東京ドームで勝利した棚橋弘至が涙をこらえ「絶対にプロレスはなくさない。もう一回プロレスを盛り上げます。それが俺の最後の仕事」

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 1月4日、東京ドームにて新日本プロレス『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』が開催。第4試合では棚橋弘至とグレート-O-カーンによるスペシャルシングルマッチが行われた。

 オーカーンの転生前の姿である岡倫之は2012年に全日本レスリング選手権大会フリースタイル120kg級に優勝したアマレスエリートであり、2014年からはブシロードレスリングに所属して活躍。2015年10月にはアマチュア格闘技10種目のタイトル奪取にも成功し、満を持して2017年に新日本プロレスデビュー。その後色々あった結果闇落ちすると、イギリスへ旅立ち“ドミネーター”に転生。2年ほど経った昨年にウィル・オスプレイの裏切りに合わせるような形で突然日本に現れると、オカダを襲撃しエリミネーター(アイアンクロー・スラム)で執行したことはプロレス界の外に大きな話題を呼んだ。
 この反響を受けてオーカーンは「[観たら]ではない[面白い]だけではない【観てみたい】を余は作らねばならぬ 新たな視聴者層 開拓は余にしか出来ぬ大使命である」と宣言し、オスプレイ&ビー・プレストリーと共に建国した『THE EMPIRE』にジェフ・コブを加え、領土拡大に向けVtuberや秋葉原界隈の侵略を積極的に進めている。

 今回の試合にあたりオーカーンは「負けた国がどうなるか知ってるか?すべてを奪われ!奴隷になるんだよ!付き人がどうとかほざいてくれたなぁ?ならば、貴様が負けた暁にはTHE EMPIREに入って犬にでもなってもらおうか!棚橋ごときを支持している愚民どもも覚悟しておけ!発情期のメス犬のようにベェロベロと!余の靴を舐めさせてやるよ!ひれ伏せ愚民……!」と興奮気味にまくしたてるが、棚橋はかつての付き人であった事には触れずに「2020年、大変な年になって、プロレスを始め色んなエンターテイメントが苦戦しているこういう状況で、奮起しなければ何がエースだよと。逆境でこそ燃えます!なので、僕がもう1度新日本プロレスを建て直すために、2021年、もう1度新日本プロレスの希望になります」と優等生発言を行っていた。

 試合はオーカーンが持ち前のレスリングテクニックを見せるが棚橋はこれを切る。ならばとオーカーンは場外に叩き出し、髪を掴んで犬のように散歩させると花道でのボディスラム。カウント19でリングに戻った棚橋の顔面を靴に押し付けて舐めさせようとするが、これを耐えた棚橋にココナッツクラッシュ。さらにビッグブーツを狙うが棚橋はキャッチしドラゴンスクリュー。流れを取り戻した棚橋はモンゴリアンチョップを交わしてツイスト・アンド・シャウトからスリングブレイドと畳み掛け、最後はうつ伏せのオーカーンへのハイフライフローから、仰向けにさせてのハイフライフローを投下し3カウントを奪った。

 敗北したオーカーンはSNSで「超えたかった ずっと思ってた 悔しいな 近くにいたからこそ太陽になれねぇって思った 月になりたかった なぁ出来が悪い不肖だったか? 認められたか? もう答えを聞けねぇのが残念だ 悔しいよ」と感傷に浸る。

 棚橋は「凱旋帰国っていうのはプロレスラーにとっては華なんですよ。本来であれば凱旋帰国=華々しく活躍するっていう思いがあって海外に行ってたと思うんですよね。それがこういう状況の中で悔しいだろうなって。オーカーンはオーカーンなりの爪痕を今しっかり残している最中だからとオーカーンについて語り、今後に関して涙声で「新日本プロレスをもう一度盛り上げて復活させてきたって皆さんに言ってもらえるので、残りのキャリアでベルトを狙うのはもちろんなんだけど、もう一回プロレスを盛り上げます。残りのキャリア全部使ってでも。それが今までプロレスでたくさん応援してもらった俺の最後の……最後って言いたくないけど、俺の仕事だと思います。プロレスファンの皆さん、日々の生活に気をつけて。本当に行きたくても行けない状況っていうのはあると思うし、それは僕も理解しているし、だからこそ、そういう方にももちろん感謝の気持ちを持っているし、今日来てくれたファンの方々にももちろん感謝の気持ちでいっぱいだし。ただ絶対に、絶対にプロレスはなくさないから。(涙で声を詰まらせながら)状況が落ち着いたら、たまにはプロレス会場に遊びに来てください。そう思います。以上です。絶対もう一回おもしろくするから」とプロレスファンへメッセージを送った。

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