“一戦入魂ハートファイター”青野未来が三冠王に挑戦も敗北し涙!「私はもっと色んなプロレスを知らなきゃいけない」

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 6日、東京都・新木場1stRINGにてアクトレスガールズ『ACT55 新木場大会』が開催され、SAKIが青野未来を下してAWGシングル王座の3度目の防衛に成功した。

 Actwres girl‘Zは『女優によるプロレス団体』をコンセプトに所属選手を“アクトレスガールズ”と呼称して2015年に旗揚げされ、現在はほぼ全ての女子団体にアクトレスガールズが参戦するほどに勢力を拡大しながら “Beginning”と“Color’s”の2ブランドを展開中。
 さらに、元オリンピックスノーボーダーの成田童夢さんが総合監修を務める”女優達がリング上で演じて闘い、個性を発揮し様々なパフォーマンスを繰り広げるステージ”『Action RING Girl’s』(通称『アクトリング』)もスタートさせるなど多方面に活躍の場を広げている。

 現在、アクトレスガールズの至宝たるAWGシングル王座はColor’sのトップであるSAKIが保有。さらにSAKIはホームのColor’sベルト、WAVEのタッグ王座も保有する女子三冠王として君臨している。
そしてこの日のメインイベントではAWGタッグ王者である青野未来が二冠を狙ってSAKIに挑戦した。

 SAKIは周りに合わせて一歩引いてしまうという控えめな性格である青野を“かわいくていい子”と評し、「それを崩した青野未来が見たい」として内なる青野を引き出そうと執拗に顔面を集中攻撃。
 この日の青野は普段は見せない場外でのボディスラムやサッカーボールキックなども繰り出し、SAKIの必殺技であるカワイルドニードロップを封じるべく徹底した足攻めを敢行。ロープに振られたSAKIが足のダメージから走れず倒れ込んでしまうと、青野はラリアット、サッカーボールキック、ジャーマン・スープレックスと得意のパワーファイトで畳み掛けるが、ダウンしたSAKIへ放ったスライディング・ラリアットをキャッチされ、SAKIがガッチリとクロスフェイスに捕らえると青野は即座にタップ。

 貫禄の防衛を果たしたSAKIは、「いままで振られ続けてきましたけど、今日で未来ちゃんの心は私のものになった」と自信を見せ、青野の持つタッグ王座に挑戦することを提案するも、先約があったため青野は「ごめんなさい」と却下。
 真っ向から振られた形になったSAKIはガックリとうなだれ、普段よりローテンションで大会を締めた。

 バックステージに戻ったSAKIは「私的には今日未来ちゃんはかわいいだけじゃなかったので。それはなんか失礼な言い方ですけど。やっぱ私といたらもっともっと違う未来ちゃんを引き出します。是非、Color’s入り、是非前向きにご検討ください」と青野を諦めていない旨を熱弁。


 一方の青野は「最後タップアウトしちゃったんですけど、その直前まで『行ける!』って思ってやってました。あと一歩って思ってたんですけど、終わってみるとちょっと、遠いですね。“あとちょっと”が遠く感じます。SAKIさんと闘って思ったのは、すごい巧みで、切り返し方とか私が知らないことをいっぱい知ってる。だから私はもっと色んなプロレスを知らなきゃいけないなってことをすごく感じました」と静かに涙を流しながら胸中を淡々を語った。

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