前十字靭帯断裂を乗り越え角田奈穂が10ヶ月ぶりに復帰しタッグ王座の新設を要求?!

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 6日、東京都・後楽園ホールにてBeginning『Actwres girl‘Z 後楽園ホール大会』が行われ、角田奈穂が約10ヶ月ぶりの復帰戦を行った。

 角田奈穂はBeginning一期生としてアクトレスガールズの中で存在感を発揮していたが、ヒザの不調に悩まされており、今年1月の新木場大会にて前十字靭帯断裂の診断を受けたことを発表し長期欠場へ。
 “以下省略。”というタッグチームを組む本間多恵と欠場前最後のシングル戦を終えた後、角田は「ちゃんと今より頼れる相方になって帰ってくるんで、多恵の横、空けといて下さい」と号泣したが、本間は「経験者として言いますが、必ず治ります!お前の席ちゃんと空けとくから、しっかり治してこい!」と左膝前十字靭帯断裂及び半月板損傷を乗り越えて復帰した経験をもとに激励していた。

 この日は、本間&角田の“以下省略。”が復活し、同じくBeginningの中核を担う堀田祐美子&安納サオリ組と対戦。本間&角田のセコンドには同じく一期生である尾崎妹加がサプライズで登場した。
 試合は角田の復帰を祝福する暖かな空気の中で行われ、角田は顔面ひっかきやタランチュラ式首4の字固めなど持ち前のムーブを繰り出していき、本間は得意の関節技でアシストに徹する。
 しかし堀田は角田へピラミッドドライバーやラリアットを叩き込む堀田なりの祝砲を打ち上げ、最後は安納がジャーマン・スープレックス・ホールドで各田を叩きつけて3カウントを奪った。

 試合前の入場時にはぶっきらぼうに角田へ花束を投げ渡していた安納だが、試合後には涙声で「おかえり」と笑顔で語りかける。観衆からも「おかえり!」の大声援が飛ぶと、角田は感涙しながら歓声に応えた。

 バックステージに戻った角田は「もう緊張しすぎてもう吐きそうになるくらい緊張してたから、正直『あぁ楽しかった』って思えないけど、前回の後楽園に立てなかったのが悔しくて悔しくて仕方なかったので、みんなにこんなに『おかえり!』って言ってもらって、試合終わってから『やっと帰ってきたんだな』って思いました!これからは多恵みたいに怪我してたことを感じさせないくらいになって、ベルトに挑戦できるような、団体を引っ張っていけるような、そんな力強い先輩になりたいなって思います」と語り笑顔。
 すると本間は「角田が戻ってきたらちょっと会社に言いたいことがありまして、AWGのタッグベルトも作ってもらいたいなと。角田奈穂の第二章もそうですけど、以下省略。の第二章もということで、是非、タッグベルト!AWGで作ってもらいたいと思います!」と団体にタッグ王座の新設を要求すると、角田も「はい!ベルト獲りま~す!」と笑顔で応えた。

 Beginning(アクトレスガールズ)は2015年の旗揚げ以降、独自のベルトを持たずに活動していたが、昨年AWGシングル王座を創設するとシングル戦線が活発化し、選手たちが目覚ましい成長を遂げた。
 団体独自のタッグ王座が創設されればタッグ戦線も活性化することが見込まれ、今後の動向に注目が集まる。

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