げ捨てた竹下はタイツの中から平田GOサングラスを取り出して装着。あの曲に乗せて大鷲と高木をOTRで失格にさせるが、平田が延髄斬りを叩き込んでサングラスを奪い返す。

平田がサングラスを装着してようやく踊り出すと、テレ玉くんの被り物をしたアントンが「テレ玉くんのうた」で踊り出す。まるでダンスバトルのような攻防になったが、そこにアントンがもう1つの被り物をして登場。竹下のダンスにアントンが加勢すると、優勢だった平田が押され気味に。
テレ玉のうたダンス映像出演権を獲得したアントンと竹下そこにアントンがトーキックを叩き込むと、竹下がタッチダウン(=RKO)を決めて3カウント。勝ったアントンが「皆さん、埼玉の平和は守られました! というわけで勝ち残るべくして我々がテレ玉くんのうたのシャバダバです! シャバダバというのは永ちゃん用語で万能なので、皆さんそれぞれの単語に変換してください。というわけで、一発踊っていいですか?」と叫ぶと、竹下と一緒に「テレ玉くんのうた」を見事に踊ってみせた。

4・15伊豆での路上プロレスカード決定休憩明け、鶴見亜門GMから4.2DNA北沢大会の全対戦カードと、4.15伊豆ぐらんぱう公園での路上プロレスのカードが、高木&葛西vs.伊橋&宮武vs.ディーノ&赤井vs.飯伏&佐々木と発表された。

第5試合

2015-3-21DDT春日部_第5試合HARASHIMAから握手を求めるが遠藤は拒否。試合が始まると、リング中央に仁王立ちするHARASHIMAに対し、慎重に組み付いた遠藤。腕の取り合いからバックを取ったHARASHIMAはマットに叩き付けて上になる。マウントポジションを取ったHARASHIMAだが、股下から脱出した遠藤はサイドからヘッドロック。
エルボーで逃れたHARASHIMAに遠藤はロープに飛び乗ってダイブするが、ミドルキックで迎撃したHARASHIMAは遠藤の腕を押さえ付けて腹部にストンピング。さらに背中を蹴飛ばしたHARASHIMAはキャメルクラッチに捉える。

ジワジワとロープに這っていった遠藤だが、HARASHIMAはシャチホコ式で遠藤の背中を反らせる。どうにかロープにエスケープした遠藤だが、HARASHIMAは串刺しフロントキックから二段目に遠藤を寝かせてからリバーススプラッシュ式フットスタンプ。
ブレーンバスターを狙ったHARASHIMAだが、踏ん張った遠藤は逆に投げていくと、ドロップキックでHARASHIMAを場外に出す。ケブラーダを発射した遠藤は気合いの雄叫びをあげてかHARASHIMAをリングに戻す。

10分が経過し、串刺しジャンピングエルボーからスワンダイブ式エルボーアタックを叩き込んだ遠藤はコーナーに登っていくが、HARASHIMAは下からジャンプして蹴り上げると雪崩式ブレーンバスター。さらに腹部にヒザを落としたHARASHIMAは山折りを狙うが、かわして着地した遠藤はフットスタンプからその場跳びムーンサルト・フットスタンプ。
さらに強烈なキャメルクラッチでHARASHIMAを追い込んだ遠藤はムーンサルトプレスを投下。これを剣山で迎撃したHARASHIMAはスワンダイブ式フットスタンプを投下。遠藤はエルボー合戦を挑んでいくが、応戦したHARASHIMAが優勢になるとボディブローをお見舞い。苦悶の表情で耐えたHARASHIMAはボディブローを返すと自ら仁王立ち。

遠藤がボディブローを叩き込むと、そこからボディブローの打ち合いに。そこから遠藤はHARASHIMAを抱え上げるとガットバスターで叩き付け、さらにそのままアルゼンチン・バックブリーカーで持ち上げて旋回してからトーチャーラックボム。
カウント2で返されるとコーナーに登った遠藤だが、背後から捕まえたHARASHIMAはつるべ落とし(=カナディアンバックブリーカーから前方に落とすフェースバスター)の体勢。どうにか逃れた遠藤はオーバーヘッドキック。だが、ブレーンバスターを持ち上げられたHARASHIMAは脳天にヒザを落として脱出するとハイキック。

さらに蒼魔刀を発射するが、遠藤はかわしてエビ固めで抑え込む。カウント2で返したHARASHIMAはバズソーキック。かわした遠藤だが、すぐにもう一度バズソーキックを放ってクリーンヒットさせたHARASHIMAは至近距離から蒼魔刀を発射して3カウント。
試合後、HARASHIMAは爽やかな笑顔を浮かべながら遠藤に握手を求める。すると遠藤も今度は握手に応じてみせ、HARASHIMAは遠藤の健闘を称えた。

第6試合

2015-3-21DDT春日部_第6試合スクリーンに映し出されたバックステージのチーム・ドリフ。なぜかオードリー春日のモノマネを連発した入江は「春日部で6人タッグの防衛戦ということは、僕ら春日部防衛隊だー! ケツだけ星人〜ブリブリ〜」とクレヨンしんちゃんのモノマネ。完全に酒呑童子を逆撫でしたと思われるが……

石井vs.高梨の先発で試合開始。バックの取り合いで両者譲らずの展開をいせると、続いて入江とKUDOがリングイン。KUDOのショルダータックルを受け止めた入江は突進するが、ミドルキックで迎撃したKUDO。しかしショルダータックルでなぎ倒した入江は「トゥース」。背後から坂口が蹴っていき、場外に連れ出して鉄柱に叩き付ける。
石井と高尾はKUDOを攻撃していき、エプロンに座らせると場外からサンドイッチ・ドロップキック。さらにリングに戻った高尾はKUDOにドロップキックを叩き込んで石井にタッチ。ダブルニードロップを落とした石井は、入江が突き出した頭にKUDOを叩き付ける。

石井もKUDOを入江の頭に叩き付けてから入江にタッチ。しかしKUDOが串刺し攻撃をかわすと高梨が飛び込んできてスクールボーイ。そこにKUDOがカンフーキックで飛び込むと、坂口が入ってきてミドルキックからアームロック。ロープに逃れた入江だが、高梨がヘアホイップを狙う。
だが、踏ん張った入江は頭を振って逆に高梨を投げ飛ばす。タッチを受けたKUDOはサッカーボールキックを叩き込むと、ミドルキックを連打。入江もエルボーを返すが、KUDOは蹴りとヒザを連打して動きを止めると、高梨にタッチ。

コーナー際で高梨がネックブリーカーに捉えると、そこにKUDOがスリングショット式ニードロップを投下。だが、入江も2人がかりで攻撃してくるKUDOと坂口にエルボーで向かっていく。2人の強烈な蹴りを食らっても必死に耐えてエルボーを返していった入江だが、ついにダウン。
入江を蹴りまくるKUDOだが、入江は歯を食いしばってエルボーを返していく。ついにKUDOをエルボーでダウンさせた入江は石井にタッチ。ニーアタックからオーバーハンドチョップ、ソバットと叩き込んだ石井は、KUDOをコーナーに乗せると雪崩式ブレーンバスターを狙う。

高梨がパワーボムで叩き付けようとすると石井はウラカンで切り返す。高尾がコーナー上のKUDOにヘッドシザースで飛び付くが、坂口が蹴りでカットするとKUDOがダイビング・ダブルニーアタック。しかし石井も投げ捨てジャーマンを返す。しかし、そこに坂口が入ってきてミドルキックから串刺し攻撃を狙う。
これをかわして串刺しジャンピングニーを叩き込んだ石井は高尾にタッチ。坂口の背中にダイビング・フットスタンプを投下した高尾は、顔面への低空ドロップキックからミサイルキックを発射。そこに入江が入ってくるが、坂口は入江にキチンシンク。さらにKUDOがニードロップを落とすと、高尾を捕まえた酒呑童子はトレイン攻撃。

断頭台式ダイビング・ダブルニードロップを投下したKUDOに続き、高梨がタカタニックの体勢。しかし入江はそのまま高梨を持ち上げると、石井がミサイルキックを発射。すかさず高尾がトラースキックを叩き込むがカウントは2。ならばとジントニックを狙った高尾だが、高梨は横十字固めで切り返す。
カウント2で返した高尾に高梨はもう一度タカタニックを狙うが、入江がビーストボンバーで飛び込んで来る。しかし高梨がかわすと坂口が入江を排除。石井のニールキックもかわした高梨は今度こそタカタニックをズバリと決めて3カウント。

酒呑童子が6人タッグ王座奪回リマッチで6人タッグ王座を奪還した高梨が「酒呑童子、リマッチからのリベンジ大成功だ、この野郎! オイ、子豚軍団。見るザマもねぇな。ぶっちゃけお前らともうやりたくねぇよ。お前らとは終わりだ」と言うと、石井が「リマッチを要求する! リマッチだ!」と要求。
高梨は「お前そういっていつものノリみたいにやってるけど、いつまでも俺らが付き合うと思うなよ!」と拒絶するが、坂口が「リマッチ? 上等だよ、やってやるよ」と言うと、KUDOも「リマッチ? やってやろうじゃねぇか!」返答。GMもリマッチが見たいということで、近いうちにリマッチを行うことを宣言した。

高梨が引き上げていくドリフに向かって「せっかく勝ったのに嫌な予感しかしねぇ。けどなドリフ、テメーらがお前らの流れに持っていてると思ったら大間違え! 今日は兄貴がいつもと違う締めをするからそこでよーく見ておけ!」と言い放つと、KUDOは「今日はベルトを肴に最高に美味しいお酒が飲めそうです。春日部にお集まりの皆さんと酒盛りだー! トゥース!」と入江のネタをパクってみせた。

<試合後コメント>
チーム・ドリフ
石井「今日は悔しい結果だったんですけど、リマッチを相手が受けてくれるそうなんで、近いうち組んでもらって5度目の戴冠を目指します。ねぇ?」
入江「僕たちが絶対…3人では僕たちが一番だと思っているので、絶対にまた獲ります。なぇ?」
高尾「次、いつになるか分からないけど絶対取り返します」
石井「あと後楽園で次期KO-Dタッグ挑戦権が組まれているけど、そこをキッチリ勝って自分らが関本&岡林組に挑戦したいと思います」
入江「あの2人っていうのは何もかも規格外で、正直自分でもどうかと思いますけど、タチムカウという気持ちだけは負けないつもりなので。あとやっぱり2人がアジアタッグを巻いた自信もあるので」
石井「はい。関本&岡林組っていうのがアジアタッグ巻いたときは、自分もっと遠くの人の感じで見ていたんですけど。もちろん、すごい選手たちだと思っていますし、(後楽園で)勝てば関本&岡林組の前に立てるっていうのも気合いが入っていますんで、まずはKO-D次期挑戦者決定戦を勝ちたいと思います」
週プロ加藤記者 (王者が)関本&岡林じゃない可能性も……
石井「え? いや、どう考えても関本&岡林組でしょ?」
加藤記者 万が一違う可能性もあると思いますよ
入江「トゥース!」
石井「関本&岡林組の前に立ちます!」

酒呑童子
高梨「兄貴、ベルト取り返した。リマッチ一発でやってやったよ。アイツら舐めやがって。何かよ何度もリマッチ、リマッチって本当に組まれて…けどな、リング上でも言ったけどな、悪い気はしてねぇよ。アイツらこそな俺ら最大のライバルだと思っているよ。アイツらと闘うことで、このベルトの価値はどんどん上がっていくからな! そしてな入江! テレビ見てるのか? どうしてるか知らねぇけどな、入江! テメーにな兄貴がも一度だけ見せつけてやるよ。兄貴言ってやってくれ!」
KUDO「トゥース!」
高梨「そういうことだ!」
※そこにドリフが「何がトゥースだ!」と言いながら乱入。酒呑童子と揉み合いになると、GMが「やめろ! やめろ! 落ち着け!」と仲裁に入った。

第7試合

2015-3-21DDT春日部_第7試合①さいたまSA大会でHARASHIMAを破ってKO-D無差別級王座を奪取し、新日本プロレスでもNJCで優勝してIWGPヘビー級王座への挑戦も決まっている飯伏。KO-D無差別級王座の初防衛戦の相手にヨシヒコを指名した飯伏。5年半ぶりの一騎打ちだが、飯伏が強くなればなるほどヨシヒコも強くなる風車の理論だと煽りVで解説。

福田洋っぽい亡霊とともにディーノとアントンをセコンドにつけて入場したヨシヒコ。以前よりも若干スリムになったハイブリッドボディに変身。飯伏との握手を拒否したヨシヒコだが、まず自らロックアップしていった王者・飯伏はロープに押し込む。ここはクリーンブレイクした飯伏だが、ヘッドロックに捉える。
ヨシヒコは体を回転させながら逆にヘッドロックに捉えると、ロープに飛ばそうとする飯伏を執拗に絞め上げていく。グイグイと絞め上げたヨシヒコだが、飯伏はどうにかロープに逃れる。続いて手四つの力比べになると、ヨシヒコが驚異的な柔軟性で耐えてから押し戻していき、そこからダブルリストアームサルトで投げていく。

走り込んできたヨシヒコをドロップキックで迎撃した場外に追いやった飯伏は三角跳びケブラーダを発射。ヨシヒコをリングに戻した飯伏はスリーパーに捉えると、ヨシヒコはかなりぐったりした様子。それでもどうにか耐え抜いたヨシヒコだが、もはやロープに飛ばされても走ることが出来ず倒れてしまう。
2015-3-21DDT春日部_第7試合②飯伏は逆片エビ固めに捉えると、リング中央まで引きずり戻してシャチホコ固め。しかしヨシヒコは何とかロープに脱出。ならばと飯伏は足4の字固めに捉える。どうにか反転したヨシヒコ。すると飯伏はロープに脱出。ブレーンバスターを狙った飯伏だが、逆に投げていったヨシヒコは場外に落ちた飯伏にプランチャを投下。

リングに戻ったヨシヒコはデ・ジャヴ(=2回転コルバタ)で飯伏を投げるとデンジャラス・バックドロップで投げていく。10分が経過し、ヨシヒコはドリル・ア・ホール・パイルドライバー。さらにフルネルソンに捉えるが、コーナーに押し込んで防御した飯伏は串刺し攻撃を狙う。
蹴りで迎撃したヨシヒコだが、飯伏はハイキック。飯伏はジャイアントスイングで振り回すと、輪廻転生(=デ・ジャヴからのウラカン・ラナ)を狙ったヨシヒコを拷問キャメルクラッチでストップさせてからそのまま持ち上げて、餅つき式リバースパワーボムで叩き付ける。さらにリバースのフェニックス・プレックス・ホールド(=パワーボムの体勢から相手の頭も抱え込んで後方に投げるスープレックス)のような体勢に。しかしヨシヒコがウラカン・ラナで切り返してダブルダウン。

お互いにマットに両ヒザをついたままエルボー合戦を展開。そのまま立ち上がると、ヨシヒコはノーモーションのヘッドバットからヨシヒコ・デストロイ・インフィニティー。さらにドラゴンスープレックスで投げたヨシヒコ。飯伏もカウント2で返すが、ヨシヒコはもう一度フルネルソンに捉える。どうにか防御した飯伏はカウンターのグーパンチを叩き込むとシットダウン・ラストライド。
2015-3-21DDT春日部_第7試合③ヨシヒコがカウント2で返すとコーナーに登っていった飯伏だが、追いかけていったヨシヒコ。飯伏もエルボーで応戦すると、コーナー上でヨシヒコをアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げると、そこから雪崩式バーニング24歳(=コーナー上でアルゼンチン・バックブリーカーの体勢から相手の頭部を両手でホールドでして前方からマットに叩き付ける)でヨシヒコを脳天からマットに突き刺す。ヨシヒコはどうにかエプロンまでエスケープしたが、ロープ越しにヨシヒコを捕まえた飯伏は、スワンダイブ式ジャーマンで投げ飛ばす。

またもや首からマットに叩き付けられたヨシヒコはぐったり。飯伏はダメ押しのフェニックス・スプラッシュを投下して3カウント。試合後、大の字に倒れたままの両者だが、勝った飯伏は敗れたヨシヒコの手を握りしめて健闘を称え合った。

エンディング

2015-3-21DDT春日部_エンディングそしてKO-D無差別級のベルトを肩にかけた飯伏にGMが「飯伏君、初防衛おめでとうございます。ヨシヒコはどうだった?」と尋ねると、飯伏が「キツ過ぎました」。GMは「キツかったよね(笑)。ヨシヒコ強いよね。でも飯伏君はそれ以上に強いよ! おめでとう。次の防衛戦は4月29日後楽園大会になります。相手は3月29日のバトルロイヤルで優勝した選手になりますが、その時点でいつでもどこでも挑戦権も発動するので、それより前にタイトルマッチが組まれる可能性もあるので気を抜かないでね。そして何と言っても4月5日、両国でIWGPヘビー級に挑戦する。ここにいる全員がキミが二冠王になることを願っているんだよ!」と言って、拍手喝采の中マイクを飯伏に渡した。

飯伏は「このベルトも守りつつ、IWGPヘビーのベルト持って帰ってきます。次、さいたまで会うときは二冠王で! ありがとうございました」と挨拶して大会を締めくくった。

<試合後コメント>
飯伏幸太
ーー自ら指名したヨシヒコ選手との初防衛戦でしたが、いかがでしたか?
「いや〜、まずヨシヒコと出来たことが……もうないと思ってたんで。(5年半前の)前回で。またタイトルマッチでシングル出来たことが嬉しいし、それを組んでくれたDDTに、本当ありがとうございます。嬉しいですね」
ーー試合前は「自分が強くなればヨシヒコも強くなる」と発言していましたが、実際に5年半ぶりにシングルマッチをやってみていかがでしたか?
「いや〜ハハハハ(苦笑)。強くなりましたね。はい。いや、結構キツいっすね(苦笑)。結構キツい技が多かったですけど。前回より時間は…どうなんですか? 短くはなっているんですか?」
GM 加藤さん、前回何分なんですか?
週プロ加藤記者 23分か24分。今回は18分。
「ああ。まあ縮まりましたね。いや〜でもヨシヒコとやったら分からないですね、どうなるか。今日も奇跡的に勝てましたけど、アイツはどうなるか分からないので。またやりたいですけど(苦笑)、しばらくはやりたくないですね」
加藤記者 今日の会場の雰囲気っていうのはリングに立って、どう感じていたんでしょうか?
「いや〜、思った以上にヨシヒココールが起きて。あまりああいう感じにならないんで、自分は。ちょっと怖かったですけど、ちょっと気持ちよかったですね。ヨシヒコのときはいいかな?」
加藤記者 今日はドラゴン(スープレックスをカウント2で)返せましたけど、その原動力みたいなものは何だと思いますか?
「いや〜、それは防衛じゃないですか。タイトルマッチ、防衛、KO-D、防衛。自分の中では一発目ヨシヒコとやって、能力をちょっと試したかったというか、何となく……うん。いろいろ分かったんで。これからいろいろ出来ると思います。教えないですけど」
ーーIWGP戦にも弾みになりました?
「もちろん! もちろん、それはなりました。気持ちの面でかなりアガりました。まだまだあるんで試合は。とりあえず次のビッグマッチは4月5日……うん。二冠になって帰ってきます」

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