【試合詳細】9・1 HEAT-UP横浜大会 タイガー戸口vs渡辺宏志 TAMURA&伊藤優作&戸井克成vs浪口修&飯塚優&清水佑 兼平大介&大谷譲二vsRed Eagle&JayKnox

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『渡辺宏志 デビュー25周年記念大会』
日時:2019年9月1日(日)
開始:12:30 
会場:神奈川・横浜にぎわい座B2階のげシャーレ
観衆:98名

▼第1試合 地元代理戦争~横浜対大和~15分1本勝負
○松田慶三(IWA熱波軍)
8分13秒 前方回転エビ固めを切り返して→エビ固め
●佐山駿介(フリー)

▼第2試合 異次元対決~スモーキーマックス!~20分1本勝負
○MAD DOG MAXX(英国)
15分53秒 逆さ押さえ込み
●定アキラ(フリー/SMOKEY CRIMINAL)

▼第3試合 ヤマネコ宅急便対国際郵便30分1本勝負
【ヤマネコ宅急便】兼平大介/○大谷譲二
12分42秒 スライディングD→片エビ固め
Red Eagle(CTW)/●JayKnox(英国)

▼第4試合 平成白虎隊α対コマンドヤンキースα45分1本勝負
○TAMURA/伊東優作(DEP)/戸井克成(フリー)
15分1秒 アックスボンバー→片エビ固め
浪口修(フリー)/飯塚優/●清水佑(スポルティーバ)

▼第5試合 渡辺宏志 デビュー25周年記念試合60分1本勝負
○タイガー戸口(フリー)
10分46秒 ツームストーン・パイルドライバー→体固め
●渡辺宏志

渡辺宏志がデビュー25周年記念大会で活動休止目前のタイガー戸口と一騎打ち!ヤマネコ宅急便が欧州勢に貫禄勝利!定とMAXXが絆のシングルマッチ!

オープニング


インフォメーションコーナーの前に、欠場中であった室田渓人がリングに上がり挨拶。今後の大会でサポートを行いつつ復帰を目指す。館内は「お帰りなさい」のムードで拍手が送られた。
10月に開催される稲田堤・HEAT-UP道場での「道場炎上シリーズ」の告知が行われ、各プロデューサーが注目すべきカードを発表した。日時及びカードについては後述。

第1試合


佐山は恒例となっている慶三によるパネッパの儀式をドロップキックでぶち壊してしまう禁断の先制攻撃。地元である横浜での試合とあって金星を挙げたい佐山はキックを主武器に攻め込む。一方慶三はサミングや耳への噛みつきなど反則攻撃を交えながら徐々に大技でたたみこむ。念仏ボディスラムを耐えた佐山、レッグラリアットからバックドロップ、ワキ固めで反撃。これを耐え切った慶三はラリアット、念仏ブレーンバスター、ストレッチボムからクロスフェース。仕留めにかかった慶三ロックボトム、防いだ佐山が延髄斬り。慶三のショルダースルーを回転エビで切り返した佐山、これをひっくり返してエビ固めで丸め込んだ慶三がキャリアの差を見せつけるような勝利。

第2試合


相手がスモーキーの定アキラであろうが、マックスの変幻自在なレスリングは健在。アキラは余裕の現れか、序盤マックスのじっくりとしたレスリングに付き合う。ところが予想以上に攻め込めないマックスに対し、この試合で初めて出す打撃技であるアキラのトーキックから試合は動き出す。ブレーンバスターからスリーパーで絞り込むアキラ、耐えたマックスはフライング・ショルダータックルからダブルチョップ、エンズイギリ、コーナーからダブルアックスハンドルを叩きつける。スピアで流れを変えたアキラ、トラースキックからランニング・ニー、ハリケーンドライバー。全てクリアしたマックスの粘りにアキラは滅多に出さないダブルアーム・スープレックスで叩きつけるがこれもカウント2。残り試合時間が5分を切った時点でコーナーに叩きつけてからスクープスラムを連発するアキラ、マックスはロープワークからアームホイップ。アキラも同じ技で叩き付けようとするが、これはマックスの誘い。腕にしがみつき切り返したマックスが大逆転のバックスライドでピンフォール勝ち。前HEATーUPユニバーサル王者たる所以か。
実はアキラもこの試合を待望していたようである。自身のtwitterで「昨日のヒートアップ、もう終わったのでお話ししますが昨日の試合、実は俺から直訴しました。派手な技など無くレスリングで勝負できる、なんか久しぶりの感覚、彼は最高のレスラーです。必ず日本に帰ってきてくれ、その時はリベンジします。そしてこのカードを実現させてくれてサンキューです。」心なしか試合中のアキラには笑みがこぼれていた。試合後もマックスが差し出した手を一瞬握り返す場面も。

第3試合


この日をもって自国への帰路につくイーグル、マックス、ジェイ。釈別の現れなのか、体格差のある兼平を相手に小気味良い動きで翻弄するイーグル。大谷は「イーグル、あなたを尊敬しています。よろしければベルトも差し上げましょう」とお辞儀をする。ところがこれを小芝居だとあっさり見破ったイーグルはDDT。場外戦でイーグルを痛めつけた兼平、リング内に戻すとヤマネコお届けプレス。大谷は囁くように「F××K YOU」と試合開始前の「クリーンファイト!」と宣言したのはどこへ行ったのかという態度。軽量のイーグルを攻め込むヤマネコ、奮起したイーグルは兼平へのエンズイギリからジャパニーズ・レッグロール・ホールド、マンハッタンドロップからロープに走ってリバースRKO。交代したジェイはヤマネコをフォーアームで吹っ飛ばし、兼平をコルバタやモンキーフリップで投げるとインプラントDDTで叩きつける力技も見せる。
イーグルのクロスボディをキャッチした兼平、コーナーに据えてボディへの膝蹴り。ブレーンバスターから大谷のミサイルキックに繋ぐ。フィッシャーマンを耐えエルボーで大谷に打ち勝ったイーグルはバックドロップ、ジェイが兼平をカットするとイーグルはスライディング式のクロスボディ、ジェイのランニング・ボディプレスからサイドに叩きつけるフィッシャーマン。タッグ王者コンビであるヤマネコをあわやの場面まで攻め込んだが、兼平が必死のカットでカウント2。ツープラトン攻撃で兼平を排除しようとした外国人勢だったが、体格にものを言わせたダブルラリアットで蹴散らされてしまう。ジェイを捕まえたヤマネコ、串刺しトレインからリフト&ニーとエルボーの連携、大谷のみちドラⅡ。続けてstrike of the kneeとスライディングDのサンドイッチ攻撃、フォールは場外からイーグルがカット。兼平がイーグルをカットする間に大谷がジェイにスライディングDを直撃させて3カウント。
敗れてノーサイド、イーグルは固い握手を交わしジェイはヤマネコの手を挙げる。館内から惜しみのない拍手が鳴り響く。異国の地から来た熱き戦士たちにしばしの別れを告げた。

第4試合


大会2日前の8月30日、井土徹也がインフルエンザを発症し欠場。急遽招聘されたのは誰あろう浪口修、道場マッチで激アツの試合を魅せた浪口が本大会への初出場を果たす。出場する度にTAMURAを挑発し続けていた浪口、三冠王として初めてお目見えしたTAMURAを試合前から挑発する。先発した優作と相対しても出てこいと挑発し続ける浪口、それに乗ったTAMURAはチョップからエルボーとしばき合い、ロープに走ったTAMURAに浪口がドロップキックを放ち先制。その熱さを消すまいと奮闘したのがスポルティーバの清水佑、浪口とのダブルタックルをきっかけにムキになってTAMURAに突っかかる。いなしたTAMURAは戸井と交代、こういう場面でベテラン戸井の動きは光る。優作をうまく使い清水をローンバトルに誘いこみ、熱くなるTAMURAと浪口の横でしっかり清水を捕らえている。孤立した清水だったが、セカンドロープに飛び乗ってミサイルキックを優作に放ち脱出。
これまで目立っていなかった飯塚だがここで爆発。串刺しエルボーからPK、グルジア投げから腕十字と得意の攻撃で優作を攻める。続いた浪口はミサイルキック、ダイビング・ヘッドバットに繋げるが頭突き弾をかわした優作は側頭部へのサイドキック。ここで戸井克成と浪口修という珍しい絡み。ダブルチョップやトラースキックを放った戸井は得意のダブルフットスタンプ、キャメルクラッチ、クロスフェースと繋ぐ。再びTAMURAと浪口、ミドル連打から串刺しミドル、雪崩式フランケンと繋ぐTAMURA。立ち上がった浪口は不意打ちのビンタでTAMURAをグラつかせるとまたもしばき合い。TAMURAソバットコンビネーションから延髄斬り、カウンターのドロップキックを不発に終わらせPK。キャッチした浪口は担ぎ上げてLanakira-X、タッチを妨害するTAMURAに延髄斬りを放ち清水と交代。
アックスボンバーをかわした清水はフォーアームからミサイルキック、ブレーンバスターを投げ返し浪口と飯塚も加わった串刺しトレイン、ドロップキック。6選手がリング内、清水がTAMURAに逆片エビ固めを決めると浪口は戸井をコブラツイスト、飯塚はスタンディングで優作の腕を極めてフォロー。しかしいち早く抜け出した優作がサイドキックを放ち清水をカット。戸井は勢いを断つゴッチ式パイルドライバーからサンセット・フリップと一気に流れを引き寄せる。TAMURA&優作のツープラトンでダブルフットスタンプを降下させ、TAMURAがPKからアックスボンバーを清水に叩き込み勝利。
勝ち誇るTAMURAにまたも浪口が突っかかり乱戦模様に。敗れた清水はTAMURAに追いすがるが、顔じゃねえよと膝でいなされる。「チャンピオン!俺とやれ!」と激しく対戦要求する浪口、それを背にコーナーに登ったTAMURAは両手を突き挙げて快勝をアピール。そのよそでは優作がセコンドに就いていた室田をグーでしばきまくるというおまけ付き。渡辺宏志記念大会というお祭りムードの中でピリリと刺激的なセミ、これもHEATーUPというリングの光景。
試合後の浪口は「やっぱり触れないわけにはいかない田村和宏。三冠王とは知らなかったなぁ。試合後ガタガタ抜かしやがって…『頑固』『大久保一樹』は関係ないよ。今日は飽くまで『代打』参戦の務めを果たしただけから。とはいえ…ちょっとだけ『ヒートアップ』させてあげたかったなぁ…」とtwiierでポツリ。すると「やるならトコトンやりましょーよ。」とTAMURAが返信。TAMURAと浪口の第2ラウンドはいつの日か。

第5試合


渡辺宏志は25年前、1994年9月4日にSGP千葉ポートアリーナ・サブアリーナでの宮本猛にてデビュー戦を飾る。紆余曲折のプロレス人生、HEATーUPで2度目となるシングルマッチでのメインイベントに立った。
渡辺のセコンドにはHEAT-UP全員が、戸口には戸井克成が就く。戸口は「金徳」と刺繍された黒い胴衣に素足という出で立ち。渡辺が見上げるような戸口の巨体、ロックアップでも渡辺が伸び上がるような姿勢。戸口が膝をついた状態でもアームホイップで軽く投げ飛ばされてしまう。切り崩しにかかる渡辺はリストを取ろうとするが、上から押さえ込まれるような形で防がれスタンディングのコブラクラッチに捕らえられてしまう。ロープブレークの際には軽く頬を叩く戸口、「どうした!もっと来い!」と喝を入れるように。そのゲキに応える如く渡辺も腕パンチを胸板に叩き込んでいくが、ヘッドロックに捕らえた戸口は突き立てた親指で喉元をえぐる。
場外にエスケープする渡辺、そこに戸井がちょっかいを出してくるのだからたまらない。(渡辺曰く「ハンセンやホーガンのセコンドに就いていたフレッド・ブラッシーのようであった」)リング中央で戸口は渡辺の両肩にショルダークローを繰り出す。戸口クラスの大柄なレスラーが繰り出す“失われた必殺技”の前にもがき苦しみ続ける渡辺、この技だけで観客を魅了できるプロレスラーが昨今いるだろうか。エスケープしても戸井がフォローに入り、さながらランバージャック・デスマッチの模様。さらに戸口はスリーパーから再びショルダークロー、一切の妥協をせず弟子をとことんまで苦しめていく。
渡辺の反撃はカチ挙げ式エルボースマッシュから。フライングメイヤーで戸口を倒すと右腕に膝を突き立てスリーパーホールドへ。セコンドの戸井がチョークをアピールするも通らず、フロント・ネックロックに移行するとロープに足を伸ばす戸口、エキサイトする戸井。渡辺側のセコンドを振り切ってリングに上がろうとする戸井、てっしー手島レフェリーの目を逸らした戸口が渡辺を羽交い締めに。リングに上がった戸井は戸口が押さえる渡辺にトラースキック、これが誤爆。ドロップキックで戸井を排除した渡辺はヘッドロックパンチを戸口にお見舞いし、腕パンチで巨体をグラつかせると一気に塾長ドライバー。戸口を投げ切った渡辺だったが、直後のダッシュをキャッチされツームストーン・パイルドライバーを食らいフォール負け。渡辺宏志による「最大の恩返し」は果たせなかった。

エンディング


リング下でウィナーコールを受けた戸口、渡辺が駆け寄ると熱い抱擁。マイクを握った渡辺は「戸口さんと私はとあるきっかけで若い選手の育成に携わる事で出会い、その際に様々なものを教えていただきました。戸口さんとの出会いから8年、これがなかったら今私はこのリングに立っていなかったことでしょう」と語る。
「戸口さんはTCWさんの新宿FACE大会を最後に、しばらく活動を休止して渡米し患っている心臓の治療を行うそうです。もしかしたらそれが戸口さんのラストマッチになるかもしれませんが、私は戸口さんがいつかまたこのリングに戻って来られると信じています。戸口さん、またこの続きをいつかやりましょう」と強く再戦を望んだ渡辺。
これで終わったかと思われたが、HEATーUPというものはそうはいかない。「…よくよく考えたら、この団体は締めというものが存在していたのを思い出しました」と告げた渡辺。可能な限りの出場選手をリングに上げ、自らの記念大会を「横浜にぎわい座、ヒートアップ!」で締めた。全員が祝福する中でTAMURA、兼平、マックスらから胴上げを受ける表情は本当に明るいものであった。

HEAT-UP「道場炎上」シリーズ日程および主要カード
会場:神奈川・稲田堤HEATーUP道場

○10月5日(土)/6日(日)大谷譲二プロデュース※コンセプトは“若い選手たちの試合”、“学生プロレス出身者”
10/5 (開場17:00/開始17:30)
大谷譲二
vs
井土徹也

10/6 (開場17:00/開始17:30)
大谷譲二
vs
翔太(ガンバレ☆プロレス)
※10/6には最上九(2AW)、三富政行(フリー)、兼平大介参戦

○10月12日(土)/13日(日)TAMURAプロデュース※コンセプトは“甦れ西調布”
10/12 (開場12:00/開始12:30)
兼平大介
vs
那須晃太郎(ランズエンド)

TAMURA/竹田誠志(フリー)
vs
大家健(ガンバレ☆プロレス)/趙雲子龍(新北京プロレス)

10/13 (開場12:00/開始12:30)
兼平大介
vs
獅子丸(獅子一色)

大谷譲二
vs
豊臣宏志(獅子一色)

TAMURA/那須晃太郎(ランズエンド)
vs
中村大介(夕月堂本舗)/飯塚優

○10月19日(土)/20日(日)兼平大介プロデュース※コンセプトは“兼平自身が見てみたい試合”
10/19 (開場12:00/開始12:30)
【あの人は今 スペシャルドリンクマッチ】
ドリンク田村
vs
ナルシー近藤

井土徹也
vs
mikeyman(香港プロレス、Jeff Man&Kevin Manの弟)

大谷譲二
vs
力(フリー)

TAMURA
vs
菅原伊織(二瓶組RofC)

10/20 (開場17:30/開始18:00)
TAMURA
vs
mikeyman(香港プロレス)

井土徹也
vs
谷口弘晃(プロレスリング紫焔)

兼平大介
vs
大谷譲二

○10月27日(日)井土徹也プロデュース※コンセプトは不明、井土がインフルエンザで欠場のためTAMURAが発表
(開場12:00/開始12:30)
井土徹也
vs
定アキラ(フリー/SMOKEY CRIMINAL)

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