666が無観客大会を実施し自粛続きの世の中へエール!「666で不謹慎なものを見て何も考えずに笑って楽しんで欲しい」

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 6日、666特設アリーナにて、暗黒プロレス組織666『666無観客興行』が行われた。

 666は2003年に“バカ社長”ことザ・クレイジーSKBと怨霊によって旗揚げされ、17年目を迎えたインディー界では古株の部類となっている団体。
 宮本裕向や忍といった他団体でも多くのタイトルを獲得するスター選手や、小仲=ペールワンや山田太郎といったインディープロレス界屈指のテクニシャンも在籍。さらに、2005年に史上最年少の小学生レスラーとしてデビューして様々なメディアで話題となり現在はアイスリボンでも活躍する“元祖・チビっ子レスラー”ラム会長もアイドル的存在としてインディー界を騒がせている。
 そして、ラム会長が666軍を率いて佐野直率いる奇妙な軍団との奇妙な抗争を展開する試合は観客・マスコミ含めて一切の写真・動画の撮影が禁止されており、試合内容についてもSNS等で発信することが禁止されている。ラム会長の試合は毎回筆舌に尽くしがたい衝撃的な内容であり、これが口コミを通じてカルト的人気を獲得。平時には月1回ペースで行われる新木場1stRINGでの大会は常に超満員札止めとなっている。

 今年初旬から666も新型コロナウイルス感染拡大による興行自粛の流れに呑まれてしばらく興行が出来ずにいたが、忍のデビュー15“執念”記念日であり、団体にとって特別な日でもある6月6日に無観客試合配信という形でついに復活。この日はエキシビジョンマッチを含む全7試合が行われた。

 久々の試合でハイテンションな選手たちは、笑いやポロリもありつつ激しくシリアスな戦いを展開。
 新宿二丁目女子プロレス提供のビューティータッグマッチや、666の至宝たる無秩序無差別級王座を持つ宮本裕向と怨霊の抗争などが繰り広げられ、コロナ禍に見舞われる前の666が復活した姿が配信。画面を通して大会を見たファンたちは喜びの声を上げた。

 そして、メインイベント終了後に行われた時間差入場ロイヤルランブルを制したラム会長はマイクを取ると、「ちょっとね、今、色々大変です、この世の中。皆さんも大変だと思います。我々も大変です。少しでもプロレスでみなさんに気持ちを届けられたらなと思って、これからも666は頑張っていきます」と涙ぐみながらその胸中を吐露。


 そして、ラム会長の呼びかけでリングに上った選手たちが外向きに円陣を組んで手を繋ぎ、アイスリボンでの締めである「プロレスでハッピー!アイスリボン!」をリスペクトした「プロレスで不謹慎!666!」の掛け声で大会を締め、コロナ禍に見舞われながらも前を向いている他団体の選手たちにもエールを贈った。

 そして、666の彼岸花毒美代表は俗に言う“自粛警察”について言及しつつ些細なことで不謹慎だと批判に晒されてしまう世の中を憂い「今は誹謗中傷とかが問題になっていますけど、うちは誹謗中傷をされてもしょうがないことをやっているので(笑)くだらないもので笑ったりとか、なにも考えないでお笑いを見て笑ったりとかを立場的に出来ない人も、666で不謹慎なものを見て何も考えずに笑って楽しんで欲しいです」とメッセージを発信した。

 666は6月27日に新木場1stRINGにて『666vol.97~怨霊デビュー二十五執念記念大会~』の開催を予定。各種感染症予防対策を徹底した上で観客数を絞っての大会となる予定だが、観客を入れての666の大会が久しぶりに戻ってくる。

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