【試合詳細】9・16 全日本プロレス後楽園ホール大会 宮原健斗vsジョー・ドーリング ヨシタツvs黒潮“イケメン”二郎 青柳優馬vsKAI 滝澤大志vsギアニー・ヴァレッタ

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『第7回 王道トーナメント【1回戦】』
日程:2019年9月16日(月・祝)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1306人(満員)

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
○岩本煌史/大森北斗/フランシスコ・アキラ/佐野直(フリー)
8分41秒 STO→片エビ固め
岡田佑介/佐藤光留(パンクラスMISSION)/●青柳亮生/田村男児

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準/○丸山敦/西村修(フリー)
8分45秒 首固め
大森隆男/●渕正信/ブラックめんそーれ

▼「第7回 王道トーナメント」1回戦 時間無制限1本勝負
●青柳優馬
9分42秒 本家公認雁之助クラッチ
○KAI(フリー)
※KAIが2回戦進出

▼「第7回 王道トーナメント」1回戦 時間無制限1本勝負
○滝澤大志(2AW)
9分19秒 高飛車→片エビ固め
●ギアニー・ヴァレッタ(マルタ)
※滝澤が2回戦進出

▼第7回 王道トーナメント スペシャル8人タッグマッチ 60分1本勝負
諏訪魔/石川修司/ディラン・ジェイムス(フリー)/●サム・アドニス
11分51秒 ジャイアントキリング→エビ固め
ゼウス/○ジェイク・リー/野村直矢/崔領二(ランズエンド)

▼「第7回 王道トーナメント」1回戦 時間無制限1本勝負
●ヨシタツ(フリー)
12分00秒 エビ固め
○黒潮”イケメン”二郎(フリー)
※イケメンが2回戦進出

▼「第7回 王道トーナメント」1回戦 無制限1本勝負
○宮原健斗
11分34秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
●ジョー・ドーリング
※宮原が2回戦進出

宮原とイケメンが王道トーナメント1回戦を突破しリング上で睨み合い!KAI、滝澤も2回戦進出を決め優勝に向け気炎!敬老の日に渕正信が大暴れ?!

第1試合


 北斗と男児でゴングが鳴ると、ロックアップから腕の取り合い、さらにショルダータックル合戦へ。これを北斗が制するも、男児が巻き投げからのショルダータックルでやり返し、両者タッチ。
 岡田と佐野のマッチアップとなり、岡田がヘッドロックで絞め上げるも佐野がバックエルボーで岡田を倒して「全日本プロレスこんなもんか!」と罵倒すると場内は大ブーイング。光留、男児、亮生が入ってきて佐野をコーナーでガットショットの乱れ打ちで痛めつけ、トレイン攻撃から岡田がフィッシャーマンズスープレックス。さらに串刺し攻撃を狙うが佐野が回避。ここに北斗とアキラが入ってきて合体アサイDDTを決めて佐野をアシストすると、佐野はニールキックを叩き込んで生還。岩本にタッチ。
 岩本は岡田にマジックスクリューからエルボードロップ。さらにロープに振っていくが岡田はドロップキックで一矢報いて光留にタッチ。
 光留はミドルキック連打からの延髄斬り。さらにビクトル式でアキレス腱固めに入るも岩本はロープへ。光留はミドルキックを連打し岩本の膝蹴りをキャッチしてアンクルロックに持ち込むが、ここで岡田&亮生&男児がそれぞれ猛烈にタッチを要求。光留が戸惑いの表情を浮かべる中、亮生が岡田と男児をエプロンから突き落として無理やり光留にタッチして試合権利を得る。
 亮生は光留のアンクルロックで捕らえられた岩本に低空ドロップキックを見舞うと串刺しドロップキックを2連発。さらにドロップキックを狙うが岩本がかち上げてニーリフトを叩き込み、ブレーンバスターからラリアット。フォールに入るが岡田らが入ってきてカット。ここでリング状で全員入り乱れる乱闘となり、北斗とアキラが亮生以外の3人を場外に叩き出すとアキラがノータッチトペ・コンヒーロ。亮生は岩本のバックドロップを後ろ着地してスクールボーイ、首固めと勝利を狙い、これを返されるとドロップキック。さらにロープに走るが、岩本はカウンターの背負投げ。さらにダメ押しのSTOで叩きつけて3カウントを奪った。

第2試合


 西村と大森でゴングが鳴ると、ロックアップからヨーロピアンエルボーの打ち合い。これを制した大森がヘッドシザースで捕らえるものの、西村はこれを倒立で脱出しヨーロピアンエルボーで打ち倒してお返し。両者タッチ。
 秋山とめんそーれの対面となると、秋山がショルダータックルでなぎ倒し、めんそーれもドロップキックで反撃。秋山が場外にエスケープすると場外飛びのフェイントから後転してリングに戻り「1!2!3!シャーッ!」とポーズを決めると、秋山が背後から蹴飛ばして場外に叩き出し、硬い床の上でボディスラム。さらに渕も丸山を硬い床の上でボディスラムと痛めつけていく。
 リングに戻されためんそーれが渕にタッチすると、秋山と渕が対面。渕がロックアップから顔面をかきむしり秋山をロープに押し込み、ドロップキックをするためにロープへふろうとするが、秋山は「やめたほうがいい!やめたほうがいいよ!」と渕の自爆を避けるべくロープにしがみつく。そして「敬老の日、敬老の日だから」と渕に握手を求め、渕もこれに応じて握り返す。すると秋山は丸山に「お前行けよ」と命令してタッチ。
 丸山は即座に渕へガットショットを入れ、ヘッドロックからのグーパンチ。これには会場は大ブーイングを送り、味方のはずの秋山も「グー!」と抗議。これに怒った渕は丸山をロープに振ってドロップキックを見舞うとグーパンチから首固め。しかし丸山が身体の上下を入れ替えてそのまま首固めで押さえ込むとそのままカウント3が入った。得意げに勝ち誇る丸山へ、場内は愛ある大ブーイングを贈った。

第3試合


 KAIがあとから入場してくると、客席に向かってアピールするKAIの背後から青柳がドロップキックで奇襲してゴング。
 青柳はビッグブートからのドロップキックでKAIを場外に蹴り出すとプランチャで飛んでいくが、KAIがこれを回避して入れ違いにリングに戻り、ロープに走ってトペ・スイシーダを食らわせて仕返し。KAIはコーナーポストに青柳の足を叩きつける黒田哲広リスペクトの攻撃を見舞っていき、エルボーを連打してくる青柳をさらなるエルボーを連打で圧倒し、延髄斬りからレッグラリアート。さらにドラゴンスクリューからプロレスLOVEポーズを決め、足4の字固めへ。青柳がこれをひっくり返すと両者悲鳴を上げながら転がっていき、2人ともロープにしがみついてブレイクを要求。
 KAIは青柳にパワーボムを狙うが、青柳がショルダースルーで切り返すとドロップキックで場外に蹴り出してトルニージョで飛んでいく。KAIをリングに戻して串刺しエルボーからフライングフォアアーム、さらにダイビングクロスボディと攻め立て、ジャーマンスープレックスを狙っていくが、KAIが振り払って逆にジャーマンスープレックスからトラースキック、延髄斬りからメテオインパクトを狙っていくが、青柳が後ろに着地してレッグロールクラッチ。これをキックアウトされるとトラースキックからロコモーション式でジャーマンスープレックスを3連発。トドメのロックスターバスターを狙っていくが、KAIが着地して即座に本家公認雁之助クラッチ。電光石火のカウント3を奪った。

<試合後コメント>
KAI
「時間!ヤバ!岡山まで(ドラゴンゲートの大会に)行かなきゃいけない!・・・なんかありますか。いやでも青柳、強くなってたねぇ。いやぁもっと快勝できるんじゃないかと思ってたけど。やっぱあいつも戦わないうちに実力つけてるんだとスゲー感じた。いや危なかったよ。快勝じゃないよ、僅差だったね。言ってたでしょ。楽しむのを置いといて、勝つ事に専念する。そうだったでしょ?勝つ事に専念してたでしょ?勝つこと、それ以外考えていなかったよ。」

――二回戦の相手はジェイク・リー選手ですが。
「まぁまぁ今知ったからね。まぁあいつとは俺が全日本在籍の時代からの物語があるから。今どうこうってすぐには語れないけど、感慨深いものはありますね。アジアタッグが決まってから俺に対してのコメントをいくつか言ってたけど。思いのたけ?言ってくれた部分もスゲーうれしかったし。でも状況は整ったんじゃないですか。ジェイクとはこれで。ガッチリ男同士の試合をやります。・・・いいですか、これで。時間ないんで!ヤバイ!」

第4試合


 ロックアップで組み合い、ロープに押し込み合う力比べを展開し、ヴァレッタが滝澤の髪を掴んで動きを止めてヘッドロック。滝澤も髪を掴んでヘッドロックでやり返し、ショルダータックル。場外にエスケープしようとしたヴァレッタを追って滝澤がエプロンまで詰め寄ると、ヴァレッタは滝澤の顔面に噛み付いて場外に放り出すと、エプロンからセントーンアトミコ。さらに客席のパイプ椅子を高々と放り上げてリングに投げ込み雄叫びを上げる。

 ヴァレッタは滝澤をリングに上げてラリアット。さらにスリーパーホールドで絞め上げていき、滝澤がこれをブレイクすると両手を広げてチョップを打たせていき、ヴァレッタもエルボーで反撃。しかし滝澤がダブルチョップでヴァレッタをなぎ倒すと、ミサイルキック、バックドロップ、ブファドーラと連撃しタイガードライバーを狙っていくが、これを耐えたヴァレッタがロックボトムからセントーン、さらに意趣返しのタイガードライバーで突き刺す猛攻。さらにチェーンを腕に巻きつけてチェーンラリアットを狙うが、これを回避した滝澤がコーナーに引き込み、コーナーへ叩きつけるコンプリートショット。続けて高飛車で叩きつけてカウント3を奪った。

<試合後コメント>

滝澤大志
「・・・いいか。これだけはひとつだけ言わせてもらう。全日本プロレスには2AWのプロレス、これでもかっていうくらい刻み込んでやるからよく見ておけよ」

第5試合


 ジェイクとサムでゴングが鳴ると、腕の取り合いからショルダータックル合戦へ。正面衝突しても両者倒れず、サムは腰をくねらせてセクシーに踊りジェイクを挑発。しかしジェイクも腰をくねらせてセクシーに踊って見せるとサムは驚愕の表情を浮かべた後に笑顔に。
 この光景が気に入らなかったか、諏訪魔が入ってきてジェイクを殴りつけ、場外に蹴り出して客席内でマウントエルボーを見舞ってコーナーへと戻る。サムは諏訪魔に文句を言いつつ石川にタッチ。
 石川はジェイクに串刺しラリアットからファイヤーサンダーを狙っていくが、ジェイクがこれを着地してレッグラリアート。ゼウスにタッチ。
 ゼウスは石川にフライングラリアット、串刺しラリアット、ベアハッグスープレックスからチョークスラムを狙っていくが、石川が組み付いてアイリッシュカースからディランにタッチ。
 ディランはゼウスに強烈な逆水平チョップを放ち、ゼウスの胸の皮膚が裂けて出血。大ダメージを負うゼウスに
串刺しラリアットからのエルボードロップを放つが、ゼウスが回避し、さらにラリアットを狙うディランをカウンターのスパインバスターで叩きつけると、味方コーナーの野村に強烈な逆水平チョップを叩き込む形でタッチ。
 野村はゼウスに怒りを露わにしながらもディランに向かっていき、ディランをショルダータックルでなぎ倒すと味方コーナーのゼウスへジャンピングエルボー。さらにディランへ串刺しジャンピングエルボーからスピアー。野村はマキシマムを狙うも、ディランは右腕でラリアット、これをかわされると即座に左腕でラリアットを叩き込んでチョークスラムを狙うが、野村が後ろに着地してジャーマンスープレックス。ディランも即座に起き上がって倒れ込む形でラリアットを放つと両者タッチへ。

 再びジェイクとサムの対面となり、エルボーの打ち合いから両者ロープに走り互いに四次元攻撃を仕掛けていくが、これを制したサムが大外刈りでジェイクを叩きつけると、諏訪魔&石川&ディランが入ってきて4人でトレイン攻撃。さらに反対側のコーナーに振って再びトレイン攻撃という流れになるが、サムが3人を引き止め「ノー!セクシートレイン!」とセクシーに腰をくねらせる。石川とディランは笑顔でこれに応じるも、諏訪魔のみしかめ面でこれを拒否。石川とディランがしきりに諏訪魔にもセクシーポーズを促すものの、諏訪魔が断固として拒否している間に野村&ゼウス&崔が飛び込んできて相手3人を蹴散らし、ジェイクがサムにサイドスープレックス。続けて野村がジャンピングエルボーで追撃し、ジェイクがキチンシンクからのジャイアントキリングで3カウントを奪った。
 試合後、サムは諏訪魔へ怒りを露わにして掴みかかり、諏訪魔もこれに応じてあわや乱闘騒ぎをなりかけるも、石川が諏訪魔をなだめて引き剥がし、諏訪魔は荒々しく退場していった。

<試合後コメント>
野村直矢
「なんかよくわからないですけどね。なんでタッグ組んでるのかわかんないですけど。彼がチョップしてきたっていうのは戦いはもう始まっているということだと思うんで、こっちも迎え撃ちますよ、全力で野村直矢のプロレスをして。ゼウスをぶっ倒します。」

――去年のトーナメントでは1回戦で対戦して敗れています。
「はい、それもあるんで。絶対わすれないし、あの1回戦で負けたところから、あそこから始まってるんで。対ゼウスは絶対越えなきゃいけない壁だし、シングルではまだ1回も勝ったことないから。大阪でゼウス越えです。」

ジェイク・リー
「セクシー・ボーイだね。でもこういう感じで。セクシーな部分はあるんじゃないかな。にしても公式戦が終わってからもずっとやってるけど、(諏訪魔の)力強さ、増し増しになってないか(苦笑)。ねぇ。負けてられないよ。次は公式戦だ。」

――二回戦での相手がKAI選手に決まりました。
ジ「アジアタッグも決定してますよね。TAJIRI、KAI組。そのKAIさんと。ある意味これは公式戦でもあり、アジアタッグの前哨戦とも考えている。ま、KAIさんとはいろいろあるけど、勝たせてもらうよ。そしてアジアタッグも俺と岩本さんが守ってみせるよ。・・・何かありますか?」

――増し増しになっているのはジェイク選手も同じだと思いますが?
ジェイク「言ってくれますねぇ(笑)。ここで俺が増し増しでいかないと、誰があの人を止めるんですか?これはもう始まっているんですよ。俺と諏訪魔さんの。俺がここで増し増しにならないと。いや!増し増し増し増しにならないと。大丈夫。大丈夫だから。俺はそれができるから。とりあえず2回戦。、見ていてください。」

第6試合


 あとから入場したヨシタツが2本のベルトを掲げて観客へアピールしていると、イケメンが背後から急襲して場外に叩き出し、トペ・コンヒーロを見舞う波乱の展開の中ゴング。
 ヨシタツをリングに戻したイケメンはハイブリッドブラスターからのイケメンサルトと速攻をかけるが、イケメンサルトをヨシタツが剣山で迎撃。メゲずにイケメンスパイラルを狙うイケメンを場外に突き落としたヨシタツがプランチャで追撃し、再び長い長い場外戦へ。
 ヨシタツはイケメンをリングに戻すとスイングネックブリーカーから逆片エビ固め。これをブレイクされるとサーフボードストレッチで固め「フィニッシュ!?」とイケメンに問いかけ、イケメンは白目を剥きながらも「ノー・フィニッシュ!」と叫んで粘りを見せる。

 ヨシタツはコーナーに上ってヨシタツ狂想曲を狙うが、イケメンが追いすがって雪崩式フランケンシュタイナーで放り捨てると、イケメンスペシャルで追撃。さらにジャケット掌底から延髄斬り、串刺し攻撃を狙って飛び込むが、ヨシタツがこれを回避して顔面ウォッシュ。イケメンも体勢を入れ替えて顔面ウォッシュでお返しするものの、ヨシタツもリバースして再び顔面ウォッシュ。さらに垂直落下式ブレーンバスターからミドルキックを連打していき、フィッシャーマンズスープレックスホールドからCBJを狙うが、イケメンがカサドーラで迎え撃ち、ヨシタツがキックアウトすると飛びついて逆打ち。これを返されるとジャケット掌底を放つが、これをキャッチしたヨシタツがヨシタツ幻想の体勢へ。しかしイケメンはこれが決まり切る前に身体の上下を入れ替えて押さえ込み、そのまま3カウントを奪った。

<試合後コメント>

黒潮“イケメン”二郎
「ぃやったぁ~~!!やったあ!!ふぅ~!掴んだよ。掴んだよ。掴んだよ。宮原戦!ああ、まだか。まあジョー・ドーリングが来たって……怖っ!まあ俺がいいたいのは、宮原健斗は間違いないぞ。マジで!楽しみだ。王道トーナメント、この俺が締める!フィニッシュ!」

ヨシタツ
「怒りしかないよ。怒りしかない。2冠王が初戦で、1回戦でね。しかもジュニアの選手にイカれて。たとえね、ガッチリ取られたのでなく、丸め込みでもね、そういう問題じゃないよね。もう自分に対する怒りしかないよ。まぁでも王道トーナメントも3年目。もうね、全然結果が出ないんでね。去年の時点で最初に出た時よりも成長してるでしょ?そして去年に出た時よりも今年の方がより成長してるでしょ?それは皆さんも認めるでしょ?ファンも選手もマスコミの人も認めるでしょ?
でもね、なんか勝てない。わかんないけど。もうね、悔しいというよりも自分のふがいなさに腹が立つ。イケメン、またチャンスがあればリベンジしないとね。このままじゃ収まんないよね。俺二冠王だからさ。」

第7試合


 ロックアップからロープに押し込み合い、パワーで勝るジョーがこれを制すると宮原は低空ドロップキックからのドロップキックのコンビネーションを狙うが、2発目をジョーが回避しエルボードロップ。宮原もこれを回避して距離を取るスリリングな立ち上がり。

 ショルダータックル合戦をジョーが制すると場外戦となり、ジョーは場外でのショルダータックルで宮原に大ダメージを与え、リングに戻してドロップキック。さらに正面から宮原の両手を持ち、逃げ場をなくしてからのビッグブートで吹き飛ばし、ブレーンバスターで追撃。さらにラリアットを狙うが、これをかわした宮原がドロップキックのコンビネーションでジョーを場外に蹴り出し、エプロンからのブラックアウトを狙う。しかしジョーは足を刈る形で下からラリアットを放ち、エプロン上で転倒した宮原に奈落式パワーボムを狙う。これを着地した宮原がDDTで切り返すと、ジョーがリングに戻るのを待ち、後頭部へのブラックアウト。さらに正面からブラックアウトを叩き込むが、ジョーは鬼の形相でスクッと立ち上がり宮原を睨みつける。驚愕の表情を浮かべて一歩たじろぐ宮原だったが、突撃してエルボーの速射砲。しかしジョーはこれを耐えきってからフルスイングのエルボー一発で宮原をダウンに追い込む。
 ジョーはスカイハイボムからレボリューションボムを狙うが、宮原がこれをフランケンシュタイナーで切り返し、ジョーの起き上がりにブラックアウト。続けてシャットダウンスープレックスを狙っていくが、ジョーが振り払って担ぎ上げデスバレーボム。そして腕のクラッチを離さぬまま引き寄せてショートレンジラリアット。ジョーはロープを背にして立ち上がる宮原にランニングクロスボディを放つが、宮原がこれを回避したため自爆。宮原がすかさず組み付き、シャットダウンスープレックス・ホールドでトドメを刺した。

 試合後、ジョーは憑き物が落ちたような穏やかな表情でリングの上を見つめると、勝ち名乗りを上げる宮原を見やりながら静かに退場していった。

 そして、宮原がマイクを持たぬまま退場しようとすると、対角コーナーの入場口から黒潮“イケメン”二郎が現れて宮原をまっすぐ見据えると、これに気づいた宮原は引き返してイケメンもリングに上がるよう促す。

イケメン「はじめまして。まず!勝ってくれてありがとうございます!あと!言おうとしたことは!あなたのオーラで全部忘れた。ただ1つ、ここ何年もずっと耳に残ってる言葉で文章を作るとしたら……最高は、俺だ!」
(会場からは大歓声が上がり、大・イケメンコールが起きる)
宮原「おぉい!俺がイケメンなのは知ってるんだよ。そんなに俺のことを褒めないでくれ!おぉい、黒潮“イケメン”二郎、お前は噂によると入場が長いらしいじゃないか。まあ俺も人のこと言えたもんじゃねえけどな!おぉい!お前こそよく上がってきたな。明後日、9月18日!宮原健斗か、黒潮“イケメン”二郎、後楽園ホールの皆様はどちらが勝つことを望みますか!どちらが勝つことを望みますか?!」
(宮原・イケメンの名を叫ぶコールが沸き起こり、わずかにイケメンコールが上回る)
宮原「満場一致!……ではねえな!お前ら、明後日見に来いよ!」

 ここで宮原が握手を求めると、イケメンもこれに応じようとするが、両者手が触れ合う寸前で手を引き、同時に髪をかきあげる。

イケメン「明後日、楽しみにしてます」
(イケメンは退場し、宮原がマイクを置いて帰ろうとするが、コールを受けてリングへ戻る)
宮原「何度も言っとくが、俺がイケメンなのは知ってるんだよ。そんなに俺を褒めなくても俺はイケメンなんだよ。……ちょっと待て。違うな。違うぞ!?まあこういうこともあるよ!(笑)明後日!宮原健斗vs黒潮“イケメン”二郎、みんな見に来てくれよ。最後に!後楽園ホールの皆さんに聞きたい!全日本プロレス、最高ですか~ッ!……聞こえないなあ」
(リングサイドに宮原ファンの小さな子供が駆け寄ってくると宮原はリングに戻り、子供にマイクを向けて健斗コールを煽り、ハイタッチをかわして再びリングの中央へ)
宮原「全日本プロレス、最高ですか~ッ!OK!ラスト!全日本プロレス、最高ですか~ッ!後楽園ホール……最高ッ!」

<試合後コメント>

宮原健斗
「OK!1回戦突破!1回戦、勝ち取ったぞ!ジョー・ドーリング、久しぶりだなあ。だが、だがしかしだ。俺が勝ったことも忘れるくらいだ。俺が勝った記憶がないくらいのダメージが有る。本当にこの16名、参加してる中で誰が優勝してもおかしくないんだ。ただね、俺は今年勝負だから。その意地だけで今日は勝った!」

――2回戦の相手となった黒潮“イケメン”二郎選手とリング状で向かい合うシーンが有りました
「もうリング上で言った、喋りすぎたくらいですよ、俺の中では。ただね、あとは明後日、試合でどうなるか。まだ触れたことさえないんだから。喋りすぎたくらいの感覚はあるけども、あとは身体で触れてみたあとですよ。それでどう感じるか。俺の情報では、彼は入場が長いという情報しか無いんだ。あとは身体が触れないことには。この宮原健斗、プロレス界で最も最高な男にどう触れさせることが出来るのか。それは、明後日分かることでしょう」

――入場が長いという共通点があるが、存在感の勝負になる?
「まあ存在感は俺は誰にも負けてないから。そんなところで勝負はもう無いんじゃないですか。彼はもう、うん。キてる男でしょ?キてる男なんだから。キてる男と最高な男がリングで向かい合ったときにどういう反応が起こるのか、それは本当に明後日にならないとわからない。とにかく王道トーナメント、2連覇がかかってるんだ。明後日逃すわけには行かない。とにかく、1回戦突破だ!」

ジョー・ドーリング
「またやられたよ。でもまた俺の時代は戻ってくる。クロスボディを失敗してしまった。またやられたけど、俺のミステイクだ。だけどまたトップ戦線に戻るよ。すぐにね。」

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