【試合詳細】2・15 アイスリボン道場マッチ 雪妃真矢&柊くるみvs世羅りさ&藤田あかね 藤本つかさ&鈴季すずvsトトロさつき&青野未来

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『アイスリボン1024~バレンタインリボン~』
日程:2020年2月15日(土)
開始:18:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:92人

▼シングルマッチ10分1本勝負
○松屋うの
4分54秒 腕ひしぎ十字固め
●バニー及川

▼シングルマッチ10分1本勝負
○テクラ
6分01秒 Death trap choke
●Yappy

▼タッグマッチ15分1本勝負
藤本つかさ/○鈴季すず
13分06秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ
●トトロさつき/青野未来(Beginning)

▼タッグマッチ20分1本勝負
△雪妃真矢/柊くるみ
20分0秒 時間切れ引き分け
世羅りさ/△藤田あかね

雪妃とあかねが決戦を前にタッグ戦で20分フルタイムドロー!チリンチリン封印を宣言したすずがグラン・マエストロ・デ・テキーラで勝利!

第1試合


シングルマッチが続くバニー。この日は過去に2度、フォール勝ちしているうのとの初シングルマッチ。開始と同時にドロップキックの連打に出たバニーだが、これを胸を張って受けて立ったうのは、ストンピング、ロープを走っての踏みつけ攻撃とあっという間に攻守を逆転させてしまう。 カウンターのクロスボディ、スクールボーイと必死に食い下がるバニーだが、うのはそのバニーを腕を狙い、腕十字、さらにロープにバニーの腕をからませて絞り上げたりと冷静に応戦する。最後もバニーがダイビングクロスボディからのヨーロッピアンクラッチ狙いを、逆に下から腕をキャッチしたうのがそのまま反転しての腕ひしぎ十字固めでギブアップ勝ちを飾った。

試合後、バニーは「勝ちたかったです。シングル2連勝したかったです。今週の日曜日にディアナさんでシングルで初勝利しました。大事なことは自分を信じること。試合に負けても自分に負けないこと。この次につなげていきたいと思います。」と語ると、2月24日後楽園大会のカードにまだ未発表の選手がいることに関して「ワクワクの カードに期待 そして勝つ!」と一句。
これに対してうのは「勝ちたかったみたいに言っているけど、バニーちゃんは言い訳が多い。先輩からいただいた言葉を自分の中に刻んでますか?バニーちゃんの中で響いてんのかなっていつも思う。それが響いてないようだったら、変われないし、響いているんだったら、もうとっくに変わっていると思う。もうガンバニー、ガンバニーじゃなくて、頑張ったねって言われたいじゃん。それは自分で気づいて変わることだよね。自分で考えて見つけて変わらないと、変わったって言えないから。」とバニーに語った。

第2試合


昨年8月に長期滞在しスパイダーウォークなど、独特の動きと、味がある落語テイストのトークで会場を沸かせたテクラが、ワールド・アンダーグラウンド・レスリング・チャンピオンのベルトを手に再来日。アイス凱旋第1戦ではYappyとの初シングル戦に臨んだ。パワーで勝るYappyが開始早々、リバース・ジャイアント・スイングでテクラをぶん回すが、ドロップキック連打からキャメルクラッチで反撃に出たテクラは、Yappyとのエルボー合戦でも互角の攻防を展開すると、スパイダーウォークで威嚇してからのバックキックを決めるとスピアでYappyを押し倒し、最後は首四の字を決めながらブリッジして絞め上げる“Death Trap Choke”でギブアップを奪った。

第3試合


2月24日後楽園大会での初シングル戦を行うすずと青野の前哨戦。後楽園大会で“チリンチリンチリン”を封印することを明言したすずは、序盤から藤本とのダブルチリンチリンチリンを狙うが、これを青野がカット。しかもすずのみをカットするという策に出たことで観客のブーイングを浴びる。今回が初道場マッチの青野は藤本に対しても打点の高いドロップキック、さらにサッカーキックの連打を打ち込むなど、気合の入った好ファイトを展開する。すずも負けてはいない。中盤には青野をロープにはりつけての藤本とのチリンチリンチリンからのサンドイッチキックを決めたり、青野とのバックの取り合い、ドロップキックの相打ちと激しい攻防をみせる。最後もすずがウエイト差のあるトトロからグラン・マエストロ・デ・テキーラでカウント3を奪った。

すずに敗れたトトロは「いつもあともう一歩のところで負けるのは、勝てるっていう、余裕をぶっこいてしまうから、そこを衝かれるんだなと思うので、24日、後楽園ホール、でかくて強い同期の有田ひめかと戦います。そこでは最後の最後まで気を抜かずに、完膚なきまでに叩きのめして勝ちます。」と語り、青野は「今日、初めて藤本つかさ選手と対戦できて、とても嬉しかったです。そして鈴季すず選手、私、ブーイングって受けたことがなかったんですけど、今日、すず選手のチリンチリンを阻止したら、すごいブーイングがあって、楽しかったので、気持ち良かったので、後楽園大会でも全力でチリンチリンを阻止したいと思います。なのですずちゃんの愛されているチリンチリンは皆さんの思い出として大切にしてください。後楽園ホール、熱い試合ができるのを楽しみにしています。」と語った。
藤本は「すずがチリンチリンを卒業したいと言ってきたときは私も寂しいなって気持ちはちょっとありました。チリンチリンとすずは一心同体だった。デビュー戦のときからリングで叫んでいたと思うんですけど、すずが何かしら考えていることがあるので、それを尊重して最後、後楽園ホールで大きな声で私もチリンチリンを叫びたいと思います。そして青野未来選手、青野さんからアイスリボンにレギュラー参戦したいと言ってくれたときに、すごい嬉しかった。だけど、まだ青野未来という人となりがわからなかったから、マッチメイクをどうしたらいいかなって、悩んでいたんですよ。今日、初めて対戦してどういう考えなのか、どんなスタイルなのかがわかったので、これからアイスリボンでの青野未来の対戦カードを考えるのが楽しみになりました。これからもアイスリボンに参戦してください。自己主張もどんどんしてね。後楽園もがんばって!でも、すずは…強いよ。」と語った。
そしてすずは「後楽園、自分は絶対にチリンチリンを決めます!」と語ると、チリンチリンを手にすると「チリンチリンがいなくなっても鈴季すずは頑張るからね。(ベルの音)私がいなくても鈴季すずは大丈夫だと言っています。チリンチリン卒業は自分で決めました。ね?(ベルの音)でも本音はやっぱり寂しいですよ。今の鈴季すずはチリンチリンがなくてもやっていけるんで!だから絶対にチリンチリンと叫んでくださいね!(ベルの音)」と涙ながらに語った。
座談会を聞いていた世羅が「すずちゃんを見ていたら、自分もツナトスやっていたときを思い出して…自分もデビュー当時、まぐろで人をぶっ叩いていたんですよ。でも卒業して良かったと思っています。じゃないと新しい自分に出会えなかったし、ハードコアとかデスマッチとか挑戦できてなかった。だから後楽園ホール、無事にチリンチリンって叫んで卒業してください。」とすずに語った。

第4試合


メインは後楽園大会のダブル前哨戦であり、タッグパートナーがそれぞれ対角に立ってのパートナー対決としても注目の一戦。あかねが先発に出ると、雪妃は一度、先発に出るかとみせて、くるみにチェンジ。試合はくるみvsあかねでスタートした。力比べからタックル合戦と、いずれもパワーで勝るくるみが制するも、あかねはくるみのストマックへのフットスタンプをかわすと世羅に交代。くるみも雪妃に代わり、アジュレボ対決へ。激しいロープワークから相手の技をギリギリでかわし合う攻防をみせ、ここで世羅があかねに代わり、雪妃vsあかねの直接対決が実現した。膝蹴り連打でコーナーに詰めた雪妃はストンピングで挑発。あかねは雪妃を場外に落とすと雪妃をひきずり鉄柱へ叩きつける。リングに引き上げるとエルボードロップを決め世羅と交代。世羅が雪妃にカンパーナを決め、再び雪妃vsあかねに。ここでも雪妃は蹴りを連発し、あかねに攻撃させる隙を与えずにくるみに交代。世羅とあかねは2人でくるみをロープに振るが、くるみは2人にクローズラインを決め吹っ飛ばし、あかねのストマックにフットスタンプ。あかねはスイング式ダブルチョップからくるみをグランドに持ち込むが、ここで雪妃がカットに。これに怒ったあかねが雪妃の髪を掴み険悪なムードになるが、そのあかねのバックにくるみが回り、ジャーマン狙いに。こらえるあかねに雪妃がハイキックを狙うが、これをあかねがかわし、くるみに誤爆。世羅が交代し、くるみにゆりかもめ。ロープに逃れたくるみに世羅はダブルニーを狙うが、これはくるみがかわし、世羅にはエプロンから雪妃がハイキックをヒットさせる。世羅はくるみをコーナーにセット。コーナーでの串刺しダブルニーからリバースダブルニーの追撃を決めた世羅だが、くるみはパワースラムから腕十字へ。ロープに逃れた世羅はくるみのラリアットをかわしてのドロップキックからエアーズロックへ。追撃のダイビングダブルニーはくるみがかわし、アシストに入った雪妃が世羅にトラースキック。くるみがラリアットを放つが、世羅はファルコンアローで反撃。くるみが人でなしドライバーを決め、グリップしたままジャーマンを狙うが、これを耐えた世羅はくるみの懐に入ると羅紗鋏。ここで試合は雪妃vsあかねに。蹴りとチョップの攻防からあかねが水車落とし。雪妃はSTOから片羽絞めへ。ロープに逃れたあかねに雪妃は再びグランド技を狙うが、世羅がカット。くるみが世羅を場外に誘う間に、雪妃が串刺しニーからミサイルキックを決め、タイガードライバーを狙うが、これをこらえたあかねがバックドロップ。世羅が倒れた雪妃にダブルニーを決め、あかねがパワースラム。変形バックフリップを狙うが、くるみがカット。雪妃はジャンピングハイキックからバズソーキック。勝負ありかと思ったが、あかねがカウント2でキックアウト。コーナーに上がり雪の結晶を狙う雪妃に、あかねが追いつくと強烈なヘッドバット。高角度パワーボムはカウント2。フラフラの雪妃を引き起こすと変形バックフリップ。カバーに入ったところで20分タイムアップとなった。

試合後、世羅は「20分ドロー、20分って短いですね。もっともっとやりたかったなっていうのが本音です。自分の永遠のライバルの柊くるみ、ここまでやられて、ここまでやったら、後楽園ホールを期待せずにはいられないんですよ、先輩。ただのミクスド3WAYタッグって思っていたけど、やっぱり対角にこいつがいるなら、こいつから勝たないと意味ないなって思いました。だから後楽園ホール、必ずあなたから3カウント取らせてもらって、夫婦タッグの完成形を見せたいと思います。」と語り、これを受けてくるみは「久しぶりに世羅りさと試合をして、やっぱり楽しいなって思いましたね。なんか夫婦の人たちに囲まれていて、1人、独身なんですけどって当たり前ですけどね。やっぱり結婚するといろいろ問題が起こるじゃないですか、でも独身は何もないんですよ。独身は楽しいんですよ。夫婦タッグでいいところを見せる?夫婦の仲をぐちゃぐちゃにさせて、後楽園は独身代表の自分が勝ちたいと思います。」と語った。
そしてICE前哨戦を戦った2人は「前回、前々回とユッキーからは直接ではないにしろ勝っていたので、今日は直接勝って勢いをつけたかったんですけど、20分ドロー…ドローって、たぶん前回、ユキとシングルをして以来で、それによってまた悔しい気持ちが沸いてきたので、今は悔しいと楽しいが入り混じっていますが、久しぶりにバズソー食らったんですけど、あれはダメですわ。あれは痛い。頭揺れるんですよ、マジで。本番はあれを絶対に食らわないように対策を練ってやりたいんですけど、藤本さん、もう来週はいいです。前哨戦、もういいです。(「じゃあ、来週はカードを考えてください。」と藤本に言われ)わかりました。ちょっと2日前にやるとダメージが…逃げみたいになりますけど、万全で勝つための逃げですので。」(あかね)
「20分は短かったですね、このメンバーでやるには。たぶんお互い、そちらも前哨戦、こちらも前哨戦で、お互いに邪魔しないようにしようって意識があったと思うにせよ、(くるみと世羅は)ちょっとやりすぎなんじゃなですか?時間全然足りなかったので。おかげで超楽しみになりました、シングル。2人っきりでぞんぶんにやりましょう。皆様、どちらに期待しているかは知りませんが、私が防衛しますので、あしからず。」(雪妃)と語った。

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