【試合詳細】6・6 666無観客試合 怨霊&小仲=ペールワンvs忍&宮本裕向 ラム会長&寧々∞D.a.ivsASUKAMA&パピヨン朱美 ニュートーキョーマシンvs二代目ブラックバディ

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『666無観客興行』
日程:2020年6月6日(土)
開始:未公開
会場:666特設アリーナ
観衆:無観客試合

▼エキシビションマッチ 5分間
ダイナスティ/ K666
0-0
リュウ/ケン

▼悪vs正義? タッグマッチ
暗黒シャーマンモリノス/○K666
8分15秒 シックスクラッチ
ダイナスティ/●ジャンボリー・バーブリッジ

▼新宿二丁目プロレス提供マッチ 変態マッチ
○ニュートーキョーマシーン
6分55秒 キャメルクラッチ
●二代目ブラック・バディ
※特別レフリー:遠藤マメ

▼3Wayマッチ
○竹田光珠
6分54秒 スピア→エビ固め
●山田太郎 、●YANAGAWA

▼666&新宿二丁目女子プロレス ビューティータッグマッチ
○ラム会長/寧々∞D.a.i
6分11秒 レインメーカー→エビ固め
ASUKAMA(カマプロ)/●パピヨン朱美(デラべっぴん)

▼スペシャルタッグマッチ
宮本裕向/●忍
10分7秒 座戦式アサイDDT→片エビ固め
怨霊/○小仲=ペールワン

▼ボーナスマッチ 全選手参加スペシャルボーナスロイヤルランブル(15選手参加)
○ラム会長
12分18秒 チョークスラム→片エビ固め
●小仲=ペールワン

<退場順>
YANAGAWA→ジャンボリー・バーブリッジ&K666→山田太郎→暗黒シャーマンモリノス→遠藤マメ→寧々∞D.a.i→先輩→忍→怨霊→宮本裕向→ダイナスティ→竹田光珠

666が無観客試合を実施し通常興行再開に向け再起動!無秩序無差別級王座を巡り裕向と怨霊が火花!ラム会長が「プロレスで不謹慎!666!」の思いを涙ながらに叫ぶ!

オープニング


 大会のオープニングに暗黒シャーマンモリノスがリングに上がり、カメラ越しにファンへの挨拶を行った。

モリノス「皆さんお久しぶりです。暗黒シャーマンモリノスでございます。本日は6月6日!666はあくまでも6という数字にこだわって参ります。この度も6月6日になにかしたいということで、こうした形の興行となりましたが、いつもと同じように666らしい試合を展開していきたいと思います。それでは、コロナに感染せず、666に感染してください!本編、スタート!」

エキシビジョンマッチ


 4月にデビュー予定が決まるも延期となり、6月27日のデビューが決まったリュウ&ケンのエキシビジョンマッチ。解説席に着いた裕向が「プルォレスライターの須山です。宜しくお願いします」という絶妙なモノマネで会場を盛り上げる中、リュウとダイナスティの対面でゴング。
 手4つを仕掛けるリュウのバックを取ったダイナスティがグラウンドに引き込んでいくが、なんとかヘッドロックで切り返したリュウがケンへタッチ。
 ケンはダイナスティをアームドラッグで放り投げ、リュウとともにダブルのバックエルボーからサンドイッチ低空ドロップキックの連携を決める。さらにケンはエルボーを連打していくが、ダイナスティがこれを真っ向から受け止めてチョップで反撃。そのまま自軍コーナーへ連れ帰ってK666にタッチ。
 K666はミドルキックの連打でケンをロープ際まで追い込んでいき、ネックロックから首投げ、サッカーボールキックと流れるような連携を決めてダイナスティにタッチ。
 ダイナスティがスリーパーホールドでじわじわとケンのスタミナを削り、再びタッチを受けたK666がスワンダイブ式ニードロップ。さらにエルボーを見舞ってからボディスラムを狙うが、これを耐えたケンが逆にボディスラムで叩きつけ、両者タッチへ。
 リュウはダイナスティのチョップを耐えてバックエルボーを見舞ってから垂直落下式DDT。さらにブレーンバスターの体勢も、これはダイナスティがブレーンバスターで投げ返しK666にタッチ。
 K666はフライングフォアアームからひねりを加えたブレーンバスターでリュウを叩きつけるが、フォールに入ったタイミングで5分間が終了。K666らはリュウ&ケンと握手をして健闘をたたえた。

<試合後コメント>

リュウ&ケン
――デビューを控えた中でのエキシビジョンマッチでした
ケン「いやぁ、やっぱり偉大な先輩2人はすごかったです。まだまだだなと。ただ、このままでは終わりません。練習頑張って兄弟で頑張っていきます」
リュウ「今日のエキシビジョンマッチのために何日も何日も練習を積み重ねてきました。もうちょっと出来ると僕らは自分では思っていたんですけど、先輩方の足元にも及びませんでした。こっからまたデビュー先まで2人で積み重ねていって、必ずファンの皆さまが僕らを応援してよかったなと思えるようないい選手になりますので、僕ら2人を応援してください!宜しくお願いします!」
 

第1試合


 ジャンボリー(リー)がダイナスティの入場曲を口ずさみながらハイテンションに入場。
 ダイナスティとK666の対面でゴングが鳴ると、バックの取り合いからアームドラッグの応酬となり、ダイナスティのドロップキックをスカしたK666がPKを放つが、ダイナスティもこれを先読みして回避。両者互角のままタッチへ。
 リーとモリノスの対面となると、リーが素早くモリノスのバックを取ってグラウンドに引き倒し、素早い体捌きを見せてグラウンド戦で圧倒。バックマウントを取って後頭部をペチペチと叩いてから自ら解放する余裕を見せる。モリノスもヘッドロックからのショルダータックルで反撃し、扇子を広げてリーをひっぱたき、腕固めに捕らえながらリーを扇ぐ挑発の意趣返しを見せ、K666にタッチ。
 K666とリーは互いにオーソドックススタイルのように構えてステップを踏みながらゼロ距離で掌底を打ち合う総合格闘技のようなスピーディな打撃戦を繰り広げ、これを制したリーが背負投げで叩きつけてダイナスティにタッチ。
 ダイナスティはスイングネックブリーカーからチンロックで痛めつけ、再びタッチを受けたリーがK666と掌底を打ち合う格闘戦を展開。これを制したリーがファイヤーマンズキャリーから持ち替えて放つフィッシャーマンズスープレックスホールドを見舞い、ダイナスティが首相撲からのヒザ連打からドロップキック。さらにリーがロコモーション式サイドスープレックスを3連発叩き込み、さらにダイナスティがバックドロップを狙うが、K666がレフリーの気を引いてからダイナスティの股間を蹴り上げて延髄斬り。モリノスにタッチ。

 モリノスはセカンドコーナーからのダイビングクロスボディを発射し、さらにSTOからキャトルミューティレーション。これをブレイクされるとK666にタッチ。
 ダイナスティは突っ込んでくるK666をビッグブートで止めてコーナー上からの回転エビ固め。これを返されるとリーにタッチ。

 リーはダイナスティとのコンビネーションの串刺し攻撃を決め、ロープチャージしてからK666に強烈なラリアット。さらに変形ノーザンライトボムで叩きつけるも、これはモリノスがカット。ダイナスティがモリノスを排除しに来ると、モリノスはどこからか持ち出した紅白の縄でダイナスティの首を縛り付けながら場外に放り出し、勝負をK666に託す。
 K666はリーの串刺しビッグブートをかわすとシックスクラッチ(相手の首に足を引っ掛けて回転させ両手と足を使って羽折固めのような形で捕らえるストレッチ技)でギブアップを奪った。
 リーはこの勝負に納得せず、勝ち名乗りを受けるK666を強襲。一触即発の空気となり、両者は睨み合いながら退場していった。

<試合後コメント>

K666&暗黒シャーマンモリノス
モリノス「私は今年のはじめから宣言しているように、どんな手段を使っても勝ちに行こうと思っているので、今日は勝って本当に良かったと思っております」
K666「ちょっと、リーがですね、一回イギリス帰ったじゃないですか。そのとき最後僕、悲しくてメチャクチャ泣いたんですよ。悲しくて。それで僕、経理もやってるんですけど、『みんなで少しずつお金貯めてもう一回リー呼ぼう』って言って、飛行機代とかチケットを買って、もう一回リーを呼んだじゃないですか。こんなことしてる僕への試合の態度じゃないですよね?おかしいっしょ」
モリノス「許せないな」
K666「次、6月27日、覚えてろよ!リー!」

ジャンボリー・バーブリッジ&ダイナスティ
リー「なんかね、8年振り、この団体好きだからこそ日本に戻ってきたのに、K666、モリノスさん、モリノスさん、あなた達に先輩として思うこと、今日、ズルいことで勝った。勝ったら、ズルいことまたやってくれたし、なんか次の競技に出れないかもしれないヨ。当たり前でしょ、こんなに怪我させて。まあね、僕は最初から最後まで666の選手やけど、本当に今日はなんかその感じ出来ないね」
ダイナスティ「リーは一回666でデビューしてから一回辞めて、ホームのイギリスに帰ったんですけど、やっぱりどうしてももう一度666でプロレスをやりたいと日本に帰ってきて今日本に住んで一緒にやってるんですけど、ああいう試合ばっかり組まれて、いいとこ出ないんですよ、リーの。パワーとかね。しっかりとした、ちゃんとしたプロレスで魅せてやりたいですね。反則して勝ったって言われてもね、こっちだって、笑っちゃいますよね。反則があるのもプロレスだけど、ちゃんとした試合やりたいよな」
リー「まあ、今日の感じなら、今日の感じで、K666サンとボコボコの試合やってやるよ」
ダイナスティ「目には目をね、歯に歯を。また組まれたらリベンジしよう」
リー「リベンジが目的です」

第2試合


 二代目ブラックバディが「ヘイヘイヘイヘーイ!フゥ~!」と叫びながらハイテンションに入場して尻を振ると、ニュートーキョーマシンも入場後にノリノリでポーズ。特別レフリーを務めるマメも異常なテンションで臨み、試合開始のゴングが鳴ってから主に股間を重点的に確認するボディチェックを始める。
 ボディチェックを終えたマメが「行けぇ!決めちゃぇえ!」と叫ぶ中、バディとマシンが両手を上げて構え、間合いを取りながら掌底やローキックを打ち合う総合格闘技のような試合模様を展開し、バディがダウンを取るとマメが「すげぇえ!総合格闘技だぁ!アァーッ!那須川天心だァ!RIZINだよォ!」と感嘆の声を上げる。マメが「すげぇ!すげぇよ!ンアァ~ッ♪ンアァ~オ♪」と感激に身を震わせる中、マシンがバディにマンハッタンドロップを決めると、マメは「すげぇ試合だぁ。すんげぇ試合だあ~ンアァ~!」とうっとりしながら倒れ込んで悶えるバディの股間を入念にチェック。マメがバディの股間を凝視する中でマシンがバディの股間へヘッドドロップを落とすが、マメは「すげぇ!すげぇよ!んあっ!すげぇ試合だぁ……」と喘いで反則は咎めず。

 マシンは場外から風船を持ち込むと、バディのコスチュームのスキマから股間に風船を挿入。そしてバディがその風船を握力で割り潰すとバディは股間に大ダメージを負って悶絶。バディの股間を間近で凝視していたマメも鼓膜に大ダメージを負って悶絶。
 マメが「すんげぇ試合だあ。すげぇよ。すんげぇぇ~ぇ……」と切ない吐息を漏らす中、バディとマシンは場外乱闘を展開し、巻き込まれたレフリーのひよこはバディとマシンにあれよあれよとズボンを脱がされてしまい、マシンがシャツをめくりあげるとマメはひよこの乳首をその濡れた唇で優しく包み込む。

 3人はひよこもリングに上げると同じ方向を向いて1列に並び、バディがひよこの尻をその剛直で貫く。その衝撃がマメ→マシンと伝わっていきピストンリレーの4連ケツが完成。さらに順番を入れ替え、マシン→バディ→ひよこ→マメ、マメ→マシン→バディ→ひよこと劣情のピストン輸送が行われていくが、マシンがひよこを延髄斬りで排除して肉欲の循環を断ち切る。
 再びバディとマシンが向き合うと、マメが「ンナァ~~~オ!」と叫んで感慨に浸る中、マシンはねっとりとしたチョップでバディの乳首にタッチ。バディも笑顔で呼吸を上気させながらねっとりとしたチョップでマシンの乳首にタッチしていくが、マシンが唐突に鋭い袈裟斬りチョップで打ち据えると、マメが「すげぇ!ヤり過ぎだよォ~!」と悲鳴を上げる中でバディがマシンのコスチュームを剥ぎ取っていってしまう。

 マシンがマスク以外は生まれたままの姿になる中でバディがビッグブートを放つが、これを片手で股間を包み隠しながらもう片方の手で蹴り足をキャッチしたマシンがモザイク処理の必要ない形で器用にドラゴンスクリュー。さらにモザイク処理が必要のない角度での卍固めでバディを苦しめるが、バディはなんとかロープブレイク。するとマシンがバディの腕を股間に巻き取り、裸・マヒストラル。バディがこれをキックアウトすると、マシンがキャメルクラッチで捕らえ、バディが無念のタップ。マメが「すんげぇ試合だよぉ……」と事後の余韻に浸る中、マシンとバディは固く握手を交わし、3人で仲良く引き上げていった。

<試合後コメント>

ニュートーキョーマシン&二代目ブラックバディ&遠藤マメ
マメ「最高だよぉ!」
バディ「最高っすよ……早くぅ……早くぅ……早くみんなの前でイきたいっ!」
マメ「ンアァン」
バディ「ンアッハアッ、ンッ!」
(マシンが合流)
バディ「最高でしたね!」
マシン「最高だよぉ!」
マメ「最高だぁ!」
マシン「これこそ俺らが求めているプロレス、自粛しているプロレスファンが求めているプロレスなんだよ!最高の試合」
バディ「最高!」
マシン「ここから俺とブラックバディとレフリーのマメで、3回も4回もヤってこうと思います」
マメ「あぁった、やるぜぇ」
バディ「やってやるぅ」
マシン「そういうことですよ」

――今日は無観客試合でしたが、やりにくさはありましたか
マシン「めちゃくちゃヤりにくかったっすよぉ!」
バディ「そんな質問をするんじゃなぁい!」
マシン「めちゃくちゃヤりづらいっしょぉ!えぇ?身内しかいないのに全裸になってるわけですよ!途中で心折れそうになりました今日は」
バディ「時間止まったろ、時々!」
マシン「でもやっぱ俺とブラックバディはこういう時間を止まった部分を楽しまなきゃいけないんじゃないか?プロレスラーとかお客さんって、時間止まってる部分も楽しんでこそ、プロレスファン、プロレスラーだと思いますんで、頑張りましょう!コロナに負けず!」
バディ「負けない!」

第3試合


 山田が『Tragedy』を熱唱しながら入場し、YANAGAWAも入場曲のメロディと口ずさみながら入場。光珠は入場口の内側から姿の見えない状態で入場曲のイントロ部分を口ずさみ、よきタイミングとなってから入場。
 ゴングが鳴ると3人で三つ巴となって手4つで組み合っていき、光珠とYANAGAWAが山田の両サイドからリストを取っていくが、山田が光珠のバックを取るとYANAGAWAがその後ろから組み付き、3人が数珠つなぎに。そのままグラウンドへもつれ込み、山田が二人の足を同時に取っていくが、光珠&YANAGAWAも協力して山田の腕をそれぞれ極めていく。2人が山田の腕をそれぞれアームバーに捕らえようとするも山田は必死のクラッチで耐え、フォールに行かれると即座にキックアウト。
 再び三つ巴となって手4つで組み合うと、光珠が2人をそれぞれ腕一本でひれ伏させるが、山田とYANAGAWAも協力して盛り返して光珠の両腕をそれぞれアームロックに捕らえていく。しかし山田がこれを離して光珠を腰投げで転がすと、3人それぞれ腰投げを繰り出し、一旦距離を取る。
 山田は光珠に共闘を呼びかけ握手を交わすが、その瞬間に光珠を裏切ってガットショット。YANAGAWAとともにダブルのバックエルボーを見舞ってから即座にYANAGAWAに攻撃を仕掛けるが、これをかわしたYANAGAWAが山田へドロップキック。
 山田が場外にエスケープする中、YANAGAWAは光珠をショルダータックルでなぎ倒してロープに飛ぶが、光珠はこれをリープフロッグでかわしてフットスタンプ。ここで山田がリングに戻って光珠の背後からエルボーを見舞い、そのままエルボー合戦に発展。ここでYANAGAWAが山田の背後からの攻撃を放つが、山田がこれを回避したため光珠にヒット。YANAGAWAはそのまま光珠に串刺しブートを見舞うと、山田がYANAGAWAをアームドラッグ。山田の背後から光珠がドロップキックを放つが、山田がこれを回避したためYANAGAWAにヒット。山田が光珠に風車式バックブリーカーを見舞ってから「オーイエェ~♪」とポーズを決めるが、隙だらけだったため光珠とYANAGAWAが二人がかりで山田へトレイン攻撃。光珠が山田にブレーンバスターを放つと、YANAGAWAがごっつぁんフォールを狙う。
 これをカットした光珠とYANAGAWAの間に不和が生じ、両者エルボー合戦に発展。これを優位に進めた光珠がドロップキックを放つが、YANAGAWAはこれをスカして自爆させ、ハーフダウンの光珠をボディプレスで強引に押しつぶす。ここに山田も加勢に入り光珠へトレイン攻撃を見舞うが、YANAGAWAが串刺しラリアットを叩き込んだところで山田が背後からスクールボーイ。山田とYANAGAWAがエルボーで打ち合い、これを制した山田がスナップDDTを放てば、YANAGAWAもライトニングスパイラルで反撃。さらに山田がゴツリと音の響くヘッドバッド、YANAGAWAが伸びのあるトラースキックと打撃戦になる中、光珠が猛突進し、2人まとめてスピアーでなぎ倒し、そのまま押さえ込んで3カウント。

<試合後コメント>

山田太郎&YANAGAWA&竹田光珠
山田「なんだこの野郎。35にもなって彼女いないんだよこっちはよ」
YANAGAWA「知るか!テメェの私生活が悪いんじゃないのかよ?!」
山田「うっせえ!ノーコメントだこの野郎!見せもんじゃねえんだ!」
(山田は荒々しく退席)

YANAGAWA「チクショウ!」
光珠「勝ったの私ですよ。勝ったのは私ですよ」
YANAGAWA「あー、もういいよ。勝ったのはコイツだよ!」
光珠「先輩2人から、スゥリィ~……」
YANAGAWA「でも俺らは返した!なのにあのレフリーが勝手に3入れやがった!こんなん認めねえ」
光珠「そんなん言うなら✕3、またやりましょうよ」
YANAGAWA「いつでもやってやるよ。じゃあな!」

第4試合


 新宿二丁目女子プロレス提供のビューティータッグマッチ。ASUKAMAがアスカの入場曲を口ずさみながら妖艶に入場し、パピヨンがポーズを決めると関係者たちから黄色い歓声が飛ぶ。

 寧々とラム会長が入場して選手コールを受けるとASUKAMAとパピヨンが急襲して場外乱闘となる中でゴング。ASUKAMAが寧々をリングに戻してバックエルボーで倒してフォールも、寧々はブリッジでするりと抜け出して走り、ニールキックを叩き込む。
 ラム会長に代わると、ASUKAMAをヘアホイップで投げていくが、その際にASUKAMAの頭髪がゴッソリと外れてしまい、激怒したASUKAMAが「このメスブタァ!」とラム会長を罵って奇声を発しながらコーナーに叩きつけ、ラム会長の顔面にスティンクフェイス。

 代わるパピヨンはボディスラムからフォールに入り、カウント2で返されると「3だろ~っ!」とレフリーに詰め寄る流れを繰り返す。そしてASUKAMAとパピヨンがクラッシュ・ギャルズがよく用いたロープに振ってからボディへのW正拳突きの連携を叩き込み、パピヨンがボディスラムからフォール。これをカウント2で返されると連続フォールに入るが、そのすべてを返されるとレフリーに「3だろ~っ!」と詰め寄っていく。

 ASUKAMAに代わり、ラム会長をロープに振ってミドルキックからフォールに入るが、ラム会長はブリッジでこれを抜け出し、ロープに飛んでフライングクロスボディを3連発見舞って寧々にタッチ。
 寧々はASUKAMAへコーナートップからミサイルキックを突き刺し、加勢に来たパピヨンにもドロップキック。さらにパピヨンをボディスラムで叩きつけてからロープワークで往復しながらパピヨンを踏みつけていってからのサンセットフリップ、続けてフィッシャーマンズスープレックスで叩きつけ、ラム会長とともにダブルのブレーンバスター。ラム会長がフットスタンプで追撃し、寧々がコーナートップからフロッグスプラッシュで押しつぶすも、これはASUKAMAがカット。ラム会長がビンタでASUKAMAを蹴散らすと、ASUKAMAとパピヨンをロープに2人並べて引っ掛けて619。最後はラム会長がレインメーカーでASUKAMAを沈めた。

<試合後コメント>

ASUKAMA&パピヨン朱美
ASUKAMA「ババア!テメェこの野郎!なに負けとんじゃお前!」
パピヨン「スマン、スマンカッタ」
ASUKAMA「わしに恥かかせおって!おどりゃ!」
パピヨン「そんなん言うたら、アンタが勝ったらええんとちゃいますか?」
ASUKAMA「なんでやねん!」
パピヨン「やってられません」
ASUKAMA「もうええわ!ありがとうございました~」

寧々∞D.a.i&ラム会長
寧々「久しぶりにね、3月頭以来かな?の試合で。久しぶりで中々身体も動かなくて。アレだったんですけど、ラム会長どうでした?」
ラム会長「でも寧々と一緒にタッグ組めた。なにげに初めてです。私が666でプロレスをちゃんとするっていうのは中々ない機会だから、こういう機会だからこそ出来た試合だったんじゃないかって」
寧々「メインの“ラム会長枠”、アレとは違う真面目な試合が」
ラム会長「でも相手が気持ち悪かったな」
寧々「キモかったね~。分かってたけど、久々に見たら」
ラム会長「気持ち悪いよね」
寧々「また機会があったらやりましょう。ありがとうございました!」
ラム会長「ありがとうございました!」

第5試合


 裕向の持つ無秩序無差別級王座をめぐり怨霊と遺恨が深まる中でのタッグマッチ。6月6日の666のメインを締めるに相応しい古参の4人が並び立った。
 裕向と忍は、ケンが『One Night Carnival』を熱唱する中で入場。
 忍は怨霊、小仲と握手を交わすが、殺気立った裕向と怨霊は握手をせず、そのまま2人の対面でゴング。
 ロックアップで裕向が押し込んで離れ際に軽く叩くと怨霊もロックアップで押し込み、離れ際に軽く張る。続けてロックアップからヘッドロック、リストの取り合いからグラウンド戦となり、裕向のレッグロックを怨霊がキーロックで切り返し、スタンドに移行してネックロックで絞り上げてから首投げ、続けてスリーパーホールドに入るも、裕向が後ろに倒れ込んでフォール。怨霊は即座にキックアウトし、張り詰めた空気の中で両者タッチ。

 小仲と忍の対面となると、小仲が座禅を組んで忍を待ち受け、座禅を組みながらのロックアップ、アームドラッグを見せつつ座禅は崩さす。小仲は忍にも禅の世界への入門を促し、忍が座禅のために足を組もうと四苦八苦している間に小仲が低空ドロップキック。そのまま全員で場外にもつれ込んで場外戦となり、怨霊と裕向は鉄柱を使っての攻撃など激しくもみ合う。
 リング上では忍が小仲を押さえ込み、裕向も低空ドロップキックで加勢。そのまま裕向に試合権利が移り、裕向が顔面へのフットスタンプからフィストドロップ。忍がレフリーの気を引いている間に裕向がバックマウントを取りながらのチョークスリーパーで絞め上げると、激怒した怨霊がこれをカット。裕向が怨霊を排除すると、忍と裕向が小仲へダブルのショルダータックルを見舞い、忍がスライディングキック。代わる裕向がコブラツイストで絞め上げるが、怨霊の介入の空気を感じ取ると自ら解放してコーナーに控える怨霊へアタック。そのまま怨霊を忍の控えるコーナーに吹き飛ばし、忍がスリーパーホールドで捕らえる中で裕向が串刺しドロップキック。小仲にエルボードロップで追撃してからブレーンバスターを狙うが、これを背面着地した小仲が裕向の追撃をいなしてコーナーに飛び乗りブレーンチョップ。怨霊にタッチ。

 怨霊はコーナートップからダイビングクロスボディを放ってから怨霊ドライバーの体勢に入るが、裕向がリバースフルネルソンに捕らえられたまま前に突っ込んでいき、怨霊を背中からコーナーに叩きつけて脱出。串刺しラリアットを狙う裕向だったが、怨霊はブートで止めてゼロ戦キック。さらにロープに飛ぶが、裕向も豹馬殺しで切り返し、忍にタッチ。
 忍はコーナートップからミサイルキックを突き刺し、セックスボンバーを宣言してロープに飛ぶが、怨霊はその腕を巻き取って怨霊バックブリーカー。

 小仲に代わると、小仲はコーナートップからブレーンチョップを放つが、これをかわした忍が掌底連打からのソバット、スピンキックを叩き込み、裕向がマンハッタンドロップから左右のローキック+ソバット、ニールキックでアシストし、忍が豪快なセックスボンバー。これは怨霊がカットし、救出に来た裕向へローブローを叩き込んで場外に排除。

 裕向と怨霊が場外で殴り合う中、小仲が忍に座禅式空中胴締め落としを見舞い、最後は座禅式アサイDDTで叩きつけて3カウントを奪取。

 試合後、怨霊は裕向の無秩序無差別級のベルトを掲げて裕向を挑発した。

<試合後コメント>

忍&宮本裕向
裕向「いや、すみませんでした」
忍「だいじょぶ……」
裕向「このベルトに対する怨霊さんの執念をすごい感じましたね。ホントは4月の終わりにやる予定だったのが、コロナで流れて、6月6日もまだやれる状況じゃなくて流れて、まあ6月の松に戦うことになってるんですけど、その分、時間が開いてる分、怨霊さんの気持ちも引いたかなと思ってたら、逆で。すごいこのベルトに対する執念が強くなってましたね。自分もこのままじゃダメなんで。今日勝てなかったけど、本番の防衛戦で必ず勝てるように頑張ります」
忍「僕自身も、宮本さんが持ってる……次に怨霊さんと宮本さんのどっちが勝つかわかんないです。でも僕も666でずっと長いこと所属してますんで、またベルト狙いに行きますんで」
裕向「みんなが敵です。このベルトに関してはみんなが敵です」

怨霊&小仲=ペールワン
(裕向のコメント模様を睨みつけていた怨霊が裕向の去り際に「タイトルかけろよオラ」と挑発)
小仲「(試合の感想は)特に無いですけど、怨霊さん、ベルト取ってください」
怨霊「ベルトに興味ないんだけどね。宮本を倒したいっていう。調子乗ってっから」
小仲「積年の恨みがあるんですか?」
怨霊「だって後輩で入ってきていつの間にか抜かれてさあ、いろんなベルト取りやがって。だから自前のベルトくらい取りたいじゃん」
小仲「そっすねえ」
怨霊「宮本を倒したい。ベルトをかけるかけないは決まってないですけど、まあ、宮本をどうにか説得して宮本を倒したいですね」
小仲「今年の目標ですね!」

選手参加スペシャルボーナスロイヤルランブル


 全試合終了後に全選手参加のロイヤルランブルが行われることが決定し、3カウントやギブアップの他、あらゆる形での場外転落でも失格となるルールが発表される。
 最初にラム会長とYANAGAWAがリングインして試合開始のゴングが鳴ると、即座にラム会長がYANAGAWAを場外に放り出し、YANAGAWAが5秒で失格。
 第3入場者の寧々、第4入場者のリーが参戦してもみ合う中、リーが寧々、ラム会長とボディスラムで叩きつけて雄叫びを上げるが、この日の試合で遺恨が生じたK666が入場してくると迷わずリーに突っ込んでいき、互いにゼロ距離で左右の掌底を打ち合う格闘戦に。これを制したK666がリーをボディスラムで叩きつけると寧々、ラム会長も加わって全員でフォールも、リーはその怪力で全員を吹き飛ばしてキックアウト。K666とリーが再び対峙して格闘戦を再開すると、続けて入場してきたダイナスティがドロップキックで2人まとめて場外に吹き飛ばし、K666とリーが場外転落で失格。収まりがつかない両者は場外でもつかみ合いの延長戦を展開した。

 リング上では寧々とダイナスティがラム会長の足をそれぞれ持ってレッグロックに捕らえていくが、続けて入場してきた山田がダイナスティを蹴飛ばしてカット。そしてダイナスティと寧々にはローブロー、ラム会長には顔面かきむしり、寧々の頭頂部にテンカウントパンチ、ダイナスティに再びローブローと暴れまわる中で光珠が入場。

 光珠は飛び技のフェイントから山田にブレーンチョップを叩き込み、K666&寧々とともにトリプルトラースキック。全員で押さえ込み、山田が退場。

 続けてマメが入場してくると、マメは猛り狂ったその劣情を光珠、寧々、ダイナスティ、石黒レフリーの尻に打ち付けていく。
 ここにモリノスが入場してくると、ダイナスティがマメをコブラツイストで捕らえ、そのがら空きの脇腹をモリノスが扇子で殴打し、マメのコスチュームをずり下げてマメの尻を扇子でペチペチと叩く。たまらずマメがリングアウトして自ら失格になると、モリノスもそれを追いかけて場外に降りて失格になってしまう。
 リング上に残った光珠とラム会長がロックアップで押し込み合う中、ダイナスティが寧々をボディスラムで叩きつけてフォール。寧々が失格。

 そこへ先輩が入場してくると残る3人にガンを付けて威圧し、ポケットの中から取り出したなんらかのヤバいものを吸引。先輩は意識を常世に飛ばして激しくヘッドバンギング。その勢いのままに激しいロープワークを見せるも、人には過ぎた領域に踏み込んでしまったためかそのままバタリと倒れ込み、全員でフォールして先輩が失格。
 続けて小仲が入場してくると、ダイナスティの攻撃をいなしてココナツクラッシュ。そのまま光珠へ首投げからフォールもラム会長がカット。さらに光珠、ダイナスティ、ラム会長で小仲を押さえ込むが小仲はロープに逃れる。

 そこへ忍が入場してきてコーナーに上ってポーズを決めていると、全員で引きずり降ろされた上でコスチュームを剥ぎ取られ、忍の陰部が陽光の下に晒される。忍は放送できなくなることを恐れて股間の防御に集中したため、全員で場外に蹴り出されて失格。

 続けて怨霊が入場してくるなり光珠にドロップキックを見舞い、ダイナスティにもエルボーを連打。
 そこへ裕向が入場してくると一目散に怨霊に突っ込んでいって場外に放り捨て、怨霊が失格。
 残る4人は裕向をエプロンまで蹴落とし、4人がかりで裕向を場外に突き落とそうとするも裕向は粘って中々落ちず。しかし場外から怨霊が裕向を引きずり落としたことで裕向が失格となり、無秩序無差別級王座を巡って遺恨が深まった2人はそのまま場外で延長戦。
 ダイナスティ、光珠、ラム会長は小仲にターゲットを絞って3人でトレイン攻撃を見舞うと、小仲はうつ伏せにバタリと倒れ込んでしまう。フォールをするためにひっくり返そうとするも、クンダリーニの力でマットに張り付いた小仲を3人がかりでもひっくり返すことが出来ず、光珠とダイナスティがなんとか小仲を持ち上げてそのまま場外に放り捨てようとするが、上手く身を翻した小仲が2人を場外に落とし、光珠とダイナスティが失格。
 
 小仲はコーナーに上ってラム会長に座禅式セントーンを放つが、これを回避して小仲を自爆させたラム会長がチョークスラムで沈め、ラム会長が第1入場者にして最後まで勝ち残り優勝を決めた。

エンディング


ラム会長「本日は画面越しのご感染、どうもありがとうございました。中々みんなと会えないけどね、こうやって配信で試合ができて、久しぶりにみんなと集まれてよかったんじゃないでしょうか。最後にみんな、リングに集まって。集合して、ちょっと、お前らリングに上ってこいよ。せっかくなんだから。(選手たちがぞろぞろとリングへ上がってくる)外向きに円陣になってさ、中々こんなことも出来ないからさ、普段。練習生とかも集まって。……ちょっとね、今、色々大変です。この世の中。皆さんも大変だと思います。我々も大変です。(涙ぐみながら)……少しでもプロレスでみなさんに、そういう気持ちを届けられたらなと思って、これからも666は頑張っていきます。最後に私が『プロレスでハッピー!』と言いますので、皆で手を一斉に挙げて『666!』と言ってください。プロレスで不謹慎!トリプルー!シックスーッ!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

ラム会長
「私自身は無観客試合は他の団体さんでやらせていただいたりしてるんですけど、666でやるのはまた違う。ホームでやるってのは、運動会みたいな(笑)授業参観日みたいなのはあったかな(笑)」

――無観客試合でも違和感なくいつもの666を見せられたと思います
「そうだね。なんか自粛が終わったとしてもこういう形でなにかしら発信するのもアリなんじゃないかな~とは思いますね」

――自粛期間が終えて、観客を入れての大会開催も可能となりました
「そうだね。27日も666の本興行が予定されているので、新木場で。それはお客さんは今の所100人しか入れることは出来ないんですけど、いつもどおりの熱量でね。それ以上にもっとこっちは溜めてるものがあるから。やっていけたら、お互い発散出来るんじゃないの?」

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