ビー・プレストリーがWWEへの登龍門の“赤いベルト”に挑戦表明!
21日、大阪府・世界館にて行われたスターダム『GLORY STARS 2019』で、ビー・プレストリーが花月の持つワールド・オブ・スターダム選手権、通称“赤いベルト”への挑戦を表明した。
ワールド・オブ・スターダム選手権の赤いベルトは、第3代・第7代王者が紫雷イオ、第5代王者が宝城カイリ(現:カイリ・セイン)、第6代王者に里村明衣子、第9代王者がトニー・ストームと近年WWEに進出を果たした選手たちが巻いてきた由緒あるベルト。
現王者の花月もスターダムの中核を担うユニット“大江戸隊”のリーダーとして活躍しており、昨年6月の王座戴冠から8度の防衛に成功しているスターダムの現エースとも言える選手だ。
最近は入場時のパフォーマンスとして定着していたダンスを“Queens Quest”との抗争の末に封印させられるなど憂き目にあっていた大江戸隊だったが、この日のセミファイナルでは、木村花がリーダーを務める新ユニット“TOKYO CYBER SQUAD”と対戦。
木村花&レベル・ケルvs花月&アンドラス宮城のタッグマッチで行われたこの試合は、タッグワーク&インサイドワークで勝る大江戸隊が場外戦などで試合を有利に運び、レベルを集中攻撃。これを救出に来た花が宮城と足を止めてのバチバチとした打撃戦に持ち込み、レベルと花月の1vs1の展開を作り出す。
花のアシストを得て持ち前のパワーファイトで花月を圧倒し、旋回式ファルコンアローからチョークスラムで試合を決めにかかるが、花月は空中で毒霧を噴射。視界を奪われたレベルに大江戸コースターを投下し、3カウントを奪った。
試合後、一人リングに残った花月の元へビー・プレストリーが登場して歩み寄り、10ヶ月前トニー・ストームからそのベルトを獲って、バイパーともその赤いベルトをかけて戦いましたね。なんで私じゃないの?花月さん、もしかして……“ビビリ”?この私、ビー・プレストリーは“トップ・ガイジン”!私と赤いベルトをかけて戦いましょう。私はスターダムのトップに立ちたいの」と挑戦を表明。
花月はこれに快く応じて握手をしたかと思いきや前蹴りを入れてビーを滅多打ち。ビーも反撃に転じ、リング上はあわや乱闘騒ぎに。
花月は「おい、ビー!お前大阪でこういうことをやるってことがどういうことか分かってんのか?大阪人全員を敵に回してんだぞ。ここがどこか分かんのか?ここは花月様のホーム、大阪じゃあ!1つだけ言ってやるよ! 赤の王者ナメてんじゃねーぞ。バーカ!」と吐き捨て去っていった。
王座戦を行う日程は未定だが、スターダム内外の強豪選手たちからの挑戦を尽く退けてきた花月を相手にビーがどのような試合を見せるのかに注目したい。