スーパー・タイガーが藤田和之戦に向けてムエタイ王者のジムで公開練習!「今の世間に迎合するつもりはない」

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 21日、3月19日に後楽園ホールで行われるリアルジャパンプロレス『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.5』に向けてスーパー・タイガーが公開練習を行った。

 先日の会見で対戦カードが未発表のまま呼ばれたことに対してスーパーは「今年リアルジャパンプロレス15周年。その最初の記者会見でリアルジャパン勢、間下隼人と私の対戦カードがまず第一に決まっていないことが非常に腹立たしいです!昨年9月に藤田和之に敗れ、12月にもその思いをリング上で見せました。そっから正月返上でしっかりトレーニングし、今このプロレス業界の中で藤田和之に挑戦できる人間、誰がいるんですか!間下も覚悟を持って、私も覚悟を持って挑んでいる!この第1回目の2020年、15周年の記者会見、なぜ僕らのカードが決まっていないんですか?!その事自体が非常に腹立たしいです!」と激怒。
 これをリアルジャパンの平井代表が「9月に敗れて王座を失って、次チャンピオンを目指すときには佐山サトルの後継者として、僕も自信を持った形でなってほしいという気持ちが正直ありますけども、今のスーパーの状況ではプロレスラーとしての実力ではまだその場には達していない」と一蹴するが、スーパーは「フロントとして忙しいのは分かりますよ。僕らがどんな気持ちで練習やってるのか!最近見てますか?どれだけの思いを持ってこのリアルジャパン、このストロングスタイルを背負う気持ちでやっているのか!練習一度でも見に来てからそういうこと言ってもらえませんか?そこが非常に腹立たしいです!」と噛み付いていく。
 思いがぶつかる二人に新間寿が割って入り、この日平井代表がスーパー・タイガーの練習を見に行くこととなった。

 スーパーは昨年末より、元NJKFウェルター級&WBCムエタイ日本ウェルター級王者の健太が会長を務める『REON Fighting Sports Gym』に通っており、この日も平井代表が厳しい目で見守るなか健太とともにミット打ちやスパーリングを披露。
 公開練習を終えたスーパーは「強さは色んな種類がありますが、僕が求めているプロレスは骨と骨が軋み合う戦いしか求めてないですし、今の世間に迎合するつもりはさらさらありません。初代タイガーマスクが求めたリアルストロングスタイルをしっかりと披露する。猪木会長が昔言いました、殴ればボクサー以上、蹴ればキックボクサー空手家以上、投げれば柔道家アマチュアレスリング、極めればサンボ柔術よりも、そういったプロレスがこのリングでは求められる。私は藤田和之を皆様をしっかり納得させる形で仕留めてみせます。その思いはずっと変わりません」とベルト奪還への不退転の決意を語る。

 これを聞いた平井代表は「かつて佐山サトル総監は、リアルジャパンに上がる人間はプロレスのリングはもちろんのこと、世界中どこでどのような戦いをしても勝てる人間、その人間がプロレスのリングで試合をする。その戦いをお客様に見せる。これがリアルジャパンなんだと。これが佐山総監の思いなんだと思った時に、スーパー・タイガーがどのような気持ちであがっていくのか、赤裸々な気持ちが先日の記者会見で出た。お二人のスパーリングは私が何年も見ていなかった、このぐらいの練習をしているだろうと思っていたものは拭取されました。格闘家としての戦闘能力は健太会長との出稽古で確実にすごいものになっているというのを私自身実感しました。佐山サトルの一番弟子としての思いは選手もフロントも変わらない。佐山サトルが公の場にも出れない状態で、思いを守るのは間下隼人とスーパー・タイガーしかおりません。健太会長も協力していただいて、スーパー・タイガーに改めて言いたい。すごい練習をするのはわかってます。健太会長がおっしゃっていましたが毎日練習するのは当たり前。リング上で、次藤田和之と闘うとなった時に何をお客様に見せられるか、それでしかない。それが当たり前の前提として、思いは受け止めておりますので、3月19日のマッチメイクを吟味したいと思います」と神妙な面持ちで語った。

 なお間下隼人は将軍岡本の持つUWAアジアパシフィックヘビー級王座に挑むことが決定。試合形式は3WAYマッチとなり、もう一人は前UWAアジア王者であるガンバレ☆プロレスの岩崎孝樹が参戦することとなった。

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