新日本3.5大田区大会 旗揚げ記念日にNJC開幕 オカダvs.ファレ、棚橋vs.矢野、内藤vs.アンダーソン、飯伏vs.ギャローズ

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NEW JAPAN CUP 2015
日時:2015年3月5日(木)
開始:19:00
会場:東京・大田区総合体育館
観衆:4500人(超満員)

▼第1試合 旗揚げ記念日オープニングマッチ 20分1本勝負
獣神サンダー・ライガー/KUSHIDA/小松洋平/●ジェイ・ホワイト
8分2秒 トルニージョ→片エビ固め
タイガーマスク/田口隆祐/○マスカラ・ドラダ/田中翔

▼第2試合「NEW JAPAN CUP 2015」1回戦 時間無制限1本勝負
●YOSHI-HASHI
7分56秒 東京ビンプス→エビ固め
○高橋裕二郎
※裕二郎が2回戦に進出

▼第3試合「NEW JAPAN CUP 2015」1回戦 時間無制限1本勝負
○真壁刀義
10分10秒 キングコング・ニードロップ→体固め
●本間朋晃
※真壁が2回戦に進出。高橋裕二郎との対戦が決定

▼第4試合「NEW JAPAN CUP 2015」1回戦 時間無制限1本勝負
●小島聡
8分53秒 G2PK→片エビ固め
○柴田勝頼
※柴田が2回戦に進出

▼第5試合「NEW JAPAN CUP 2015」1回戦 時間無制限1本勝負
●永田裕志
11分24秒 昇天・改→片エビ固め
○後藤洋央紀
※後藤が2回戦に進出。柴田勝頼との対戦が決定

▼第6試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
天山広吉/中西学/●キャプテン・ニュージャパン
10分33秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
中邑真輔/○石井智宏/桜庭和志

▼第7試合「NEW JAPAN CUP 2015」1回戦 時間無制限1本勝負
○飯伏幸太
8分49秒 ウラカン・ラナ
●ドク・ギャローズ
※飯伏が2回戦に進出

▼第8試合「NEW JAPAN CUP 2015」1回戦 時間無制限1本勝負
○内藤哲也
12分10秒 スターダストプレス→エビ固め
●カール・アンダーソン
※内藤が2回戦に進出

▼第9試合「NEW JAPAN CUP 2015」1回戦 時間無制限1本勝負
●棚橋弘至
2分47秒 横入り式エビ固め
○矢野通
※矢野が2回戦に進出。飯伏幸太との対戦が決定

▼第10試合「NEW JAPAN CUP 2015」1回戦 時間無制限1本勝負
●オカダ・カズチカ
16分34秒 バッドラックフォール→体固め
○バッドラック・ファレ
※ファレが2回戦に進出。内藤哲也との対戦が決定

旗揚げ記念日に旗揚げの地でNJCが開幕!オカダがファレに、棚橋が矢野に不覚
内藤、真壁、裕二郎、初出場の飯伏も1回戦突破!後藤と柴田が2回戦で激突!

オープニング

2015-3-5新日本大田区_オープニング試合開始に先立ち、2月14日に逝去された“赤鬼”ウィリエム・ルスカさんの追悼セレモニーを行うことに。遺影を持った坂口征二相談役がリングに上がり、所属選手がリングを取り囲むように並び立つと、追悼の10カウントゴングが鳴らされた。

場内実況で大会がスタート。放送席には邪道と外道。邪道のイチオシの試合は矢野vs.棚橋。外道のイチオシの試合はオカダvs.ファレ。さらに外道が「もちろん優勝するのはレインメーカーだ。NJCにカネの雨が降るぞ!」と言ったところでオープニングVTRがスタート。
なお、今年のNJC優勝者にはIWGPヘビー、インターコンチ、NEVER無差別級、いずれかの王座に4.5両国大会で挑戦できる権利が与えられる。

第1試合

2015-3-5新日本大田区_第1試合新日本プロレス旗揚げ記念日に旗揚げの地での大会ということで、オープニングマッチをジュニアヘビー級の8人タッグマッチが彩る。
小松が田中を挑発していくが、血気盛んなヤングライオンを下げてNWAジュニア王座をかけて対戦するライガーとタイガーの先発で試合開始。ヘッドロックに捕らえたタイガーを投げようとしたライファーだが、着地したタイガーは飛び付き横十字で丸め込む。カウント2で返したライガーはケブラドーラ・コンヒーロからロメロスペシャルで吊り上げる。

タッチうぃ受けた小松はランニングエルボーから走り込むが、タイガーはローリングソバットで迎撃。タッチを受けた田中がエルボー合戦を仕掛けていき、バチバチとしたエルボー合戦に。そこからロープに飛んだ田中だが、小松はジャンピングエルボーで迎撃したKUSHIDAにタッチ。
側転フェイントから顔面に低空ドロップキックを叩き込んだKUSHIDAは逆エビ固め。これを田口がカットするが、すぐにライガーが入ってきてキャメルクラッチに捉える。ロープに逃れた田中だが、ライガーはストンピングを落としていく。

田中も小松にカウンターのドロップキックを返すと、ようやく田口にタッチ。そこにKUSHIDAが飛び込んできてタイガーとドラダに倒立キック。さらに田口にスワンダイブ式ブレーンチョップからその場飛びムーンサルト。しかし田口もカウンターのヒップアタックを返すと、次々に飛び込んでくる小松やホワイトにもヒップアタック。
ライガーは一度迎撃するも、田口は痛むケツでヒップアタックをお見舞い。ドラダが飛び込んでくるが、KUSHIDAが飛び付いてDDTで叩き付けるとホワイトにタッチ。

ホワイトはドラダに対してエルボーの連打からカウンターエルボー。さらにライガーらが入ってきてトレイン攻撃を決めると、ライガーのアッパー掌底から小松がミサイルキック。ホワイトに託して一斉に場外に連れ出したライガーたちだったが、ドラダがトラースキックからロープに飛び乗り、コーナーまらロープ歩きしてのミサイルキック。さらにファイアーバード式のツイスタープレスを投下してホワイトから3カウントを奪った。

<試合後コメント>
タイガーマスク
「ライガーさんとのタイトルマッチ決まった。シリーズも今日から始まりました。ライガーさんはいつ見てもコンディションは素晴らしいし、ライガーさんは本当に尊敬してる大先輩です。あのベルトを取る。俺とライガーさんにはベルトがあろうがなかろうが関係ない。そういう思いでいつも試合してます。ライガーさんとの中に僕は本当のプロレスというものを見せたいし、もちろんお互いこの歳までやってますから、キャリアも積んでますから、身体が全部なんにもないってことはない。しかしその中でも! 本当のプロレス、強さ、そういうものを見せたい。技に頼らず気持ちというものをぶつけたい、それができるのは僕とライガーさんだと思ってますし、ライガーさんに胸を借りる、そのうえでベルトを取る。以上です」

マスカラ・ドラダ
「今日ライガー、小松、KUSHIDAと闘ったが、我々田口、田中、タイガーマスクを含め、マスカラ・ドラダが一番だということが証明された。ベルトにケニー・オメガ、いつでもいいのでお願いします」

田口隆祐
「ケツを使い始めてから、このプロレスにケツを捧げる覚悟で毎試合臨んでるわけで、たとえケツが2つに割れようとも、俺はケツを使い続けます。そして、ベルトへは、69番手から出直し、一人ずつ倒して、最後はひっくり返してやりますよ」

田中翔
「入門して3年、もうそろそろ、何かに絡んでいかないと。自分の体験したことがない未知のエリアに、絡んでいかないと。強くなりたい。全てはチャンス」

第2試合

2015-3-5新日本大田区_第2試合黒いナース服を着た美女に先導されて登場した裕二郎。まずはロックアップからYOSHI-HASHIがロープに押し込むが、レフェリーがブレイクさせる。そこにトーキックを見舞っていった裕二郎はエルボーから串刺し攻撃を狙うが、蹴りで迎撃したYOSHI-HASHIはコルバタで投げていく。
だが、裕二郎は場外にエスケープすると鉄柵の外に出ていきそうな素振り。YOSHI-HASHIも場外に降りていくが、裕二郎は逆に迎え撃ちYOSHI-HASHIを鉄柵の上に落としていく。

リングに戻った裕二郎はYOSHI-HASHIの顔面を踏みつけると、シーソーホイップでボトムロープに喉元をぶつけていく。さらに逆水平チョップから串刺しフロントキックを叩き込んだ裕二郎だが、YOSHI-HASHIもヘッドハンター(=前方回転ネックブリーカー)で反撃。
串刺しラリアットからトップロープに裕二郎を乗せて逆さ吊りにして背中にドロップキック。さらにフィッシャーマンバスターを狙った裕二郎をバンカーバスター(=変型ショルダーネックブリーカー)で切り返す。

コーナーに登ったYOSHI-HASHIを追いかけていった裕二郎は雪崩式ブレーンバスター。さらに喉をトップロープにぶつけてからフィッシャーマンバスター。カウント2で返したYOSHI-HASHIにマイアミ・シャイン(=肩口に抱え上げた相手を捻りを加えながら落とす変型デスバレーボム)を狙った裕二郎。
しかしうまく逃れたYOSHI-HASHIはコードブレイカーを決めると、カウンターでのラリアット。さらにチャクラム(=変型リバースDDT)で叩き付けてからパワーボムを狙ったが、裕二郎はレフェリーを掴んで逃れると急所攻撃。そこからマイアミ・シャインを決めたがカウントは2。

一気に「YOSHI」コールが起こる中、裕二郎は容赦なく東京ピンプス(=フェースバスター式カナディアンハンマー)で叩き付けて3カウント。ブラックナースの美女に抱きついて勝利の抱擁。

<試合後コメント>
高橋裕二郎 with MAO
裕二郎「ありがとう、喋っていいよ」
MAO「何か喋ることあるかな?」
裕二郎「次さ、次。本間(vs.)真壁、これから試合するから。MAOちゃんさ、本間の応援に行ってくれないか?」
MAO「本間さんの応援ね? OK」
裕二郎「本間なら、勝てるから」
MAO「OKわかった。応援します本間さん」
裕二郎「MAOちゃん、次回、後楽園ホール、来るよね?」
MAO「うん、もちろん。もっと露出して」
裕二郎「マジで!? これよりも!?」
MAO「そう。開幕戦はあんまり(露出)いらないかなと思って」
裕二郎「マジか〜試合に集中できないよ! そんなんされたら」
MAO「イエイ!」

第3試合

2015-3-5新日本大田区_第3試合インフルエンザで欠場しNEVER無差別級王座も返上することになった真壁にとっては出直しとなるNJCだが、1回戦では盟友・本間と“G・B・H対決”。入場してきた真壁に詰め寄って睨み付けた本間は、ロックアップからロープに押し込むと張り手を見舞って手招き。怒った真壁がショルダータックルでなぎ倒すが、本間はアームホイップから小コケシを投下。
これをかわした真壁が本間を場外に連れ出すと鉄柵に投げつけていく。
リングに戻った本間をステップオーバーのトーホールドに捉えた真壁。下から蹴り上げていく本間だが、真壁は監獄固めにスイッチしていく。ロープに逃れた本間だが、真壁は痛めつけた左ヒザを蹴り飛ばす。

しかし本間もチョップの連打からダブルチョップでなぎ倒すと小コケシを投下。またもかわした真壁はブレーンバスターを狙うが、逆に持ち上げた本間はそこから一気にブレーンバスターで投げていく。さらに串刺し式ジャンピングエルボーからフェースクラッシャーで叩き付けると小コケシ。
またもかわした真壁だが、本間はラリアットでなぎ倒したところに小コケシを投下。ついに決まると本間は走り込むが、真壁はパワースラムで叩き付ける。そしてコーナーで馬乗りナックルを見舞った真壁はダブルリストアームサルトで投げていく。

エルボー合戦を仕掛けていった本間だが、受け止めた真壁がエルボーを叩き込むと、本間はガクッとヒザから崩れ落ちる。ぐったりと倒れた本間を引き起こした真壁だが、本間はロープに走れないほどのダメージ。
そこに走り込んだ真壁だが、カウンターのコケシロケットで飛び込んだ本間は、立ち上がってきた真壁に再びコケシロケット。そしてコケシ(=頭を斜めにして前のめりに落下するダイビング・ヘッドバット)を投下したが、これはかわされてしまう。

袈裟斬りチョップを首筋に叩き込んだ真壁はラリアット。だが、本間は倒れずに受け止める。2発目でなぎ倒した真壁だが、カウント1で返した本間は逆にラリアット。相打ちに持ち込んだ真壁を走り込んできた本間はダブルハンマーで吹っ飛ばすと、本間をコーナーに乗せる。
しかしエルボーを見舞った本間はコーナーの上でエルボー合戦。さらにヘッドバットを見舞って逆さ吊り状態にすると、ドラゴンリングインで一旦降りてから走り込んでのコケシを投下。だが、腹筋の力で起き上がってかわした真壁は、立ち上がろうとする本間の後頭部にキングコング・ニードロップを投下すると、もう一度コーナーに登ってキングコング・ニードロップを投下して3カウントを奪った。

この結果、2回戦で裕二郎vs.真壁が決定した。

<試合後コメント>
本間朋晃
「俺は、俺は、まだ、まだ、真壁に、おんぶに抱っこじゃなきゃ、成長できねぇのか? 今日勝つことが、今日勝つことが最大の恩返しだと思ってやった。でも負けた。でも負けた。でも! 俺は、このままじゃ絶対終わらない。皆のこけしで、皆のこけしがあれば、絶対勝てる。今日負けたぐらい、なんとも思ってない。ただただ、悔しいだけ。悔しい! 悔しいんだ」

真壁刀義
――インフルエンザでNEVER王座を返上して、当然復活に向けて良いスタートが切れたと。
「いやダメだな。内容が良くねーな。ちょっとあの、勝ちを意識しすぎたのか、しょぼい試合になったよな。もっとなんつうのかな? 変な話、勝負に余裕なんかあっちゃいけねーんだけどさ、本間のバカヤロウがどれだけ成長してるかすっげぇ味わいたかったけどさ、そんな間もなくよ、なんつうの? 終わっちまったっていうのが正直なところだよな。でもよ、なんつうの? 俺が言いてえのは、本間の野郎がさ、今までは真壁のG・B・H。ヒール側としての真壁がな、あれだよね。けど今になっちゃよ、半年? いや違うな、ここ何年じゃねぇ数ヶ月だな。数ヶ月、あいつは、試合でもすげー試合して、客をつけてるし、結果も残してないようで残してるだろ。そう考えると、メディアのほうでもそうだよな? しっかりしたもの残してると思うから、敵としては上等だと思ってるけど、まあ、満足行く試合じゃなかったのが正直な所だけどな」
――この間の沖縄大会より良い感じになっていると思うが。
「やっぱり実戦つまないと、元には戻んないよこの感覚はな。でもしょうがねーよ、こればっかりは俺のために用意されたもんでもなんでもねーしよ試合なんてよ。だから是が非でもだよな。今日一回戦で本間とやって、同士とよ。でもよ、俺いつも考えてるのがよ、同士であって、仲間であって、ダチじゃねーんだよ。それをきっちり、嫌味なぐらい試合で見せたと思うからよ、まあ、かつての話をすりゃ、本間だけが俺についてきて、メディアにもそうだし、プロレスの相方だってかなり戦績を残してきてると思うし。そういった部分でよ、これからもこの先もよ、戦績をスゲーもん見させてやろうと思ってるし、奴は間違いなくこの俺を倒してーと思ってるだろうし」
――本間選手は先ほど真壁選手に勝つことが恩返しだとおっしゃってました。
「うん、それが全てだよ。変な話、今から数年前、箸にも棒にもかからなかった俺も本間もな。それが今ここまで這い上がって来たからよ。あとは目に物見せるだけだよ。俺の感覚が今日鈍ってただけだ。それだけだ。あとはなんかありますか?」
――二回戦、裕二郎選手に決まったんですが。
「ん? 決まったの? あぁそう」
――二回戦に向けて意気込みというのは?
「え? 意気込み? どうでもいいんじゃない。やりづれー相手ではあるよな。やりづれー。奴は奴なりに今まで生きてきて、これじゃダメだと思って色んな物模索してたと思うし。その結果、楽な相手じゃねーっていうのは確かだよな。だがよ、ところがどっこいよ、俺は格が違うんだよ経験が違うんだよ。今の時代に成り上がって来た奴を、ちと前の苦しい時代に成り上がった俺との差を見せてやるよ」
――元NEVER王者対決でもありますが。
「はい?」
――元NEVER王者対決。
「はい?」
――裕二郎選手も以前NEVERのベルト巻いていて……
「そうなの? あのさ、こんなこと言いたかねーんだけど、ベルトを持ってたからなんですか?って部分だよな。じゃあ今ベルトを持ってた実力? 今発揮してんのかいって。俺それ言いてーな。俺も同じだよな結局な。ベルトをつい先日返上したろ? まあそんなこと考えたらよ、ついこないだは持ってたけど今は持ってねーんだ。そのハングリーさが闘いなんじゃねーの?と思うぜ。どっちがハングリーか、腹減らしてっか、ムカついてっか、それじゃねーの?」
――ベルトをもう一回自分のものにするために……
「いやいやいや、(東スポ)岡本ちゃん、岡本ちゃん、愚問だぜ。そんなの当たり前だぜ。このトーナメント上がってる奴さ、誰もが負けること考えてねーよな。ベルトが取りて―んだよ。腹の底からほしーんだよ皆。だからそれがよ、テメーの勲章になるチャンスなんだよ。だから是が非でも取りて―っていうのは皆みてればわかるよな。だからこそだよ」
――ベルト取るために身体が引き締まったように見えるが。
「いやあの、多分それはね、疲れてるからだな。俺生まれてこのかた疲れてばっかりだからね。俺疲れて生まれてきたからさ」
――疲れない方もいらっしゃいますしね。
「あいつとは対照的だよな。あいつ疲れたこと無いって言うだろ? 俺、生まれた瞬間疲れたからね」
――正直なんですね。
「そうだよ。そりゃね、産道通る時疲れるわ。なんの話だ。まあそういう事だよな。なんにしたってよ、勝つ事考えないレスラーいないと思うからよ、それだけだよ」

第4試合

2015-3-5新日本大田区_第4試合ゴングが鳴るとお互いにリング中央に歩み寄ってきてエルボー合戦で試合開始。小島優勢になったところでショルダータックルで柴田を吹っ飛ばした小島。一旦場外にエスケープした柴田だが、追いかけていった児島は鉄柵に投げつける。柴田もエルボーで向かっていき、場外でもエルボー合戦に。
場外カウント18までエルボーを打ち合い、19で同時にリングに戻ると柴田は小島の左ヒザにストンピングを落としてから足4の字固めへ。反転した小島だが、柴田はすぐに元の状態に戻す。ロープに逃れた小島だが、柴田は逆片エビ固めの体勢に入りつつ小島の頭を踏みつける。

「来いよ」と挑発する柴田に怒った小島は逆水平チョップからマシンガンチョップ。しかし「よーし」と叫んだところで体勢を入れ替えた柴田は左右のエルボーを連打すると、コーナー下に小島を座らせてから串刺し低空ドロップキック。ハーフハッチで投げた柴田はミドルキックで吹っ飛ばして串刺しフロントキック。
これをかわした小島は串刺しジャンピングエルボーから行っちゃうぞエルボーを投下。さらにローリングエルボーからDDTで叩き付けた小島。エプロンに出た柴田にラリアットを狙うが、かわした柴田はロープ越しにスリーパー。だが、エルボーで振り払った小島はロープ越しにラリアット。

柴田は場外に転落したが、小島はレフェリーに場外カウントを止めさせると、柴田をリングに戻してからコジコジカッター。柴田もバックに回ってスリーパーを狙うが、小島はバックドロップで切り返す。だが、柴田も返す刀で投げ捨てジャーマン。小島も立ち上がってエルボーを叩き込んでダブルダウン。
先に立ち上がった柴田だが、小島はブレーンバスターで投げると右腕のサポーターを外してラリアットを狙う。腕へのフロントキックで迎撃した柴田だが、小島はレフトハンドのショートレンジラリアット。ダブルダウン状態から先に立ち上がった小島はラリアットを狙う。

かわしてバックを取った柴田はスリーパー。必死に踏ん張る小島だが、徐々にぐったりしていく。柴田はそこにgo2sleepを決めるとハーフダウンの小島にローキックを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
柴田勝頼
「…なんもねぇ! 試合が全てだ! なんもない! 以上!」

第5試合

2015-3-5新日本大田区_第5試合腕の取り合いからカニ挟みで倒した後藤は腕十字の体勢に。しかしレッグロックで切り返した永田が逆に腕十字を狙う。これを腕固めで切り返した後藤だが、永田はすぐにロープへ。ローキックの連打からミドルキックを打った永田だが、キャッチした後藤はショルダータックルでなぎ倒すとサッカーボールキック。
テーピングされているながらの左腕にショルダーアームブリーカーを狙った後藤だが、エルボーで阻止した永田は逆にショルダーアームブリーカーを決めると、後藤の胸板を蹴り飛ばしてから三角絞めへ。

回転しながらロープに逃れた後藤だが、容赦なく蹴り飛ばした永田はショルダーアームブリーカー。さらに左手の指を掴んで極めていった永田。後藤もエルボーを打っていくが、髪の毛を掴んだ永田はエルボーを返すとミドルキックの連打でコーナーまで追い詰めてから串刺しフロントキック。ロープに飛んだ永田を時間差で追走した後藤は時間差ラリアット。
さらにミドルキックの連打から串刺し式村正(=ニールキック)。バックドロップで投げた後藤はエルボー合戦から走り込むが、正面から抱きかかえた永田はエクスプロイダー。お互いに走り込むが、永田のキチンシンクがヒット。

またもエルボー合戦になると、永田が張り手で後藤をダウンさせる。後藤もノータッチヘッドバットを返すと永田は前のめりにダウン。引き起こした後藤だが、一瞬の隙を突いてワキ固めで切り返した永田は白目式腕固めへ。どうにかロープに足が届いた後藤だが、永田は大☆中西ジャーマン(=ロープの反動を使った投げ捨てジャーマン)から垂直落下式ブレーンバスター。
カウント2で返した後藤にタイナー(=串刺しニー)を叩き込んだ永田は、後藤をコーナーに上に乗せていく。後藤もエルボーを打っていくが、ヘッドバットで黙らせた永田は雪崩式エクスプロイダー。これもカウント2で返した後藤。10分が経過し、永田はバックドロップ・ホールドの体勢に。

これを踏ん張った後藤はラリアットを狙うが、前転してかわした永田は延髄斬り。さらに時間差ラリアットもフロントキックで迎撃した永田だが、走り込んできた永田を牛殺しで叩き付けた後藤。永田も昇天を逃れて張り手を叩き込むが、特攻ラリアット(=ショートレンジのカチ上げ式ラリアット)を叩き込んだ後藤は昇天・改(=マットに叩きつける際にエルボードロップになる昇天)を決めて3カウント。
この結果、トーナメント2回戦で柴田vs.後藤の同級生対決が決定した。

<試合後コメント>
後藤洋央紀
「よっしゃ、生き残った。次柴田戦。次が決勝だ。次が決勝。そういう気持ちで、もう一度奴と、トコトンまで、殴りあいたいと思います。以上」

第6試合

2015-3-5新日本大田区_第6試合シングルのタイトルホルダーが3人もいる6人タッグマッチ。本隊側はキャプテンが先発を買って出る。CHAOS側は円陣を組んで協議した結果、桜庭が先発で出ていく。片足タックルを仕掛けたキャプテンはコーナーに桜庭を押し込むが、まずはクリーンブレイク。脇の差し合いから桜庭が自軍のコーナーにキャプテンを押し込んで中邑にタッチすると、キャプテンは天山にタッチ。
天山をロープに押し込んで脱力ブレイクした中邑だが、天山はモンゴリアンチョップでなぎ倒す。さらにコーナーに追い詰めて踏みつけると、中邑のお株を奪うように身体をバイブレーションさせる。だが、中邑もカウンターのキチンシンクから天山をコーナーに上に寝かせると、串刺しランニングニーリフト。

続いて石井が逆水平チョップを叩き込むと、天山もチョップからモンゴリアンチョップ、ヘッドバットを返していく。石井もノータッチヘッドバットで応戦し、天山に片膝をつかせるとさらにヘッドバットからブレーンバスターの体勢に。なかなか上げさせない天山をぶっこ抜いて投げた石井は桜庭にタッチ。
石井の逆水平チョップと桜庭のミドルキックを交互に叩き込む。さらに桜庭がミドルキックで蹴り倒すが、天山はモンゴリアンチョップを返す。かいくぐってスリーパーに捉えた桜庭がマウントを取ってモンゴリアンチョップ。

そして中邑がコーナー際で踏みつけてながらバイブレーション。だが、串刺し攻撃を狙った中邑をボディへのヘッドバットで迎撃した天山。中邑も掟破りのモンゴリアンチョップを返すが、カウンターのニールキックを叩き込んだ天山は、飛び込んできた石井をラリアットで吹っ飛ばして中西にタッチ。
中邑に逆水平チョップを叩き込んだ中西は串刺しラリアット2連発からのど輪で中邑を捕まえると、ショートレンジラリアットでなぎ倒す。そして「ホー」の雄叫びから足を踏みならすとラリアット。アルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げた中西だが、桜庭がローキックを連打。

だが、中西は桜庭に向かって中邑を投げつける。中邑もスピンキックを返して石井にタッチ。そこをにキャプテンが地獄突きからジャンピングショルダーを決めるとダイビング・ヘッドバットを投下。これを石井がかわすと中邑の串刺しニーから桜庭がミドルキック。そして石井がラリアットでなぎ倒してパワーボムの体勢に。
これを中西がラリアットでカット。
さらに中西が野人ハンマーで殴り倒したところに天山がダイビング・ヘッドバットを投下すると、続けてキャプテンもダイビング・ヘッドバット。10分が経過し、キャプテンはヒラボトムで叩き付けるがカウントは2。地獄突きを石井と中邑に向かったキャプテンは石井はカリビアンデスクリップ(=コブラクロー)。

だが、背後から桜庭がスリーパーに捉えて座らせると、中邑がボマイェで飛び込んで来る。続けて石井がスライディング・ラリアットを叩き込むが、カウント2で天山がカット。しかし石井がダメ押しの垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けて3カウント。
試合後も天山と石井はエルボーを打ち合う。セコンド陣が両者を分けるが、お互いにNWA世界ヘビーとNEVER無差別級のベルトをアピールすると、中邑もインターコンチのベルトを振り回してアピールしてみせた。

<試合後コメント>
石井智宏&中邑真輔
石井「天山! チャンピオンなら、チャンピオンらしく堂々と試合しろこの野郎! オイ、俺は堂々と行ってるぞ。俺がNEVERのチャンピオンだオラ!」
中邑「シー! シー! シーー! わかったか天山コラ! 一つもわかんねーな。NWA、ピカピカしてんなベルト。欲しいかも」

第7試合

2015-3-5新日本大田区_第7試合コーディ・ホールとタマ・トンガに先導されてギャローズが入場。一方、これがNJC初出場の飯伏はやる気満々の様子で入場。ロックアップから飯伏をコーナーに押し込んだギャローズだが、余裕のクリーンブレイク。両手で飯伏の首をつかんだギャローズはコーナーまで飯伏を投げ飛ばす。ローキックで反撃する飯伏だが、またも首を掴んでブン投げたギャローズは飯伏を場外に連れ出して殴って行く。
鉄柵の外まで飯伏を連れ出して痛めつけていったギャローズは、鉄柵に飯伏を投げつけるとイスを持ち出す。倒れている飯伏の上にイスを投げつけていったギャローズは、地獄突きをお見舞い。

どうにかリングに戻った飯伏だが、ギャローズはヘッドバット。さらにレフェリーを引きつけると、トンガが場外から飯伏を攻撃。すかさずギャローズがボディブローから地獄突き、ブレーンバスターと畳みかける。飯伏もショルダースルーを狙ったギャローズを蹴り上げると、蹴りと掌底のコンビネーション。
だが、トラースキックを返したギャローズはスリーパーに捉える。豪快なボディスラムからのジャンピング・ボディプレスをかわした飯伏はソバットからミドルキック。地獄突きを返したギャローズだが、カウンターのドロップキックで場外に追いやった飯伏は、三角跳びケブラーダでBULLET CLUBを3人まとめてなぎ倒す。

ギャローズをリングに戻した飯伏はミサイルキックを発射。さらにギャローズの串刺し攻撃wおかわして背後からミドルキックを叩き込むと投げようとする。踏ん張ったギャローズは殴りかかるが、これをかわした飯伏は今度こそジャーマンで投げていく。カウント2で返したギャローズは地獄突きを連発。
さらに変形のスパインボムで叩き付けるとネックハンギングボムを狙ったが、これを飛び付き式のウラカン・ラナで切り返した飯伏が3カウント! 現IWGPタッグ王者のスーパーヘビー級からピンフォールを奪った飯伏がNJC2回戦進出を決めた。

<試合後コメント>
飯伏幸太
「危なかったですね。いやー、9割ぐらい、ボコボコにされましたね。もう、あれしかなかったです。まあなんとか打撃で行けるかなって思ったんですけど、全く、通用しなかったです。怖かったです。怖かった」
――苦しみましたけど一回戦突破で次は二回戦。
「そうですね、今とりあえずトーナメント一勝して、嬉しいし、とりあえずこの一勝が、結構でかいんじゃないかなと。あのサイズ本当に初めてだったんでね、いやー、すごかったです」
――初出場ですが、G1の時とは違う感じですか
「違いますね。前回2014は出てないんでG1はそのぶん絶対、これで取り返しますよ。次の試合も見ないと、勝者となんでね」

第8試合

2015-3-5新日本大田区_第8試合コーナーからジャンピング・リングインした内藤に奇襲攻撃を仕掛けたアンダーソンは、いきなり場外に連れ出すと鉄柵攻撃からパワーボムでエプロンに叩き付ける。いきなり大きなダメージを負った内藤だが、何とかエプロンまで戻って来る。しかしアンダーソンは鉄柱に叩き付けていき、またも内藤は場外に転落。
カウント17でエプロンまで上がってきた内藤にジャンピング・フロントキックを叩き込んだアンダーソンは、セカンドロープの上に内藤を座らせると、正面からジャンピング・フロントキックを叩き込んで場外に蹴落とす。

カウント19でリング内に滑り込んだ内藤を執拗にカバーするアンダーソンだが、カウントは2。ならばと馬乗りナックルを見舞っていったアンダーソンは、「ゴメンナサーイ」セントーン。これをかわした内藤だが、ダメージが大きくて反撃にいけない。何とかジャンピング・フォアアームから後頭部への低空ドロップキック、ランニングサンセットフリップを返していった内藤。
さらにコルバタを狙うが、アンダーソンが踏ん張って回転を止める。それでもどうにか反動を利用して投げていった内藤は、振り子式串刺し低空ドロップキックから走り込む。カウンターでのスパインバスターで叩き付けたアンダーソンは、ジャンピング・フロントキック。

さらに正面からジャンピング・フロントキックをクリーンヒットさせたアンダーソンは、旋回式ガン・スタンを狙う。逃れた内藤はジャンピングエルボーアタックを狙ったが、キャッチしたアンダーソンは今度こそ旋回式ガン・スタン。カウント2で返した内藤だが、アンダーソンはバーナードライバー(=リバースパイルドライバー)を狙う。
背後に逃れた内藤は延髄斬りを叩き込むと、ジャンピングエルボーアタックから雄叫びをあげる。そしてアンダーソンをコーナーに乗せてから雪崩式フランケンを狙うが、アンダーソンは雪崩式ライガーボムで切り返す。

辛くもカウント2で返した内藤。10分が経過し、エルボー合戦からアンダーソンがエルボースマッシュを連打。アンダーソンはキークラッシャーのような体勢から牛殺しで叩き付けるとガン・スタンを狙うが、内藤は逆さ押さえ込みで切り返す。さらにカサドーラで丸め込んでいった内藤は、キックアウトされたところをロープを駆け上がってのスイングDDT。
さらにジャーマンで投げてカウント2まで追い込むと、一気にスターダストプレスを投下。最後はガッチリとエビ固めで抑え込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
内藤哲也
「下馬評とか、知らないよ。でも、俺にとってはね、アンダーソン、最重要人物だったんで。きっちり一回戦、突破できたんでね。次は、オカダか? ファレか? どっちでもいいよ。かかってきなさい。俺、負けられない理由が、いくつもあるんでね。一番は、やっぱり、このリングの、主役に立ちたいんでねしつこい? しつこいか! もう変えた方がいい? けど! 俺はどうしてもこのリングの主役に立ちたいんだよ。しつこいぐらい、言ってやるよ。そして、後楽園、広島と、キッチリ勝ち上がってみせます。そして! もっと、もう一つ重要なこと、このNJCのシリーズ、例えば明日の佐久とかね、熊谷とか、岩城とか、米原とか、NJCってシリーズはついてるけど、トーナメントはない。お客さんちょっとがっかりしてるかもしれない。でも、でも! こんだけ楽しかった、興奮したぜっていうような闘いをキッチリ見せますよ。俺が、NJCトーナメントの、熱を! 各地に運んでいきたいと思います。なぜなら、なぜなら、俺が、新日本プロレスの主役だから」

第9試合

2015-3-5新日本大田区_第9試合「オカダ・カズチカデビュー10周年DVD一部プロデューサー、並びに東京マラソン完走者」とコールされた矢野。一方、矢野に水をかけられても気にせずコーナーに登ってポーズを決めた棚橋。
試合開始のゴングが鳴ると「ヤノ・トウ・ルー」コールが起こる。矢野は素早くバックを取って腕を捻りあげるが、棚橋も切り返す。グラウンドに持ち込んだ棚橋をヘッドシザースで切り返した矢野。

素早くコーナーカバーを外した矢野だが、そこに棚橋が襲いかかり、コーナーに飛び乗ってのクロスボディー。矢野も金具剥き出しのコーナーに投げようとするが、辛くもストップした棚橋。そこを赤霧(=サイドから決める裏霞)で丸め込んだ矢野。カウント3寸前で返した棚橋。場内がどよめく中、連続で丸め込んでいく矢野だが、棚橋はフライング・フォアアームを返す。
スリングブレイドをかわした矢野だが、棚橋は張り手をお見舞い。そこかたロープに飛ぼうとした棚橋だが、髪の毛を掴んで引き倒した矢野はそこをガッチリと抑え込んで3カウント!

一気に沸き上がる場内に向かって矢野は会心の「ヤノ・トウ・ルー!」。棚橋はマットを叩いて悔しがるが、2回戦で飯伏との異色対決が決まった矢野は、マラソン走行で花道を引き揚げていくと、振り返って「ヤノ・トウ・ルー!」ポーズを決めてみせた。

<試合後コメント>
矢野通
「見たか! エースの交代劇だ! わかるかオイ! 明日はな、正真正銘の旗揚げ記念日だ。今日! しっかり、エースが交代して、明日から! 新しい新日本プロレスが始まるぞオイ。俺がエースだぁぁぁ! 馬鹿か、お前オイ! お前疲れた事ねーらしいなオイ、俺はもうヘトヘトヘトヘト。疲れてる俺にすらお前は勝てねーんだよバーカ! 嘘つきは泥棒の始まりだ!」

棚橋弘至
「うわぁぁぁぁくそぉぉぉぉ! 俺の希望が! あぁぁぁ! クソ〜なんもねぇ! なんもねぇクソ! 矢野にだけは借りは返す!」

第10試合

2015-3-5新日本大田区_第10試合NJC1回戦最後の試合はオカダvs.ファレの因縁対決。1.4東京ドーム大会で棚橋に敗れて以降、ファレにも連続でフォール負けを喫しているオカダにとって、ここでファレにリベンジしてNJCをレインメーカー復活ロードにしたいところ。
より金色が輝く新コスチュームのオカダだが、まずはファレがロックアップからコーナーに押し込んで殴りかかる。かわしたオカダがエルボーを叩き込むと、背後に回ってオカダがハンマーを打ち込む。

さらにロープで勢いをつけたオカダは回転エビ固めを狙うが、堪えたファレはヒップトス。これをかわしたオカダはファレの側頭部にベースボール・スライド(=スライディング式ドロップキック)。場外に出たファレに向かってリングをダッシュしたオカダだが、素早くエプロンにあがったファレはのど輪でオカダを捕まえると、コーナー越しに場外に投げ捨てる。
すかさずトンガがレフェリーの目を盗んで攻撃していき、オカダにダメージを与える。場外に出たファレは鉄柵にオカダを投げつけると、リングに戻していく。うつ伏せのオカダの上に乗っかって踏みつけたファレだが、オカダもエルボーで反撃。

しかしファレはボディブローから左右のハンマーで殴っていく。「オカダ」コールが起こる中、腰にエルボードロップを落としたファレはニーオンザベリー式キャメルクラッチ。さらにボディブローから豪快なボディスラム。
ジャンピング・ボディプレスを辛くもかわしたオカダはボディスラムを狙うが、ファレが持ち上がらない。だが、ファレの串刺し攻撃をかわしたオカダはその反動を利用してボディスラム。ランニングエルボーを連打したオカダはDDTを決めてスクッと立ち上がると、串刺しジャンピングエルボーからフロントキック。

さらにラリアットでファレを場外に落とすと、自分も場外に出てランニング・フロントキックでファレを鉄柵の外まで吹っ飛ばす。さらにリングサイドをダッシュして鉄柵越えのクロスボディーを放っていったが、キャッチしたファレは鉄柵越しのボディスラムでオカダを場外マットに叩き付ける。
カウント19でどうにかリングに戻ったオカダだが、ランサルセでコーナーに叩き付けたファレはコーナースプラッシュからジャンピング・ボディプレス。カウント2で返したオカダに対し、10分が経過したところでファレはネックハンギングで吊り上げてからコーナーに投げつける。

そしてバッドラックフォール(=投げ捨てアウトサイダーズエッジ)を狙ったが、リバースで切り返したオカダはジャンピングエルボースマッシュで飛び込むと、エルボーを打ち込んでいく。ファレもエルボーで応戦するが、オカダは気合いを入れて立ち上がるとエルボースマッシュ3連発からファレの串刺し攻撃を蹴りで迎撃してからジョン・ウー。
ダイビング・エルボードロップを投下したオカダはレインメーカーポーズ。しかしファレはレインメーカーをサモアンドロップで切り返すと、豪快なスピアーをお見舞い。辛くもカウント3寸前で返したオカダだが、ファレはもう一度バッドラックフォールの体勢に。

だが、オカダはこれをリバース・ネックブリーカー(=こうもり吊りの体勢から相手の後頭部にヒザに叩き付ける)で切り返す。重たいファレだけに切り返すだけでもスタミナを使うが、オカダはなおもツームストンパイルドライバーを狙う。だが、ファレはこれをハイジャックバックブローカーで切り返す。
背後に逃れたオカダは後頭部へのドロップキック。さらに正面からドロップキックを叩き込むとレインメーカーの体勢に。ここでファレはのど輪でキャッチしたが、オカダはドロップキックで突き放す。走り込んだオカダにラリアットを叩き込んだファレはチョークラリアット(=チョークスラムの体勢で持ち上げてからのショートレンジラリアット)。

カウント2で返したオカダに対し、ファレはコーナー最上段に登っていくとダイビング・ボディプレスを投下。これもカウント3寸前でキックアウトしたオカダだが、ファレはバッドラックフォールを完璧に決めて3カウント。
NJCはレインメーカー復活ロードにならず! オカダが大の字に倒れる中、アンダーソンやギャローズらバレットクラッブのメンバーが入ってきてファレを祝福。そしてマイクを持った裕二郎が「オーホー、イヤー! オイ、いいか? CHAOSのレインメーカーじゃこのリングにカネの雨が降らねぇよ。その代わりよ、俺たちブレットクラブがこのリングを潤してやる! そしてこのNJCの決勝戦はここにいるバッドラック・ファレとこの俺で決まりだ!」とアピールすると、アンダーソンにマイクを渡す。

「アリガトウ。ガイジン・トモダチ! チャンピオン・トウキョウ! トウキョウ!」と叫ぶと、このバッドラック・ファレが優勝して“キング”になるということをアピール。最後はメンバー全員で円陣を組んでからウルフパックポーズを合わせた。

<試合後コメント>
BULLET CLUB
アンダーソン「先週ROHで闘ったKINGDOM! 決着をつけてやる、お前らが挑戦してくるならIWGPタッグのベルトをかけてやってもいい。ベストガイジンが誰か証明してやる! 今日の試合はファレの強さ、大きさを見せつけただろう。オカダ・カズチカ、お前は日本のファンに応援されて、誰もファレを応援しなかった。だが結果はこうだ。お前らはファレのグレネードでドカンだ! バッドラックフォールでドカンだ! NJCを制するのはバッドラック・ファレだ」

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