ガンプロ2.8王子大会 大家&安部vs.翔太&河村、華名vs.アンジェラ、PODvs.小笠原&ゼブラ

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ガンバレ☆プロレス〜第二章 2nd Season〜vol.10 in 王子
日時:2015年2月8日(日)
開場:17:00 開始:17:30
会場:東京・王子Basement MON☆STAR
観衆:123人(超満員)

▼第1試合 Let’s Go!! Bedscene!! 30分1本勝負
浪口修/●タイガーベッドシーン
14分20秒 首固め
洞口義浩/○冨永真一郎

▼第2試合 夢の対決!軍団vs軍団! 〜TOP OF THE SUPER ARMY〜 30分1本勝負
○軍団ひとり
10分59秒 石原返し
●石原軍団マン

▼第3試合 空手 vs 空手チョップ Part2 30分1本勝負
○今成夢人/力
10分20秒 逆片エビ固め
小笠原和彦/●空手ゼブラ

▼第4試合 アルティメットリバースライザップチャンピオンシップ vs エロカワ主義 30分1本勝負
〜ノーカロリー・レコーディング・ダイエット・スーパーファイト〜
●アンジェラ・アミ
10分00秒 華名ロック
○華名

▼第5試合 第参話 EPISODE:3 〜瞬間、心、重ねて Both of You, Dance Like You Want to Win!〜 30分1本勝負
○大家健/安部行洋
17分53秒 炎のスピアー→片エビ固め
翔太/●河村知哉

河村を沈め一矢報いた大家が翔太に一騎打ちを要求!浪口と吉野コータローに因縁勃発
華名に認められたアンジェラ・アミは今成&シバターによるDVD計画へ!

オープニング

2015-2-8ガンプロ王子_オープニング選手入場式ではスーツ姿の大家と共に今成、そして安部がリング上へ。すると安部が自らマイクを掴み「もう迷いはありません! 大家さんと組んでメイン勝ちます!」と言い放つ。続いて大家が「今日は安部と組んであいつらと闘うことに意味があります。俺は安部とのタッグで勝ちたい! 今日は応援よろしくお願いします」と挨拶した。

第1試合

2015-2-8ガンプロ王子_第1試合浪口に愛息から「お父さん、頑張って! 絶対勝てるはずだからガンバレ!」という声援が飛ぶ中、まずはベッシンと冨永が腕の取り合いを展開。ベッシンがリストロックで絞りあげる。冨永もヘッドロックに捉えるに捉えるが、ロープに飛ばしたベッシン。冨永はショルダータックルでなぎ倒すと、洞口にタッチ。
スリーパーに捉えた洞口だが、ベッシンはロープに脱出。エルボーを打っていったベッシンに対し、上背で回す洞口は打ち下ろすようなエルボー。ならばと走り込んでのエルボーを叩き込んだベッシンはボディスラムで叩き付けて浪口にタッチ。

ベッシンとダブルのドロップキックを叩き込むと、場外に落ちた洞口に浪口はプランチャを狙う。だが、セコンドの吉野コータローが邪魔で飛べず「邪魔だよ!」と吐き捨てる。リングに戻った洞口をショルダータックルでなぎ倒した浪口は、もう一度洞口を場外に出すと客席に投げつけようとするが、またも吉野にぶつかってしまう。
「何やってんだよ! 邪魔だ!」と吉野に張り手を見舞った浪口。洞口をリングに戻して抑え付けたところに、ベッシンがハンマーを落とす。さらにスリーパーに捉えたベッシンはエルボー合戦を仕掛けていくが、洞口は張り手で叩き込んでダウンさせると冨永にタッチ。

フラッシング・エルボーを落とした冨永はエルボーから走り込むが、アームドラッグで投げていったベッシンは串刺し攻撃を狙う。これをかわし、コーナーに激突したベッシンの背後からドロップキックを叩き込んだ冨永。さらに洞口がハンマーを落としていくと、浪口が入ろうとする。しかし吉野がレフェリーに止めるように指示すると、浪口は「アイツ、うるせぇな!」と吉野にイラつく。
リング上では洞口がベッシンにニードロップを落としてからボディスラム。逆エビ固めに捉えると、浪口が「助けにいかねぇぞ」とベッシンに激を飛ばす。「来んなコラ!」と叫びながら自力でロープに逃れたベッシン。

「根性見せろ!」と激を飛ばす浪口。するとベッシンは洞口のブレーンバスターを背後に逃れると延髄斬りからランニングエルボーを返して浪口にタッチ。ミサイルキックを発射した浪口は、逆水平チョップと袈裟斬りチョップを連打すると、抗議する吉野に蹴り。吉野もエプロンまであがってくると、洞口が浪口に襲いかかって殴り合い。
そこからスピンキックを叩き込んだ洞口は串刺し式ジャンピングニーからブレーンバスター。そしてビッグブーツを顔面に叩き込んだ洞口だが、浪口もカウント2で返す。ならばと冨永が入ってきて合体式バックドロップで投げてからロープに飛ぶが、浪口はカウンターのドロップキック。

タッチを受けたベッシンがランニングエルボーを連打すると、浪口は控えの洞口にドロップキックを見舞ってそのまま場外へ。リング上では冨永が打点の高いドロップキック。さらにベッシンのドロップキックを自爆させてからJK(=座っている相手の肩をつかみ、ジャンプしてのヒザ蹴り)。カウント2で返してみせたベッシンだが、冨永はさらにバッファロースリーパー。
これも自力でロープに逃れたベッシンは冨永のアッパーカットにエルボーで応戦。すると冨永はナックルパート。ベッシンもエルボースマッシュを返すと串刺し式のバックエルボー。だが、冨永は走り込んできたベッシンを首固めで丸め込んで3カウントを奪った。場外では洞口と一緒に吉野も浪口に襲いかかる。「テメーら生意気なんだよ。上等だ。俺に喧嘩を売ってきたなら、その喧嘩買ってやる」と言ってリング上から手招き。

因縁が勃発した浪口と吉野コータロー吉野と洞口が浪口に殴りかかっていくが、そこに大家が飛び込んできて両者を分けると、その場で3.22王子大会で浪口&ベッシンvs.洞口&吉野を行うことを決定する。だが、その瞬間、浪口が再び吉野に襲いかかり大乱闘。大家が割って入るが、エキサイトした吉野は浪口に向かって「来いよ、オラ!」と挑発。しかし浪口は「おととい来やがれ」と吐き捨てて引き上げていった。

第2試合

2015-2-8ガンプロ王子_第2試合第1試合に出場した冨永がそのままセコンドにつく中、『ロマンティックあげるよ』で入場すると、対する石原軍団マンは舘ひろしの『泣かないで』に乗り、ハットにサングラス姿でブランデーグラスを手に登場。そしてリングに上がると、ハットの中から平日……ではなく、「石原」と書かれた白マスクを被り、着ていたシャツを新崎人生ばりに締まって拝みポーズ。
浪口の愛息を味方につけた石原は「石原ガンバレ」の声援に静かに頷くと、力比べにいこうとするが、なかなかタイミングが合わない。ロックアップからグラウンドに持ち込んだ石原だが、ひとりはヘッドシザースで切り返す。

ヘッドロックにいく石原→ヘッドシザースで切り返すひとりという攻防を何度も繰り返す両者。するとレフェリーが「何回やるんだよ! 4回もやってるよ!」と注意。すると石原はリバースのインディアンデスロックに捉えてから、首のコルセットを取りはずしていく。ひとりの足を痛めつけた石原は、ひとりに場外に出るように指示。
自らも場外に出た石原はリングサイドの女性客に「いい女がいるな」と言いながら詰め寄る。だが、ひとりが石原に攻撃していくと、石原は「女、俺に恥かかせてくれたな! 命(たま)とったる」と言ってイスを手に女性客に殴りかかろうとする。

そこに割って入り、自らの体を犠牲にして女性客を守ったひとりは「俺はどうなってもいい。ただ俺はこの人と一緒に写真を撮ってFacebookでいいねをいっぱいもらうんだ!」と叫ぶ。リングに戻ったひとりは冨永にコーナーポストの緩みを直すように指示すると、石原をブレーンバスターで投げてから、コーナーの冨永にダイビングタッチ。
咄嗟にタッチを受けてしまった冨永はまるでタッグマッチのようにリングインして石原を攻撃。さらにひとりがドロップキックを連打すると、あまりに連発するのでその勢いで当たっていないのに石原は倒れる。石原もチョップで応戦。こちらも当たっていないように見えるが、ひとりは倒れる。

カバーした石原だが、カウントは2。レフェリーに3だと抗議する石原だが、その背後からひとりが急所攻撃。さらにひとりはリング下からイスを持ち込もうとするが、つまづいて転倒。これでレフェリーに見つかってしまうと、とりあえずイスに座って誤魔化す。そこからレフェリーに暴行を働いていき、見ていない隙にイスを石原にパス。
ここでレフェリーが起きてくると、石原は迷った挙げ句、手に持ったイスでひとりを攻撃。さらにイスにひとりの体を絡ませて、まるで技をかけたような状態にさせるが、ひとりはどうにかロープに脱出。すると石原はひとりをコーナーに逆さ吊りにしてから「レスラーとレスラーがぶつかれば交通事故ですよ! もう人間と人間がぶつかれば交通事故ですよ。だから疲れずに勝つ!」と言い出す。

そこにレフェリーをホイップしようとした石原だが、レフェリーが体勢を入れ替えて石原をホイップ。ひとりに激突して交通事故状態となった石原がダウンすると、逆さ吊りになっていたひとりが偶然にも石原の上にずり落ちてきてそのままカバーして3カウント。
するとひとりは石原のマスクを剥ぎ取っていき、その正体が丸山敦であることを明かす。観客の「あ〜」という声の中、マイクを持った丸山は「大変恐縮ですが……石原軍団マン、正体は元香港国際警察の丸山敦です。(※手を顔を覆いながら)私が石原軍団マンとしてこのリングに上がった理由はですね、小学生のときに石原君という人がいて、石ちゃんと呼んでいたんですけど。石ちゃんとはそんな仲良くなくて、仲良くならんままに石ちゃんは高校どこに行ったか分からないし、それから何もないです。石ちゃんがどうにも許せない……そういう理由で石原軍団マンになってしまいました。石ちゃんが許せなかったんです!(涙)」と告白。
マスクを脱いで分かり合った丸山と軍団ひとりなぜかそんな丸山にの気持ちが分かったと、ひとりも自らマスクを脱ぐ。それを見た丸山は「ひとり君、キミまで素顔になるなんて……ひとり君、バカ野郎……」と号泣(?)。ひとりと抱き合ったあと丸山は「私、丸山敦と軍団ひとり君は素顔を晒してしまったので、我々二度とこのリングに上がりません!」とまたも宣言してリングを降りていった……

第3試合

2015-2-8ガンプロ王子_第3試合空手ゼブラはかつて小笠原が変身したゼブラーマン風のマスク姿。すると力と今成がゴング前に奇襲攻撃を仕掛けていき試合開始。場外に出た小笠原は客席に力を叩き付けると、さらに蹴っていく。リング上ではゼブラが今成にサッカーボールキックを連打。
リングに戻った小笠原は今成に手刀を落とす。続いてゼブラがドロップキックからキャメルクラッチに捉える。そこに小笠原が入ってきて今成に蹴りを叩き込む。さらに小笠原はブレーンバスターの体勢からDDTで今成をマットに突き刺す。

防戦一方の今成だが、気合いでゼブラの蹴りを受け止めると、ナックルで反撃。しかしゼブラはミドルキックからスピンキックを叩き込んで小笠原にタッチ。ダブルのミドルキックを叩き込んだ空手コンビ。さらに小笠原が手刀から浴びせ蹴り。するとゼブラが「見てろ、力」と挑発してからスワンダイブ式のセーバーチョップ。
「ふざけんな、コラ!」と激怒する力。今成もカウンターのテーズプレスを返すと、ようやく力にタッチ。怒りのタックルから逆水平チョップを連打した力はブレーンバスター。小笠原がカウント2でカットすると、力は小笠原にも逆水平チョップ。

さらにゼブラにランニングニー3連発を叩き込んだ力は「まだだ!」と叫ぶと逆水平チョップ。だが、かわしたゼブラはボディブローからドロップキックを返して小笠原にタッチ。手刀を落としていった小笠原はハイキックからミドルキック。だが、蹴り脚をキャッチした力はヒザへのエルボーから逆水平チョップ。
小笠原はどうにかゼブラにタッチ。カウンターエルボーからサンセットフリップを落としたゼブラは、その場飛びムーンサルトでカウント2まで追い込むと、ボディブローの連打から串刺し攻撃を狙う。だがフロントキックで迎撃した力はラリアットを叩き込んで今成にタッチ。

串刺しラリアットからブレーンバスターで投げた今成だが、背後から小笠原が手刀。さらに後頭部にハイキックを叩き込む。力が飛び込んでくるが、小笠原はボディへの正拳突きから場外に連れ出す。その間にゼブラはシャイニング袈裟斬りチョップ2連発。どうにかカウント2で返した今成はラリアット。そしてDDTからミドルキックとエルボーでゼブラをなぎ倒す。
立ち上がってきたゼブラにラリアットを叩き込んだ今成が羽交い締めにすると、力がセーナーチョップを投下。そのまま力が小笠原に飛びかかって場外に連れ出すと、リング上では今成がゼブラに逆片エビ固め。ロープに逃れようとするゼブラだが、今成がシャチホコ式で絞め上げるとギブアップ。

敗れた小笠原は「いい加減にしろ! 次ぶっ殺してやるからな!」と捨て台詞を吐いて引き上げていく。マイクを持った今成が「勝ちましたー! ずっと、ずっと勝ち星欲しかったんです。パワー・オブ・ドリームス、本当に勝ち星が欲しいタッグチーム。力さん、今日新年一発目勝ちましたね!」と言うと、力も興奮気味に「はい、新年初めて勝ちました! プロレスラーは負けません!」と絶叫。
そして今成は「皆さん、プロレスでもっとドキドキしたいですよね? ドキドキしたいですよね? プロレスでもっとドキドキしたいですよね? ドキドキしたいですよね? パワー・オブ・ドリームス、もっともっともっとドキドキさせます!」と叫ぶと、最後は2人で「俺たちがパワー・オブ・ドリームス!」と叫んだが、まったく声が揃わないところも彼ららしいところだ。

第4試合

2015-2-8ガンプロ王子_第4試合まずはノーカロリー・レコーディング・ダイエット・スーパーファイトのプロデューサーである今成が、ライザップのCM曲で登場すると、アンジェラ・アミが岡田斗司夫氏の著書である『レコーディングダイエット』に完全に成功したと言い放ち、そのアンジェラを呼び込む。
「62キロ」とコールされたURRCクルーザー級王者のアンジェラだが、観客からは「えー」の声。エロカワ主義を代表して今成がブッキングした華名もメガネ姿で登場。試合前に今成プロデューサーに両者がメガネを返還すると、観客からは「メガネ」コールが起こる。

まずはロックアップからロープに押し込んだ華名だが、ここはクリーンブレイク。腕の取り合いからヘッドロックに捉えた華名。アンジェラもヘッドロックで切り返すが、華名はロープに振って逃れる。しかしアンジェラはショルダータックルで何度もぶつかっていく。それでも倒れない華名は逆にショルダータックルでなぎ倒すと、アンジェラの顔面を蹴っていく。
串刺し攻撃を狙った華名だが、カウンターのショルダーブロックでなぎ倒したアンジェラ。しかし腕を取ってハンマーロックに捉えた華名は羽根折り固めで絞りあげる。クルックヘッドシザースにスイッチした華名は一気に腕十字へ。辛くもロープに逃れたアンジェラだが、華名は「来いや、コラ」と挑発。

気合いの雄叫びをあげながらエルボーで向かっていくアンジェラだが、受け止めた華名は一発のエルボーでダウンさせると、「もっと来いや!」と挑発。アンジェラも必死にエルボーを打っていくが、華名はバックに回ると絡みつくように卍固めを決める。そのままグラウンド卍で丸め込むが、カウントは2。華名の蹴りを胸を突き出して受け止めたアンジェラは張り手からXファクター(=相手の頭を掴んでジャンプして決める開脚式フェースバスター)。
さらに串刺しラリアットからブルドッキングヘッドロック。華名もエルボーを打っていくと、アンジェラもエルボーで応戦。ならばと張り手を叩き込んだ華名に対し、アンジェラも張り手。そこからソバットを叩き込んだ華名は、片膝をついたアンジェラにレッグラリアット。

カウント2で返したアンジェラだが、華名はクロスフェースに捉える。これもロープに逃れたアンジェラだが、華名はコーナーにもたれかかるアンジェラを蹴り飛ばし、引き起こしてなおも蹴り。だが、ハイキックをかわしたアンジェラは串刺しラリアットを狙う。これを腕への前蹴りで迎撃した華名はエルボー。
だが、アンジェラも強烈な張り手を返すと、ロープに飛んだ華名を追走してラリアット。さらにダブルリストアームサルトで投げてからラリアットを狙う。これをかわして顔面にスピンキックを叩き込んだ華名はショルダーネックブリーカー。続くバズソーキックをかわしてスクールボーイで丸め込んだアンジェラは、続けて首固め。

カウント2で返した華名はバックブロー。だが、ブロックしたアンジェラはショートレンジラリアット。カウント2で返されるとスライディング・ラリアットを狙ったアンジェラだが、華名はワキ固めで切り返すと、そこから腕固めにスイッチ。これもどうにか逃れたアンジェラだが、華名はチキンウイング・フェースロック。
しかし、そのまま立ち上がったアンジェラはこれをpわーではね除けると逆さ押さえ込みを狙う。しかし華名も素早くバックを取り返すと、電光石火の胴絞め式チキンウイング・フェースロックに捉えてギブアップを奪った。

試合後、マイクを持った華名は「アンジェラちゃん、アンジェラちゃん! 大丈夫か? 大丈夫か? 誰がやったんや? 大丈夫か? 最初アンジェラとやってくれって言われて、アンジェラって誰やねんって思って、何やねんと思ったけど、こうやって試合してみて……なかなかええやないの! 体格もええし、体格もええし、体格もええし。顔見せぇ! なかなかチャーミングな顔しとるやないか。大丈夫やあんた。エロカワ主義と言ったら私やけど、大丈夫や。アンジェラちゃん、あんたもエロカワ主義の仲間入りや!」とアンジェラを認める発言。
観客から拍手が起こる中、華名は「せやけど、こんなええ体格してて、ええ素材やなのに、お前やろ? プロデューサーよ。うまいこと使ったれよ、コイツをよ! 岡田斗司夫って何やねん! リバウンドしとるやないか!」と、怒りの矛先を今成に向け、岡田斗司夫の著書で殴打した華名は投げ捨てる。

華名はアンジェラに「そういうことや! な? アキちゃんが成長したときにまた闘いましょう」と声をかけて退場。すると今成は「アミちゃん、ごめん! レコーディングダイエットはリバウンドしやすいんだよ」と衝撃発言。観客から「知ってたよ」という声も飛ぶ中、今成が「華名さんが認めてくれた。俺もすごい嬉しいです。でもまだキミでこのガンバレ☆プロレスを盛り上げるプロジェクトを続けたいんだよ、俺! 次のプロジェクト決めたんだ! 次はDVDを作ろうと思うんだよ! 俺も普段映像やってるけど、今回は共同監督を雇っているんだよ。共同監督来て下さい!」と言うと、手持ちのカメラで自撮りしながらシバターが現れる。
今成とシバターによってアンジェラ・アミDVD計画が始動シバターは「どうも皆さん! フジテレビはとくダネ!、TBSはニュースキャスター、いま地上波に引っ張りダコのシバターでーす! 今成さんと2人でお前を日本一のアイドルにしてやる!」と高らかに宣言。そして今成から「いまこの場で次も進もうという気持ちをこのマイクでしゃべってよ!」と言われたアンジェラは「その前にひとことあるんですけど、さっき華名さんが『もう1回対戦しよう、アキちゃん』って言ったけど、私アミなので……。でも今日はすごい悔しかったんですけど、やっぱりまだすぐサボるクセがあるので…レコダイしてみて楽しかったです。もうちょっとやりたいです」と、まさかのレコーディングダイエット継続宣言!

これには今成プロデューサーも「マジか!?」と驚きの表情を隠せない。観客が拍手をして歓迎すると、最後は今成が「皆さん、次回アンジェラ・アミDVDプロジェクトが始まります。皆さん、それまでアミちゃんがレコーディングダイエットで最高の体を仕上げてきますのでよろしくお願いします。それでは皆さん、3、2、1、レッツレコーディーング!」で締めた。

第5試合

2015-2-8ガンプロ王子_第5試合河村は黒Tシャツにジーンズというストリートファイトスタイルで登場。すると翔太と河村は大家と安部がリングインしたところに奇襲攻撃を仕掛けていく。場外乱闘から試合が始まると、河村が大家を客席に叩き付け、翔太は安部をエプロンに叩き付けていく。安部をリングに上げた河村はナックルからロープに飛ぶ。
だが、横から走り込んでエルボーを見舞った安部。河村がサミングを返して翔太にタッチすると、翔太は逆水平チョップから顔面を踏みつける。続いて河村がブレーンバスターで投げると、翔太がサミング。「相変わらずだな」と言いながらロープに足をかけてチョーク攻撃を見舞っていった翔太。

さらにクイックタッチしながら安部の左腕を集中攻撃していった翔太と河村。「どうした先輩」と挑発しながらナックルを叩き込む河村に安部もエルボーを返すが、河村は顔面を踏みつけてから翔太にタッチ。なおも安部の左腕を固めていく翔太だが、安部はロープに逃れる。
低空ブレーンバスターで投げた翔太はロープに飛ばそうとしたが、体勢を入れ替えた安部はドロップキックを返して大家にタッチ。ショルダータックルからボディスラムで叩き付けた大家は、翔太にチョップを叩き込む。だが、場外から河村が足をすくって大家を倒すと、リングに入ってトレイン攻撃。さらに河村と合体ブレーンバスターで投げた翔太は、コブラツイストに捕らえていく。

エプロンから河村が翔太の腕を引っ張って加勢するが、大家は腰投げでどうにか脱出。だが、河村がすかさずキャメルクラッチに捕らえていく。ロープに逃れた大家は、コーナーに大家を貼り付けると、急所に低空ドロップキック。続いて翔太がサミング、コーナーで馬乗りナックル、噛みつきとやりたい放題。
10分が経過し、「こんなもんか?」と挑発しながらチョップを打っていく翔太に大家もエルボーで応戦。ならばとスリーパーに捉えていった翔太。大家が徐々にぐったりしていくと、翔太はブレーンバスターを狙ったが、これは大家が逆に投げていって安部にタッチ。

ドロップキック、エルボースマシュ。開脚式DDTで叩き付けた安部。翔太がロープに飛ばしても安部は場外で足をすくおうとしていた河村にスライディングキック。さらに翔太に飛び付きスイングDDTを決めると串刺し攻撃を狙う。これを蹴りで迎撃した翔太はダイビング・クロスボディー。しかし安部も丸め込みで切り返す。カウント2で返した翔太はブレーンバスターで投げていく。
両者タッチして大家と河村は激しいエルボー合戦に。追走式バックエルボーからランニングエルーでなぎ倒した河村だが、串刺し攻撃を蹴りで迎撃した大家はショルダータックルから串刺し式バックエルボー。さらにカミカゼで叩き付けた大家は、足を踏み鳴らすと炎のスピアーを狙う。

だが、前のめりにダウンした河村は立ち上がってこない。15分が経過し、フラリと立ち上がった河村は「なんだよ!」と絶叫すると、一心不乱に大家に襲いかかり、馬乗りになった殴りかかる。さらに「ムカつくんだよ! ぶっ殺してやる!」と叫ぶと、腹を蹴り上げ、さらにムーンサルトプレスを投下。カウント2で安部がカットするが、翔太が安部を場外に投げ捨てる。
河村は「舐めるなよ!」と叫びながら大家の顔面を蹴り飛ばす。気合いで受け止めて顔をあげる大家だが、なおも顔面を蹴っていった河村は張り手を連打。だが、それでも立ち上がった大家はヘッドバットから張り手を叩き込むと垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返した河にスピアーを狙う大家。

そこに翔太が飛び込んできてトラースキックで迎撃するが、倒れない大家は返す刀で炎のスピアーを翔太にお見舞い。そこに河村がフロントキックを放っていくが、かわした大家は炎のスピアーをお見舞いして3カウント。敗れた河村は大家を突き飛ばすと、近づいてきた翔太も突き飛ばし、発狂しながら引き上げていく。
すると大家は翔太に向かってマイクを使わずに「翔太! 今日、俺は勝った! ガンバレ☆プロレスがプロレス界に、大家健が必要ないなんてな、お前には言わせねぇ! オイ! 翔太、3月22日、俺とシングルマッチで闘え!」と一騎打ちを要求。それを聞いた翔太もマイクを使わずに「やってやるよ。あんたとこの俺がシングルやって、お前自身も、ここに集まっている全員もだ。大家健、そしてガンバレ☆プロレスがもうとっくに限界来てんだよ。これ以上、昔のハードル越えられねえってことを証明してやるよ! 今日は負けた……ああ、俺の負けだ! でもな! 3月のシングルやってやる。絶対に! 大家健、あんたの限界を証明してやる」と受けて立つ。

3・22王子で一騎打ちが決まった大家と翔太大家がその場で3.22王子大会で大家vs.翔太のシングルマッチを決定すると、翔太は「あんたにシングルで負けるほど、おちおちとな無駄な経験積んでねぇんだ、俺だってよ!」と吐き捨てながら引き上げていった。
改めて大家は「今日勝ちました! 生まれてから37年間、物心ついてから周りの人間よりも何で俺は出来ないんだ。ものすごい劣等感あります。今までずっとやってきたはずの後輩の翔太にもあんなふうに言われて、俺は正直悔しいです! 今日、一矢報いました。でも翔太を倒さないことにはダメなんです。ガンバレ☆プロレスは俺が立ち上げたプロレス団体です。そして立ち上げたときからそのコンセプトはまったく変わっていません。俺が、俺たちガンバレ☆プロレスが、プロレスをメジャースポーツする! だからよ、確かに力は足らないかもしれないけど、ガンバレ☆プロレスと大家健が必要ないなんてことはない! それを3月22日、証明してみせます!」と言うと、最後は「いくぞー! ウィアー、ガンバレ☆プロレース!」で締めくくり、最後は今成が歌う『BAD COMMUNICATION』に合わせて安部や力、さらに華名やベッシンもリングに上がって足を踏みならした。

ガンプロ集会

2015-2-8ガンプロ王子_集会大会終了後、エプロンに座った大家健、今成夢人、そして安部行洋で集会を開始。
大家「ガンバレ☆プロレスを立ち上げたときに、一般の人間、一般のレスラーでは考えられないような大風呂敷を俺は広げました。それまで……出来ねぇことばっかなんだよ。なあ? 大学卒業してからある団体に入って半年で辞めて、そん時も差を感じました。そのあとDDT張りました。でも全然うまくいかねぇ。エキシビション何回やってもデビューできねぇ。やっとデビュー出来たと思ったら、初めて勝つのに1年以上かかりました(涙)。あまりにもうまくいかなくて、全部放り投げていなくなったこともあります。ダメだな、ダメだなって思いながら俺は生きてきたよ。でもね逃げてばっかりじゃ何も変わらないでしょ? 安部、お前がDDT辞めて、勇気出して4年間かけて悩んで、ここに参戦してくれた。ハッキリ言って一緒にやってた奴らとは差がついてる。でも! それでも帰ってきてくれた。ありがとう!」
そう言って安部と握手を交わすと、「今成、お前もそうだよな。成功と言えるものはまったく成し遂げられなくて、毎日怒られて、それでも頑張って……なあ? 映画でも作り手側でいいのに、一緒に俺と出て、辛い思いも共感してくれた。ガンバレ☆プロレスも一緒にやってくれてありがとう」と言って大家とも握手。

今成「大家さん、毎日思いますよ。いろいろ近道はないかなって。いろいろ考えます。いろんな本を手に取って、こうしたらもっといいとかあるんですけど、そういうのをいろいろ試してもうまくいかない。けどやっぱり! 最終的に俺の心に残るのは、ガンバレの4文字ですよ! 毎日キツイ、キツイ、キツイ、キツイけど、ガンバレ、ガンバレの4文字が俺たちを奮い立たせます。俺はこのガンプロのリングでやっぱりサクセスしたいです! 皆さんもぜひ俺らがサクセスする様子を見届けてほしいです」
大家「そうだ! そしてな、いかに劣等感感じようよ、どんな本読んだってピンとこねぇ、そんなこと当然だろ! お前はお前なんだよ! 俺は大家健だ! 37年間、大家健の何者でもねぇ! おい、安部。安部、お前だってずーっと安部行洋だよな?」
安部「はい!」
大家「お前以外の何者でもねぇ! 今成夢人、お前だってずーっと今成夢人!」
今成「俺のアイデンティティは俺自身です」
大家「そうだよー!!! そういうことなんだよ、だから! 唯一無二、俺たちは俺たちなんだ! 俺たちが必要ねぇ、なんてことないだろう! なあ? お前らも一人一人、一人一人が唯一無二! 人生の主人公だろうが!」

大家のこの叫びを聞いて、観客から拍手が起こると今成が「その人生にプロレスを観に来ることを選んでくれて、マジ嬉しいっす!」とつぶやく。

大家「だからな、ガンバレ☆プロレス、俺が必要ねぇなんてこともねぇ! 安部、お前も必要あるし、今成、お前も必要ある! そしてここに観に来てくれているファンの皆さん、あなた方もガンバレ☆プロレスに不可欠な人間です! だから俺たちみんなでプロレスをメジャースポーツにするんだ! なあ? なあ? だからな、そういう意味も込めていつものやつで締めるぞ! 立て! いくぞー! ウィアー、ガンバレ☆プロレース!」

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