【試合詳細】10・5 WAVE新木場大会 【Regina】彩羽匠vs水波綾 志田光&朱里vs宮崎有妃&旧姓・広田さくら 高瀬みゆきvs野崎渚

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『Saturday Night Fever '19 Oct.』
日程:2019年10月5日(土)
開始:18:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:158人

▼ヤングwave 20分1本勝負
○優宇(EVE)/笹村あやめ(2AW)
10分28秒 ラストライド→体固め
●HIRO'e/Maria(Marvelous)

▼チャレンジwave 15分1本勝負
○桜花由美
9分15秒 ビッグブーツ→片エビ固め
●神童ミコト(Marvelous)

▼Future wave 15分1本勝負
○高瀬みゆき(Beginning)
7分49秒 ラリアット→片エビ固め
●野崎渚

▼アブノーマルwave 20分1本勝負
志田光(魔界/AEW)/○朱里(魔界)
15分32秒 腕固め
[奇跡]●宮崎有妃/旧姓・広田さくら

▼Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合 30分1本勝負
【王者】○彩羽匠(Marvelous)
17分20秒 ランニングスリー→体固め
【挑戦者】●水波綾
※第14代王者が3度目の防衛に成功

彩羽が水波からReginaを防衛しV3!宮崎が挑戦者決定Tを差し置き挑戦名乗り!志田&朱里がタッグ王者組に激勝!桜花が仙女Jr.王者の神童から貫禄勝利

第1試合


生意気なキャラがかぶっているHIRO’eとMaria。9・21新木場でのシングル対決を見た桜花由美が、社長権限で2人のタッグをマッチメークしたのだが……2人はスタートから先発をめぐって口論に。待ちきれない優宇&笹村あやめ組が突っ込み試合がはじまった。
開始早々、笹村はMariaを捕まえボディースラム。続く優宇は逆水平チョップをお見舞い。串刺しバックエルボー、巴投げからの腕十字を狙う。これはHIRO’eが助けに入る。
劣勢のMariaだったが、笹村にドロップキックを放って、不満そうにHIRO’eとタッチ。HIRO’eは串刺しスピア、ブレーンバスターで反撃にかかる。笹村もドロップキックで応戦していくと、その勢いで吹っ飛ばされたHIRO’eとMariaが交代。
前半戦の借りを返したいMariaは笹村にワキ固め→腕十字→三角締め。だが、笹村は叩き付けて脱出。続く優宇が逆水平チョップ、サイドバスター、セントーンで逆襲に出る。
優宇の逆水平チョップをかいくぐったMariaがエルボーで応戦。ラリーとなる。一進一退。ならばと優宇は再び逆水平チョップ。Mariaもその場ドロップキックでやり返す。ロープに走るMariaだったが、HIRO’eが勝手にチェンジ。ミサイル弾を放って行く。チンクラッシャーからサクラ落としへ。カウント2。
今度はバックを取るHIRO’e。踏ん張る優宇。見かねたMariaがドロップキックでアシストに入るが、優宇にかわされHIRO’eに誤爆。これで孤立したHIRO’eがトレイン攻撃の餌食となる。ここからラストライドを狙う優宇だったが、HIRO’eがカサドーラ、ヒロギョプサルに切り返す。いずれもカウント2止まり。スピアもカウント2。走るHIRO’eに優宇がカウンターの払い腰。ラストライドにつなげて3カウントを奪った。

第2試合


桜花由美は第2試合でセンダイガールズワールドジュニアチャンピオンの神童ミコト(マーベラス)と対戦。試合は神童がドロップキックの連発で奇襲を仕掛ける。
受けきった桜花がキックアウトし、滞空時間の長いボディースラムで反撃。すぐにエルボードロップを放つが、これは神童もかわしてドロップキックを連発する。神童のボディースラムはカウント2。
エルボー合戦から神童が走る。桜花が追走して体当たり。エルボーアタックでカウント2。流れが変わり、桜花が逆エビ固めで捕獲する。ブーイングを飛ばす観客に見せつけるように、神童をロープに張り付ける桜花。そして串刺しビッグブーツで追い打ちをかける。続くダイビング・サンマドロップをキックアウトされるとクロスフェースへ。
神童がエスケープすると、その背中に桜花がダブルニードロップを投下。串刺し攻撃を狙うが、これをかわす神童。なんとかドロップキックにつなげていく。カウント2。
神童の回転エビ固め、スクールボーイはカウント2止まり。低空ドロップキックから押さえ込みを連発していく。いずれもカウント2。ならばと桜花のブレーンバスターを首固めに切り返した神童。ビッグブーツもかいくぐりスクールボーイ。すぐに走るも桜花がカウンターのビッグブーツ。クロスアーム式DDT、カカト落としと猛攻。最後はビッグブーツでトドメを刺した。

第3試合


waveでは2018年3・18大阪以来のシングル。ゴングと同時に会場は野崎コールとみゆきコールに二分される。手四つの力比べからリストロックの取りあいに。高瀬がドロップキックからダイヤル固めへ。野崎もダイヤル固めでお返し。キックアウトされるとドルミルへ。
なんとか脱出した高瀬が串刺しラリアット、セカンドからのエルボーアタックで反撃。すぐに野崎もその場ドロップキック、串刺しビッグブーツでやり返す。続いておしゃれキックの体勢。これを高瀬がアンクルホールドに切り返す。
今度はエルボー合戦。そこから高瀬が逆水平チョップを連発。走る高瀬をかわして、野崎がビッグブーツ。一方、高瀬はパワースラムでやり返す。そしてカミカゼからのギロチンドロップでカウント2。
野崎はリバースおしゃれキック、ビッグブーツでカウント2。さらにフェースバスターからダブルニーアタックを投下。キックアウトされると走る野崎。ノアールランサーの体勢に入るが、高瀬がラリアットで阻止。そこから強引に押さえ込んで3カウントが入った。

第4試合


9・21新木場でシングル対決をおこなった宮崎有妃と志田光。試合後、宮崎が「お前の唯一の友達つれてこいよ」と言ったことで組まれた、奇跡VS志田&朱里。だが、志田が連れてきたのは救世忍者乱丸だった!?

広田「本当に親友は乱丸でいいの? 本当にいいのか?」
志田「そう言われるとちょっと違う……」
広田「だってよ。間違えちゃったんだって」

このやりとりを聞いた乱丸が悲しそうに退場し、志田の入場からやり直しとなる。今度は朱里と一緒に登場した志田。
すると広田は「何事もなかったかのように出て来てんじゃねーよ。セミファイナル! セミファイナルでこのメンバーだよ!? 20分1本勝負ってどういうことだよ。20分で足りるわけねーだろ。無制限1本勝負に変更だ! 時間ものびたことだし、タイトルマッチにしようぜ、アメリカに持って行けばいいじゃないかー」と叫ぶも、志田が「いらないって言ってるだろ。面倒くさくなる」と奇襲をしかけてゴング。
いきなり劣勢となった広田が「4日前に感動的なシーンがあったじゃないか。今日もサプライズのビデオ、用意してるから」と助けを求める。思わず志田がスクリーンの方向を見るも、今大会ではスクリーンは設置されておらず。この隙に広田がスクールボーイ。カウント2。
流れが変わり、宮崎VS朱里へ。宮崎のビッグヒップが決まる。続いて広田のフェースクラッシャーが決まり、「おい朱里、7年ぶりのリングでの遭遇だな。それから時間が経ちまして、私もいろいろネタが……いや技が増えまして、高田純次がいいか、三点倒立でもいいし、ロープ渡りやってもいいし、何がやりたい?」と迫る。朱里は悩んだすえにロープ渡りを選択。
なんとかこなす朱里だったが、広田がロープを揺らして転落させる。今度は広田がロープ渡り。これは志田が竹刀で妨害。ここで広田は高田純次へ。ガードされると、仰向けになって志田を待つ。だが志田はストンピング。そして串刺しニー。
再び広田は仰向けに。これも志田はストンピング。広田は「お前それでアメリカで通用すると思ってるのか!」と叫ぶも、無視した志田がスリーカウント。広田もサクラライトで切り返す。これは慌てて朱里がカット。
続いて宮崎がえびす落とし。ムーンサルトを狙うが、志田が阻止。逆に志田が雪崩式ブレーンバスターにつなげる。志田の目突きからのスリーカウントは宮崎がキャッチ。ここからは目突きにこだわった攻防へ。白熱するあまり、誤爆もあり4選手が視界を奪われる状況に。そんななか、広田の闇雲な裏拳が志田にヒット。宮崎のカバーはカウント2。志田は目突きからの首固めへ。カウント2。志田&朱里はダブルのクローズラインを狙うが、宮崎が両腕ラリアット。場外に志田&朱里を落とすと、広田がトペ・スイシーダ。そのまま広田と志田がバックステージへ。
宮崎は朱里を連れて、リングに戻る。そして「カメラの準備をしろ!」と恥ずかし固めへ。そこに広田と、グリーンミストを食らった志田がリングに戻る。
奇跡はコーナーtoコーナーのときめきメモリアル。宮崎のムーンサルトプレスは朱里がかわすも宮崎がときめきメモリアル。外道クラッチにつなげる。これは志田がカット。ならばと宮崎はファイアーマンキャリーの体勢。堪える朱里に広田がボ・ラギノールを小刻みに放って行く。続いて宮崎が串刺しラリアット! 奇跡の合体技は自滅に終わる。

すかさず朱里が宮崎に腕十字。広田がカットしコーナーへ。奇跡は合体技を狙うも、志田がコーナー上の広田を足止め。仕方なく宮崎がシングルでパワーボム。そこからカバーするも、広田がコーナーから志田に落とされ、宮崎に衝突してしまう。このチャンスに朱里が腕十字からの腕固めでギブアップ勝ちを収めた。

第5試合


レジーナの封印を解き、wave全員制覇を掲げた彩羽匠。これまでHIRO’e、旧姓・広田さくらの挑戦を退け、現在V2。3人目のwave選手は、アニキの愛称で親しまれている水波綾だ。
開始早々、彩羽がニールキック。これをガードする水波。すぐさま彩羽はハイキックで追撃。これがアゴに当たり、座り込む水波。彩羽がストンピングを浴びせていく。たまらず水波は場外へと避難。Tommyレフェリーによるチェックが入ったあと試合が再開される。
彩羽のトラースキックが決まり、早々にランニングスリーの体勢。これは水波が回避し場外戦を挑む。水波は彩羽を担いでエプロンや鉄柱に叩き付ける。攻守を入れ替えた水波が、マシンガンチョップ。ギロチンドロップ、キャメルクラッチへ。崩れると逆エビ固めで捕獲する。なんとか彩羽がロープ。
彩羽のエルボー弾に、逆水平チョップで応戦する水波。水波は水車落としから腰へのギロチンドロップを投下。
腰の集中攻撃に劣勢の彩羽だったが、カウンターのニールキックで形勢逆転。ミドルキックで追撃する。そして顔面ドロップキックでカウント2。サッカーボールキックもカウント2止まり。「よっしゃ、いくぞ!」とコーナーに向かう彩羽。水波が追いかけ、雪崩式パワースラム。カウント2。ダイビング・ギロチンドロップを投下する。
キックアウトした彩羽がスリーパーで反撃を試みるが、水波が担いでホットリミットのように叩き付ける。だが、カバーにいくのが遅れてカウント2。水波のラリアット、彩羽のキックの攻防。両者ダメージが積もるなかエルボー合戦へ。ここで水波が強引にドラゴンスープレックス。崩れてノーカウント。すぐにラリアットで突っ込んでいくが、これはカウント2。
彩羽もキックで攻勢に出ると、投げっぱなしジャーマン。スワントーンボムでカウント2。エルボーやキックを打ち合う両者。水波のショートレンジラリアットはカウント2。ここで水波は意表を突いたラ・マヒストラル。カウント2。すぐに走るも、彩羽が迎撃。そしてローリングエルボーをお見舞い。トラースキックを返されると、彩羽はスリーパーへ。水波の力が抜けたところで、ランニングスリーにつなげて3カウント! 彩羽が強敵・水波を下してV3を達成した。

エンディング


レジーナのベルトを再び手にした彩羽は「水波選手、前回自分の大事にしてるランニングスリーを使って、正直自分、水波選手のこと本気で試合前までメチャクチャ嫌ってました。だけど、いまこうやってリングで改めて闘ってみて、水波選手のプロレスの好きな思いがビシビシ伝わってきて、自分も一歩前進することができたと思います。本当にありがとうございました。でも、こうやっていまこのwaveのベルトを巻いてるのは自分です。おい、次! 次、誰でもいい。waveの選手かかってこい。ありがとうございました」とマイク。バックステージへと消えていった。

入れ替わるように桜花社長がリングへ。

桜花「ここでお知らせがあります。今年のNEXTトーナメントは11月1日新木場大会と、12月1日新木場の決勝でおこなわれます。このトーナメントに優勝した選手が12月29日、後楽園ホールにてレジーナに挑戦することができます。今年のNEXTのトーナメントはwaveの選手のみならず他団体の選手にも参戦していただこうと思っています。参戦したい人はリングに上がってください」

広田が真っ先に「行きます!」とリングへ。そのほかに高瀬、野崎、優宇、HIRO’eも上がる。

野崎「今日負けたから、負けたヤツが言うのもなんなんだけど、私が12月29日レジーナ、獲りたいと思います」

桜花「じゃあこの5人でいいですか? 私は考えがあって、今回のNEXTトーナメントには出ません。5人でいいですか?」

遅れて、朱里登場。宮崎もリングへ。

宮崎「あのー、私、NEXT出なくていいです。そのかわり11月1日、彩羽に挑戦させてください」

桜花「彩羽いますか? 彩羽、彩羽匠!(彩羽が会場に戻ってくる)宮崎さんが11月1日、新木場大会で挑戦したいと。彩羽がオーケーならOKします」

宮崎「いいよね、誰でもいいって言ったもんね。前進したでしょ、今日。11月1日、いいよね? 試合中見ててもさ、雪見だいふくみたいなこの白い肌、凄いいいよね。11月1日、一緒に前進しよ。いいって言ったもんね、さっき。waveの選手、誰でも。言ったよね? 言ったよな!(躊躇する彩羽に)しろよ、握手。言ったろ、さっき。カッコつけて。熱い顔して。11月1日はハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、アブノーマルエンドで終わりたいと思います。マーベラス、彩羽のファンの人たち、キャーと声出せるように声帯よろしくね。いつもマスクつけて、(声が)通るようにしといてね。一緒に前進しよう、プロレスラーとして」

彩羽「お願いします!」

桜花「それでは11月1日、彩羽匠VS宮崎有妃、これは決定でいきます。そして、11月1日からはじまるNEXTトーナメント、この6選手で優勝を懸けて頑張ってもらいたいと思います。よろしくお願いします」

宮崎「今日はみんな熱い顔しちゃってるから、なんか……。野崎なんかすごい怖い顔しちゃって、それは言うな? 言いません。今日はビッグwaveやりません。そのかわり、みなさんで『これがwaveだ!』で締めたいと思います。11月1日はみなさん必ず来てください。アブノーマルwaveはどういうものか。そうだよ、動画オッケーなんだよ。みんなよろしくね。試合終わってもTwitterで見て、彩羽が震える感じの、よろしくお願いします。行きますよ、これがwaveだ!」 

<試合後コメント>
彩羽匠
「何度目の防衛だろう。3? 3度目の防衛、無事ベルトが戻ってきました。新生waveになってどうですか、waveの選手。いったんwaveが休んで新生waveになって、そこからベルト封印をといて他団体流出。そして、3人目制覇。どうでしょう? 水波選手、最初にいい蹴りが入って、そこからこれで終わりかと思ったんですけど、そこからたぶんもう必死で肩を上げてきたと思うんですけど、最後は自分のランニングスリーで仕留めれてよかったです。でも、自分に新しい感情を生んでくれたのは水波選手だと思っているので、そこは感謝したいと思います。次、宮崎有妃。このね、なんと言うんだろう、感情の忙しさ。ついこないだ水波選手に挑発とも取れるランニングスリーやられて、ずっと今日までを正直心が穏やかでない日々を過ごしていたんですけども、防衛してほっとしたと思ったら、次は逆にやる気あるのっていう感じの挑発。うーん、わからない。これがwaveと言われれば、これがwaveなんでしょうけど、自分がこのベルトに求めているのはそういうものじゃなくて、時代を変える、新しい時代の幕開けのために必要なベルトだと思ってるので、ああいう風にふざけたこと言ってるんであれば、このベルト、負けるはずはないと思うので、自分は自分なりのスタイルで防衛したいと思います」

——NEXTトーナメントも発表されたが。
「聞いてなかったです。すみません」

——6選手がそのベルトの挑戦権をかけて争うことになった。
「それでなんで宮崎選手が? なんでだ!? それがwaveのやり方か! いや、でもトーナメントやってくれるのは有り難いことですよね。それなりにベルトに挑戦するトーナメントなので、優勝するのは過酷なものだと思うし、強い選手、実力のある選手しか上がれないと思うので、このベルトの価値を上げるためにはぜんぜんありがたいですね。まあ自分がずっとこのベルトを防衛していくんで。えっと、誰が(エントリー)?」

——高瀬選手、野崎選手、優宇選手、広田選手、HIRO’e選手、朱里選手です。
「おお、一度防衛した選手も入っていますね、そこに。でも、いいですよ。興味ある選手が何人かいるので、まあ野崎選手も自分は勝敗で言うと負け越しているので、上がってきてもらいたい。朱里も当たったことが本当に自分が前の団体にいるときに一度タッグで当たっているくらいで、本当、未知の選手なので凄い興味ある選手ばかりですね。いやー面白いんじゃないですか? 楽しみにしています」

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