57歳の印刷会社代表取締役がプロレスデビュー!全国大会優勝の筋肉美をサイドポーズでアピール!「次も是非出たい」

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 19日、東京都・新宿FACEにてベストボディ・ジャパンプロレスリング『2020年 最終決戦!』が行われ、恒信印刷株式会社の代表取締役を務める吉田和彦がプロレスデビューを果たした。

 ベストボディ・ジャパンプロレスリング(BBJ)とは、『トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい』という思いから発足し、47都道府県全てで開催するまでに成長した『ベストボディ・ジャパンコンテスト』を起点とし、元DDTプロレスの谷口智一ベストボディ・ジャパン協会代表が「プロレス界でも健康美や肉体美を活かして活躍する選手がベストボディ・ジャパンから出てきてもいいんじゃないか」という想いを持って2018年8月に旗揚げしたプロレス団体。
 今年上半期は新型コロナウイルス流行の影響を受けて大会を自粛していたが、今年8月から活動を再開。来年1月から月1ペースでの大会再開を目指し準備期間のため早めの年内最終戦を実施した。

 この日デビューした吉田は、同人誌専門印刷所として同人界で熱い支持を集める『コーシン出版』を手掛ける恒信印刷株式会社の代表取締役。ジャイアント馬場、アントニオ猪木らが活躍した頃に小学生で毎週テレビにかじりついてプロレスを見ていたという吉田だったが、自身よりも年上の選手たちが令和の世で未だ現役で戦っている姿を見て感銘を受け、57歳にして自身もそのリングに上がる決意を固めたという。

 吉田は50歳のときにベストボディ・ジャパンコンテストのゴールドクラス(50歳~59歳)に初出場し、2013年、2015年、2017年には全日本大会で優勝を果たした。2018年からは同コンテストの審査委員となり、今年からは複数の大会で審査委員長を務めている。そして、谷口CEOからBBJプロレスデビューの話が来ると二つ返事で応え、現BBW無差別級王者・なべやかんを師に約10ヶ月の特訓を積んできた。


 吉田のデビュー戦は、元ベストボディジャパンプロレスのコーチを務めるも、現在は悪のダンカンプロレス軍団の一員となってしまった大石とのシングルマッチ。
 大石はボディスラム3連発やコブラツイストなどで痛めつけ、股間へのギロチンドロップなどのラフファイトも交えてプロの洗礼を浴びせていくが、大石がコーナーに上がると吉田はデッドリードライブで投げ捨てて反撃開始。
 吉田は足をリバース・インディアン・デスロックで固めながらサイドポーズで見事な筋肉美を見せ、ルーテーズ・プレスやスピニング・トゥーホールドなどどこか懐かしい技で攻め込んでいくが、大石はミラクルエクスタシーで叩きつけ、フォールに入らずテイオーロックで絞め上げて自らギブアップさせるというMEN'Sテイオー殺法で貫禄勝利。

 試合後、吉田は「試合は有利に運べた場面もあったんですけど、大石さんはベテランなだけあってすぐに流れを変えられてしまいました。ただ、出せる力はすべて出しきれたと思います。今日この経験はすごく大きいと思うので、もしお声がかかれば次も是非出たいと思います」とプロレスラー活動の継続に意欲を見せた。

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