【試合詳細】2・20 新日本プロレス後楽園ホール大会 【NEVER無差別級】鷹木信悟vs石井智宏 【IWGPジュニアタッグ】SHO&YOHvsロッキー・ロメロ&田口隆祐 棚橋弘至&飯伏幸太&ジュース・ロビンソン&デビッドフィンレーvsタマ・トンガ&タンガ・ロア&ジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ

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『NEW JAPAN ROAD』
日程:2020年2月19日(水)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,353人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○辻陽太
7分9秒 逆エビ固め
●ゲイブリアル・キッド

▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
後藤洋央紀/YOSHI-HASHI/ウィル・オスプレイ/●上村優也
11分20秒 ディープインパクト→片エビ固め
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/タイチ/エル・デスペラード/○金丸義信

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
オカダ・カズチカ/矢野通/○コルト・カバナ
9分0秒 スーパー・マン
真壁刀義/●本間朋晃/トーア・ヘナーレ

▼中西学ファイナル後楽園ホールII 10人タッグマッチ 30分1本勝負
中西学/天山広吉/○小島聡/永田裕志/タイガーマスク
10分38秒 ラリアット→片エビ固め
[L.I.J]内藤哲也/●“キング・オブ・ダークネス”EVIL/SANADA/高橋ヒロム/BUSHI

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/飯伏幸太/●ジュース・ロビンソン/デビッドフィンレー
11分20秒 体固め
タマ・トンガ/○タンガ・ロア/ジェイ・ホワイト/バッドラック・ファレ

▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CHAOS/ROPPONGI 3K】○SHO/YOH
26分47秒 STRONG X→片エビ固め
【挑戦者組】田口隆祐/●ロッキー・ロメロ
※王者が2度目の防衛に成功

▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者/L.I.J】○鷹木信悟
27分4秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
【挑戦者/CHAOS】●石井智宏
※王者が初防衛に成功

鷹木が石井との壮絶肉弾戦を制してNEVERを防衛しNJC出陣を宣言!SHO&YOHがロッキー&田口からジュニアタッグを防衛しNJC出場に意欲?!

第1試合


 ゴングが鳴ると手4つからバックの取り合い、リストの取り合い、グラウンドでの足の取り合いからクリーンブレイク。再び向き合ってロックアップから押し込み合っていき、押し込んだキッドがクリーンに離れてみせるが、今度は辻が押し込んで離れ際に張り手。辻がヘッドロックに捕らえるとショルダータックルでなぎ倒し、ヒップトスで叩きつける。
 さらに辻は腰へのエルボーを見舞い、エルボー連打からボディスラム。続けて逆エビ固めを狙うが、キッドは下から蹴り上げて吹き飛ばすとエルボー連打からボディスラムを狙う。辻は着地してチョップ連打からロープに飛ぶが、キッドはカウンターのドロップキック。
 キッドは串刺しエルボー連打からボディスラム。続けて逆片エビ固めに入ると辻は何度も中央に引き戻されながらもロープブレイク。
 キッドは非情なストンピング連打からエルボーで攻め込んでいき、辻がエルボーで反撃すると即座に打ち返し、フルスイングの一撃で辻に膝をつかせる。さらにロープに飛ぶが、辻はカウンターのスピアーを突き刺し、オクラホマスタンピードからどっしりと逆エビ固めへ。キッドがロープに這っていくが、高角度と急角度で交互に腰にダメージを与えていくとキッドも無念のタップ。

第2試合


 赤コーナー側の選手入場が始まった瞬間に上村が猛ダッシュでリングに飛び込みドロップキックで奇襲。さらにみのるにエルボー連打からドロップキックで場外に吹き飛ばすなど大活躍を見せると、解説席のライガーも拳を振り回して大喜び。
 上村はみのるをリングに戻すとレフリーを突き飛ばしながらストンピング、エルボーを打ち続けていくが、上村が周りが見えなくなっていると判断したYOSHI-HASHIがタッチして上村をクールダウンさせる。
 YOSHI-HASHIはみのるのヒザを低空ドロップキックで打ち抜き、デスペラードもフランケンシュタイナーで排除。ロープ際に立つみのるにラリアットを狙うが、みのるはこれをキャッチしてぶら下がり式腕十字。今度は鈴木軍が優勢となる場外戦が展開され、みのるはお返しとばかりにニタニタ笑いながら上村を観客席にまで叩き込み激しくいたぶっていく。
 リングではYOSHI-HASHIとデスペラードが対面し、デスペラードがヒザへのニードロップなどで痛めつけてからタイチ、金丸とともにYOSHI-HASHIのヒザを踏みつけていき、金丸&デスペラードが合体レッグスプレッド。上村をKOして合流したみのるが場外からYOSHI-HASHIをアキレス腱固めで痛めつける。
 タイチとYOSHI-HASHIの対面となると、タイチが「情けねえなあオイ」と吐き捨て、YOSHI-HASHIは怒りの咆哮を上げながら逆水平チョップを連打。タイチは「いって!」と叫んでミドルキックからパンタロンを脱ぎ捨て天翔十字鳳を放つが、YOSHI-HASHIはこれをキャッチしてスピンキック。オスプレイにタッチ。
 オスプレイはヒッピーチェリオから金丸&デスペラードをハンドスプリング式オーバーヘッドキックで蹴散らすと、タイチにサマーソルトキックからの延髄斬り。
ここでオスプレイは後藤にタッチして2人で合体エルボーからその場飛びムーンサルトプレス、後藤がサッカーボールキックと連撃。後藤がタイチに牛殺しを狙うが、タイチがこれを回避してジャンピングハイキック。さらにタイチがアックスボンバーを狙うと後藤がラリアットで迎撃。タイチもジャンピングハイキックでやり返すと両者ダウン。
 金丸と上村となると上村が金丸とショルダータックルで吹き飛ばしてからみのるに一撃。さらにトレイン攻撃から金丸をかんぬきスープレックスで叩きつけるとジャーマンスープレックスを狙っていくが、金丸がかわすとカウンターのドロップキック。ここでみのるとデスペラードが入ってきてトレイン攻撃からデスペラードがスパインバスター、みのると金丸がコンビネーションキックを叩き込み、金丸が逆エビ固め。金丸は“コ”の字になるまで反り上げるが、上村はブレイク。上村は金丸のブレーンバスターを切り返しての首固めで粘りを見せるが、ロープに飛んだところで金丸がカウンターのラリアット。最後はディープインパクトで3カウントを奪った。
 試合後は乱闘となり、みのるが上村をゴッチ式パイルドライバーの形で持ち上げるが、みのるは突き刺すことなく上村を放り捨ててニヤリ。王に歯向かった上村へ格の違いを見せつけた。しかし観衆は大・上村コールで上村を見送った。
 

第3試合


 今日も矢野とカバナが「You Go!!」と出番を押し付けあっていると、オカダが「I Go!!」と先発で出ていく。
 オカダと本間でゴングが鳴るとロックアップで押し込み合い、オカダが押し込んでブレイク。さらにヘッドロックからショルダータックルでオカダが打ち勝つが、本間がカウンターのバックエルボーから小こけしを放つが、オカダは回避して矢野にタッチ。本間もヘナーレにタッチ。
 ヘナーレがハカを舞うと矢野は「怖い怖い怖い!」とコーナーマットを外していき、ヘナーレは矢野をショルダータックルで吹き飛ばす。ヘナーレはエルボー連打からキチンシンクも、矢野はヘナーレの髪を掴んでジグザグ。さらに金具むき出しのコーナーにヘナーレを叩きつけ、カバナにタッチ。
 カバナは「トゥギャザー!」と叫び、矢野とともにそれぞれヘナーレの片手を持ってくるくる踊るようにリストロック。ヘナーレが逆水平チョップで反撃していくとヘナーレがダイビングショルダーで飛んでいくが、矢野が「カバナさん!」と呼びかけるとカバナは「What?」とスタスタ歩いていき、ヘナーレは虚空に向けてダイビングショルダーを放つ形になり自爆。
 オカダとヘナーレの対面となると、オカダはボディスラムからトップロープ越しのローリングセントーン。ヘナーレはボディブロー連打で反撃し、オカダのツームストンパイルドライバーを着地してブレーンバスター。真壁にタッチ。
 真壁はオカダをロープに振ってパワースラム。さらに串刺しラリアットからテンカウントパンチ、ノーザンライトスープレックスを狙うが、オカダが脱出してロープに飛ぶとカウンターのラリアット。真壁はさらにジャーマンスープレックスを狙うが、オカダが振り払うと真壁のラリアットをキャッチしてリバースネックブリーカー。カバナにタッチ。
 カバナは真壁にショルダータックル合戦を挑んでいくが真壁が倒れずに耐えるとバイオニックエルボー。それでも真壁は倒れず吼え、ラリアットで叩き伏せて本間にタッチ。
 本間はカバナにエルボー連打から逆水平チョップ、串刺しエルボーからフェイスクラッシャー。さらに小こけしをヒットさせる。ここで真壁とヘナーレが加勢してトレイン攻撃を見舞い、本間がロケットこけし。さらに本間はボディスラムからコーナーを指差し、こけしを狙っていくが、矢野がカバナを転がして距離を取り、真壁と本間が2人をロープに振っていくが、2人はロープに捕まって「ア~ア~ア~!」と叫んで耐え、ラリアットで突っ込んできた真壁を場外へ落とす。カバナがレフリーの気を引いている間に本間にローブローを入れてスクールボーイに入り、その瞬間にカバナがスーパーマンでフォールして3カウント。

第4試合


 中西のファイナル後楽園ホールその2となるこの試合。
 昨今の事情に配慮してかBUSHIは選手コール時に水を噴かず。
 中西が先発で出ていくが、L.I.Jはたっぷりと間をとって拳を上げて突き合わせる集合ポーズを取り、全員がリングアウト。場内にブーイングと内藤コールが起きると、内藤がリングに転がって入って試合開始。
 中西が手4つを仕掛けると内藤がこれに応じるが、中西のパワーの前に内藤は一瞬で組み伏せられてしまう。ここにヒロムとBUSHIが入ってきてカットし、中西をロープに振っていくが、中西はダブルのショルダータックルで吹き飛ばし、内藤にクロスチョップ。天山にタッチ。
 天山がモンゴリアンチョップ、中西が逆水平チョップからダブルのショルダータックル、天山のヘッドドロップから中西がボディプレス。天山は内藤の股間にヒザを落としてタイガーにタッチ。
 タイガーのミドルキック、天山のモンゴリアンチョップを交互にはなっていき、タイガーがハイキックからタイガードライバーを狙うが、ここにBUSHIがとヒロムが介入。2人をショルダースルーなどでいなしていき、SANADAの突撃をかわしてロープに飛ぶが、下からEVILが足を引いてタイガーを倒し、SANADAが低空ドロップキック。ここで全員入り乱れる場外戦へ。
 リング上では内藤がタイガーを自軍コーナーまで連れ帰りEVILにタッチ。EVILはチョップでタイガーを圧倒すると連続フォールでスタミナを奪っていく。BUSHIにタッチ。
 BUSHIはTシャツを脱いでタイガーの首を絞め、STFに入るが天山がカット。ここでヒロムがものすごく長い溜めのモンゴリアンチョップを天山に放つが内藤に誤爆。天山が本家モンゴリアンチョップを放つとヒロムはガードして我流モンゴリアンチョップを見舞う。SANADAはタイガーをブレーンバスターで叩きつけエルボーを振りかぶるが、タイガーがキャッチしてタイガードライバー。永田にタッチ。
 永田はBUSHI、EVIL、内藤と蹴散らしていき、残るヒロムをロープに振ってフロントスープレックス。SANADAにはミドルキックを連打して串刺しビッグブートからエクスプロイダーを狙う。SANADAが耐えると永田はロープに飛ぶが、SANADAはこれをバックエルボーでカウンターし低空ドロップキック。SANADAはスワンダイブ式の攻撃を狙うが、永田が回避すると足に組付きパラダイスロックを狙う。これを下から蹴り上げて距離を取った永田は組み付いてエクスプロイダー。
 小島とEVILの対面となり、小島がEVILにマシンガンチョップから「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫んでコーナーに上るが、EVILがデッドリードライブで放り捨て、BUSHIとEVILで小島にトレイン攻撃。そしてEVIL以外のL.I.J4人での同時の低空ドロップキックが炸裂し、SANADAとEVILがマジックキラーの体勢へ。これをテンコジが2人でカットし、SANADAへテンコジカッター。そして小島がラリアットを狙っていくが、EVILは顔面ひっかきからニーパッドを外してラリアットを狙うが、これを撃ち落とした小島がコジコジカッター。さらにエルボーパッドを外してラリアットを放つが、これをEVILが担ぎ上げてダークネスフォールズ。最後はEVILがEVILを狙うが、ここで中西がカットに入りアルゼンチンコースターからヘラクレスカッター。さらに場外のL.I.J勢にプランチャで飛んでいくなど怒涛のアシスト。最後は小島がラリアットでEVILを沈めた。

第5試合


 BULLET CLUB勢の奇襲から場外乱闘となる中で試合開始。
 タマ&ロア&ジェイは3人で飯伏を袋叩きにし、G.O.Dがトレイン攻撃を狙うが飯伏がトラースキック、フランケンシュタイナーとそれぞれ蹴散らし、突っ込んでくるジェイにもトップロープ越しのクロスボディ。
 フィンレーとジェイの対面となると、フィンレーがジェイのエルボーをかわして錐揉みエルボー。さらにセカンドロープからの錐揉みエルボーで追撃してPrima Noctaを狙うが、フィンレーがロープ際での邪道の竹刀攻撃に警戒して一瞬動きが止まったところでジェイが突っ込んでトップロープ越しに場外に落とすフロントスープレックス。
 タマとフィンレーの対面となり、タマとジェイは2人でダブルのショルダースルー、ロアとタマがそれぞれトップロープ越しのローリングセントーンを見舞い、ファレにタッチ。
 ファレはロープ際でフィンレーを踏みつけ、タマにタッチ。
 タマはヘッドバッドや顔面ひっかきからジェイにタッチ。
 ジェイはグラウンドでのスリーパーからジグザグ。さらにバックドロップを狙うが、フィンレーが裏投げ式バックブリーカーにつなげると両者タッチ。
 棚橋とタマの対面となり、棚橋がタマにブーメランアタックからフライングフォアアーム。さらにボディスラムでセットしてからセカンドロープに乗っていくが、ここでロアがカット。G.O.Dの2人は棚橋をロープに振っていくが、棚橋はこれを交わすと、飯伏がミサイルキックで2人まとめて吹き飛ばし、ジェイもミドルキックで蹴散らすアシスト。棚橋もファレにドラゴンスクリューを決めるが、背後から忍び寄ったタマがネックブリーカー。ロアにタッチ。
 ロアは「GO!ACE!」とコールを煽りながら串刺しラリアットを見舞い、ブレーンバスターを狙うが、棚橋はツイスト・アンド・シャウトで切り返し、ジュースにタッチ。
 ジュースはロアに串刺しラリアットからキャノンボール。ここに飯伏とフィンレーが飛び込んできてスイープするとジュースがダイビングボディアタック。さらに4人でロアにトレイン攻撃。さらにジュース以外の3人が場外へプランチャで追撃し、ジュースがロアへパルプフリクションを狙うが、ここで邪道が竹刀を持ってジュースに振りかぶる。これはレフリーが必死に竹刀を没収するが、その間にロアはエイプシットの体勢へ。ここでフィンレーが救出に入り、合体フラップジャックからジュースがナックルを決め、パルプフリクションの体勢に入るが、ここでタマが飛び込んできてジュースをベルトで殴打。完全にダウンしたジュースにロアがよろよろと覆いかぶさり、そのまま3カウントが入った。

 さらに試合後にはジュースが飯伏を、ファレが棚橋を羽交い締めにしてリングに上げると、タマがそれぞれをベルトで殴打。さらにロアが飯伏をエイプシットで突き刺し、タマが棚橋にガンスタン。大の字になってダウンする棚橋と飯伏を見下ろしてG.O.Dの2人は勝ち誇った。
 

第6試合


 ロッキーが「SHO!シバクゾコノヤロー!」と叫んでSHOとの対面でゴングが鳴ると、両者エルボーで打ち合っていき、SHOがロッキーのスライディングキックをかわしてヒップトスから腕十字へ。さらにSHOがスクールボーイを狙うとロッキーも腕十字を狙っていくスピーディな攻防から両者タッチ。
 田口とYOHの対面となり、田口が低空タックルで足を取っていくとYOHも腰を落としてバックを取って対抗。さらにリストの取り合いから田口が足を取ってアキレス腱固めからターンオーバーして逆片エビ固めに捕らえるとYOHは余裕を持ってロープブレイク。続けて田口がYOHをロープに振ってなん往復も走らせていくと、YOHも田口と同じく田口を何往復も走らせていくが、田口はスライディングキックからのマンハッタンドロップで追撃し、2人で3Kをコーナーに振り、ランナーコーチャー役を奪い合いながらもトレイン攻撃を決め、空中で尻を合わせて結束を高める。
 そして田口がコーナー上で尻を突き出し、ロッキーがYOHを田口の尻に突っ込ませる。しかしYOHはロッキーをターンバックルブレーンバスターで投げて田口にぶつけて二人にダメージを与えるとSHOにタッチ。
 3Kは2人でロープワークで翻弄し、SHOがスライディングキック。SHOはロッキーにチンロックからロープに振ってキチンシンク、サッカーボールキック。YOHにタッチ。
 ロッキーはYOHに逆水平チョップを見舞っていくが、YOHはかち上げエルボーからボディスラム、エルボードロップ、ニードロップ、フットスタンプ、首4の字固めと猛攻。ロッキーがなんとかロープブレイクすると、YOHは低空ドロップキックで追撃してエルボーも、ロッキーはビンタで反撃。YOHもビンタで返し、串刺しエルボーを狙うが、ロッキーはブートで止めてコーナーからスイングDDT。田口にタッチ。
 田口は飛び込んできたSHOをヒップアタックで吹き飛ばすと、それぞれロープ際に座らせて往復ランニングヒップ。そしてスワンダイブ式ミサイルヒップを放ち、これをYOHにかわされるとそのまま走ってSHOへプランチャ。突っ込んでくるYOHを滾りポーズでトップロープを下げて場外に落とすと、2人まとめてトペ・コンヒーロで吹き飛ばす。さらに田口はYOHをリングに戻してスワンダイブ式のミサイルヒップ。さらにスリーアミーゴスを放っていくが、3発目をYOHがキャッチしてファイナルカットの体勢。これを田口が脱出すると組み付いてDDTで突き刺したYOHはドラゴンスープレックスを狙っていくが、田口が抜け出すと回転エビ固めへ。これを切り返した田口がオーマイ・アンド・ガーアンクルに入り、YOHが暴れると低空ミサイルキック、再びオーマイ・アンド・ガーアンクルで絞り上げる。YOHが暴れるとどどんの体勢に入るが、YOHが逆上がり式で背面着地してファイナルカット。SHOにタッチ。
 SHOは田口に串刺しラリアットから左右のローキックからトラースキック。さらにジャーマンスープレックスを狙っていくが、田口が抜け出してカウンターの延髄斬り。ロッキーにタッチ。
 ロッキーはSHO、YOHをそれぞれフランケンシュタイナーで投げ飛ばすと、それぞれを対角線コーナーに振って往復串刺しラリアットも、さらにYOHを踏み台にしてSHOにジャンピングラリアット、さらにSHOに正調ラリアット。さらにスライスブレッドで叩きつけるがカウントは2。ロッキーはSHOの腕を取ってコーナーに上がり、ヒジへのダイビングニードロップからショルダーアームブリーカーを連発していくが、SHOがこれをスリーパーで切り返す。しかしロッキーはファルコンアローからの腕十字、カットに来たYOHは田口がオーマイ・アンド・ガーアンクルで動きを止める。しかしSHOが体勢を起こして逆にロッキーを腕十字に捕らえていくとロッキーは慌ててロープブレイク。
 4人は2vs2の構図でエルボーを打ち合い、ダブルのヒップアタック、ダブルのジャンピングニーを防ぎ合う展開も、田口とロッキーがダブルのヒップアタックをヒットさせる。ふたたび田口がコーナー上で尻を突き出すと、ロッキーがSHOをモンキーフリップで尻に突っ込ませ、ロッキーが田口の知りを踏み台にスイングDDT、田口がギタってからケツイェ。そして田口のどどんにロッキーがコードブレイカーを合わせる合体技もYOHがギリギリでカット。ロッキーがSHOへスライスブレッドを狙うが、SHOがこれをかわすとジャーマンスープレックス狙い。ロッキーはこれを振り払ってラリアットを狙うが、YOHが飛び込んできてトラースキック。そして田口にダブルのジャンピングニーを叩き込み、SHO&YOHが連携攻撃でロッキーを追い込んでいく。そしてSHOのバッククラッカー、YOHのドロップキックから3Kを宣言。ここに田口が救出に入って2人にエルボーで勝負を挑み、3Kをヒップアタックで切り返すとロッキーがラリアット。これをYOHがドロップキックで蹴散らすと田口がYOHにヒップアタック、SHOが田口にスピアー、YOHがロッキーに延髄斬りを叩き込むと4人ダウンの様相。
 ロッキーとSHOは互いに追走して串刺しラリアット。さらにSHOがラリアットを放つとロッキーはバックスライド、ウラカンラナとフォール技を畳み掛け、さらに「ナカスゾ!」とビンタ。さらに突っ込んでいくが、SHOがカウンターのラリアットを叩き込み、ぶっこ抜きジャーマンスープレックス。これを返されるとSHOはパワーブリーカーも田口がカット。YOHが田口を場外に排除してプランチャで飛んでいくと、SHOがロッキーへショックアローを狙っていくが、ロッキーが昨年10月に魅せた首固めでの切り返しも今度はカウント。ロッキーはノミスギニー、SHOはジャンピングニーを叩き込み、SHOはショックアローを狙う。ロッキーは暴れて脱出して二段階式延髄斬りからジャンピングニーも、これをSHOがキャッチ。ここにYOHが飛び込んできて変形3Kを決めるも田口がギリギリでカット。
 田口とYOHがエルボーで打ち合い、田口がヒップアタックをヒットさせ、SHOがカットに入るがYOHのトラースキックがSHOに誤爆。田口はSHOにもヒップアタックもSHOはこれをキャッチしてジャーマンスープレックス。場外に逃れた田口にYOHがトペ・コンヒーロで追撃。SHOはロッキーをラリアットで叩き伏せ、ショックアロー。ここでYOHがコーナーに上がり、STRONG Xでトドメを刺した。

 試合後、4人はそれぞれ健闘を称え合い、最後は4人で観衆へ向けて手を掲げた。

<試合後コメント>
SHO
「IWGPジュニアタッグのベルトはここにあるぞ。俺たちのところにあるぞ。この2月シリーズが終わったら何がある?次なにある?ニュージャパンカップだろ?優勝者、ベルト挑戦できんだろ?おい、おい!ヘビー級だけなのか?ジュニアの選手はジュニアのシングルのベルトにどう絡めばいいんだ?言っていくことしかねえだろう、こうして。狙ってるぞ、俺たち。2人で。二人とも狙ってんだよ。どっちが先にそっちにチャレンジできるか、そこも戦いなんだよ俺たちの!タッグを組んでチャンピオン。でも俺たちはタッグの中でも戦ってんだ!これが新日本のジュニアだ!」

YOH
「よし!2回目の防衛っすね。ここがヤマだったから。苦手意識があったからね。なんとかキッチリ借りを返せました。このベルト、IWGPジュニアタッグのベルトに興味があるやつ、誰でもいい。いつでもいい。明日でも、明後日でも。常に俺たちはチャンピオンだけど挑戦者のつもりで向かっていくから。このジュニアタッグの価値を、ジュニアの価値を上げてみせます。俺たちはね、ヘビー級に負けていないと思ってる。これからどんどんジュニアの追い上げ、快進撃、追い風、始まりますよ。今日でまた1つ乗り越えられた。強くなった。その相手に、田口さん、ロッキーさんに無限大の感謝っすね。ありがとうございました!」

第7試合


 ゴングが鳴るとロックアップで押し込み合い、石井が押し勝って離れ際にチョップを放つが鷹木はこれを回避。鷹木のチョップも石井は回避して一旦ブレイク。今度はショルダータックルで正面からぶつかり合っていき、両者一歩も引かずにバチンバチンとぶつかり合っていくが、ロープに反動を上手く使った鷹木が石井をなぎ倒す。鷹木はエルボードロップからセントーン、さらにロープチャージしてショルダータックルを狙うが、石井が雄叫びを上げてショルダータックルで鷹木を吹き飛ばす。
 石井はサッカーボールキックを連打し、ヘッドバッドも連打。鷹木もヘッドバッドで変激していくが石井のヘッドバッドの威力が上回る。石井は逆水平チョップを打ち込んでいくが、鷹木は平気な顔を装って余裕をアピールし、逆水平チョップでお返し。両者正面からのチョップ合戦へと発展。開始5分で二人の胸は真っ赤に腫れ上がる。
 鷹木はブレーンバスターでこれを制し、ニードロップからエルボー連打。石井は「来いよこの野郎!」と睨みつけると、両者ゼロ距離でエルボーの速射。これを制した鷹木が石井の頭をペチンと叩いて挑発していくと、石井は鷹木のエルボーを受けてもノーリアクションで鷹木を睨みつけて、一歩ずつ前に進んで詰め寄っていく。石井は渾身のエルボー一発で鷹木をなぎ倒すと、コーナーに押し付けて逆水平チョップとエルボーを交互に打ち込んでいく。コーナーダウンした鷹木の顔面を石井が踏みつけていき、さらに引き起こして串刺しラリアット。さらに石井がラリアットを狙うと、これをキャッチした鷹木が熨斗紙のフェイントからDDT。
 鷹木は石井の顔面を蹴飛ばしていき、お返しの逆水平チョップとエルボーを交互に打ち込んでいくコンビネーション。コーナーダウンした石井へさらにエルボースタンプ連打で追撃。鷹木はさらに石井の顔面を蹴飛ばして「寝てんじゃねーよ!」と叫ぶと石井はすっくと起き上がり、怒涛の逆水平チョップ連打。さらに喉元への手刀に切り替えて何度も打ち込んでいく。さらに石井は串刺しラリアットを狙うが、鷹木はバックエルボーでこれを返して石井をキャッチし、雪崩式のデスバレーボムを狙うが、石井はエプロンに着地。突っ込んでくる鷹木をキャッチしてトップロープ越しの奈落式ブレーンバスターを狙うが、鷹木がエプロンに着地すると石井はエプロンパイルドライバーを狙う。これを耐えて持ち上げた鷹木が「喰らえーッ!」と叫んでエプロンデスバレーボムを敢行。
 石井が場外でダウンする中で鷹木は先にリングに戻ると、レフリーの場外カウントを止めさせて石井をリングに放り込む。
 鷹木は串刺しラリアットからパンピングボンバーを放つが、石井はこれをキャッチしてスリーパー。すると鷹木はそのまま足を前に抜いて後ろに倒れるリバース熨斗紙と呼べる技からスライディングラリアット、熨斗紙と叩きつける。そして鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙っていくが、石井が抵抗するとショートレンジラリアット。石井は2発は耐えるものの3発目で前にヒザから倒れ込んでしまう。
 鷹木はパンピングボンバーを放つが、石井はパワースラムでやり返し、今度は両者バックドロップで叩きつけ合う豪快な意地の張り合い。大ダメージを負った両者がダブルダウンとなるも、先に起きた石井がラリアット。鷹木はこれを倒れずに耐えると、鷹木は「お返した!」とラリアットも、石井もこれを耐える。両者正面からラリアットを打ち合っていき、ふらつきはすれど決して後ろには倒れない意地の張り合い。そして両者追走ラリアットで打ち合い、石井がカウンターのラリアットでこれを制するとパワーボムで叩きつけるが鷹木はキックアウト。
 ならばと石井は鷹木をコーナーに上げて雪崩式ブレーンバスターを狙うが、鷹木はヘッドバッドで石井を突き落とす。しかし石井は下から飛び上がる地対空ロケット頭突き。さらにコーナートップからの雪崩式ブレーンバスター。石井はスライディングラリアットを放つが、鷹木がこれをキャッチしてラスト・オブ・ザ・ドラゴン狙い。石井がこれを振りほどくとレフトハンドラリアットでなぎ倒し、両者額をゴツゴツと突き合わせながら睨み合い、左右のエルボーを乱れ撃つ乱打戦へ。鷹木がこれで石井からダウンを奪うと、強引にMADE IN JAPANで叩きつけるが、石井はこれをキックアウト。鷹木はパンピングボンバーからフォールもカウントは1で石井が帰す。そして「くたばれ!」と放たれた鷹木のラリアットを耐え、お返しのラリアットで鷹木をなぎ倒す。
 石井は鷹木のラリアットを撃ち落としてバックドロップ、さらに鷹木のラリアットを耐えて延髄斬りを見せる。そして石井がスライディングラリアットから雄叫びを上げて垂直落下式ブレーンバスターの体勢に入るが、鷹木が耐えてパイルドライバー。そして鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に入るが、石井も垂直落下式ブレーンバスターを狙う。鷹木はこれを振り払ってパンピングボンバーも石井はラリアットで撃ち落とし、ヘッドバッドからラリアット。鷹木もヘッドバッドから突っ込んでくる石井をキャッチして足をロープに引っ掛けて鷹木式GTR。そして後頭部へのラリアットからパンピングボンバーが炸裂。これを2.9で返されると最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで突き刺してカウント3。死闘に終止符を打った。
 試合後、鷹木にベルトが渡されるが、石井は朦朧とした様子でふらふらと鷹木にエルボーで殴りかかり、その闘志が全く折れて居ない様を見せつけた。辻に付き添われて退場していく石井だったが、何度点灯しようとも決して肩を借りることなく自分の足で歩いて退場していった。

鷹木「おい後楽園!なんとか、なんとかNEVERのベルト守ったぞオイ!それにしても石井の野郎、アイツとことんぶっ飛んでんな!オイ!過激すぎだ!全部強烈で、ホント痛いけど、痛いけど!終わってみれば気持ちのいい痛みだなオイ!……喜ぶな喜ぶな。勘違いするな。俺はそっちの趣味無いからな?!(笑)それはそうと!2・1札幌では、試合後『これがNEVERの戦いだ』『これが俺のプロレスだ』と言った。調子に乗ってもう一つ言っていいか?!オイ!今の魂と魂のぶつかり合い!これがプロレスだ!まだまだこんなもんじゃねえからな?さらに!このベルトの価値を高めてとことん暴れ狂うからな!これからも暴れ龍のごとく駆け上っていくぞ!」

<試合後コメント>
鷹木信悟
「なんだよ。せっかく勝ったってのに前回同様敗者みたいじゃねーか。まあでも前回は試合に勝って勝負に負けたと表現したな。今日はガムシャラでもう訳わかんねーけどよ、試合には勝ったが、胸を張って言える。勝負にも負けてない!ただ恐ろしいよ、あの44歳。強烈すぎるよ。何回も意識が飛びかけた。ただあの野郎の目が死んでなかったから、俺の魂も踏みとどまった。俺にはよ、歴史がないから、この新日本で。後藤と石井はこのベルトを5回も戴冠してるんだろ?だが歴史がない分、1つ1つインパクトを残していくからよ、まだまだやることは山程あるんだ。それと、昨日久々に後楽園に来たら会社の担当が面白いこと言ってたな。『高木選手、ニュージャパンカップ、NEVERのベルトを防衛した場合は出ますか?出ませんか?』……おい、なんだ新日本。選手の意見が通るのかよ。そう聞いたら『意志は尊重する』と言った。でも俺はタイトルマッチに集中してたから、終わったら答えると言った。今答えてやろう!即決!一発のトーナメント、おもしれーじゃねーか!こんな面白いもんこの俺が出ないわけ無いだろう!おい新日本プロレス!令和初のニュージャパンカップ、初出場のこの俺がこのシングルのベルトを持って参加してやるよ!それ相応の面白い相手を一回戦で用意しろよ。それから明日、6人タッグ、わけのわかんない奴らが盗んでいったが、内藤とは違った形で俺は二冠を輝かせるから。6人タッグも必ず明日防衛する!俺の言いたいことは、以上ッ!」

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