【会見】ONE Championshipで実施のPANCRASEvs修斗の対抗戦で4試合の王者対決が決定!

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 8月7日夕、都内千代田区のWe Workオフィスにて、ONE Championshipの会見が行われた。
 10月13日、両国国技館で開催される同イベント100回記念大会にて、パンクラスと修斗の対抗戦が行われることは既に発表されていた。パンクラスでは、先月21日のスタジオコースト大会で3大タイトルマッチが行われたばかり。
 これを受け、ファンイベント及びフェイスオフイベント『OFFICE DE FACE OFF NIGHT』として会見が開かれ、一般ファンの見守る前で対抗戦のカードが発表された。
 同イベントでは、川上大輔・パンクラスリングアナと北森代紀・修斗リングアナも登壇、おなじみの名調子でMCを務めた。

 まずは、修斗・坂本一弘代表と、パンクラス・酒井正和代表が登場。
 坂本代表は「100回という節目の大会が日本で開催されることに驚き、また、喜んでいます。ONEが日本の格闘技を重要視していることを感じずにいられません。老舗どうし、切磋琢磨してきた2つの団体が、ここで対抗戦をするということに、熱くフツフツとたぎるものがあります」と興奮を語った。一方、酒井代表は「修斗とパンクラスは、正直言って仲が悪い。ほとんどコミュニケーションを取っていません」と驚かせたが、「ただ、いつかは一緒にやらなければならない時がくるんじゃないかと思っていました。パンクラスの王者は、世界に通用する選手だと自負している。修斗の歴史とパンクラスの歴史、満を持して闘えると思います。全世界に見てもらい、日本はすごいと思ってもらいたいと心から思っています」と坂本代表に応えた。

 続いて、対抗戦のカードが発表され、ベルトを肩にかけた選手が登場した。

「修斗VS PANCRASE王者対決」発表カード
▼ストロー級
猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS/修斗第7代世界ストロー級チャンピオン)
VS
北方大地(パンクラス大阪稲垣組/第2代ストロー級キング・オブ・パンクラシスト)

▼バンタム級
佐藤将光(FIGHT BASE/修斗第10代世界バンタム級チャンピオン)
VS
ハファエル・シウバ(ASTRA FIGHT TEAM/第3代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト)

▼ライト級
松本光史(フリー/第12代世界ライト級チャンピオン)
VS
久米鷹介(ALIVE/第7代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)

▼ウェルター級
エルナニ・ペルペトゥオ(ノヴァウニオン/第10代世界ウェルター級チャンピオン)
VS
手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場・TGFC/ウェルター級暫定キング・オブ・パンクラシスト)

 対戦相手を顔を合わせ、笑顔の中にも緊張感の感じられた選手たちのコメントは以下。

▼猿田洋祐
「相手は、パンクラスのストロー級の中で一番勢いがあって強い選手だと思います。闘えて光栄です。でも、僕にとって、これは仕事です。闘うことが仕事ですから、特に気負いはありません。日本の格闘技を世界にアピールできるチャンスなので、日本の強さをしっかり見せたいです。
 賞金は貯金します。しないと奥さんに怒られるので(笑)。貯金して、引退後の家族サービスに使いたいです」

▼北方大地
「ONEという舞台で、しかも王者と闘えて嬉しいです。めちゃめちゃ楽しみ。中継を見た人が、興奮や感動してくれる試合を、猿田選手と一緒にしたいです。
 賞金の使い道は、3つ考えています。まず1つは、家族や仲間とゆっくり過ごすために使います。2つ目は、強くなるための自己投資。3つ目は、将来の家族のための貯金にします」

▼佐藤将光
「間違いなく、今まで闘った中で一番強い相手です。修斗の王者として、過去最強の相手とONEの100回記念で闘えること、そして、僕はもともとパンクラスに出ていたので、そこの王者と闘えるということに興奮しています。
 賞金の使い道は、ジムの設備投資ですね(笑)。そして、サポートしてくれる人や、一緒に練習してきた人にお返ししたいです」

▼ハファエル・シウバ
「日本のファンの皆さん、こんにちは。パンクラス代表として必ず勝ちます」(※メッセージ読み上げ)

▼松本光史
「この対抗戦で、強い久米選手とやらせていただけるので、食って歴史に名を刻みたいです。トップとして負けられないのは変わりませんが、それだけではなく、修斗のファンを誇らしい気持ちにさせたいと思っています。
 賞金ですか? バイクが好きなので、ホンダのCRF250 RALLYを買いたいです」

▼久米鷹介
「松本選手は素晴らしい選手だと思っています。全力で、自分の全てをぶつけていかないと勝てないと思うので、集中して行きます。KOPとして、修斗という素晴らしい団体のチャンピオンとやらせていただける。トップの誇りを持ちながら、全力で倒したいです。
 賞金ですか。僕は、面白いことが言えなくて、真面目になっちゃうんですけど、いろんな人に支えていただいているので、そういう人たちにお返しをして行きたいです」

▼エルナニ・ペルペトゥオ
「ONE に出られて大変光栄です。相手をリスペクトしていますが、必ずKOを狙います」(※メッセージ読み上げ)

▼手塚裕之
「ブラジルの人がビデオでKOすると言っていましたが、俺もKOする気です。面白い試合になるんじゃないかなと思います。俺はパンクラスを代表して闘いますが、向こうは修斗を代表するっていう気持ちがあるか、よくわからない。こっちはパンクラスを背負います。
 賞金をいただいたら、アメリカに格闘技と筋肉留学! もっと強くなるよう自己投資します」

 ONE Championship日本支社の秦アンディ英之代表は「ONE Championshipは、実在するヒーローを輩出することが目的です。格闘技が盛り上がるためには、日本人選手の活躍が必要。日本を長年引っ張ってきた団体のガチンコ対決、ヒーローたちの姿を見ていただき、未来に向けて盛り上がって欲しいと思っています」と話した。
 ちなみに、CENTURYという大会副題は、100回記念ということと、100年後も続いているようにという願いが込められているという。秦氏は歴史に残る一大対抗戦にするべく、アピールした。

【閉会後、修斗選手コメント】
――今の心境を。
佐藤「本当に決まったんだ、やるんだなという感じです」
松本「まだ2ヶ月くらいありますけど、相手とも対面して、グッと緊張感が高まりました」
猿田「相手と初めて向かい合って、この選手とやるんだなとピリッとしました」

――佐藤選手、シウバはテイクダウンしてからの寝技が強いですが、どのように闘いますか。
佐藤「圧が強いんですよね。練習仲間が対戦していて、テイクダウンされてからすぐに極められてしまいました。彼も力が強いんですが、封じ込められました。とにかくパワー、圧が強いので、作戦を練って、勝てる方法を考えていこうと思っています。シウバ選手の強みに僕の強みをどうぶつけるかを考えれば、闘い方は決まってくると思います」

――松本選手は、相手にはどんな印象を持っていますか。
松本「久米選手との接点は、何年か前に練習したことがあります。組んだことがあって、気の優しいゴリラみたいに思ってたんですけど、今日、本物の手塚選手がいたので飛んでしまいました(笑)。久米選手は自分の型を持っていて、プラス、そこにはめ込む力があります。そこをどう攻略するかを見て欲しいです」

――猿田選手、北方選手は先日ベルトを巻いたばかりですが、試合はご覧になりましたか。
猿田「はい、テレビで見ました。連勝中で、すごい勢いがあって、本人も負けるイメージがないんじゃないかと思います。自分は、もらったオファーは断らないので、今回もすぐに返事しました。この試合は、またベルトを奪還するための試合の一つ。クリアしたいです」

――佐藤選手、猿田選手は既にONEで闘っていますが、そのことは何らかアドバンテージになると思いますか。
佐藤「思わないです。出たからといって強くなるわけではないので」
猿田「計量とか違いがあるので、1回目の計量では苦労しました。そこは多少、アドバンテージがあると思います」

――皆さんにお聞きします。皆さん、日本の格闘技の強さを見せたいとおっしゃっていますが、具体的にはどのようなものを見せたいと思っていますか。
佐藤「日本の格闘家は、世界で闘っていますが、現状、UFCやONEで勝ち続けることができていません。そんな中、日本の格闘技が強いこと、日本人選手の強さを見せたい。修斗が強い、日本が強いということを世界にアピールしたいです」
松本「アピールしたいというか、ここ最近、日本から世界に出た選手がなかなか勝ち続けられていません。この対抗戦を足がかりにして、レベルの高さを見せ、日本人でもできるというところを見せたいです」
猿田「僕は修斗のチャンピオンです。修斗のチャンピオンになればONEのチャンピオンにもなれる、そして、もう1回やれるというところを見せたいです」

【閉会後、パンクラス選手コメント】
――現在の心境はいかがですか。
手塚「相手が来てないから何とも言えないですけど、修斗の公式戦にも上がっていないような選手なので、本当に修斗を代表して来るのかなと。自分は徹底的に潰します。燃えています」
久米「実際に相手に会って、身が引き締まる思いです。モチベーションが上がりました」
北方「相手を前にして、気持ちが高ぶっています」
酒井代表「対抗戦が実現できたんだなと。ここまでの道のりは、すごく険しかったです。修斗とパンクラスは進んでいる道が違います。そこで、チャンピオン同士すぐにマッチメイクできるかと言ったらそうではない。よく組めたなと思います。日本の格闘技の歴史の中でもレベルの高い、歴史に残る試合になると思います」

――それぞれ、相手の直近の試合はご覧になっていますか?
北方「前回の試合だからということではなく、トータル的に心技体のバランスが取れていて、王者にふさわしい選手だと思います。でも、技術云々じゃなくて、ケンカは僕の方が強いなと。そういう泥くさいところを世界の舞台で見せられると思います。自分的にもいいテンポで試合ができているので、いい感じです」
久米「一緒に練習したのは、ライト級の選手が集まっての練習だったんですけど、その時から相手が強いのは知っています。だから、自分をできるだけ高めて行こうと思っています。小谷(直之)選手との試合(2019年3月)はしっかり見ていませんが、これまでも、結構苦しい部分から盛り返す気持ちの強さを持っている選手だと思っています。グラウンドも強いですし、強い選手と闘えることでモチベーションが上がっています。とにかく、僕は自分を高めていくだけです」
手塚「試合の動画を見ました。打撃が思い切りが良くて、しっかり柔術も使う選手だと思います。あと、身長が高いですね。183cmですか。でも、フィジカルは負けてないですし、日本はホームです。ホームで負けられません。必ず仕留めたいと思っています」

――両国国技館といえば、パンクラスは何度か大会を開催していますね。
酒井代表「そうですね。相性は絶対いいと思います」

――ついに2大団体の対抗戦が行われることについて。
酒井代表「DEEPとのとき(2014年12月)も、ある意味、決断を下したのですごく印象深いですね。パンクラスを背負っている重さはありますが、選手には自分のために闘ってもらいたいです。試合には必ず勝ち負けがありますけど、いい試合というのは勝ち負けだけじゃないですから。負けるにしても、どういう負け方をしたかが大事なんです。それぞれが超越した試合、全てがメインイベント級に試合になると思います。5年後、10年後にも語り継がれて行くような対抗戦になって欲しいですね」

――佐藤将光選手は、以前はパンクラスで闘っていた選手です。
酒井「はい。海外で応援したこともあります。今すごく伸びているので複雑な気持ちもありますが、パンクラスを経験して来た経験値は生かされていると思います。すごく楽しみな試合です」

(写真・文/佐佐木 澪)

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