愛媛プロレスが東京ドーム大会に初出場も神奈川県代表に完敗!

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 14日、東京都・東京ドームにて『プロレス戦国時代 群雄割拠其の五~ふるさと祭り東京 日本のまつり・故郷の味~』が行われ、愛媛プロレスが東京ドーム初進出を果たした。

 プロレスリングFREEDOMSの佐々木貴がプロデューサーとなり、日本各地の様々なローカルプロレス団体を集結させるべく旗揚げされた『群雄割拠』。
 その第5回大会は、昨年の第4回大会に引き続き日本全国のお祭りや舞踏、グルメなどが東京ドームに集結するイベント『ふるさと祭り東京 日本のまつり・故郷の味』の中で行われた。
 今回は、プロレスリングFREEDOMS(神奈川県)、プロレスプロモーション道南リング(北海道)、プロレスリングDEWA(山形県)、新潟プロレス(新潟県)、イーグルプロレス(栃木県)、チームでら(愛知県)、愛媛プロレス(愛媛県)、ダブプロレス(広島県)、レアルルチャリブレ(福岡県)、琉球ドラゴンプロレスリング(沖縄県) と、9県+1道から各地を代表するご当地団体が参戦した。

 今回東京ドーム初進出を果たした愛媛プロレスとは、2016年に”愛媛発のご当地団体”として旗揚げされたご当地プロレス団体。キューティエリー・ザ・エヒメ代表のもとで『プロレスで愛媛を元気に!』をスローガンに掲げて活地域に根ざした社会人プロレス団体として成長を続けている。
 愛媛プロレスは2018年の西日本豪雨で被災した愛媛県のために、被災翌日から地元企業である三福グループやネクスポイント、味元サービスの支援のもと1週間毎日被災地へ物資を届け、浸水した家屋の清掃及び撤去作業に従事するなどのボランティア活動を行った。これらの活動が評価され、エリーが愛媛の情報発信や観光イメージ向上を担う70人目の「伊予観光大使(愛称・いよかん大使)」に就任するなど地元住民たちにも愛されている。

 同団体のエースであるライジングHAYATOは現在全日本プロレスに武者修行へ出ており、ゼウス、石川修司、崔領二といった旧三冠ヘビー級王者、新旧世界タッグ王者の強豪たちとのシングルマッチが組まれた『ライジングHAYATO試練の3番勝負』が行われるなど今後の飛躍に期待を持たれている選手だ。

 この日の東京ドーム大会に出場したのは、愛媛でHAYATOとしのぎを削っていた石鎚山太郎&イマバリタオル・マスカラス。キューティーエリー・ザ・エヒメをセコンドに付け、神奈川県代表として出場したFREEDOMSのGENTARO&鎌田直樹と対戦した。
 鎌田と石鎚がバチバチの打撃戦を展開する中、試合の中心となったのはGENTAROとタオルのマッチアップ。体格で劣るタオルがヘッドシザースホイップやブルドッグなどの軽やかな技で攻め立てていくが、GENTAROはじっくりとしたネックロックやシャープシューターといった男臭い無骨な攻撃で圧倒。エリーの色仕掛けにも動じずに冷徹な攻撃を続けていき鎌田も加勢に入って絶望的な状況となるが、ここで石鎚が豪快なラリアットで救出。タオルもヨシタニックを決めて必殺のダイビングタオルアタックを狙っていくが、GENTAROが追いすがって雪崩式サイドスープレックスで投げ捨て、最後はお手本のような美しいバックドロップで叩きつけて試合を決めた。

 終始GENTAROがベテランとしての風格と威厳を見せつける試合となったが、今大会主催者の佐々木貴は、大会のコンセプトとして地方プロレスの活性化と全国の若手選手たちの成長を掲げている。愛媛プロレスの選手たちが一切の心緩無く圧倒して見せたGENTAROの姿から何を感じ取り、どのように成長につなげていくのか期待が持たれる。

 なお、『ふるさと祭り東京 日本のまつり・故郷の味』は東京ドームにて今月19日まで開催される。

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