6団体から12名の若手女子選手が集う『じゃじゃ馬トーナメント』を前に合同練習が開催!

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 17日(火)PURE-J道場・亀アリーナにて、『じゃじゃ馬トーナメント』に出場する新人選手12名が集まり合同練習を実施。
 じゃじゃ馬トーナメントとは、センダイガールズが主催するキャリア3年未満の選手たちによるトーナメント戦であり、過去には2008年、2009年と2回開催。今回は久々の開催となった。
リング上での基礎練習に続き、受け身、ロープワークなど橋本千紘より指示が出され、実戦形式の6人タッグマッチでは10分1本勝負を2組、続いて6対6の12人タッグマッチが20分1本勝負で行なわれた。道場前の公園でも走り込みを中心としたメニューが組まれ、最後に各選手が3・28宮城野区大会での1回戦に向けて意気込みを語った。

『じゃじゃ馬トーナメント』
日程:2020年3月28日(土)
開始:18:00
会場:宮城野区文化センター

▼神童ミコト〔Marvelous〕 vs AKARI〔PURE-J〕

神童「自分“出来るほうだ”と思ってたんですけど、皆さんもすごくて…。初対戦でちょっと見た目も怖いので…(苦笑)。身長差もあるんですけど関係なく攻めていきたいです!」

AKARI「今日初めてみんな一緒に練習、楽しいです。初めてミコト選手とシングルマッチ、メッチャ速い。でももっともっと頑張ります」

▼星月芽依〔Marvelous〕 vs Maria〔Marvelous〕

星月「今日、目立てるチャンスって思ってたんですよ。もうしんどくって…自分に負けそうになりました。でもすごいなんか“負けたくない”っていうので楽しかったです。スパーリングをやったんですけどいろいろ気づいたことがあって、選手の1つ1つの弱点とか発見したところもあるので…トーナメントは有利になった気がします。練習もしていけるので、今後」

Maria「普段同期がいる、近くの年齢の人がいるっていっても、おんなじメンバーなので。“もっといろんな人とやりたいな”っていうのがあったので、今日はいっぱい若手が集まってて、いろんな人を見れるチャンスで自分にとってはすごい嬉しいなと思って。もともと体力とかないし、自分に自信はないほうなんですけど、若い子たちがいっぱいいるから負けたくないなと思って。今日はすごい楽しめたし、メチャメチャきつかったし、楽しかったです!」

――対戦について。
星月「マーベラスで20日(横浜大会)もシングルマッチなんですけど、お互いの技を知ってる分だけやりにくいところはあるんですけど、自分は勝てる自信しかないんで。全然大丈夫です」
Maria「余裕ぶってるので、それを覆そうかなと思います(笑)。いろんな人と当たれるチャンスだと思ってすっごい楽しみにしてたら、まさかのこの人で…。いろんな人と試合したいので(1回戦を)勝ちたいですね」
星月「自分速いんで。動き(Mariaの目が)細くて見えないじゃない?」

▼駿河メイ〔我闘雲舞〕 vs 花穂ノ利〔SEAdLINNNG〕

駿河「正直な感想はやっぱり悔しかったので1番強いですね。自分は試合の中でけっこう体力があるっていう評価をありがたくも頂いてるんですけども、実際ただ走るトレーニングだったり、リングでただ往復するロープワークだったりする時に、若い選手がいる中で1番を取れなかったのが、自分の中ですごくすごく悔しい思い出として残りました」

穂ノ利「思った以上にキツかったし、自分もすごい悔しくて…。試合形式の時とかも“もっと前に出て自分をアピールしたりとかすれば良かったな”とか、走るのもほぼほぼビリだったので。28日までに体力を頑張ってつけてメイさんに勝ちたいと思います! 楽しみなのもあるんですけど、シードリングの試合とかで見させてもらってる限り、すごい速くてホント何してくるかわかんないので…。そこに自分もついていけるように、そしてフレッシュさで勝てるように! 頑張って勝ちたいと思います」

駿河「デビュー戦をセコンドで見させて頂いてたんですけど、その時以来リング上で動いてる穂ノ利さんをお見かけして…自身でフレッシュっておっしゃってるんですけど、勢いがすごくて(笑)。ドロップキック1発撃ったら、その間1分間ぐらいずっと押さえ込みしてるんじゃないか? ぐらい、フレッシュかつ“ものすごいしつこい選手だな”と思いました(笑)。どんだけ押さえ込むんだ? ってぐらい、何回返しても“あきらめるっていう言葉を知らないのかな?”って思うぐらいずっとやってたので、そこはちょっと用心しなきゃいけないなと思いました」

穂ノ利「今おっしゃったように、自分はあきらめずにとにかく勝ちにいくためなら押さえ込んで押さえ込んで…キャリアとか動きとかに関しては自分のほうが下だし、まだまだなんですけど、とにかく押さえ込んで3カウント取ろうと思ってます!」

――同い年で新成人となるが。
穂ノ利「えっ!?」
駿河「そうだ! 新成人ですよね!?」
穂ノ利「自分、1個上って聞いたんですけど…」
駿河「違います! 同い年です! 新成人特集、組まれてましたよね? 自分も新成人なんですよ。自分も年上だと思ってたんです!」
穂ノ利「同い年フレッシュ!?(笑)」
駿河「自分もニックネームで『はんなりフレッシュ』って言ってるぐらいなので、まだまだフレッシュさでは負けません!」
穂ノ利「いや、自分も『花フレッシュ』で負けません!」

▼金子夏穂〔センダイガールズ〕 vs 久令愛〔PURE-J〕

久令愛「また(PURE-)Jの練習とは違って、やっぱりキャリアが近い人同士で集まって練習っていうのが、ホント単純に勉強になるし楽しかったなっていう印象がありました。それに試合(会場)でしかこうやって選手となかなか会うことができないと思うんですけど、実際に肌を合わせて相手のキックを受けたりエルボーを受けたりってことがホントにすごい有意義っていうか、自分の新たな力になるような時間でとても勉強になりました」
金子「いつもはすごい少人数でやっているので、こういう大人数でやることがなくて、すごい新鮮でした。他団体の方と練習したりとかスパーリングしたりかっていうのが、自分は今までなかったのですごいいい経験をさせて頂いたなと思います」

――デビュー戦が迫ってくる心境について。
金子「すごい緊張してます。…緊張しかないです、今は。(久令愛の)ブログとか拝見したんですけど“デビュー戦だから”ってすごい考えてくださってて。自分ももちろん久令愛選手に勝ちたいっていう気持ちもあるんですけど、すごい“いい試合にできたらな”って思います」
久令愛「私はありがたいことに同じ年代でデビューしてる方が多いので、後輩の方とやるっていうのも初めてですし、なんならデビュー戦(の相手)っていう…。自分のプロフィールに一生残るじゃないですか。金子選手のプロフィールに一生残る相手が私っていうのが、ホントに私自身にもすごい責任があるなと思いますし緊張すると思うんですよ、私自身も。でもそこで私が緊張してしまったら金子さんも思い切りプロレスできないと思うので…私はそんなに大きなことができるような選手ではないんですけど、ちょっとでも先輩なので。しっかり自信を持って試合ができたらなって思います。まだ自分は自力で勝てたことが1度もないので、もちろん勝ちにいきます。それと同じぐらい、勝ちに来てほしいですね」
金子「自分は気持ちだけで…今まで運動経験とかもなくこの世界に入ってきて、ホントに気持ちだけでここまで来たので。気持ちだけは誰にも負けないと思います」

▼岡優里佳〔センダイガールズ〕 vs 梅咲遥〔ディアナ〕

梅咲「いつもディアナでやってるような練習とは、また違うような動きがたくさんあったので、皆さんについていけるか不安だったんですけど…自分的にはちゃんとついていけた感じだったので、良かったなって思いました」
岡「いつも仙女だけで練習してて初めて合同練習をしたので、最初は緊張してて“できるかわからないな”と思ってたんですけど、思ったよりできて持久走も自分が1番だったので良かったです」
梅咲「こないだ仙女さん奈良大会(3月7日)で1回シングルをさせて頂きました。1回目はちゃんとラ・マヒストラルで勝てたので、次もマヒストラルを出しても出さなくても勝てる自信があるので、しっかり勝って上がっていきたいと思っています」
岡「気も強さとかは自分が意識してるとこが多くて。奈良大会でもなんか気の強さとかでも負けてしまったので次はちゃんと気持ちでも勝って、自分が3カウント取って上に上がっていきたいです。気の強さは負けないです」
梅咲「自分も気の強さでは絶対負ける気がしないので。全部ぶつけてきて頂いた上で、こっちもぶつけ返して勝ちたいと思います(笑)」

▼愛海〔センダイガールズ〕 vs ななみ〔ディアナ〕

愛海「やっぱり他団体の選手とやることによって、どういう練習をしているのかとかもわかりましたし、自分たちとは違った…受け身の仕方も違いましたし、そういうのがわかって良かったです」
ななみ「他団体の選手と練習することって滅多にないので、いろんな選手のスパーリングを見てもキレがあったりとか、自分がちょっと劣ってるとことかたくさんあったので、そこを『じゃじゃ馬』までにちゃんとしっかり克服して愛海選手から3カウント取りたいと思っています」
愛海「今日のスパーリングでもドロップキックも高くて、技もほかの選手より多くて得意技とかも見れたので。どうやって切り返せるかとかも研究していきたいです」

――1番年齢が近い相手となるが。
ななみ「キャリアでも歳でも先輩なのでやっぱり負けたくないなって思いますし、見てると切り返しとかがすごい上手で“丸め込まれないように気をつけないとな”って思います」

――現ジュニアチャンピオンとして負けられないと思うが。
愛海「そうですね。やっぱり“絶対優勝”っていうのが自分にはあるので、じゃじゃ馬で優勝して“ベルトを持ってるだけじゃないぞ”っていうところを見せていきたいと思います」

DASH・チサコ
――合同練習を終えて。
「こういう練習が本番に向けて、新人たちはモチベーションが上がっていくと思うので、すごいいい機会だったんじゃないかなと思います」

――当時のじゃじゃ馬のメンバーと比べて、今回の12名について。
「比べるとまだまだ自分たちのほうが練習もしてたし“まだまだ行けるんじゃないかな”っていうところは多々ありますけど、令和の時代の新しいじゃじゃ馬トーナメントなので新しい時代を作っていけるように期待してますね」

――特に期待や注目している選手を挙げるとすると。
「そうですね。もちろんセンダイガールズの愛海がジュニアチャンピオンなので注目してますし、金子がじゃじゃ馬でデビューっていう異例なデビュー戦を行なうので。他団体でも久令愛選手とか、(梅咲)遥選手もけっこう気が強いから“いいとこ行くんじゃないかな?”っていう感じですね。あとは試合内容、どういうふうに勝つのかが個人的には楽しみですね」

――こういうトーナメントから将来のライバルが見つかったりする?
「そうですね。じゃじゃ馬で闘ってきた選手も、タッグで松本(浩代)と組んだり、仙女にレギュラー参戦してくれたりとか。ライバルだけじゃなくても一緒に頑張っていける選手というか、そういう選手を見つけられる大会だし、いろんな団体の選手が出るトーナメントってなかなかないと思うので。普通に闘うだけじゃなくて楽しんでもらって、それが何かしらつながっていくと思うんで、そのきっかけなんじゃないかと思います。どれだけ自分を出せるか? 自分のキャラを出せるか? 私は優勝できなかったですけど、じゃじゃ馬などのトーナメントで鍛えられましたし、その経験はすごく宝物ですし。体は小さいけど打たれ強くなりましたし、気持ちの面でも強くなりました」

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