元UFCファイターがスターダムに参戦しジュリアの新ユニットに加入!

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 19日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『スターダム9周年記念日』が行われ、ジュリアが新ユニット“ドンナ・デル・モンド”を結成し、MAKAI所属の朱里とJUST TAP OUT所属の舞華がメンバーとして登場した。

 ジュリアは昨年10月に突然スターダム後楽園ホール大会のリングに現れ入団を表明。この出来事は関係者・ファンらを巻き込んだ大論争を引き起こし、ジュリアは一躍女子プロレス界の時の人となる。
 最終的にジュリアの入団は正式に認められたものの、スターダム内のユニット“TOKYO CYBER SQUAD(以下、TCS)”を率いる木村花は「アンタのその行動で頑張ってる私達が批難を浴びてるの!私達は全然受け入れてませんから!」と激しくジュリアを批判。会見や試合後の路上で殴り合うなど激しい“場外戦”を展開しつつ、昨年12月の後楽園ホールでシングルマッチを実施。
 時間切れ引き分けに終わったこの試合の後に両者は互いを認め合ってグータッチを交わしたものの、今月4日の新日本プロレス東京ドーム大会の第0試合で特別にタッグを組んで出場した際にはチームワークの乱れから敗北し、互いに悪態を吐き合うという良きライバル関係を築いている。

 そしてジュリアはスターダム内での動きを本格化すべく新ユニットの結成を発表し、花へユニット対抗戦を提案。大江戸隊を脱退して一匹狼となっていたアンドラス宮城がジュリアと行動をともにしていたが、今月12日の清水大会でアンドラスが敗れるとジュリアは「お前はさよならだよ」と冷たく突き放す。再びジュリアは1人になったかと思えば14日のJUST TAP OUT後楽園ホール大会に現れ、林下詩美と因縁ある舞華を勧誘するなど当日に向けての期待感を高めていた。

 当日、ジュリアが連れてきたのは舞華と、元UFCファイターの朱里。朱里はTAJIRIの愛弟子としてハッスルでデビューし、その後シュートボクサーとしても闘いつつSMASH、WNCで活躍。その後は総合格闘技に専念し、PANCRASEでストロー級クイーン・オブ・パンクラスを戴冠。さらには2017年にはUFCと契約してUFCで日本人女子として初めて勝利を挙げるという偉業を成し、昨年からは日本プロレス界に復帰。多くの団体で活躍する朱里がまた1つ参戦団体を増やしたこととなる。
 
 試合は、TCSのDEATH山がトリッキーな動きを見せ、レイラが持ち前のタフさや三角飛び式ムーンサルトプレスを見せるなど試合の主導権を握ろうとするが、ジュリアと花が大将同士でバチバチとエルボーやビッグブートの打ち合いを展開しダブルダウンの様相に。
 最後は朱里&舞華が集中攻撃をかけてレイラを潰し、ジュリアがグロリアス・ドライバーでレイラを沈めた。

 マイクを取ったジュリアは「ジュリアのことが、好きで好きでたまらない木村花?今日はアンタが嫌いなハーフをもう1人連れてきちゃったのぉ~!お分かりぃ~?!アンタの嫌がること、もっともっとやってやるから!ゲス女!アンタは私にケンカ売ったから一生オメーにつきまとってやるよ!お前のこと潰すまでな!分かったか!この3人で、アーティストのベルト、狙いに行こうかなあ~?」と勝ち誇る。
 そして、ジュリアは新ユニットの名前を“ドンナ・デル・モンド”であることを口頭で発表するが、イタリア語のため観衆が全く分からず、会場は戸惑いに包まれる。するとジュリアは「あとで皆さん記事とか、Twitterにも書くんで読んでください」と試合後の情報発信にも注意をひきつけた。

 バックステージ戻ったジュリアはユニットについて「ドンナ・デル・モンド!イタリア語で“世界の女達”という意味なんですが、ここには色んな意味が詰まっています」と解説。
 ジュリアはドンナ・デル・モンドのメンバーの条件として「自分がトップに立ってやりたい、のし上がってやりたいという気持ち、ハングリー精神がある、強さに自信がある選手」と語り、世界を知る朱里は新メンバーにうってつけ。
 ジュリアが謙遜からか「自身がユニットリーダーではない」と明かすと、朱里は「『いつでも喰っていいよ』ってことね」と前のめりになり、仲間でもありつつライバルとしても戦っていくことを約束。馴れ合いは絶対にしないと明言しているドンナ・デル・モンド内での切磋琢磨が期待され、今後のスターダムユニット抗争だけではなく、各王座戦線の今後の展開から目が離せない。

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