DDT2.21新宿大会 飯伏&佐々木vs.アントン&竹下、岡林vs.遠藤、平田東京GO番勝負第1戦

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Into the Fight 2015
日時:2015年2月21日(土)
開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・新宿FACE
観衆:670人(超満員札止め)

▼キング・オブ・ダーク選手権試合
[王 者]●伊橋剛太
2分39秒 ハートアタック→片エビ固め
[挑戦者]○宮武俊
※初代王者・伊橋が王座初防衛に成功

▼第0試合 タッグマッチ 15分1本勝負
勝俣瞬馬/○樋口和貞
6分10秒 カナディアンバックブリーカー
●岩崎孝樹/梅田公太

▼第1試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
石井慧介/入江茂弘/○高尾蒼馬/MIKAMI
9分26秒 ジントニック→エビ固め
KUDO/坂口征夫/●マサ高梨/松永智充

▼第2試合 NO-DQマッチ 30分1本勝負
男色ディーノ/○スーパー・ササダンゴ・マシン
9分26秒 スーパーパワーボム→エビ固め
大鷲透/●DJニラ

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
大石真翔/▲旭志織
12分50秒 モダンタイムスによるダブルフォール→引き分け
彰人/▲ヤス・ウラノ

▼第4試合 平田一喜 東京GO番勝負 第1戦 30分1本勝負
●平田一喜
9分55秒 蒼魔刀→体固め
○HARASHIMA

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○岡林裕二(大日本)
17分36秒 ゴーレムスプラッシュ→片エビ固め
●遠藤哲哉

▼第6試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○飯伏幸太/佐々木大輔
18分36秒 シットダウン・ラストライド→エビ固め.
竹下幸之介/●アントーニオ本多

ヨシヒコが試合後の飯伏に飛龍原爆!ディーノとササダンゴ?も岡林を襲撃するが…
ドリフの6人タッグ王座挑戦が決定!遠藤は岡林に惜敗!平田GO番勝負初戦は黒星!

ダークマッチ

18時からキング・オブ・ダークマッチの試合がスタート。試合前にベルト返還を求められた王者・伊橋だが、ベルトを宮武に投げつける。しかし宮武はエルボーで反撃するとバックフリップからブレーンバスター。
「終わりー!」と宣言してロープに飛んだ宮武だが、伊橋はカウンターのららイットで迎撃。ミドルキックで倒してからジャンピング・ボディプレスを投下。ぶっこ抜きジャーマンを狙った伊橋だが、振り解いた宮武はダブルチョップ。

しかしロープに飛んだ宮武を追走した伊橋は体当たりからレッグラリアット。しかしその場飛びムーンサルトをかわされ、脳天からマットに落ちた伊橋にタックルを決めた宮武は、立ち上がってきたところにハートアタック(=スピアー)を決めて2カウント。
伊橋が敗れたことで王座防衛。鶴見亜門GMが宮武に「ちょっと危ないところがあったけど、勝ってよかったよ」と声をかけると、宮武も「こんなところで躓いてられないんで」。それを聞いたGMが「お前は中澤マイケルの意思を継いで、DDTのごくごく一部分の未来を背負って立たないといけないんだからダークマッチなんかに出てる場合じゃないよ」と言うと、伊橋が「ちょっと待て、俺みたいな優秀な選手をいつまでダークマッ……」と言おうとしたところで、マイクをオフにされて第0試合へ……

第0試合

勝俣と梅田で試合開始。アームドラッグで投げていった梅田だが、ドロップキックをかわした勝俣。しかしもう一度アームドラッグで投げた梅田はランニングミドル。続いて岩﨑がボディスラムで叩き付けるが、勝俣はカウンターエルボーえ倒すと、腰にフットスタンプを落とす。
タッチを受けた樋口は豪快なボディスラムで叩き付けると、岩﨑の腰にエルボーを落とす。岩﨑も勝俣の串刺し攻撃をかわすとランニングエルボーを返して梅田にタッチ。スワンダイブ式ミサイルキックで勝俣を吹っ飛ばした梅田は、控えの樋口にも攻撃。

さらに勝俣に串刺しランニングキックからブレーンバスターの体勢で持ち上げると、前方に投げて着地した勝俣を蹴り倒す。岩﨑とダブルのエルボーからサンドイッチハイキックを叩き込むと、岩﨑がニーリフトからダブルアーム・スープレックス。しかし勝俣もカウンターのドロップキックを返して樋口にタッチ。
ボディスラムからジャンピング・ボディプレスを落とした樋口は、立ち合いから突進するが、岩﨑はミドルキックで迎撃するとコブラツイストに捉える。しかし腰投げで逃れた樋口は相撲タックル。梅田がカットに入ったが、勝俣が場外に放り投げてから三角跳びプランチャ。

その間に樋口が肩口に持ち上げてからコーナーに一度叩き付けてからのオクラホマスタンピートで叩き付けると、そこから一気にカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げていく。これで岩﨑はギブアップ。またも豪快な勝利を飾った樋口は、ステージ上で四股を踏んでみせた。

オープニング

鶴見亜門GMと井上マイクリングアナがリングにあがり、さいたまスーパーアリーナ大会と『劇場版プロレスキャノンボール2014』の盛況に対してお礼をすると、KING OF DDTトーナメントの日程に関して、6月6日春日部で一回戦、6月14日大阪ボディメーカーコロシアムで二回戦、6月28日後楽園で準決勝&決勝を行うことを発表。
続いて大石真翔が登場して3月3日のBOYZに関して、美容総合商社の中根さんがリングにあがり、株式会社ナプラプレゼンツによるヘアメイキングマッチとヘアアレンジブースが設置されることを発表。そして中根さんは「昨年後楽園ホールでヘアメイキングマッチをお手伝いさせていただき大好評を得たということで、第2弾もお手伝いさせていただくことになりました。昨今プロレス女子ということがキーワードになっていますが、当日は女性限定大会ということなので、ヘアアレンジブースもご用意いたします。ぜひDDTのプロレス女子はちょっと違うぞというとこを見せてあげられればなと思っています」と挨拶すると、大石が「この間のヘアメイキングマッチ見ていいなと思ったんで、僕もやっていいですか?」とリクエストするが、とりあえずジャニー江田島塾長に相談するとのこと。なお、BOYZの全カードは下記の通り。

勝俣瞬馬&河村知哉vs.梅田公太&岩崎孝樹
石井慧介vs.大石真翔
飯伏幸太&佐々木大輔&マサ高梨vs.竹下幸之介&遠藤哲哉&平田一喜
HARASHIMA&坂口征夫vs.KUDO&彰人
木高イサミvs.高尾蒼馬

続いて入江が登場して野郎Zに関してガンプロ提供試合と、黒潮“イケメン”二郎率いるイケメン軍が野郎Zに殴り込んできて、野郎Z軍と全面対抗戦を行うことを発表。なお、野郎Zの決定カードは下記の通り。

ガンバレ☆プロレス提供試合/大家健vs.タイガーベッドシーン
宮武俊vs.植木崇行
石川修司&樋口和貞vs.アントーニオ本多&中津良太
野郎Z軍対イケメン軍全面対抗戦/高木三四郎&大鷲透&入江茂弘vs.黒潮“イケメン”二郎&円華&福田洋

入江が「野郎Zの入江茂弘です。自分が野郎Zを代表してイケメン軍、すなわちBOYZ軍をぶっ潰してやりますので、応援よろしくお願いします」と言うと、大石が「まあ勝ってもモテないけどね。どうせ男しかいないし」と挑発。怒った入江が大石につかみかかると、GMと井上リングアナが止めに入るが、入江は井上リングアナにも掴み掛かる。
ここで前説を終わらせようとするが、大石が今日のパートナーがXではなく旭志織になっていることを抗議。GMはさいたま大会で最終回でいいんじゃないかと言うが、「バカヤロウ」とGMに張り手を見舞った大石は旭を呼び込む。旭も「自分的には旭志織でいいんだけど」と言うが、大石は「バカヤロウ」と張り手を見舞い、観客にハイテンションで旭の入場時の応援を練習させた。

最後はXこと旭が「ハイ、それじゃDDT新宿大会、はじめるぞー!」とオープニングコール。

第1試合

2015-2-21DDT新宿_第1試合坂口vs.石井で試合開始。腕を取った石井だが、坂口は腹パンからのミドルキック。続いてKUDOとMIKAMIがリングインして、KUDOがアームドラッグからミドルキック。しかしMIKAMIもドロップキックを返すと投球フォームからのチョップを叩き込んで高尾にタッチ。
カウンターエルボーでなぎ倒した高尾はロープに飛ぶが、ニーリフトで迎撃したKUDOは自軍のコーナーに叩き付け、全員で踏みつける。そこから松永が「この不細工が! モテない顔しやがって!」と言いながら蹴っていく。

さらに手にツバを吐いて高尾の顔に擦りつけると、「マツ・ナガ・トモミツ!」とRVDポーズ。高尾も反撃しようとするが、坂口は腹パンからミドルキック。さらにKUDOが倒立からダブルニーを落とすと、松永がブレーンバスターから黒潮のイケメンクラッチをパクる。
だが、カウント2で返した高尾はカウンターのドロップキックを返して石井にタッチ。入江と一緒に飛び込んできた入江は酒呑童子に襲いかかるが、坂口がミドルキックを返す。これで場外に出た入江だが、坂口の足をすくって倒すと、そこに石井がスライディングキック。

さらにコーナーに登った石井だが、松永が追いかける。だが、石井はDDTでコーナーに叩き付けると、ウルトラタイガードロップ。しかし松永も石井の攻撃をかわしてリバースDDTで叩き付けるとKUDOにタッチ。8×4(=走り込み串刺しジャンピング肘打ち)からダイビング・ダブルニーアタックを発射。
かわした石井は着地したKUDOにドロップキック。さらにフランケンシュタイナーで投げて高尾にタッチ。ミサイルキックを発射した高尾はランニングエルボー。しかし、そこに高梨が飛び込んできて高尾を丸め込む。返した高尾だが、そこにKUDOがダイビング・ダブルニーアタックを発射。

さらに坂口がランニングローを叩き込んだところで10分経過。両軍入り乱れての場外乱闘になる中、リング上では高梨が高尾を丸め込むが、回転エビ固めの体勢の高梨を抱えたまま立ち上がった高尾はジントニックで叩き付けて3カウント。
すると高尾が「今日、ドリフが勝ちました。ひと言、その白いベルト欲しいです」と言うと、高梨は「嫌だ! このベルト俺たちが取ったんだ。防衛戦やらなければ俺たちがずっとチャンピオンなんだ。お前らと防衛なんてやらねーよ!」と言うが、GMがドリフの挑戦を認めたため、3月1日の大阪大会で酒呑童子vs.ドリフの6人タッグ戦を決定。

ドリフの6人タッグ王座挑戦が決定高梨は「完全に俺がピエロじゃねぇか! 覚えてやがれ!」と捨て台詞を吐きながら退場。高尾は嬉しそうに「タイトル決まりました。GM、大好きです! 3月、6人タッグのベルト絶対に取ります! 応援よろしくお願いします」と言い放った。

<試合後コメント>
チームドリフ
高尾「今日は6人タッグの酒呑童子から勝利しまして、挑戦の資格はあると思いああいう発言したんですけど、まあ決定。最初、初代はうちらだからまた、あのベルト」
石井「初代から、3回巻いてて、あと酒呑童子とは去年からずっとやりあってて、やっぱあのチーム相手だと燃えますね。自分らも去年の9月28日から巻いてないですし、4回目の戴冠を目指したいと思います」
入江「初めて巻いたのはいつ?」
石井「2013年1月12日」
入江「じゃあ2回目は?」
石井「2回目は2014年2月23日」
入江「3回目が?」
石井「2014年8月17日」
高尾「4回目は?」
石井「今度」
入江「2010……何年だ?」
石井「2015、3月1日、大阪」
高尾「4度目の戴冠目指します! 以上!」

酒呑童子
高梨「せっかくベルトって肴があるのに負けたんじゃ酒も美味くねーよ。こんなんじゃお前腐っちますよ〜なんなんだよGMよ〜! GMも向こうの味方ばっかりしやがって俺らの言うことなんも聞いてくれねー。俺たちいっつもこんな役割だ! 腐っちまうよこんなんじゃよ〜!」
坂口「お前、腐ってるのか?」
高梨「え? …くさ、腐ってないです。腐ってないです」
坂口「殺ってやるよこの野郎」
高梨「そうだ! 俺らよく考えたらな、両国の時もあいつらにやられて大きい借りがあるんだよ。それをな、まとめて大阪で返させてもらうからな。おい、このゴールのないコメントにな、兄貴がゴールを付けてくれるぜ。兄貴、カメラに向かって言ってやれ!」
KUDO「6人タッグは、酒呑童子の足がかりでしかねーから。ベルト総取り、それを目指して今年は頑張ります。余裕で防衛しましょう」
高梨「普通だな! 以上!」

第2試合

2015-2-21DDT新宿_第2試合この試合は両選手の強い要望により、反則裁定なしのノーDQマッチで行われることがアナウンスされる。しかもディーノは「ホモ」でササダンゴは「バイセクシャル」だとアナウンスされてから、両者の合体テーマ曲で入場。
ササダンゴと大鷲に先発で試合開始。手四つの力比べから大鷲がヘッドロックに捉えるが、ササダンゴはヘッドシザースで切り返す。続いてディーノとニラがリングイン。リストロックに捉えたニラだが、ディーノはニラの手を自らの股間に押し付ける。そこからナイトメアーを決めたディーノをニラは回転エビ固めで丸め込むが、ササダンゴは木曽レフェリーを蹴ってカット。

ササダンゴとニラがチョップ合戦をしていたはずが、なぜかハイタッチに。そこからサイドキックを見舞ったニラは回転エビ固めを狙うが、ササダンゴは回転を止めると、「ナイトメアー!」と叫んでからマスクをズラしてナイトメアー。これも回転エビ固めで切り返したニラは大鷲にタッチ。
大鷲がショルダータックルでなぎ倒してカバーするが、ニラが木曽レフェリーに手を踏みつけると、ディーノが「こっちはタイトルマッチが近くてピリピリしてんだから、なんぜ雰囲気壊してんの!」と抗議。さらに張り手を見舞ったディーノは木曽レフェリーをコーナーに叩き付けると、ニラがDJタイム。

これを木曽レフェリーがかわすと、ディーノが「恥かかすなよ!」と木曽レフェリーに詰め寄る。仕方なくもう一度木曽レフェリーをコーナーに叩き付けると、ニラはDJタイム2。またも木曽レフェリーがかわしたことで、ニラは腰を痛めたが、3度目のトライでようやくDJタイム3を木曽レフェリーに決めると、すかさずディーノがバックを取って腰を振る。
それを見た大鷲が「おーい! さっきから見てれば何やってんだよ! 木曽、起き上がれ木曽!」と絶叫。ニラが「うるせーんだよ!」と襲いかかるが、大鷲はビッグブーツで迎撃。さらにディーノとササダンゴもビッグブーツで迎撃した大鷲はササダンゴにボディプレスを投下。

松井レフェリーがカウントを取ろうとするが、木曽レフェリーが迎撃してカウントを取る。しかしカウント2で自ら止めた大鷲は木曽レフェリーにのど輪落としを狙う。これを飛び付き腕十字で切り返した木曽レフェリー。だが、ディーノが「なに大鷲に恥かかせてんだ!」と木曽レフェリーに抗議し、トレイン攻撃を仕掛ける。
しかし、かわした木曽レフェリーはササダンゴとラリアットの相打ちに。そこから木曽レフェリーがショートレンジラリアットでササダンゴをなぎ倒す。だが、ササダンゴは自らマスクを脱いで木曽レフェリーに被せると、ディーノと2人でニラを抱え上げて木曽マシンに渡すと、木曽マシンがパワーボムで叩き付けて3カウント。

舞台挨拶に行く坂井に代わって木曽レフェリーがササダンゴマシンに…試合後、ササダンゴはこのあと舞台挨拶のために渋谷に行かなくてならない上、鈴木みのるが集合時間より早く来ているだろうからもう出なくてはならないと告げる。だが、第4試合にタッグ王者の岡林が出場するため、ササダンゴのマスクを被せた木曽レフェリーにササダンゴマシンの代理をやらせようと提案した。

第3試合

2015-2-21DDT新宿_第3試合オープニングで練習した通り、大歓声で迎え入れられたXこと旭が先発で出ると、まずは彰人が後ろ手で握手を求めていく。しかし旭は両腕でXポーズ。彰人がヘッドロックに捉えると、旭がヘッドシザースで切り返す。倒立から首を抜いた彰人はヤスにタッチ。ヤスは反則だからとせっかく捕まえていたのに、旭を離すように指示。
旭はすぐに大石にタッチ。アームドラッグで何度もヤスを投げていった大石はトーホールドに捉える。ギブアップしそうになりながらも彰人のカットを拒否したヤスは、自力でロープに逃れると、反則だからと合体攻撃も拒否。だが、そこに旭が入ってきてヤスにダブルエルボー。

さらにトレイン攻撃を狙うが、松井レフェリーが「反則だろうが!」と厳格なレフェリングで阻止。その間にヤスは旭にヘッドバット。そして左ヒザをマットに叩き付けてから彰人にタッチ。スマスカはクイックタッチで交互に旭のヒザを攻撃。さらに松井レフェリーが大石を注意している間に、2人がかりで旭のヒザを攻撃していく。
彰人の逆片エビ固めからヤスも逆片エビ固めに捉えるが、旭はロープエスケープ。だが、彰人がなおも逆片エビ固めに捉える。ここで旭が「大石さん、来て! 5秒以内なら大丈夫」と言うと、大石がカットに入る。松井レフェリーが注意していると、隙を突いてヤスが入ってきて彰人と2人がかりで攻撃。

さらに彰人が松井レフェリーを捕まえている間に、旭が大石にタッチするが、松井レフェリーが見ていなかったため、タッチは認められない。彰人は串刺し攻撃を狙ったが、蹴りで迎撃した旭は延髄斬りを叩き込み、ようやく大石にタッチ。スイングDDTを決めた大石はランニングエルボーでなぎ倒して旭にタッチ。

回転エビ固めで丸め込んだ旭は、一人サボテンの花から蹴り上げると、阿吽(=低空延髄蹴り)を狙ったが、彰人はかわして俵返しで叩き付けてヤスにタッチ。旭のドロップキックを食らったヤスが松井レフェリーに激突し、レフェリー不在の状態でサボテンの花を狙った大石&旭だが、彰人がカットに入る。それでも旭が横十字固めでヤスを丸め込むが、松井レフェリーは場外で倒れたまま。
旭が松井レフェリーを引き戻すと、背後からヤスが旭をスクールボーイで丸め込む。さらに首固め。旭も切り返そうとしたダブルフォールになるが、カウント2で大石が彰人がカット。ならばと旭はモダンタイムス(=連続逆さ押さえ込み)を狙うが、逆にヤスがモダンタイムスで切り返すと、またも両者の肩がマットについてしまいダブルフォールの状態で3カウント。

お互いに勝ったと主張するが、結果は引き分け。ヤスはバンダナでセコンドの勝俣を叩いて八つ当たりした。

<試合後コメント>
ヤス・ウラノ&彰人
ヤス「なんていうか、試合には勝っても、負けてもいないけど、大石旭っていうチームより、この彰人ウラノっていうチームのほうが、上だっていう手応えはつかめたんで」
彰人「そうですね。今日はうまいこと封じた気が」
ヤス「あんなもん、偶然です。勝ってた」
彰人「そうですね、勝ってましたね」
ヤス「あのベルトを、旭志織が巻いてるのなんてほんとに奇跡のような偶然なんで。取り返します」
彰人「ウラノさんが」
ヤス「この彰人、ウラノっていうチームを、もっと、もっともっとセットアップするために、僕はあのベルトをとって、彰人くんとベルトを賭けてシングルマッチをしたいと思います」
彰人「まあまあまあ、はい」
ヤス「そうすることでね、チームとしても上がっていくと思うんでね。大石&旭なんていうあんなね、ペラッペラなチームには負けないんで。次やる時は絶対勝ちます」

大石真翔&旭志織
旭「なんでしょう? ダブルフォールって、あんな終わり方したの初めてですよ」
大石「ちょっとなんか不本意ではありますけど」
旭「まあなんでしょう、引き分けとはいえ僕は勝ち戦だと思ってますので」
大石「そうですね、はい」
旭「あの、ウラノさん、(EXTREME級王座挑戦に)興味があるという事ですか? これは」
大石「興味があると言ってたんですか?」
旭「(※マスコミが頷くのを見て)言ってましたか」
大石「言ってたらしいですよ」
旭「僕は全然やりたいですウラノさんと。このベルトかけてやるにはふさわしいと思ってますウラノさんは。ただ、ひとつ条件を出させてもらうというか、千葉でやりませんかという」
大石「BFで?」
旭「僕はあの、このベルト、自分の団体のためにも還元させてもらおうかなと、ずっと思ってましたんで。千葉でやりたいと思ってるんですけども」
大石「Blue Fieldでやるの?」
旭「千葉Blue Fieldで、KAIENTAI DOJOの本拠地で、やって、お披露目させてもらいたいと思うのですけどいかがでしょう?」
大石「いいじゃない」
旭「その条件乗ってくれるんだったら、僕は全然ヤス・ウラノとやりたいですね。だってヤス・ウラノですよ、相手! 千葉Blue Fieldでやるには相応しい相手でしょう。どうでしょう?」
大石「って言われてもね。まあそれは言っときますよ」
旭「お願いします。僕はそういう希望があります。以上です」
――ちなみにその場合、王者はXとして登場されるんですか?
旭「あの、もう、僕が決めることじゃないもんねこれ。どうなんですか?」
大石「まあでも」
旭「なんだったら今日旭志織で発表されたのあんたが覆したでしょう」
大石「いやだってもう気持ちよくないでしょう普通に旭志織で入ってきても」
旭「いやそんなことないですよ」
大石「ダメだよ。わかったよBlue Fieldだったら別に旭志織でもいいんじゃない?」
旭「なにそれ。まあまあまあ、お任せしますよ。なんでもいいです。僕はヤス・ウラノとBlue Fieldでやりたいと、それがXであれ旭志織であれどっちでも構いません」
大石「もしかしたらEXTREMEチャンピオンがXなんじゃないの?」
旭「それ僕、1回言った」
大石「違う違う、EXTREMEチャンピオンの名前がXだからしょうがないじゃない。Blue FieldでやってもXなんじゃないの?」
旭「ああ、そういうこと?」
大石「大何代EXTREMEチャンピオン、X=旭志織って名前なのかもしれないよ、表記が」
旭「じゃあXにしないといけないね」
大石「Xにしなきゃいけないかもね。わかんないけど。どっちでもいいじゃん」
旭「まあやりたいことはヤス・ウラノとやりたいというだけなんで。それは名前はもう任せますわ。どっちでもいいです」
――チャンピオンがルールを決められますが。
旭「そうか、そうかそうか」
大石「考えなさいよ」
旭「ちょっと、千葉でやれるんであれば、千葉っぽいやつ考えてみましょうか」
大石「あの千葉っぽいやつを。ピーナツデスマッチを!」
旭「考えてますよ」

第4試合

踊る平田GO煽りVでは「東京GO番勝負、不安ですよ! 知ったのはTwitterですよ!」と訴える平田が映し出される。そんな弱気な平田のところに大鷲が現れ、平田がピンチになったらすぐにタオルを投げると約束するが、平田はそんな大鷲に張り手を見舞うと、これはベルトを獲るチャンスだと熱弁を振るうと、今日は一人でGOするから大鷲には控室にいてくれと告げた。
電飾ガウン姿で登場した平田は、観客がかけていた平田GOサングラスを借りて装着するとリング上で平田GOダンス。平田から握手を求めて、HARASHIMAが応じたところで試合開始。

組み合ったから払い腰で投げたHARASHIMAは、グラウンドコントロールしていく。腕十字を狙ったHARASHIMAだが、防御した平田は袈裟固め。だが、HARASHIMAもすぐに脱出。ローキックからヘッドロックに捉えたHARASHIMAは、ロープに飛ばした平田にショルダータックル。しかし平田もカウンターのドロップキックを返す。
モンゴリアンチョップからスリーパーに捉えた平田だが、前方に投げ落としたHARASHIMAはガットバスターから腹部へのストンピング。HARASHIMAの蹴りとエルボーを気合いの表情で受け止めた平田はエルボーで反撃。

しかしエルボーでダウンさせたHARASHIMAは、さらにボディブロー。倒れた平田の両腕を持った状態で腹部を踏みつけたHARASHIMAは、ニーオンザベリーからのキャメルクラッチ。何とかロープに逃れた平田だが、HARASHIMAはフットスタンプを落とすと、ロープに振る。
だが、コルバタで投げた平田はドロップキック。「いくぞー!」と叫んだ平田はフェースクラッシャーで叩き付けると、コーナー二段目からミサイルキックを発射。だが、かわしたHARASHIMAは空中で平田の腹部を蹴り上げると、串刺しフロントキックから平田をコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスター。

2015-2-21DDT新宿_第4試合さらに腹部にフットスタンプを落としたHARASHIMAはスワンダイブ式フットスタンプ。カウント2で返した平田だが、HARASHIMAは山折りの体勢に。これを回転エビ固めで切り返した平田は、続くバズソーキックもかわしてXファクター(=相手の頭を掴んでジャンプして決める開脚式フェースバスター)からスライディングキック。さらに延髄斬りからエゴイストドライバーを狙う。
だが、これをファイアーマンキャリーで切り返したHARASHIMAは、そこから平田をリフトアップし、高い位置から山折りを決めると、ダメ押しの蒼魔刀を叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>
平田一喜
「いや、東京GO番勝負、儚く散りましたよ。これGO番勝負、どれぐらい続くのか、どれぐらいの期間で続くのか、全て何もわかりませんが、もうやるしかないですよ。突っ走るしかないです。とりあえず今日は儚く散ったけどな、全力でGOしたんで、次も全力でGOして、ピカピカGOして、勝ってまた、GOしてやりますよ〜。以上です」

HARASHIMA
「さいたまでベルトをとられてから初めての試合でしたけど、まあ自分はね、ベルトを諦めたわけじゃないし。とりあえず誰が相手でもがっちり叩き潰して、またベルトに向かって突っ走ります。飯伏との対戦が5年半ぶりだったけど、次はね、もうね、5年半という時間はかけません。すぐにでも、チャンスをとって、必ずベルトを取り返したいと思います。はい。ベルトを取り返して、前に進みたいと思います。以上です」

第5試合

2015-2-21DDT新宿_第5試合KO-Dタッグのベルトを手に入場した岡林は前王者の遠藤に見せつけるようにアピール。ヘッドロックに捉えた岡林だが、遠藤はヘッドシザースで切り返す。力比べにいくと見せかけて岡林の手を踏みつけてからサーフボードストレッチに捉えた遠藤だが、岡林はあっさり反転。
遠藤も柔軟性を活かして切り返すとヘッドロックに捉える。遠藤のショルダータックルを受け止めた岡林は自らロープに飛んで突進。しかしウラカンホイップで切り返した遠藤は腕十字へ。ロープに逃れた岡林は場外にエスケープするが、追いかけていった遠藤は岡林の左腕を掴むと鉄柱を使って痛めつける。

リングに戻った遠藤はその後も左腕を一点集中攻撃。だが、遠藤がキーロックに捉えたところでそのまま持ち上げた岡林は後方に投げて脱出。岡林は右腕一本で強烈な逆水平チョップを叩き込むと、ボディスラムからストンピング。サーフボードストレッチで痛めつけた岡林はハンマーを振り下ろすと、さらに背中にストンピング。
遠藤も立ち上がって額をくっつけて睨み付けると逆水平チョップを打っていくが、より強烈な逆水平チョップを返していった岡林。10分が経過し、串刺し攻撃を狙った岡林を蹴りで迎撃した遠藤はドロップキックで岡林を場外に追いやるとケブラーダを発射。岡林をリングに戻した遠藤は、岡林をコーナーに乗せて雪崩式アームホイップ。

さらにワキ固めに捉えるが、岡林はロープに脱出。さらに岡林の左腕を蹴っていった遠藤だが、岡林も右腕一本で逆水平チョップ。胸板がドス黒く内出血しながらもスタンディングのメキシカンストレッチに捉えた遠藤は岡林の左指まで決めていく。さらに岡林の左腕を執拗にひねりあげた遠藤だが、岡林もショートレンジラリアットでなぎ倒す。
キャメルクラッチで追い込んでいった岡林。15分経過し、パワーボムを狙った岡林だが、遠藤は切り返す。しかし強引にサイドバスターで叩き付けた岡林。遠藤もアームロックで食らい付くが、岡林はワンハンドスラムで叩き付ける。遠藤はそれでもコーナースプラッシュ。しかし2発目をかわした岡林は後頭部へのハンマーからアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。

遠藤は腕を掴んで回転するとチキンウイング・アームロックに捉える。さらに腕十字にスイッチし、岡林のクラッチを切ってみせたが、岡林は強引に持ち上げて叩き付けると、雄叫びをあげながらショートレンジラリアット。さらに朦朧とする遠藤に体重の乗ったラリアットを叩き込んで1回転させたが、遠藤はカウント2で返す。ならばと岡林はダメ押しのゴーレムスプラッシュを投下して3カウント。
タッグ王者の岡林を襲撃したディーノと木曽マシンだったが…試合後、なおも岡林をつかむ遠藤だが、振り払って立ち上がった岡林は左腕を抑えながら立ち上がった遠藤と睨み合う。その背後から忍び寄ったディーノ。続いてササダンゴマシンのマスクを被った木曽レフェリーがラリアットを叩き込んでいくが、まったく効いていない岡林は木曽マシンをアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。

木曽マシンを救出したディーノは自分が「行け」と指示しておいたにも関わらず「木曽さーん! よくプロレスラーじゃない一般人を! 汚いねぇぞ!」と岡林に文句をつけるが、木曽レフェリーは「ベルトを…DDTに……」と絞り出してバッタリ。ディーノは「木曽さんの仇は貴様のベルトを引っぺがすことに取っといてやる」と捨て台詞を吐いて引き上げる。残った岡林は「ぴっさり!」。

<試合後コメント>
遠藤哲哉
――今回さいたまでのタッグ戦に続いてシングルで対戦しましたが、2連敗となりました。
「でも、まあ手応えとしては正直今日のほうがあったかなと思いますね。いつもと闘い方を変えて、新たな試みを試してみたんですけど、まあ思ったよりというか、しっくりきたんで、今後こういう闘い方も武器にしてやっていければなと思いますね」
――腕十字など一点集中攻撃が見られたが。
「そうですね、最近、前までは飛び技主体の選手の動画を見て、そういう闘い方を参考にしてたんですけど、視野を広げて、攻め方というのも色々あるので、そうですね、一点集中もプロレスの攻め方のひとつなので、ちょっと今日はそういう感じでやってみて、意外としっくり来たという感じで」
――あくまでも狙いはタッグタイトルの奪還?
「そうですね。まあさいたまで岡林選手と関本選手に負けて、その時はパワー対パワーの勝負で負けてしまったので、この腕十字っていうのはもし次シングルであってもタッグであっても、ひとつ大きな武器になると思うので、これは大切に使っていきたいと思いますね」

岡林裕二
「いやほんとに遠藤選手すごいですね。自分も今日パワーで行ったんですけど向こうも作戦変えてきて、腕攻めで来たんですけど、まあパワーで跳ね返しました。ああいう、一番ね、正直ああいうことされると一番苦手な感じなんで自分も。でも、そうはいくかと、パワーで全部、跳ね返しました」
――試合後次期挑戦が決まっている男色ディーノ選手とササダンゴ・マシン選手が乱入してきました。
「ササダンゴ・マシンじゃないですよね? よくわかんなかったですけど」
――概念ですね。
「なんか言ってましたね(苦笑)。いやなんか、ね、色んな作戦で向こうは来ると思うんで、まあ、僕も関本さんも闘い方を変えるつもりはないし、男色ディーノ、ササダンゴ・マシン、あっちこっち痛いとか言ってましたけど、もう関係ない、全部勝負なんで、そこに試合にもっていくのが闘いなんで、どこが痛くても。それ勝負だから。僕も思いっきりいきます。選手権なんで」

男色ディーノ
「あいつら、まさかあんな汚い手使うと思わなかった。木曽さん、木曽さん……でも、木曽さんの…木曽さんの気持ちは、私が一番よくわかる。木曽さんを、木曽さんを! 木曽さんを弔うのは、ベルトを取ることしかないと。チャンピオンは確かに強いよね。でもね、なんていうのかしらね、私達が、私とササダンゴ・マシンが、DDTの未来なのよ。だから、負けるわけがないというか。強さで上回ろうとするからおかしなことになるのであって、プロレスって幅広いから、その中でね。わざわざ勝てないとこで勝とうと思って勝負してもしょうがない。という、今まで味わったことのない事を味わうことになるんでしょうね。他の団体とか大日本とかもそうだけど、いっぱい色んな賞をとったり、ベルトとったりしてるかもしれないけど、まあ、DDTの洗礼というものを味わってもらいましょうかね、こうなったら。木曽さんのために。まあ、そんなね、レスラー以外にも手を出すようなあんな卑怯な奴らには、負けないわ。何か疑問というか思いついた話があれば」
――ディーノ選手も入場の時に一般の方に手を出してらっしゃいますが。
「え? 私がいつアルゼンチンバックブリーカーを観客にやったというの? 一線を踏み越える踏み越えないの話じゃないこういうのって?」

第6試合

2015-2-21DDT新宿_第6試合KO-D無差別級のベルトを肩に担いで入場した飯伏。雄叫びをあげ気合い充分のアントンだが、竹下が先発を買って出て飯伏と相対する。ヘッドロックに捉えた竹下は、飯伏のバックに回りリフトしてマットに叩き付けるが、飯伏もヘッドシザースから立ち上がる。
ここで佐々木とアントンがリングイン。アームドラッグからカンフーチョップでなぎ倒したアントンは、フェースロックに捉えていくが、佐々木は髪の毛を掴んで脱出。アントンの髪の毛を引き抜いていった佐々木。精神的に大きなダメージを負ったアントンに対し、飯伏はキャメルクラッチの状態から髪の毛を引き抜く。

アントンもナックルを見舞っていく佐々木を引っ張ってコーナーに激突させると、顔面を踏みつけてから竹下にタッチ。ボディスラムから執拗にカバーして佐々木のスタミナを奪っていった竹下。さらにアントンが顔面を踏みつけてから腹部にストンピング。竹下とアントンのダブルタックルで吹っ飛ばすと、竹下はアイアンクロー。
さらにブレーンバスターからウォール・オブ・タケシタ。アントンが飯伏がカットに入れないように立ちはだかるが、佐々木は自力でロープに脱出。さらにハピモのトレイン攻撃をかわした佐々木は竹下をコルバタで投げると飯伏にタッチ。

ハピモのダブルのクローズラインをかわした飯伏はオーバーヘッドキックで2人を場外に蹴り出すと、三角跳びケブラーダを発車。竹下をリングに戻した飯伏はエルボー合戦から、掌底とソバットのコンビネーション。さらにその場飛びムーンサルト。これを剣山で迎撃した竹下は首固め。カウント2で返した飯伏はカウンターのドロップキックを返して佐々木にタッチ。
10分が経過し、佐々木がケブラドーラ・コンヒーロで叩き付けると、そこに飯伏がダイビング・フットスタンプを投下。さらに佐々木がダイビング・エルボードロップを投下したが、かわして自爆させた竹下はバックドロップ。着地した佐々木は竹下をトップロープの上に乗せて逆さ吊りにすると顔面にドロップキック。

さらにクロスフェースに捉えるがアントンがカット。飯伏がアントンを場外に放り投げると、佐々木はNOW OR NEVER(=カナディアンバックブリーカーの体勢からのリバースDDT)を狙うが、背後に逃れた竹下はドロップキックからブルーサンダーで叩き付けてアントンにタッチ。アントンは南部式ナックルからバイオニックエルボー。
かわした佐々木はドロップキックを叩き込んで飯伏にタッチ。掌底と蹴りのコンビネーションから佐々木がトラースキックを叩き込むと、飯伏がジャーマンで投げる。竹下がカットしたが、飯伏はアントンに串刺し攻撃を狙う。

これをアントンがかわすと竹下が飛び込んできて串刺しフロントキック。さらにアントンがジャーマンで投げ捨てると、ハッピーモーテルがダブルの南部式ナックルから、竹下がホイップしてアントンがバイオニックエルボー。しかしダイビング・フィストドロップを飯伏が両足をあげて迎撃。佐々木がダイングラリアットで飛び込むと、竹下が佐々木にラリアット。その竹下に飯伏はスワンダイブ式ミサイルキック。4選手がダウンするが、立ち上がると飯伏と竹下、佐々木とアントンがエルボー合戦。
そこから佐々木がロープに飛ぶが、竹下が追走してフロントキック。だが、トップロープを下げて竹下を場外に出した佐々木はトペ・スイシーダを発射。リング上では飯伏とアントンがエルボー合戦。飯伏はニーリフトからミドルキックを叩き込むが、蹴り脚をキャッチしたアントンはヒジを落とすとアッパーカットを連打。

しかし飯伏も走り込んできたアントンにカウンターのラリアットを叩き込むと、シットダウン・ラストライドで叩き付けて3カウント。自らマイクを持った飯伏。すると場内が暗転し、ヨシヒコのテーマ曲が鳴り響く。
ヨシヒコが飯伏を襲撃してドラゴンスープレックスで投げた明るくなるとリング上にヨシヒコが出現。佐々木を殴り倒したヨシヒコは飯伏のバックを取ると、ドラゴンスープレックスで投げていく。そしてマイクを持ったヨシヒコは「オイ飯伏、ネクストKO-Dオープンウエイトチャンピオン・イズ・ミー」と電子ボイスで言い放つと、また場内が暗転。いつのまにか入場口に移動していたヨシヒコは、そのまま姿を消した。

<試合後コメント>
飯伏幸太
――大丈夫ですか?
「大丈夫じゃないです」
――何が起きたかわかってますか?
「何か投げられたというのは。ヨシヒコ? びっくりしましたね。もう、(タイトルマッチが)始まってるのかなと」
――油断してたわけじゃないと思うんですが、こういう形で襲撃されるとは思わなかったと思うが。
「そうですね。いやー、まさか、このタイミングで来るとは思わなかったですね」
――ヨシヒコに対するイメージもこれで変わってくるのかなと…
「そうですね。自分が強くなれば強くなるほどヨシヒコも自動的に強くなるというか、そういう気がするんで」
――ドラゴンスープレックスを急角度で落とされて、(大会を)締められなかったという事実は残ったわけですが。
「はい。うん。どっちにしろ締められなかったんですけど、うん」
――ヨシヒコ選手がマイクを使って喋ってましたが、それは聞こえていたんでしょうか?
「内容ですか?」
――声は聞こえて?
「声は聞こえました。声は聞こえました。機械みたいな」
――あのメッセージについては
「…メッセージがね、わかんなかったです。なんて言いました?」
――次のチャンピオンになると。
「でも自分も負けられないんで。久々にヨシヒコとやりますよ。頑張ります」

※ヨシヒコは質問するマスコミを無視して足早に姿を消した

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