永田裕志と鈴木みのるの7年ぶりのシングル戦は合計233発の打撃が飛び交う壮絶死闘!「まだまだ自分の力がメインどころに通用することを証明したかった」

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 17日、新日本プロレス『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』が無観客試合にて開催された。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響から、新日本プロレスは2月26日の沖縄大会を最後に3ヶ月以上53大会を中止していたが、スポーツ庁の助言を受けながら再開に向けたガイドラインを作成し、全選手・スタッフに抗体検査を実施するなど健康状態をチェックできる体制を構築し、今月15日に満を持して110日ぶりの大会を開催。
 6月15日~7月3日までは無観客配信興行となり、『NEW JAPAN CUP 2020』を新日本プロレスワールドで配信。決勝戦は7月11日に大阪城ホールにて観客を入れての興行を行い、翌日12日に同会場で内藤哲也の持つIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルのニ冠にNJC優勝者が挑戦する。

 今年のNJCはヘビー級・ジュニアヘビー級問わず32選手が参加。外国人選手の招聘問題などで参戦できなくなった選手もいるものの、ヤングライオンやジュニア選手の参加など例年にはない色の出たシリーズとなった。

 この日のセミファイナルでは、NJC1回戦として永田裕志と鈴木みのるが7年ぶりにシングルマッチで対戦。
 入場とともにみのるの眼前まで詰め寄って右拳を突き上げる永田に対し、みのるは不気味に笑いながら睨み返すという試合前から緊迫した空気が流れる。試合開始とともに両者は真っ向からエルボーで打ち合っていき、試合開始から5分の間意地を張り合う打撃戦を展開。
 その後の場外戦を優位に終えたみのるが「終わりか?!第三世代!」と嘲笑しながら永田の顔面を蹴りつけていくと永田は鬼の形相で立ち上がり、ミドルキック、PK、ビッグブートと怒涛の蹴り技連打。さらに両者は再び足を止めてエルボー、張り手で打ち合っていき、みのるが一本足頭突きで永田をダウンに追い込む。しかし永田が一瞬の隙を突いてエクスプロイダーを見舞い、スリーパーホールドを狙うみのるをぶっこ抜いてのバックドロップホールドで試合を決めた。
 試合を通して永田が67発、みのるが53発のエルボー、永田が38発、みのるが37発の張り手、永田が15発、みのるが23発の蹴り技を放ち、ボディブローなどその他の打撃技を合わせると合計233発の打撃が飛び交う壮絶な死闘となった。

 試合後、永田は「やったぜベイビー!俺はまだまだ退いていない。まだまだ自分の力がメインどころに通用することを今日は証明したかった。しっかり証明出来たろう?いい刺激をくれたよ、鈴木は」と喜びのコメントを残した。

 永田は6月24日に行われるNJC2回戦で、この日外道の奇策の数々を跳ね除けて勝ち上がったオカダ・カズチカと対戦する。

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