“浪華の不死鳥”高瀬みゆきがAWGシングル王座を獲得し“RIZINファイター”堀田祐美子を挑戦者に指名?!
6日、東京都・後楽園ホールにてBeginning『Actwres girl‘Z 後楽園ホール大会』が行われ、高瀬みゆきがAWGシングル王座を戴冠した。
AWGシングル王座とは、Beginningのシングルマッチ最強の証であり、王者に与えられるベルト&トロフィー&ティアラはアクセサリーメーカー『THE KISS』がデザインしたことが話題を呼んだ。
昨年11月に初代王者決定トーナメントを制した安納サオリが戴冠し、約9ヶ月間にわたって長期防衛し続けたものの、今年8月にWRESTLE-1所属の“筋肉アイドル”才木玲佳に敗れて王座陥落。
しかし、才木は戴冠から約2週間後の試合中に有田ひめかが繰り出した秋山準直伝のジャンピングニーで敗北。この試合で『右側下顎角部骨折』と診断され現在も復帰が叶わぬほどの長期欠場となってしまったことから同王座を返上していた。
そしてこの日は新王者決定トーナメントを勝ち抜いた高瀬みゆきvs有田ひめかのシングル戦が行われることとなった。
高瀬と有田はタッグパートナーでもあり、共に第4代BEYOND THE SEA TAG TEAM王座(SEAdLINNNGタッグ王座)を戴冠するなど実績ある実力者。
パワーファイターを標榜する2人の試合は、序盤からタックルやラリアットが乱れ飛ぶ肉弾戦となり、体格で勝る有田が逆エビ固めやジャンピング・ニーなどで高瀬を追い込んでいき高瀬がダウンする場面も見られた。
しかし高瀬は持ち前のガッツで不死鳥のように蘇り、リッキー・フジ公認のカミカゼからのダイビングギロチンドロップと猛追。有田もパワーボムなどの大技を解禁していくが、高瀬は気迫のヘッドバッドを連発し、えびす落としからラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。
試合後、マイクを取った高瀬は「私は団体を変えたくて変えたくて変えたくて、ベルトどころじゃないって思ってました!でもアクトレスガールズが、シングルマッチで、このリングで、お客さんが喜んでくれる試合をすること、この頂点にこのベルトがあることに意味があるんやなって今思いました!私は、別に団体に推されてたわけでもないし、なんかめちゃアイドル性があるわけでもないし、ほんとはしんどいことも痛いことも嫌いだけど、ここのメンバーが好きだから一緒に頑張ってみよう必死に頑張ってたら、みなさんが私を応援してくれて、団体に、高瀬みゆきの存在を、気づかせてくれて、ここまで!ここまで来ることができました~!」と喜びを爆発させる。
そして、プレイングマネージャーである堀田祐美子がリングへ祝福に上がってくると、「堀田さん、あなたとの勝負もまだ終わってませんので。よろしくお願いします。堀田さんも巻きたいんじゃないですか?」とニヤリ。王座戦をほのめかされた堀田は笑顔で高瀬と握手を交わした。
バックステージに戻った高瀬は、防衛戦の相手として、前々王者である安納サオリ、Color’sのトップであるSAKI、そして堀田祐美子の名を挙げ、「エゴを通していいならその3人!早速挑戦してほしいですね!……堀田さんは(ベルトを)巻けるんですかね?(笑)長さ的に(笑)」とジョークを交えて語るなど早くも王者としての風格を垣間見せた。