【試合詳細】7・13 大仁田厚デビュー45周年記念興行新木場1stRING大会 大仁田厚&保坂秀樹&リッキー・フジvs橋本友彦&怨霊&レザーフェイス ミス・モンゴル&寧々∞D.a.ivs中野たむ&パンディータ&一ノ瀬恋凪

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大仁田厚興行『大仁田厚デビュー45周年記念大会』
日程:2019年7月13日(土) 
開始:18:15
会場:東京・新木場1st RING
観衆:400人(超満員札止め)

▼無刺鉄線電流爆破風バンクハウス風マッチ 無制限1本勝負
○江野澤USA和樹
7分8秒 反則勝ち(子どもの教育に悪い反則のため)
●太仁田ブ厚

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
超電戦士バトレンジャー/○HASEGAWA/雷電
15分48秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め
佐野直/●佐瀬昌宏/桜井匠

▼ママと女とオカマと動物大集合~一ノ瀬恋凪デビュー戦 ハンディキャップマッチ 45分1本勝負
○ミス・モンゴル/寧々∞D.a.i
13分21秒 セントーン→片エビ固め
中野たむ/●パンディータ/一ノ瀬恋凪

▼ワイルド・セブン追悼~大仁田厚デビュー45周年記念・いきなり電流爆破 ストリートファイトバンクハウス・エニウェア電流爆破バット6人タッグデスマッチ 無制限1本勝負
○大仁田厚/保坂秀樹/リッキー・フジ
15分4秒 バックドロップ→片エビ固め
橋本友彦/怨霊/●レザーフェイス

45周年を迎えた大仁田厚が両ヒザの人工関節置換手術明けで5カ月ぶりに復活しアイドルデビューを発表!たむvsモンゴルの“ブスVSカワイイ抗争”が復活もモンゴルが圧勝!

オープニング


 スターダム★アイドルズの中野たむ、上谷沙弥、星野まなね、本日は晴天なり(補欠から正規メンバーに昇格)、同2期生の一ノ瀬恋凪(れな)、暁空来(そら)の5人がリングに上がり、デビュー曲「Like a FIRE!!」を熱唱。スターダム7・24後楽園で、2ndシングル「恋の3Wayバトル」を初披露することを発表。また、8月16日、東京・としまえんでの「ジャックダニエルビアガーデン」に出演し、大仁田厚がアイドルデビューすることも併せて発表された。

第1試合


 両者はクッション製のイスで殴打合戦。リングに張られた無刺鉄線に同体で突っ込み、客席でクラッカーが鳴る。太仁田がバズーカを発射すると、レフェリーが「子どもの教育に悪い反則」と判断し、太仁田の反則負けを宣した。

第2試合


 6者入り乱れた一進一退の攻防となったが、HASEGAWAが佐瀬を捕獲。垂直落下ブレーンバスターを見舞うと、バトレンジャーがファルコンアロー。続けて、HASEGAWAがダイビングフットスタンプを決めて3カウントを奪った。

第3試合


 一昨年、“ブスVSカワイイ抗争”を繰り広げたモンゴルと中野が2年ぶりに対戦。序盤はデビュー戦の一ノ瀬がモンゴルに捕まり、なす術なし。交代した中野はモンゴルと激しい攻防を展開。しかし、パンディータに代わると、モンゴルが猛攻。急所蹴りからラリアット、セントーンをたたき込んで、完全無欠のフォールを奪った。

「今日私には2つあった。モンゴルさんと決着ついて2年ぶりの対戦。れなちょ(一ノ瀬)のデビュー戦をサポートするという。この2つはリンクしてる。モンゴルさんと戦って悔しい思いがあったから今の私がある。私が歩んだ道は間違ってないし、れなちょにも味わってほしかった。酷かもしれないけど。(一ノ瀬に)がんばれよ!」(中野)
「本当に厳しい世界。何もできなかった。これからスターダム★アイドルズとして、いろんなとこで戦いたいし、プロレスにも挑戦したい。強くなって、全然違う、一皮むけたれなちょを見せたい。悔しいけど、楽しかった部分もある。いろんなことすべてにがんばっていきたい」(一ノ瀬)

ワイルド・セブンさん追悼セレモニー


 5月5日にがんのため、死去したワイルド・セブンさんの長男・駿さん(24)がセブンさんの写真を持ってリングに上がり、大仁田、保坂、リッキーが整列して、追悼の10カウントゴングが鳴らされた。

第4試合


 ワイルド・セブンさんの追悼セレモニー後、いきなり試合に突入。大仁田は開始早々、巨漢の橋本をブレーンバスターで投げ捨てるなど、好調な滑り出し。怨霊には、自身の代名詞でもある机上パイルドライバーを見舞って復活をアピールした。

しかし、橋本が大仁田を有刺鉄線ボードに突っ込ませ、会場外の駐車場に連れて行くと、電流爆破バットで一撃された。リングに戻ると、3人がかりでウイークポイントのヒザを攻め立てられた。

窮地に陥った大仁田だが、橋本に赤い毒霧を噴射し形勢逆転。大仁田はレザーを駐車場に連行し、電流爆破バットで一撃。青息吐息のレザーをリングに引き戻し、イス、テーブルの破片で殴打。そして3発目のバックドロップで、3カウントを奪取(15分4秒、片エビ固め)。5カ月ぶりの復帰戦と45周年を自らの白星で飾った。

 試合後、マイクを持った大仁田は「いつまでもオレのことを信じてくれてありがとよ。オレのことを信じてると、『バカヤロー』とか言われるだろうよ。だけど1回の人生じゃないか。自分がやりたいことをしたいときにやって何が悪いんじゃ。オマエらがいるかぎり、大仁田厚は絶対に死なん。5カ月苦しかったけど、リングに帰ってきて本当によかった!」と絶叫。

 そして、大仁田はこの日、セレモニーのため、来場していたセブンさんの長男・駿さん(24)を招き入れ、「セブンに別れを言いたい。リングがオレたちの別れであり、出会いであり。セブンに言っとけ、『今までありがとよ』って」と叫び、駿さんとガッチリ握手を交わした。

 バックステージに戻った大仁田は「こうやってオレを好きでいてくれるファンがいる。その人たちに、いつか答を出さなきゃいけない。答がどういうものかはわからないけど。(自主興行は)あまり考えていないけど、需要と供給だから。お客さんが入らないと。ただ新日本ばかり独走させてたら、新日本一色になる。インディーもがんばらないと。ボランティアレスラーだけど、今日は交通費とメシ代くらいのギャラはもらいます。グッズ売上は懐に入れます(笑)。復帰を決めた以上、ヒザが痛いのは仕方ない。ここまで来たらとことんやる」とコメント。

 今大会は、前売券を発売開始して早々にチケットは完売。1枚の当時券も出すことができず、超満員札止め400人(主催者発表)の観衆が集まる大盛況。両ヒザにメスを入れた大仁田だが、まだまだ健在のようだ。

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