M.I.O 2.14新宿大会 紫雷美央が所属する4団体による合同興行第2弾 美央vs.イオの紫雷姉妹対決
- 2015-2-14
- 試合
- OZアカデミー, アイスリボン, プロレスリングWAVE, ユニオンプロレス
M.I.O
日時;2015年2月14日(土)
開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・新宿FACE
観衆:509人(超満員札止め)
▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○加藤園子(OZ)/水波綾(WAVE)
10分47秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め
藤本つかさ(アイスリボン)/●松本都(崖のふち)
▼第2試合 ミクスドタッグマッチ 20分1本勝負
△木髙イサミ(ユニオン)/飯田美花(WAVE)
時間切れ引き分け
桜花由美(WAVE)/△風戸大智(ユニオン)
▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
●フェアリー日本橋(OSAKA女子)/ダイナマイト関西(OZ)/石川修司(ユニオン)
11分12秒 横入り式エビ固め
○諸橋晴也(ユニオン)/宮城もち(アイスリボン)/アジャコング(OZ)
▼第4試合 4団体推薦者4wayマッチ 20分1本勝負
●渋谷シュウ(WAVE)
10分46秒 つくしのミサイルキック→エビ固め
○尾崎魔弓(OZ)
※あとの2人はつくし(アイスリボン)とチェリー(ユニオン)
▼第5試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●紫雷美央
18分54秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
○紫雷イオ(スターダム)
自身の誕生日に開催した4団体合同興行でついに禁断の姉妹対決を実現させた美央!
姉に勝利したイオは「見えない壁、壊れましたか? これでお別れだとは思ってない」
オープニング
まずは藤本つかさ、桜花由美、尾崎魔弓、ナオミ・スーザン代表、そして紫雷美央がリング上へ。マイクを持った美央は「皆さん、4団体合同興行のM.I.Oにご来場ありがとうございます! すげーいっぱいいる! ありがとうございまーす! ウェ〜イ! 何だこの状況、こんな新宿FACEはじめて見ました! それでは4団体、各団体の代表者の方からまずはじめにご挨拶をいただきたいと思います」と挨拶。
スーザン「皆さん、こんばんは! ユニオンプロレス代表のナオミ・スーザンです。本日は本当に超満員のご来場誠にありがとうございます! いやホントにリング上にいても皆さんの熱気というか、ガンガン伝わってきて今日の興行、どんどんどんどと熱くなること間違いなしだと思います。どうぞ皆さん、最後までごゆっくりお楽しみください」
尾崎「OZアカデミーの尾崎魔弓です。すごいじゃん、美央。こんなに。スゲーじゃ〜ん。あんたたち姉妹すごいね。半分は私たちのお陰、半分はあんたたちのお陰でしょ? 今日は美央がきっと歴史に残るような試合をしてくれると思うので、私も負けずに歴史に残るような4wayをしたいと思います。最後まで楽しめよー」
藤本「はい、アイスリボンの藤本つかさです。フーとかやめてください(笑)。(※M.I.O Tシャツじゃなく自分のTシャツを着ていることを周りから指摘されると)Tシャツはちょっと忘れたんですけど、でも聞いてください!(※場内大ブーイング)聞いてください。聞いて! 違うの! これ私だけじゃなくて、本当はここにいる3人全員忘れてて借りてますから! いいとして、美央さん誕生日おめでとう! いよいよ時は来たという感じで、こっちまでドキドキするんですけど、私はタッグで松本都という選手と組むんですけど、まあそれは置いておいて、美央さんのセコンド全力でついて、全力で美央さんを応援したいと思いますので、皆さんぜひ楽しんでいってください。お願いします」
桜花「プロレスリングWAVE代表の桜花由美です。今日の私の試合は誰が考えたのか知らないけれども、後輩から2カウントで負けるみたいな特殊ルールに乗せられて、本当に迷惑極まりない……そんな試合ですが、4団体合同ということで、普段絶対見られないようなカードが目白押しな5試合となっております。ぜひ皆さん、最後まで楽しんでいってください」
各団体の代表の挨拶が終わると、最後に美央が「それでは4団体力を合わせて、精一杯盛り上げて、姉妹対決を歴史に残るようにしたいと思いますので応援よろしくお願いします!」。
第1試合
2.11WAVE後楽園大会で復帰したばかりの水波がOZの加藤と組んで、アイスの藤本&崖のふちの松本と対戦。相変わらず独特ばポーズで握手を求める都に対し、怪訝な表情で握手に応じた水波。すると都が先発を買って出て水波を相対する。
リストロックに捉えた都は、水波の背後に回り込むと両腕を掴んで強引にバレエポーズを取らせる。怒った水波がエルボーを叩き込むが、飛び乗ってお姫様抱っこさせた都は、「終わり!」と宣言すると、藤本を呼び込んでダブルのマンマミーア(=バレリーナのように踊ってからのボディプレス)。
あっさりかわして自爆させた水波は加藤にタッチ。藤本に向かって「お前、足あがってなかったぞ」と言い放った加藤。すると藤本はフライングメイヤーからサッカーボールキック。加藤もサッカーボールキックをお返しすると、もう一発蹴ってから水波を呼び込む。水波がキャメルクラッチに捉えた藤本にローキックを見舞った加藤だが、藤本もカウンターのドロップキックを返す。
加藤をロープに貼り付け、都がエプロンから抑え付けているところに藤本はドロップキック。そこからコーナーに登るが、水波が足を押さえていると、加藤がデッドリードライブで投げ捨て、そこからトレイン攻撃。
加藤はウルトラタイガードロップを発射。藤本もツカドーラ(=カサドーラからの回転エビ固め)から立ち上がってローキックを叩き込む。しかし投げ捨てジャーマンを返した加藤は水波にタッチ。スライディング式のギロチンドロップを連発した水波は、串刺しジャンピングエルボー。
さらに立ち上がろうとする藤本の後頭部にギロチンドロップを落とすと、オクラホマスタンピートを狙ったが、着地した藤本は回転エビ固め。加藤がカットしてトレイン攻撃を狙うが、蹴りで迎撃した藤本は加藤を踏み台にして水波にミサイルキック。
続いて都はシャイニング・ウィザードを発射してブレーンバスターを予告。これを水波があっさり逆に投げると、堪らず藤本が入ってきて合体攻撃を狙うが水波はスピアーで2人まとめてなぎ倒す。逆に加藤が入ってきて都に2人でギロチンドロップを何発も落とすと、水波は都にスピアー。
ハーフダウンの都を何発も蹴っていった加藤だが、背後から藤本がドロップキック。しかしタッチを阻止した加藤はコーナーへ。エプロンから藤本が足止めすると、追いかけていった都がコーナー上で卍固め。体勢が崩れてマットに落ちるが、再びコーナーに登った都はダイビング式のマンマミーヤを投下。
両足をあげて迎撃した加藤はジャーマンで投げるがカウントは2。藤本も背後から加藤を攻撃して都をアシストすると、都と藤本はサンドイッチローキック。そこから都はみやここクラッチ(=外道クラッチ)。カウント2で水波がカットすると、加藤がフロントキック。さらに水波がフロントスープレックスで投げて藤本を排除すると、加藤がベアハッグに捉えた都にダイビング・ギロチンドロップを投下。
さらにコーナーに登った加藤がダメ押しとなるダイビング・ギロチンドロップを投下して3カウントを奪った。試合後、藤本とは握手した加藤と水波だが、都には蹴りを入れ、藤本も都を見捨てて加藤&水波と一緒に引き上げていった。
第2試合
このミクスドタッグマッチは後輩は先輩に、つまり飯田は桜花から、風戸はイサミから2カウントで勝利となる変則ルール。相変わらずハイテンションで握手を求めていく風戸に、パートナーの桜花は苦笑い。するとイサミが先発で出て来るのを見て、桜花が風戸を制して先発か買って出る。
腕の取り合いからヘッドロックに捉えた桜花だが、イサミはヘッドシザースで脱出。ガブっていったイサミだが、桜花は自軍のコーナーに押し込んでいって風戸にタッチ。イサミのドロップキックを自爆させた風戸はアームドラッグから横十字で丸め込む。
カウント2で返したイサミはヒザに低空ドロップキックを叩き込んで飯田にタッチ。イサミとダブルのカウンターエルボーを入れた飯田は「女子プロいくぞー!」とアピールすると、風戸をロープに叩き付け、その反動で吹っ飛ばしてカバー。カウントが2だと「3だろ〜?」とアピールしてからヘアーホイップ。
タッチを受けたイサミも「コノヤロー」と叫びながら風戸をロープに叩き付ける女子プロ技を決めて「3だろ〜?」とアピール。タッチを受けた桜花は飯田とイサミにビッグブーツを叩き込むと、フェースクラッシャーで2人まとめてマットに叩き付ける。
「こうやってやんだよ!」と飯田をロープに叩き付けてカバーした桜花は、2で返されると「3だろ〜?」。さらに飯田の髪の毛を捻り上げて投げていった桜花は風戸にタッチ。チンロックに捉えた風戸はニードロップを落とすと、ショルダーネックブリーカー。続いて桜花が滞空時間の長いボディスラムで叩き付けてから逆エビ固めへ。
ロープに辿り着いた飯田だが、桜花がリング中央に引きずり戻すと、イサミが入ってきてサッカーボールキック。しかし桜花はイサミを場外に追いやると、飯田に串刺し式ビッグブーツ2連発。続いて風戸がエルボースマッシュからカウンターエルボー。変型のアームロックに捉えた風戸だが、飯田はどうにかロープに逃れる。
桜花のブレーンバスターを首固めで切り返した飯田。カウント2取られたら負けとなる桜花は慌ててキックアウト。しかし飯田がコンプリート・ショットを決めると、タッチを受けたイサミがダイビング・クロスボディーから串刺し式ジャンピング・フロントキック。チキンウイング・アームロックに捉えたイサミだが、桜花はどうにかロープに脱出。
エルボー合戦を挑んでいった桜花に対し、イサミはボディにパンチを言っておいてエルボー。桜花もエルボーと言っておいてスネを蹴っていく。だが、イサミは振りかぶると「ボディがガラ空きだ!」と腹パン。
桜花もブレーンバスターを狙ったイサミを逆に投げてから風戸にタッチ。エルボードロップからカバーする風戸。必死に1で返すイサミだが、ソバットからジャンピングソバットを叩き込んだ風戸は、桜花とトレイン攻撃。さらに風戸がブレーンバスターで投げると、ロープに飛び乗って桜花が背面エルボーを投下。
ジャックナイフ式エビ固めで抑え込んだ風戸だが、カウント1で返したイサミはカウンターのドロップキックを返して飯田にタッチ。ブルドッキングヘッドロックから顔面への低空ドロップキックを叩き込んだ飯田は、アンクルホールドに捉える。さらにステップオーバートーホールドとキャメルクラッチの複合技に捉える。
ロープに逃れた風戸は飯田の低空ドロップキックをかわしてカウンターのドロップキック。タッチを受けた桜花はダイビング・クロスボディーからブラディーEX(=クロスアーム式スリーパー+バックブリーカー)。グッタリした飯田に桜花がビッグブーツを叩き込むと、風戸が場外からドロップキック。さらに桜花はバックを取るが、飯田はヨーロピアンクラッチで切り返す。
これをヒップトスで押し潰した桜花だが、飯田も河津落としからグラウンド卍へ。15分が経過し、ストレッチマフラーに切り返した桜花は、そのまま立ち上がると押し潰してカバー。カウント2で返した飯田は逆打ちから腕固め。するとイサミも風戸に飛び付き横十字から六八九(=変型腕固め)へ。
桜花がどうにかロープに逃れると、飯田はまだ立ち上がれない桜花の顔面に低空ドロップキック。さらにロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス。だが、3発目を垂直落下式ブレーンバスターで切り返した桜花。イサミがカウント2でカットすると、残り時間は3分に。イサミと桜花が連続で桜花の股下をくぐると、飯田はヨーロピアンクラッチへ。
カウント1で桜花が何とか返すが、イサミの勇脚(=トラースキック)から飯田がミサイルキック。しかし桜花も飯田にバックドロップを返す。ダブルダウンから桜花が風戸にタッチすると、飯田もイサミにタッチ。エルボー合戦から風戸が串刺し攻撃を狙う。
かわしたイサミはエルボーを叩き込むと、風戸をコーナーの上に乗せて雪崩式フランケン。エビ固めで切り返した風戸だが、後転して立ち上がったイサミはバズソーキックからダイビング・ダブルニードロップを投下。カウント2で桜花がカットすると、イサミの勇脚・斬(=ランニング式勇脚)をかわしたkざとがスライディング式アックスボンバー。
カウント1で返したイサミはジャーマンで投げるがカウントは2。風戸はうまく丸め込んでいくが、辛くもカウント2寸前で返したイサミは卍固めに捉える。しかし、ここで20分時間切れのゴングが鳴った。試合後、イサミと桜花は額をくっつけて睨み合うと、お互いに人差し指を出してシングルマッチをアピールしてから握手を交わした。
第3試合
観客がスマートフォンの光で照らす中、まずはフェアリーマスクを被った石川、関西、そしてフェアリー日本橋のフェアリットファミリーが入場。続いてもち、諸橋と共に入場したアジャは石川に「お前、サイズが合ってない!」と言うと、関西には「お前は本当にそれでいいの? ……悲しいよ」とポツリ。
もちがいつものポーズで握手を求めると、フェアリットファミリーの3人も優雅なポーズで握手に応じる。しかし変なおじさんな諸橋の握手は拒否したフェアリー。するとフェアリーvs.アジャで試合開始。
蝶のようにヒラヒラと舞ったフェアリーは「私は森の妖精フェアリー! お友達になりましょう」と言うが、アジャは突き飛ばして拒否。すると関西も蝶のようにヒラヒラと舞ってから「私も森の妖精ダイナマイト関西! お友達に……」と言ったところで突き飛ばすアジャ。だが、懲りずに石川もヒラヒラと舞ってから「私は森の妖精……」と言ったところでアジャは攻撃。
石川がダウンすると、後ろにもち、前に諸橋を抱えたアジャはそのまま石川の上に投下。もちと諸橋を愛犬を愛でるように撫でたアジャ。気を良くしたもちは石川に対してセクシーポーズを連発。「バレンタイン・フォー・ユー」とアピールするもちだが、石川はマスクを自ら脱ぎ捨てると、もちにボディブローを連打。
続いて関西がスリーパーに捉えると、そこからエルボードロップ。さらにフェアリーがもちの腹の肉を掴んで投げ飛ばす。「お腹はダメだって!」とアピールするもいを容赦なく踏みつけたフェアリーは、なおも腹の肉を掴んで投げ飛ばすと、噛みついていく。怒ったもちは石川に張り手を連打するが、ボディブローを叩き込んだ石川はもちの腹の上に容赦なく乗っかっていく。
だが、もちも関西をロープに叩き付けて体当たりするとレッグクラッチホールド。カウント2で関西が返すと、アジャがダブルハンマーを叩き込んでから空手ポーズ。「30年同期でやってきたけど、今日で終わり!」と言い放つ。
それを聞いた関西は自らマスクを脱ぎ捨て、アジャのラリアットを受け止めてからラリアット。アジャも関西のラリアットを受け止めると、次は相打ちになってダウン。両者タッチして石川と諸橋がリングイン。走り込んできた諸橋をショルダーブロックでなぎ倒した石川はブレーンバスターを狙うが、踏ん張った諸橋は逆に投げていく。
バックを取った諸橋だが、エルボーで逃れた石川はチョークスラム。これを投げて切り返した諸橋はクォーラルボンバー。だが、倒れない石川は追走式ニーリフトからチョークスラムで叩き付けると、ランニング・ニーリフトをお見舞い。
カウント2でアジャともちがカットするが、フェアリーと関西が入ってきて諸橋にトレイン攻撃。さらにフェアリーが魔法の杖で諸橋ともちを投げ飛ばすが、アジャにはまったく通じない。フェアリーがふて腐れると、マスクを被り直した関西が入ってきてアジャを説得。改めてフェアリーが魔法の杖でアジャを投げ飛ばすと、大人になって飛んでいったアジャ。
さらにフェアリーは杖で諸橋のスネを殴打すると、バズソーキックを叩き込む。諸橋も走り込んできたフェアリーにクォーラルボンバーを叩き込む。アジャが一斗缶で関西を殴打すると、もちが石川にテーズプレス。
諸橋がフェアリーを羽交い締めにすると、アジャが一斗缶を振り上げる。フェアリーがかわすと、寸前でストップしたアジャ。そこにフェアリーが魔法をかけると、アジャと諸橋がキス。それを見て思わず「オエー」と嘔吐くフェアリー。それで魔法から解けたアジャが「お前がやらせたんだろうが!」と一斗缶でフェアリーを殴打すると、諸橋が抑え込んで3カウント。
試合後、ゴキゲンなアジャ様は諸橋や関西にも熱烈キスをお見舞いしていった。
第4試合
4団体の代表が推薦した4選手による4wayマッチ。アイスからはつくし、WAVEからは引退が決まっている渋谷、ユニオンからはチェリー、そしてOZからは代表である尾崎自ら出陣。西尾美香に先導されて入場した尾崎に、つくしが「お願いします! すごい美人!」と言いながら握手を求めるが、尾崎が「嫌だよブス」と言うと、表情を一変させたつくしは張り手!
「あとで覚えておけよ」と凄んだ尾崎に、ほかの3人が力比べを要求。イラ立つ尾崎を見てチェリーが尾崎の味方になろうとするが、次の瞬間、つくし、渋谷と一緒に尾崎を攻撃。怒った尾崎はチェリーに「お前、年変わらないだろうが」と詰め寄っていくと、チェリーは「渋谷には何をしてもいいから助けて!」と懇願。
チェリーが渋谷を羽交い締めにして尾崎が攻撃しようとするが、チェリーが手を離して渋谷が迎撃。「渋谷ナイス!」とチェリーは渋谷と合体攻撃を狙うが、尾崎はジャンピング・ネックブリーカーで2人まとめてなぎ倒すと、つくしにはチェーンを巻き付けた手でパンチ。「孫(みたいなもん)だよ!」と吐き捨てた尾崎だが、つくしもコルバタで尾崎を投げるとドロップキックで反撃。
尾崎をロープに貼り付けてロープに飛ぶが、西尾が場外から足をすくって倒すと、場外に引きずり出す。そこから場外乱闘にな雪崩れ込むと、尾崎は裏切ったチェリーを捕まえてテーブルに叩き付けてから、ヒザを押し付ける。
チェリーも尾崎を鉄柱に叩き付けてからリングに戻ると、つくしを捕まえて戻ってきた渋谷とダブルの正拳突きから同時にサソリ固めを決めるクラシックギャルズ殺法。だが、同時ラリアットをかわした尾崎とつくしがスクールボーイで丸め込む。辛くもカウント2で返すと、渋谷が尾崎とつくしにモンゴリアンチョップ。
さらに2人をホイップして叩き付けようとするが、尾崎とつくしはうまく回避して逆に同時に串刺し攻撃。そこから尾崎はつくしを足4の字固めに捉えると、クビにはチェリーが首4の字固め。だが、尾崎はチェリーを場外に投げ捨ててからつくしに腕十字。
すると渋谷が反対側の腕に腕十字。「何だよ、お前ら邪魔だな」と渋谷を場外に投げ捨てた尾崎はつくしに首4の字固め。すると尾崎にチェリーに首4の字固め。さらに渋谷はつくしに逆エビ固め。ここで西尾が乱入してムチ攻撃。さらにコーナーに登っていったチェリーにも西尾がムチ攻撃をお見舞いすると、尾崎が雪崩式ブレーンバスター。
さらにチェリーの上につくしをパワーボムで落とすが、渋谷が尾崎とつくしを場外に追いやってチェリーに攻撃。そこにつくしがドロップキックでと備考が、渋谷がかわす。そこにチェリーは熟女でドーンを叩き込むと、2人まとめて春夜恋(=チェリー式丸め込み)。
尾崎がカットすると、チェリーは熟女でドーンを狙うが、かわした尾崎が掟破りの逆熟女でドーン。つくしも渋谷にアンプリティアー(=変形DDT)を決めるが、渋谷もジャックナイフ式エビ固めを返す。カウント2で返した渋谷につくしはミサイルキックを発射。だが、背後で体勢を低くして待っていた尾崎に躓いて倒れた渋谷を尾崎がエビ固めで丸め込む。西尾もちゃっかり乱入してカットに入れないようにして尾崎が漁夫の利で3カウント。してやったりの表情の尾崎だった。
第5試合
緊張感が張り詰めた状態の中、まずは妹のイオが入場。ハイスピードのベルトを腰に巻き、手にピンクのアーティスト・オブ・スターダムのベルトを持って入場したイオ。世IV虎や岩谷麻優ら平成軍のメンバーがセコンドにつく。Fly to Everwhereワールドチャンピオンのベルトを肩にかけて入場した美央のセコンドには藤本、大畠、尾崎、チェリーがつく。裁くレフェリーは村山大値レフェリー。
試合開始のゴングが鳴っても両者なかなか動かない。睨み合った状態のままゆっくりとリングを回ると、ロックアップしようとするが、なかなかタイミングが合わない。するとイオは一旦場外に出て間を外す。
リングに戻ったイオと額をくっつけて睨み合った美央は、いきなり張り手から首固め。カウント2で返したイオは美央を睨み付ける。組み付いたイオはグラウンドに持ち込むと腕十字の体勢に。美央が防御するとイオはバックに回っていくが、美央は股下から足をすくって倒すとヒザ十字を狙う。
防御したイオは一旦離れる。不適な笑みを浮かべた美央は手四つの力比べへ。イオが下から捻り上げると、ロープに飛ばそうとする。美央が逆にロープに飛ばすが、ロープを掴んでストップしたイオは自らロープに飛ぶと、側転フェイントからドロップキック。
これで美央が場外に出るとイオはトペ・スイシーダを発射。リングに戻ったイオはチキンウインから横十字で丸め込む。カウント2で美央が返すが、イオはボディスラムから逆立ちニードロップを落とす。さらにその場飛びムーンサルトから腕十字を狙う。クラッチした美央は上になるが、イオは下からヒザ十字。
美央はイオの腰を叩いていくが、怒ったイオは立ち上がると美央の背中を何発も叩いていく。不適な笑みを浮かべると美央はエルボーを叩き込むと、イオは硬い表情でエルボー。すると美央は強引にフライングメイヤーで投げてからサッカーボールキック。さらにボディシザースに捉えるが、イオは美央の足を挟んでロックしていく。
さらに美央の右足にダブルニーを落としていったイオは、サッカーボールキックをお返し。美央もニーリフトから619を狙う。イオがかわすと後頭部にバズソーキック。さらにイオをロープに貼り付け、後頭部にジャンピング・フロントキック。ブレーンバスターを狙った美央だが、踏ん張ったイオ。すると美央はハイキックからブレーンバスターで投げていき、そこから得意技の首4の字固めへ。
10分が経過し、自ら反転させた美央はそのまま前転し、ポジションをリング中央に戻す。今度はイオから反転して首を抜くと、クロスフェースに捉えていく。ひっくり返して抑え込んだ美央だがカウントは2。エルボー合戦になると、お互いに一歩も引かず激しい打ち合いに。
そこから飛びヒザを叩き込んだ美央は女郎蜘蛛(=ぶら下がり式首4の字固め)へ。そこからコーナーに登った美央はミサイルキックを発射。かわしたイオはエルボーの連打で美央をロープまで押し込むと、張り手を叩き込む。だが、美央も走り込んできたイオをビッグブーツで迎撃。
両ヒザをマットについたままエルボーを打ち合った両者だが、そこから立ち上がったイオがエルボーを連打。しかしコーナーにホイップされた美央はコーナーに飛び乗って女郎蜘蛛を狙う。これを防御したイオは横のトップロープに飛び乗ってスワンダイブ式ドロップキックで美央を場外に蹴落とす。
コーナー最上段に登ったイオはケブラーダを発射。場外カウント15で美央をリングに戻したイオは、スワンダイブ式ミサイルキックを発射。15分が経過し、イオは619からもう一発スワンダイブ式ミサイルキック。カウント2で返した美央はヘッドバットを返すと、リバース・タイガードライバー。イオも立ち上がったヘッドバットを返すと、ダブルアーム式フェースバスターで叩き付ける。
バックに取り合いから美央がレインメーカー式延髄斬り。しかしイオも返す刀でバズソーキック。ダブルダウンとなるが、立ち上がったイオはコーナーへ。しかし、美央もコーナーに駆け上げると、ヘッドバットから雪崩式パワースラム。そしてエグ蹴り(=顔面蹴り)を叩き込むが、カウントは2。
首4の字固めにいった美央だが、反転して首を抜いたイオはそこからジャーマンで投げる。カウント2で返した美央は張り手を叩き込むが、イオもダルマ式ジャーマンを狙う。ロープを掴んで堪える美央だが、引き剥がしたイオは強引に投げる。カウント2で返した美央だが、イオはムーンサルトプレスを投下すると、ガッチリと抑え込んで3カウント。
エンディング
倒れながらも左腕でガッツポーズを作ったイオ。項垂れる美央だが、勝ち名乗りを受けたイオはマイクを持つと「……3年間、短いようでやっぱり長かったと思います。そう……3年間、今日こうしてこのリングでぶつけたわけだけど、こんなにたくさんのお客さん、そしてたくさんのメディア、マスコミが注目して、まずそんな試合に出来たことがすごいことだと思っています。最初は紫雷姉妹、20人とか30人とか、そんな人数のお客さんの前でやっていた姉妹喧嘩がこんなに、こんなにすごい試合になって…しかも、こんな試合になって、それは全部この場を用意してくれた美央のお陰だと思っています。どうもありがとう!」と言うと正座をしたまま美央に向かって頭を下げた。
さらにイオは「こんなに…こんなにすごい試合になって、見えない壁、壊れましたか? 見えない壁が壊れたんだったらまだまだ続きがあるはず! 私は今日はこれで美央とお別れだとは思ってない! まだまだ、まだまだ全然すごいことが出来るはず。今日はその記念日、そして美央の27歳のバースデー」と言うと、美央は苦笑いしながら「トシ言わなくていいよ」とツッ込む。
笑顔を見せたイオは「相変わらずだね。今日が終わりじゃなくてスタートだと思っているから。今日は美央が主役だから先に帰るけど、また会える日待ってます。ありがとうございました」というと、改めて美央に深々と一礼。美央も妹に素直に頭を下げる。
スターダム勢と一緒にイオが引き上げていくと、美央が「自分の自宅で、自分で計画したバースデーパーティで、主役を取られた気分です。あー、やっぱり逸材は強かったね! あぁ、ただ私のやりたかったことは皆様に伝わったのでしょうか?」と言うと、観客は拍手。それを聞いた美央は「ありがとう! その拍手と声援がめっちゃ嬉しいプレゼントっす! 負けちゃったけど、今日は負けちゃったけど、いろいろ私のやるべき方向性も見えました。これから先、私のやるべきこと5月9日、大阪にてM.I.O興行第2弾! 間違えた3弾だ! これ2弾や。2弾ー! 違う3弾、3弾! ちょっと頭打ち過ぎやで私。はい、3回目です。3回目決定。さらにもう一度ここ新宿FACEで6月16日…あ、19日だ。6月19日! ちょ、本当に私ほよほよしてますね? 大丈夫ですかね? だいじょばない? だいじょばないな。6月19日にまた新宿FACEでやります。はぁ〜、なんだろう……燃え尽きちゃった感がある。若干いま(苦笑)。(※観客から「えー」の声)えーだよな? えーだよなぁ! もっとすっげーこと、この4団体でやらなきゃいけないっすよね、というわけで本日はたくさんの皆さんのご来場、まことにありがとうございました。次の興行は決定しております。なので、来週の月曜の16日にニコニコ生放送にて9時から(※実際は午後7時から)、記者会見をやります。そちらのほうでとてもとても重大な発表がありますので、紫雷姉妹の続き、もといM.I.Oのこれから、いろいろ気になる方はぜひとも見てください。楽しいことやっていきましょう! 本日は皆様ありがとうございました!」と挨拶して大会を締めくくった。
<試合後コメント>
紫雷イオ
——試合を終えての率直な感想を。
「ほんと、試合が始まるまでどんな試合になるか分からないって、ずっとずっと言ってたんですけど、なんか……もっとね、全然…何にも…何にもできなくて、歯痒い思いをして終わるのかなと思ってたんですけど、思ったよりぶつかれて。それですごい反応も…反響もすごくて。あのお客さんたちの顔見て、本当に思ったのは私がやってきた3年間も、美央がやってきた3年間も間違いじゃなかったんだなっていう。最初は2人でデビューして、うまくいかなくて、喧嘩もして、でもお互いに頑張ってきて。お互いが自立して、お互いの道に分かれて、そこでまた歯痒い思いをしたんですけど、今日、この新宿FACEで試合してよかったと思います。そしてその場を用意してくれたのは美央のプロデュースのお陰だから。改めてそれは美央のやってきたことであって、彼女の頑張りっていうのがお客さんたちの顔見て分かりましたね。ほんとに私たち家族の、こんなちっちゃな姉妹喧嘩が、これだけのマスコミさん、パンパンのお客さんにまで伝わって、ほんとにすごい事だと思います。お互いがそれだけ成長したって事ですね。まあ、やっぱり色々すれ違いとかあって、難しい時期もあって、家族にしか分からない色んな思いがあって、埋まらないかなって思ったんですけど……。やっぱり、今まで色んな経験しましたけど、最後に救ってくれるのはプロレスだなって思いました(苦笑)。紫雷イオ・紫雷美央、そしてお姉ちゃん・妹、たぶん全部どれも本物ですね。何も間違いがないし、全部素直な思いでやれたと思うし、それが今日、シングルマッチやったからには、まだまだ…壁を壊すって美央が言ってたから。見えない壁? 見えてんだか見えてないんだか分からないんですけど、壊したなら続きがあるでしょう。まだ私はやりたいこと、今日この日のお陰で新しくテーマが出てきたなって思ってます。今日はこういう、アウエーというか美央の作り上げた場にこうやってきて、新しく自分の可能性というか振り幅というか、新しい試合ができてほんとによかったなって思うんですけど、来週私、ハイスピード…今日持ってきたベルトの防衛戦があって。それはスターダムの後輩とやるので、今日の紫雷イオ、そしてスターダムの紫雷イオってまったく違う、今度は団体プロレスっていうぶつかり合うものっていうよりは、作り上げるものを来週は見せれると思っているので。そっちの紫雷イオも今日来たお客さんには今後注目してほしいなって思いますね。でも今日の試合で、美央の良さも、私の良さも、お互いが見てなかった、お互いのファンの人に伝わったと思うので、良い物が生まれると期待してます。ありがとうございます」
——額がすごく腫れているが……
「ねえ。すごいことになってますね(苦笑)。私もお返ししましたけど、美央のコメントが気になるより、いま美央の額がどうなってるかのほうが気になりますね(笑)。いやー、いいのもらいましたね。でもこれがやっぱ、姉妹だからこその姉妹喧嘩の証なんじゃないですか?(笑)痛い。でも気持ちいい」
——これからも続き、新しいものの具体的なイメージは浮かんでますか?
「う〜ん、なんでもできると思いますよ、ほんとに。なんでもありでしょう。ね? ベルトの防衛戦もあるし、団体対抗戦とか? ね? せっかく4団体だったら、それの代表を名乗れるんだったら、スターダムは今日セコンドにいっぱい、スターダムの選手来てたんで、スターダムの選手はそれぐらいの覚悟ぐらいありますよ。なんでもできるんじゃないですか?」
——今日の時点まで姉妹のタッグはもう一回って言われてもNOだったと思いますが、今の気分だとどうですか?
「今の気分は、私はあると思いますよ。なんでもありですから。面白いですねそれも」
——今日で見えない壁に穴を開けたぐらいの手応えは感じました?
「それは美央に聞きたいね。元々見えない壁があるあるって言ってて、それのその、どの程度の壁かっていうのは、私にはわからなかったので、美央がそれをすごく主張してたので。美央が教えてくれると思います」
——イオ選手は開けるヒントを?
「あったんじゃないですか? はい。もうね、やっぱお客さんの反応が一番すごいですよね。マスコミもそうですけど。それだけ引きがある。求められてる。じゃあ、確かに触らないのはもったいないのかなって、今日お客さんたちの顔見て納得させられました。美央に。はい」
——壁は崩れて広がっていくと思います?
「面白いほうに壊していければいいですよね。あまりにもなんにも無くなってスターダムは団体プロレスを大事にしてるので、誰かれ構わずなあなあで慣れ合いでやっていくのは全然面白くないので。スターダムはやっぱり闘いというのを団体内で見せたうえで、こう団体内でいいものを作っているので。それが良いタイミング、良い条件、良い相手、良い運命めぐり合わせでできるんだったらいいですけど。まあ壁が全く無くなって、もう野放し状態は誰も面白くないので、そこはスターダムの団体プロレスっていうクオリティを保ちながら良い物が、良い交流? ぶつかり合いでもいいし、組み合いでもいいと思うし、それが今日この日をきっかけに始まれば、夢のある話だと思いますね」
——それが始まる手応えを。
「感じてくれたと思いますね。夢のある空間だったと思います」
——3月に8周年大会ありますがそこでもなにか……
「おっ! すっかり忘れてましたね。自分の…そうそう、自分が……周りのことばっかり見てて自分のこと忘れてました。8周年! そうですよ、お客さん50人いるかいないかで始まった紫雷姉妹も8周年を迎えるので。まあでもやっぱり団体を大事にしたいというのは私の中にあるので。スターダムって大会なので。私の自主興行とかそういうものではないので、それはタイミングとかもあるだろうし、でも面白くなっていくっていうものは今日からスタートできるんじゃないかなって予感はします」
紫雷美央
「すごい沢山のメディアの方ありがとうございます。あれですね、どうせだったらタイトルマッチの時もこんぐらいの人数来てほしいなぁ〜! 紫雷姉妹の喧嘩でこんだけ来てくれるんだったら、もっとタイトルマッチの時とかにいらしてくれると嬉しいので、私、次、WAVEさんで新木場大会とかでタイトルマッチあるんで、そちらのほうにも是非是非ね、足を運んでいただけたらと思います。あとは質疑応答かな? はい、どうぞ! ……ねーのかよ!?」
——姉妹対決は終わってみて考えていたものよりも良かった部分と悪かった部分は?
「う〜ん、良くもなく、悪くもなくて、なんだろうな……今回正統派としての紫雷美央としてやったら、負けたと。でも紫雷美央、ヒールとか反則、もっと実はできますっていうのは、今回なんだろうな? あまりにもハードな兄弟喧嘩になりすぎてもっていう心持ちがあって、今回はリングの上でレスラーとしてって思ったところがあって、やっぱり負けてしまいましたので、ほんとにもっと貪欲に勝ちにいった場合には、もっと凶器とかガッツリもってきて、やりたかったな〜っていうのも。でも今回は今回、これはこれで私はスッキリしたので、それに試合としてお客さんも感動して泣いたとか言ってくれる人いたんで、とてもものとしては良かったんじゃないかなと思います」
——試合後リング上で笑みを見せていたと思うが、終わった後姉妹でわかりあえた事とかそういうことがあったということなんでしょうか?
「ん〜? そうっすね、分かったっちゃ分かったぐらいですね。…分かったわけでもないな。なんとなく、『ふ〜ん、そう来ましたか』っていう笑いなんで、別に笑みではない。……笑みじゃないって日本語はおかしいですね。分かった笑いではないですね。あっ、そういう風になったんだな〜って理解したよ〜っていう笑いだったんで、だって私の気持ちが向こうに伝わったかどうかはちょっと分からないんで、はい。そこの気持ちは私、別に(イオには)伝えてはいないんで、はい。分かりあえてはいないんじゃないかなと思います」
——この試合を通じて紫雷姉妹での継続的なビジネスの可能性を見出すという部分はあったと思うが、その答えは出ましたか?
「微妙。私的には微妙です。選手としてはとてもいいんだと思います。……と、いうところで私は止めときます」
——それは先方の会社の問題?
「(スターダム側が)どう出るかだよねっていう。だってさっきのリングで言ってたのは彼女一人の言葉であって、ここからどういう風に誘われるのか、どこでやるの? 何をするの?っていう具体的なものは一切なかったので。そこは何がどう出るかっていうのをやっぱり様子見で〜す。言ってたとおり私は一人で動ききったと思うので、ここまで来て彼女からあれだけの言葉を引き出して、それ以上は向こうからやるか、他の場所がやるか。私は待ちます。で、私は私のやるべきことをします」
——久しぶりに肌を合わせてみていかがでした?
「太ったなって! 体重おもって思っちゃった。びっくりした、持った時。ちょっと重! ちょっと重って思いました。こんなんだったっけ?って、そんぐらいですか。あと元々身体能力高いんで。そうですね、そんなに変化はなかったですね。だって元から天才だから、それ以上に成長したっていうか、技が増えたかなっていうのは予想の範囲内なんで、びっくりしたなっていうのは重かっただけですかね」
——イオ選手が頭突きでものすごいたんこぶができていたが……
「まーじで! 私、余裕〜(笑)。これ余裕〜、なんでかっていうと私、元々なんでかしらないけどここ(=額)の頭蓋骨が分厚いみたいで、アロワナみたいに出っ張ってるんですよ。私GAMIさんの額を割った女なんで、頭突きは強いんですよね。なんでかしらないけど」
——(イオは)ポッコリ出てました。
「ポッコリ出てます? あ〜、ごめんね〜顔で売ってるのにごめんね〜。ごめんよ〜。そうなんだ? あいつそんなにダメージあるんだ? (売店で)ツーショットとかやってたのに」
——今日(M.I.Oの)第3回と第4回の発表がありましたが、このニ大会に関してはイオ選手との試合は組まれない?
「詳細は16日! でさっき時間間違えちゃったんですよ。20時でしたっけ? 8時でした。あれ8時? あれ19時から? 19時じゃね? 8時からM.I.Oが放送される? 8時半から放送か。19時からなんで、今後が気になる方はそちらの記者会見に来てください」
——リング上で言われていた今後のやるべき方向性というのも
「16日!」
——今日の誕生日はよかったでしょうか?
「う〜ん、さっきも言ったけど、自分の家で自分で開いたのに美味しいとこ持ってかれちゃったって感じ?もうお客さんにすごい応援されてて、すごい何? 頑張ってっていう期待感があったのをちょっと裏切ってしまったのがガッカリだなと思いつつも、その紫雷ってものにはとても将来性があるんだなと思いました。うん。その将来がどう運営されていくのかは、どうなのかなって感じですね。もう私は仕事したよ、やりきったよこれ以上私に何をしろというんだまったく。はい、そんな感じです。やりきったわ今日の誕生日」
——実現まで大変だったと思いますが。
「超大変だったわ! どんだけ大変だったと思ってんねん! まったく二転三転して、やるんだかやらないんだか、その割にはなんかやった後には『呼んでくれてありがとう』って、どっちやねんお前! みたいな感じでしたよ、さっきの。ありがとう言うんだったら最初っから素直に出てくれよ、コンチキショウって感じでしたよ。そんな感じです。それが私のひと苦労でした」